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番外編
フォリア・エヴィル(本編30~36話)7
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フォリアは今、羨ましいと言う想いと、素晴らしく可愛いという想いに揺れていた。
「モチニャー、モチ~」
「プニプニしてて気持ち~」
(く……ミズキ様の膝の上を、占領し、あまつさえ視線を独り占めするなど……っ。羨ましいことこの上ないな?退けたい。いやしかし、この組み合わせは、素晴らしく可愛くもある。……いやしかし……っ)
そんな葛藤を心の中でしながら、じーっとモチネコを見ていたら、目が合ってドヤ顔(フォリアの目の錯覚)をされたので、ちょっとイラッとした。
このモチネコとの出会いは、少し前に遡る。
第三騎士団、もとい、シリウスからの依頼だ。簡単に言えば、子爵邸から出てきた呪いの品々を浄化できるならしてもらえないだろうか、というものである。当然、女神は行くと言ったため、フォリアもついていった。そこで、フォリアは自分が見える人にカテゴライズされていることに気がついた。まあ、呪いが強めの物だけ、と、少し中途半端だが。
(情けなくも動揺したし、不安も恐怖も抱きはしたが、ミズキ様と同じ物が見られるようになったのは嬉しくもある。なにより、ミズキ様との距離が……)
距離が近かった。落ち着かせるためだろう背中に手を当てられ、下から顔をのぞき込まれただけで何もかもが飛んだが。だって上目遣いは最高にいいアングル。身長差が四十センチほどあるので当然。しかも至近距離(二回目)。まあ、すぐに邪魔されたが。
メイズ・ライナー、貴様はあとで子爵邸裏だ。
不穏な気配を察知したメイズは、すぐさま逃げ出した!
それはさて置き。呪いの品は思っていた以上にあり、全て解呪するのに三日かかった。その最終日である。女神が全ての呪いの品を解呪し終え、部屋を出て廊下を歩いていればにわかに邸内がドタバタと騒がしくなった。
――――そっち行ったぞ!だーっ!すばしっこいなこいつ!
声だけで、すばしっこい何かに翻弄されているのがわかる。もっと聞いてみようと、フォリアは耳を澄ました。
――――モチニャッ!モチーッ!
その鳴き声には、フォリアは聞き覚えがある。真っ白のモチモチプニプニなスライムボディの妖精族、ケット・シーのモチネコだ。人前に滅多に現われないが、何故か以前、フォリアの家にモチネコが三日ほど居着いたことがあった。猫らしく気まぐれな性質なので、恐らくそれだろうとなったが。女神にそれを伝えれば、目を輝かして可愛い、と言う。そんな女神が可愛い。
話しながら歩き、階段にさしかかろうと言うときに、それはあろうことか女神に飛び込んできた。
「モチニャ!」
「!?」
受け止めたのはいいが、勢いがあったため倒れそうになった女神の背を咄嗟に支える。女神の腕の中にいるのは、やはりモチネコだった。追いかけてきた騎士団の団員たちによれば、子爵の執務室にあった隠し部屋で、捕らわれていたらしい。女神の腕に落ち着いたようで、そのまま大人しくなった。こうなると離れないと知っているので、こちらで引き受けると言って団員たちを追い払った。女神をちゃんと立たせてやり、そのまま背後からモチネコをのぞき込む。
「え~……超かわいい」
「あざといですね」
顔を上げたモチネコは、フォリアにはなんとなく甘えた表情に見えた。ふいにモチネコはフォリアを見て、ぴんっ、と耳と尻尾を立てピシッ、と短い前足でフォリアを指す。鳴くのはわかるが何を言っているのかさっぱりで首をかしげれば、女神が見たことあると言っているのではないかと言う。そうなのかとモチネコを見れば、首を縦に振っていた。フォリアの家に居着いていたモチネコらしかった。
