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1章-出会う
5話-相手を
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「この森を抜けた先にぼくの家があります」
「転移魔法は使わないのか?」
「ええ、ぼく普通に歩くのが好きなんです。勿論時と場合で使わざるを得ない場合は使いますが、自然の中を歩くってなんか良い感じじゃないすか」
「ふーん。・・・・・・じゃ、俺も歩こっと」
意外と見落としがちな変化にも気付けたり、魔法が使えない民と少しでも共感できる部分が多い方が嬉しい。
「優しい騎士さまじゃん」
「いえ、こんな泣き虫だれも必要としてませんよ。胸を張って最前線に立つ、強くてカッコいい騎士こそふさわしい。なんでぼくがこの地位にいるのか不思議です」
「・・・・・・」
「あ、見えてきました!」
時は昼下がり。遅めのお昼ごはんってところか。
「ラシス!パイロ!ただいま!」
ドアを開けて二人を呼ぶと、奥からラシスがヒョコッと出てきた。
「おかえりなさい!レオナ様!・・・・・・そちらの方は?」
後ろにいるスフェナが「どーも」と軽くお辞儀。
「こちら、旅人のスフェナ=アルジャンさん。湖の調査の手助けをしてくれたんだ。お礼に家に泊めてあげることになったんだけど、」
「まあ!お客様ですね!丁重におもてなし致します」
ラシスは初めてのお客にワクワクしているようだ。
「いえ、しがない旅人です。泊めていただくだけでありがたいので、どうか楽に接してください」
にこりと笑うスフェナ。
「あっ、ところでパイロは?ちょっと頼みたいことが・・・・・・」
「パイロなら街で実験材料を買いに行きました!一日帰って来ないのではと思います」
「そうか・・・・・・」
あのただの石を調べてもらおうと思ったんだが、あいにく休日を満喫しているようだ。
「ま、ゆっくりしていって下さい」
「フフ、ありがとう」
このあとは三人で遅めのお昼ごはん。
スフェナはナイフとフォークではなく、二本の棒を使って器用に食べた。なんでも、母の生まれ故郷の文化だそう。
食べたあとはレオナの部屋でスフェナの旅の話を日が暮れるまで聞いた。特に彼の従者の話は驚きで、聞いているとまさに忠犬のような立ち振舞い。スフェナ自身は「側にいてくれるだけうれしい」とこぼしていた。
狂暴な魔物に立ち向かい、国を守ったこと。そんな彼を慕って付いてきてくれる者がいること。
「すごいなぁ・・・・・・ぼくよりよっぽど騎士に向いてるよ。いつも泣いてばかり、側近の二人に背中を押されてようやく立てる。こんなんじゃ、民にどう思われてるか」
へへっと申し訳なさそうに笑いながら、いつもの弱音を吐く。
「・・・・・・『相手にどう思われるかじゃなく、相手をどう想うか』」
スフェナがそんなレオナに告げた。
「・・・・・・え?」
「フフ、受け売りだけどね。強い勇者なんて星の数ほどいる。でも、君のように優しい勇者はそういないよ。それに、確かに君は泣き虫だ。でも弱虫じゃない。泣きながらでも立ち向かえる勇敢な勇者だ。あの二人も、そんな君を信じて付いてきてくれているんだろう?弱音を吐いたらそんな二人を侮辱していることになる。守ると決めた者をどう想うか。これが一番大切だ」
「!」
スフェナは今までに無い優しい顔で語った。
「・・・・・・そろそろ時間だ。俺の従者が迎えに来た」
「え?」
コンコン、と部屋の扉が鳴る。
「レオナ様、スフェナさんのお仲間と言う方が玄関に・・・・・・」
ラシスの声だ。
えっ、スフェナさんのお仲間?
