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11章 夏の海ではしゃいじゃお
434.いい報酬だよね?
攻撃を避ける必要はなく、ひたすらスキルを放つ。それって、なんて──
「爽っ快!」
嵐蹴りスキルを叩き込み、灰色の水飛沫を浴びながらイェーイと両手を上げる。
僕はバトルジャンキーじゃなかったはずだけど、そういう人たちの気持ちがちょっとわかったよ。戦うのって気持ちがいいね!
ルンルンと弾む心のままに、風魔法を放とうとしたところでアナウンスが聞こえてきた。
〈玻璃牢が修復されます〉
え? もう十分経っちゃった? まだまだやれるのにぃ……。
僕がしょんぼりとしていると、地面に散らばっていた透明な欠片が次々に浮かび上がり、あっという間に牢が作られる。
上まで大きく伸びていた凶水霊がどんどんと縮み、その牢に囚われた。凶水霊は牢の中で蹲り、ピクリともしない。
〈〈あるプレイヤーが初めて、海中窟ダンジョン一階層ボスとのバトルをクリアしました〉〉
〈ワールドミッション【海中窟ダンジョン一階層攻略】をクリアしました。報酬としてスキル【水罠】を習得しました〉
——————
スキル【水罠】
接近してきた敵に使うと、水の縄で拘束して動きを十秒間止めることができる
クールタイム:三分
——————
ワールドアナウンス&ワールドミッションクリア報酬獲得だー。
……なんか、ワールドアナウンスに驚かなくなってきたな。
水罠は、敵の攻撃を回避しそこないそうな時に使うと効果的。
もう羽飛魚の毒攻撃を食らわずに済むようになるかも!
〈玻璃牢が修復されました〉
〈ミッション【凶水霊を攻撃しよう】をクリアしました。クリア評価は『SS』です〉
〈ミッションクリア報酬として、称号【鮮烈なるバーサーカー】、アイテム【水晶牢】【灰色の心臓】と【水霊魂】✕5が贈られます〉
——————
称号【鮮烈なるバーサーカー】
一切ダメージを受けずに凶水霊を攻撃し、最高評価(SS)でミッションをクリアした者に贈られる称号
自分よりレベルが高い敵を攻撃する際に、物理・魔力攻撃力が10%上がる
【水晶牢】レア度☆☆☆☆☆
透き通った水晶でできた牢屋
敵に使うと五分間動きを封じることができる
【灰色の心臓】レア度☆☆☆☆
デビル系モンスターの核だった石の残骸
機械作製の際に心臓として使用できる
【水霊魂】レア度☆☆☆
水霊の核だった雫型結晶
精霊が好む魔力を含んでいる
——————
称号もらっちゃった。でも、バーサーカーって……
「否定できない戦い方だったけど、ちょっぴり心外!」
僕、ほのぼのスローライフなプレイヤーだよ? バーサーカーって言われちゃうのは、違う気がするぅ……。
まぁ、称号効果がいいから、拒否はしないけどね。そもそも称号の受け取り拒否システムはないし。
「目的の水霊魂もゲットできたし、成果は上々だよね」
水晶牢は強敵と遭遇しちゃった時に、逃げる時間を稼ぐのに使えそうだな。僕はまだそういう機会はないけど、いつかあるかもしれないし、大事にとっておこう。
それと、なんか不思議なアイテムもゲットしてた。
灰色の心臓? 機械仕掛けの心臓とは違うのかな?
説明にある、機械ってなんぞや? 錬金術で作れる?
いろいろ疑問があるけど、あとでレシピを検索してみよう。
今は上に戻らないと。
「って、塞がってきてる!?」
防衛兵の砲撃で開けられた穴を見上げたら、それがちょっとずつ修復されて狭くなっているのが見えた。
僕がいる場所も、どんどん壁が迫ってきてる!
「早く逃げなきゃ潰されちゃうぅうう! ──【飛翔】!」
慌ててスキルを使って飛び、上を目指す。
その間も壁が迫ってくるし、想像以上に地上が遠いし、ハラハラしちゃう。
「うりゃぁああっ」
最終的に、僕一人分くらいの穴にまで狭まったところで、ギリギリ地上に脱出できた。
ボス戦は楽できたけど、その後の罠がひどくない!? 死に戻りさせる気だったとしか思えないよ!