(こんな偶然あるのだな。……しかし、ミズキ様は嫌がらないのか?支えた延長で腰を抱いているのだが……)
女神と密着している。まあ、この様子だと自覚はしていないらしいが、恐らく端から見ればイチャついているようにしか見えないだろう。フォリアとしてはそれで全然、ぜんっぜん、構わない。むしろこのままでいたい。が、またしても邪魔が入り、渋々と自然を装って離れた。まあ、それがモチネコとの出会いだったわけだが。
今は王宮に戻る馬車に揺られている。そこで冒頭に戻るわけだ。
(俺とて、俺とて蛇化すればな……っ。いや、だが、ミズキ様は危険なのだ。俺が危ない。蛇になれば愛でられる自信しかないが、俺の理性が保つかどうかと言われれば……悩ましい)
そんなことで悩むな、やめろ、という突っ込みが入りそうな、ちょっとヤバい悩みを抱えるフォリアを乗せながら、馬車は王宮へと戻った。
王宮のエントランスホールばったり、と鉢合わせしたのはロキたちで。シリウスやリカルドや聖女とそうそうたるメンバーが揃っている。ロキが旅に出るというので見送りするらしい。それなら、と女神も見送りに参加。フォリアとセイランが玄関の扉を開け、全員出るまで扉を支える。全員出たところで、ロキが女神を見、そしてフォリアを見た。嫌な予感を感じたフォリアは、さっ、と女神を己の背後に庇う。
「フッ。女神の従者は、よく勘が働く」
「渡しませんよ」
「はっはっはっ。そう怒るな。ただ、女神が俺のタイプだっただけだ。連れて行こうとは思っておらん」
「なっ……」
(なん、だと……!?ミズキ様がタイプ!?ふざけたことを抜かさないでもらおうか……!俺のっ、……俺の、主君はっ、誰にも渡さないっ)
怒りのボルテージが上がるのと比例し、うっすらと肌に鱗が浮き上がってきた。無意識にも、剣の柄に手をかける。が、女神の行動によって、フォリアの怒りは瞬時に鎮火された。
「こらこら、フォリア、だめだよ」
「っ、み、ミズキ様!ですがっ」
「力を抜こうね~」
「モチニャ~」
抜刀せんと柄にかけているフォリアの手の上から、女神の手が抑えるように握り込まれる。
(ち、力が強いとかそういうことは今どうでもよくっ!み、密着……、密着、していますがっ?背中に、むにゅっと柔らかい物があたって……こ、れは、もしや……気づいておられますかっミズキ様!)
女神の手は力強いけれど、振り払えなくもない。だが、振り払いたくないと思うフォリアである。そんなことよりももっと重要なことだ。胸が!女神の胸が、フォリアの背中に押しつけられているっ。力を抜くどころか余計に力が入り、ぴしり、と固まってしまった。
(は、離れた方がいいのだろうが、離れがたい……っ。やわら……いや、駄目だ駄目だっ。考えてはいけない落ち着けっ)
「あ~、女神よ。それだと、いつまでたっても力が抜けぬのではないか」
女神は己の体勢に気づいたのだろう、ぱっ、と離れてくれた。このときばかりは、ロキに感謝したフォリアである。
「わ、ごめんフォリア~」
「い、いえ、その……だ、いじょうぶ、です……はい」
フォリアと女神、二人して照れている様子に、周囲は生暖かい眼差しを注いでいた。
(ロキ様に感謝申し上げるのは癪だから口にはしないが!胸は駄目だ胸は。意外とおおき―――。自分から仕掛けるのはいいが、不意打ちは駄目だな……。しかし、それでも離れられると、いささか残念に思う)
「まあ、なんだ。タイプとは言ったが好きになったわけではないからな。本気にするな、従者よ」
「っ、も、申し訳ありません」
「よいよい。面白いものが見られた。――――さて、俺はもう行く。ここまででよいぞ」
剣を抜刀しそうになったそれには、フォリアは素直に謝罪を口にした。そう言うやいなや、ロキは背中から翼を生やし飛び上がる。何十年後かにまた来る、といい、ロキは北の方へと飛んで行った。