「ああ、ありがとう。今行くよ」
「えっちょっと、泊まっていかないの?」
あまりに必死なレオナにキョトンとするスフェナ。
「フフ、あまり従者を怒らせたら国が滅ぶ」
そう言って、部屋を出ていった。レオナは慌てて後を追う。
玄関の扉を開けると、赤髪の褐色肌の男が立っていた。
「スフェナ様、迎えに来ました」
「良く分かったな、流石だ・・・・・・じゃ、世話になった」
トントン拍子で事が進む。
「えっ、ちょ、この人は・・・・・・どうしてここが・・・・・・帰っちゃうの?・・・・・・ん?」
混乱するレオナ。
「フフ、君はおもしろいね。今度会う時はスフェナって呼んでよ。友だちだ、レオナ」
初めて会った時のように右手を出すスフェナ。
ああ、お別れだ。
「・・・・・・うん、色々聞かせてくれてありがとう。また会おう」
レオナはスフェナとその従者の姿が見えなくなるまで見送った。
「あれ、ぼくが勇者だって言ったっけ」
○
森を歩くスフェナ一行。
呆れた口調でスフェナの従者が口を開いた。
「ったく、勇者の家に泊まろうとする魔王が何処にいるんですか」
「フフ、まあちょっとした暇潰しさ。それに、擬態は完璧だったはずだろ?」
「ええ、おかげで探し出すのに時間がかかりましたよ」
スフェナの髪色がみるみる変わっていく。艶やかな黒髪から、妖艶な銀髪へ。
「ま、回収したかったものはここにあるし、良しとしてくれよ?」
「何ですか?それ」
スフェナの手にはレオナが持っていたはずの例の石が。
「ただの石に見える、だってさ」
「ただの石じゃないですか」
「まあ見ててよ」
スフェナが魔力を込めた手で軽く握る。すると、石の表面にヒビが入り、剥がれ落ちた。
「これは竜の卵さ」
「新しい従者ってトカゲですか?」
「だから竜だって!魔王に竜がいたら鬼に金棒だろ?」
「俺達じゃ満足していないのですね?」
「ヤナ言い方ぁ・・・・・・」
彼はこの世に十体いる魔王のうちの一人、スフェナ=ユノキ=アルジャンである。
「転移魔法は使わないのか?」
「ええ、ぼく普通に歩くのが好きなんです。勿論時と場合で使わざるを得ない場合は使いますが、自然の中を歩くってなんか良い感じじゃないすか」
「ふーん。・・・・・・じゃ、俺も歩こっと」
意外と見落としがちな変化にも気付けたり、魔法が使えない民と少しでも共感できる部分が多い方が嬉しい。
「優しい騎士さまじゃん」
「いえ、こんな泣き虫だれも必要としてませんよ。胸を張って最前線に立つ、強くてカッコいい騎士こそふさわしい。なんでぼくがこの地位にいるのか不思議です」
「・・・・・・」
「あ、見えてきました!」
時は昼下がり。遅めのお昼ごはんってところか。
「ラシス!パイロ!ただいま!」
ドアを開けて二人を呼ぶと、奥からラシスがヒョコッと出てきた。
「おかえりなさい!レオナ様!・・・・・・そちらの方は?」
後ろにいるスフェナが「どーも」と軽くお辞儀。
「こちら、旅人のスフェナ=アルジャンさん。湖の調査の手助けをしてくれたんだ。お礼に家に泊めてあげることになったんだけど、」
「まあ!お客様ですね!丁重におもてなし致します」
ラシスは初めてのお客にワクワクしているようだ。
「いえ、しがない旅人です。泊めていただくだけでありがたいので、どうか楽に接してください」
にこりと笑うスフェナ。
「あっ、ところでパイロは?ちょっと頼みたいことが・・・・・・」
「パイロなら街で実験材料を買いに行きました!一日帰って来ないのではと思います」
「そうか・・・・・・」
あのただの石を調べてもらおうと思ったんだが、あいにく休日を満喫しているようだ。