穴から出たところで地面に倒れ込み、「ふへー……」とだらけていたら、ガシッと頭を掴まれた。
痛くない。でも、地味に圧迫感を感じるぅ。
「……よぉ、モモ。またとんでもないことしてたっぽいな?」
イイ笑顔のルトが逆さまに見えた。
ルトの手がムニムニと僕の頭を揉んでる。僕のプリティな顔が変形しちゃうよ。
「テヘペロ」
とりあえず笑ってみたら、ルトがストンと表情を落っことして半眼になった。あからさまに怒ってるよりこわーい。
ルトの横にリリがしゃがみ、ニコニコと僕の顔を覗き込んでくる。
「こう見えて、ルトはモモのことすっごく心配してたんだよ? まぁ、モモなら大丈夫だろうなぁとは思ってたけど」
ふふ、と微笑みながらリリが僕にデコピンした。痛くない。でも、ちょっぴり反省。
「心配かけちゃってごめんね?」
「わかってくれたならいいの。でも、私たちはパーティを組んでるんだから、報連相は大事! 覚えておいてね」
ピンと人差し指を立てて念を押すリリに、僕は大人しく頷いた。
ルトが僕の頭を解放してくれてたからちゃんと動かせる。
いくら好奇心が湧いたからって、何も言わずに防衛兵の中に突入したのはよくないことだったよねぇ。せめてチャットで報告とかすればよかった。
普段ソロで動いてるから、つい忘れちゃうんだよ。これから気をつけよう。
「……ま、モモのおかげでボス戦で最高評価をとれたっぽいし、ありがとな」
ルトが僕を抱き起こして立たせてくれた。
こういう時に不機嫌を長引かせないルトって、結構器が大きいよね。そういうとこ好き!
「ううん、二人がいてくれたおかげだよー」
とりあえずそう応えながら、防衛兵に入ってからのことを二人に説明する。
ルトは呆れたり、目を見張ったり、表情の変化が目まぐるしい。まぁ、大体頭が痛そうな顔だったけど。
リリはニコニコと微笑み、時々爆笑し、総じて楽しそうだった。
「──という感じで、ダメージを負わずに最高評価をとれたから、バーサーカーの称号をもらったんだ……」
しょぼんとしながら僕が報告を終えると、ルトが「いい効果なんだろ? 喜べよ」とちょっと意地悪な感じで笑いながら言った。
リリは「に、似合わないっ!」とお腹を抱えて笑い、息が苦しそう。似合わないのは僕も自覚してます。
「その情報、掲示板に載せるか? お前以外がクリアするのはすげぇ難しい条件だと思うけど」
ルトが首を傾げる。
情報の公開かぁ……別にしてもいいんだけど、ルトが言う通り、次のクリア者が現れるのはいつになるかな?
防衛兵に入って、一緒に砲撃されるなんて、僕くらいのサイズの子しかできないし。
穴ができてから凶水霊が出てくる前に飛び込めば下から攻撃できるのかもしれないけど、穴の中は狭かったから、結構タイミングがシビアだと思う。
下手したら、伸び上がってきた凶水霊に押し潰されて一発退場になる可能性もあるもんね。
地上からの攻撃で凶水霊を無傷で倒すのも、めちゃくちゃ難しいらしい。
ルトとリリ曰く「範囲攻撃えげつなかったから、全部回避できんのは攻略組トップでも無理じゃね?」「ずっと盾系のスキルを使ってたら、あるいは……? でも、クールタイムを考えると現実的じゃないよねぇ」とのこと。
僕は凶水霊の攻撃を見てないからよくわかんないけど、結構強いモンスターだったみたいだね?
いつか地上戦も体験してみたいな。
今はとりあえず──
「情報公開は好きにしていいよ。それより、目的達成できたし、一度リュウグウに戻ろう!」
「だな」
「そうだねー。バトル続きで疲れちゃったし」
僕の宣言にルトが頷き、リリがグイッと伸びをして立ち上がる。
いよいよ水霊魂を使ってリュウグウの結界強化するぞー!
「爽っ快!」
嵐蹴りスキルを叩き込み、灰色の水飛沫を浴びながらイェーイと両手を上げる。
僕はバトルジャンキーじゃなかったはずだけど、そういう人たちの気持ちがちょっとわかったよ。戦うのって気持ちがいいね!
ルンルンと弾む心のままに、風魔法を放とうとしたところでアナウンスが聞こえてきた。
〈玻璃牢が修復されます〉
え? もう十分経っちゃった? まだまだやれるのにぃ……。
僕がしょんぼりとしていると、地面に散らばっていた透明な欠片が次々に浮かび上がり、あっという間に牢が作られる。
上まで大きく伸びていた凶水霊がどんどんと縮み、その牢に囚われた。凶水霊は牢の中で蹲り、ピクリともしない。
〈〈あるプレイヤーが初めて、海中窟ダンジョン一階層ボスとのバトルをクリアしました〉〉
〈ワールドミッション【海中窟ダンジョン一階層攻略】をクリアしました。報酬としてスキル【水罠】を習得しました〉
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スキル【水罠】
接近してきた敵に使うと、水の縄で拘束して動きを十秒間止めることができる
クールタイム:三分
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ワールドアナウンス&ワールドミッションクリア報酬獲得だー。
……なんか、ワールドアナウンスに驚かなくなってきたな。
水罠は、敵の攻撃を回避しそこないそうな時に使うと効果的。
もう羽飛魚の毒攻撃を食らわずに済むようになるかも!