(ミズキ様にちょっかいをかけないというなら、歓迎してもいいが……。まあ、あの言葉も嘘ではないし、次あったときだな)
なんとも上から目線のフォリアであった。
「モチニャー、モチ~」
「プニプニしてて気持ち~」
(く……ミズキ様の膝の上を、占領し、あまつさえ視線を独り占めするなど……っ。羨ましいことこの上ないな?退けたい。いやしかし、この組み合わせは、素晴らしく可愛くもある。……いやしかし……っ)
そんな葛藤を心の中でしながら、じーっとモチネコを見ていたら、目が合ってドヤ顔(フォリアの目の錯覚)をされたので、ちょっとイラッとした。
このモチネコとの出会いは、少し前に遡る。
第三騎士団、もとい、シリウスからの依頼だ。簡単に言えば、子爵邸から出てきた呪いの品々を浄化できるならしてもらえないだろうか、というものである。当然、女神は行くと言ったため、フォリアもついていった。そこで、フォリアは自分が見える人にカテゴライズされていることに気がついた。まあ、呪いが強めの物だけ、と、少し中途半端だが。
(情けなくも動揺したし、不安も恐怖も抱きはしたが、ミズキ様と同じ物が見られるようになったのは嬉しくもある。なにより、ミズキ様との距離が……)
距離が近かった。落ち着かせるためだろう背中に手を当てられ、下から顔をのぞき込まれただけで何もかもが飛んだが。だって上目遣いは最高にいいアングル。身長差が四十センチほどあるので当然。しかも至近距離(二回目)。まあ、すぐに邪魔されたが。
メイズ・ライナー、貴様はあとで子爵邸裏だ。
不穏な気配を察知したメイズは、すぐさま逃げ出した!
それはさて置き。呪いの品は思っていた以上にあり、全て解呪するのに三日かかった。その最終日である。女神が全ての呪いの品を解呪し終え、部屋を出て廊下を歩いていればにわかに邸内がドタバタと騒がしくなった。
――――そっち行ったぞ!だーっ!すばしっこいなこいつ!
声だけで、すばしっこい何かに翻弄されているのがわかる。もっと聞いてみようと、フォリアは耳を澄ました。
――――モチニャッ!モチーッ!
その鳴き声には、フォリアは聞き覚えがある。真っ白のモチモチプニプニなスライムボディの妖精族、ケット・シーのモチネコだ。人前に滅多に現われないが、何故か以前、フォリアの家にモチネコが三日ほど居着いたことがあった。猫らしく気まぐれな性質なので、恐らくそれだろうとなったが。女神にそれを伝えれば、目を輝かして可愛い、と言う。そんな女神が可愛い。
話しながら歩き、階段にさしかかろうと言うときに、それはあろうことか女神に飛び込んできた。
「モチニャ!」
「!?」
受け止めたのはいいが、勢いがあったため倒れそうになった女神の背を咄嗟に支える。女神の腕の中にいるのは、やはりモチネコだった。追いかけてきた騎士団の団員たちによれば、子爵の執務室にあった隠し部屋で、捕らわれていたらしい。女神の腕に落ち着いたようで、そのまま大人しくなった。こうなると離れないと知っているので、こちらで引き受けると言って団員たちを追い払った。女神をちゃんと立たせてやり、そのまま背後からモチネコをのぞき込む。
「え~……超かわいい」
「あざといですね」
顔を上げたモチネコは、フォリアにはなんとなく甘えた表情に見えた。ふいにモチネコはフォリアを見て、ぴんっ、と耳と尻尾を立てピシッ、と短い前足でフォリアを指す。鳴くのはわかるが何を言っているのかさっぱりで首をかしげれば、女神が見たことあると言っているのではないかと言う。そうなのかとモチネコを見れば、首を縦に振っていた。フォリアの家に居着いていたモチネコらしかった。
(こんな偶然あるのだな。……しかし、ミズキ様は嫌がらないのか?支えた延長で腰を抱いているのだが……)