「ま、ゆっくりしていって下さい」
「フフ、ありがとう」
このあとは三人で遅めのお昼ごはん。
スフェナはナイフとフォークではなく、二本の棒を使って器用に食べた。なんでも、母の生まれ故郷の文化だそう。
食べたあとはレオナの部屋でスフェナの旅の話を日が暮れるまで聞いた。特に彼の従者の話は驚きで、聞いているとまさに忠犬のような立ち振舞い。スフェナ自身は「側にいてくれるだけうれしい」とこぼしていた。
狂暴な魔物に立ち向かい、国を守ったこと。そんな彼を慕って付いてきてくれる者がいること。
「すごいなぁ・・・・・・ぼくよりよっぽど騎士に向いてるよ。いつも泣いてばかり、側近の二人に背中を押されてようやく立てる。こんなんじゃ、民にどう思われてるか」
へへっと申し訳なさそうに笑いながら、いつもの弱音を吐く。
「・・・・・・『相手にどう思われるかじゃなく、相手をどう想うか』」
スフェナがそんなレオナに告げた。
「・・・・・・え?」
「フフ、受け売りだけどね。強い勇者なんて星の数ほどいる。でも、君のように優しい勇者はそういないよ。それに、確かに君は泣き虫だ。でも弱虫じゃない。泣きながらでも立ち向かえる勇敢な勇者だ。あの二人も、そんな君を信じて付いてきてくれているんだろう?弱音を吐いたらそんな二人を侮辱していることになる。守ると決めた者をどう想うか。これが一番大切だ」
「!」
スフェナは今までに無い優しい顔で語った。
「・・・・・・そろそろ時間だ。俺の従者が迎えに来た」
「え?」
コンコン、と部屋の扉が鳴る。
「レオナ様、スフェナさんのお仲間と言う方が玄関に・・・・・・」
ラシスの声だ。
えっ、スフェナさんのお仲間?
「ああ、ありがとう。今行くよ」
「えっちょっと、泊まっていかないの?」
あまりに必死なレオナにキョトンとするスフェナ。
「フフ、あまり従者を怒らせたら国が滅ぶ」
そう言って、部屋を出ていった。レオナは慌てて後を追う。
玄関の扉を開けると、赤髪の褐色肌の男が立っていた。
「スフェナ様、迎えに来ました」
「良く分かったな、流石だ・・・・・・じゃ、世話になった」
トントン拍子で事が進む。
「えっ、ちょ、この人は・・・・・・どうしてここが・・・・・・帰っちゃうの?・・・・・・ん?」
混乱するレオナ。
「フフ、君はおもしろいね。今度会う時はスフェナって呼んでよ。友だちだ、レオナ」
初めて会った時のように右手を出すスフェナ。
ああ、お別れだ。
「・・・・・・うん、色々聞かせてくれてありがとう。また会おう」
レオナはスフェナとその従者の姿が見えなくなるまで見送った。
「あれ、ぼくが勇者だって言ったっけ」
○
森を歩くスフェナ一行。
呆れた口調でスフェナの従者が口を開いた。
「ったく、勇者の家に泊まろうとする魔王が何処にいるんですか」
「フフ、まあちょっとした暇潰しさ。それに、擬態は完璧だったはずだろ?」
「ええ、おかげで探し出すのに時間がかかりましたよ」
スフェナの髪色がみるみる変わっていく。艶やかな黒髪から、妖艶な銀髪へ。
「ま、回収したかったものはここにあるし、良しとしてくれよ?」
「何ですか?それ」
スフェナの手にはレオナが持っていたはずの例の石が。
「ただの石に見える、だってさ」
「ただの石じゃないですか」
「まあ見ててよ」
スフェナが魔力を込めた手で軽く握る。すると、石の表面にヒビが入り、剥がれ落ちた。
「これは竜の卵さ」
「新しい従者ってトカゲですか?」
「だから竜だって!魔王に竜がいたら鬼に金棒だろ?」
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