女神と密着している。まあ、この様子だと自覚はしていないらしいが、恐らく端から見ればイチャついているようにしか見えないだろう。フォリアとしてはそれで全然、ぜんっぜん、構わない。むしろこのままでいたい。が、またしても邪魔が入り、渋々と自然を装って離れた。まあ、それがモチネコとの出会いだったわけだが。
今は王宮に戻る馬車に揺られている。そこで冒頭に戻るわけだ。
(俺とて、俺とて蛇化すればな……っ。いや、だが、ミズキ様は危険なのだ。俺が危ない。蛇になれば愛でられる自信しかないが、俺の理性が保つかどうかと言われれば……悩ましい)
そんなことで悩むな、やめろ、という突っ込みが入りそうな、ちょっとヤバい悩みを抱えるフォリアを乗せながら、馬車は王宮へと戻った。
王宮のエントランスホールばったり、と鉢合わせしたのはロキたちで。シリウスやリカルドや聖女とそうそうたるメンバーが揃っている。ロキが旅に出るというので見送りするらしい。それなら、と女神も見送りに参加。フォリアとセイランが玄関の扉を開け、全員出るまで扉を支える。全員出たところで、ロキが女神を見、そしてフォリアを見た。嫌な予感を感じたフォリアは、さっ、と女神を己の背後に庇う。
「フッ。女神の従者は、よく勘が働く」
「渡しませんよ」
「はっはっはっ。そう怒るな。ただ、女神が俺のタイプだっただけだ。連れて行こうとは思っておらん」
「なっ……」
(なん、だと……!?ミズキ様がタイプ!?ふざけたことを抜かさないでもらおうか……!俺のっ、……俺の、主君はっ、誰にも渡さないっ)
怒りのボルテージが上がるのと比例し、うっすらと肌に鱗が浮き上がってきた。無意識にも、剣の柄に手をかける。が、女神の行動によって、フォリアの怒りは瞬時に鎮火された。
「こらこら、フォリア、だめだよ」
「っ、み、ミズキ様!ですがっ」
「力を抜こうね~」
「モチニャ~」
抜刀せんと柄にかけているフォリアの手の上から、女神の手が抑えるように握り込まれる。
(ち、力が強いとかそういうことは今どうでもよくっ!み、密着……、密着、していますがっ?背中に、むにゅっと柔らかい物があたって……こ、れは、もしや……気づいておられますかっミズキ様!)
女神の手は力強いけれど、振り払えなくもない。だが、振り払いたくないと思うフォリアである。そんなことよりももっと重要なことだ。胸が!女神の胸が、フォリアの背中に押しつけられているっ。力を抜くどころか余計に力が入り、ぴしり、と固まってしまった。
(は、離れた方がいいのだろうが、離れがたい……っ。やわら……いや、駄目だ駄目だっ。考えてはいけない落ち着けっ)
「あ~、女神よ。それだと、いつまでたっても力が抜けぬのではないか」
女神は己の体勢に気づいたのだろう、ぱっ、と離れてくれた。このときばかりは、ロキに感謝したフォリアである。
「わ、ごめんフォリア~」
「い、いえ、その……だ、いじょうぶ、です……はい」
フォリアと女神、二人して照れている様子に、周囲は生暖かい眼差しを注いでいた。
(ロキ様に感謝申し上げるのは癪だから口にはしないが!胸は駄目だ胸は。意外とおおき―――。自分から仕掛けるのはいいが、不意打ちは駄目だな……。しかし、それでも離れられると、いささか残念に思う)
「まあ、なんだ。タイプとは言ったが好きになったわけではないからな。本気にするな、従者よ」
「っ、も、申し訳ありません」
「よいよい。面白いものが見られた。――――さて、俺はもう行く。ここまででよいぞ」
剣を抜刀しそうになったそれには、フォリアは素直に謝罪を口にした。そう言うやいなや、ロキは背中から翼を生やし飛び上がる。何十年後かにまた来る、といい、ロキは北の方へと飛んで行った。
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