〈玻璃牢が修復されました〉
〈ミッション【凶水霊を攻撃しよう】をクリアしました。クリア評価は『SS』です〉
〈ミッションクリア報酬として、称号【鮮烈なるバーサーカー】、アイテム【水晶牢】【灰色の心臓】と【水霊魂】✕5が贈られます〉
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称号【鮮烈なるバーサーカー】
一切ダメージを受けずに凶水霊を攻撃し、最高評価(SS)でミッションをクリアした者に贈られる称号
自分よりレベルが高い敵を攻撃する際に、物理・魔力攻撃力が10%上がる
【水晶牢】レア度☆☆☆☆☆
透き通った水晶でできた牢屋
敵に使うと五分間動きを封じることができる
【灰色の心臓】レア度☆☆☆☆
デビル系モンスターの核だった石の残骸
機械作製の際に心臓として使用できる
【水霊魂】レア度☆☆☆
水霊の核だった雫型結晶
精霊が好む魔力を含んでいる
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称号もらっちゃった。でも、バーサーカーって……
「否定できない戦い方だったけど、ちょっぴり心外!」
僕、ほのぼのスローライフなプレイヤーだよ? バーサーカーって言われちゃうのは、違う気がするぅ……。
まぁ、称号効果がいいから、拒否はしないけどね。そもそも称号の受け取り拒否システムはないし。
「目的の水霊魂もゲットできたし、成果は上々だよね」
水晶牢は強敵と遭遇しちゃった時に、逃げる時間を稼ぐのに使えそうだな。僕はまだそういう機会はないけど、いつかあるかもしれないし、大事にとっておこう。
それと、なんか不思議なアイテムもゲットしてた。
灰色の心臓? 機械仕掛けの心臓とは違うのかな?
説明にある、機械ってなんぞや? 錬金術で作れる?
いろいろ疑問があるけど、あとでレシピを検索してみよう。
今は上に戻らないと。
「って、塞がってきてる!?」
防衛兵の砲撃で開けられた穴を見上げたら、それがちょっとずつ修復されて狭くなっているのが見えた。
僕がいる場所も、どんどん壁が迫ってきてる!
「早く逃げなきゃ潰されちゃうぅうう! ──【飛翔】!」
慌ててスキルを使って飛び、上を目指す。
その間も壁が迫ってくるし、想像以上に地上が遠いし、ハラハラしちゃう。
「うりゃぁああっ」
最終的に、僕一人分くらいの穴にまで狭まったところで、ギリギリ地上に脱出できた。
ボス戦は楽できたけど、その後の罠がひどくない!? 死に戻りさせる気だったとしか思えないよ!
穴から出たところで地面に倒れ込み、「ふへー……」とだらけていたら、ガシッと頭を掴まれた。
痛くない。でも、地味に圧迫感を感じるぅ。
「……よぉ、モモ。またとんでもないことしてたっぽいな?」
イイ笑顔のルトが逆さまに見えた。
ルトの手がムニムニと僕の頭を揉んでる。僕のプリティな顔が変形しちゃうよ。
「テヘペロ」
とりあえず笑ってみたら、ルトがストンと表情を落っことして半眼になった。あからさまに怒ってるよりこわーい。
ルトの横にリリがしゃがみ、ニコニコと僕の顔を覗き込んでくる。
「こう見えて、ルトはモモのことすっごく心配してたんだよ? まぁ、モモなら大丈夫だろうなぁとは思ってたけど」
ふふ、と微笑みながらリリが僕にデコピンした。痛くない。でも、ちょっぴり反省。
「心配かけちゃってごめんね?」
「わかってくれたならいいの。でも、私たちはパーティを組んでるんだから、報連相は大事! 覚えておいてね」
ピンと人差し指を立てて念を押すリリに、僕は大人しく頷いた。
ルトが僕の頭を解放してくれてたからちゃんと動かせる。
いくら好奇心が湧いたからって、何も言わずに防衛兵の中に突入したのはよくないことだったよねぇ。せめてチャットで報告とかすればよかった。
普段ソロで動いてるから、つい忘れちゃうんだよ。これから気をつけよう。
「……ま、モモのおかげでボス戦で最高評価をとれたっぽいし、ありがとな」
ルトが僕を抱き起こして立たせてくれた。
こういう時に不機嫌を長引かせないルトって、結構器が大きいよね。そういうとこ好き!
「ううん、二人がいてくれたおかげだよー」
とりあえずそう応えながら、防衛兵に入ってからのことを二人に説明する。
ルトは呆れたり、目を見張ったり、表情の変化が目まぐるしい。まぁ、大体頭が痛そうな顔だったけど。
リリはニコニコと微笑み、時々爆笑し、総じて楽しそうだった。
「──という感じで、ダメージを負わずに最高評価をとれたから、バーサーカーの称号をもらったんだ……」
しょぼんとしながら僕が報告を終えると、ルトが「いい効果なんだろ? 喜べよ」とちょっと意地悪な感じで笑いながら言った。
リリは「に、似合わないっ!」とお腹を抱えて笑い、息が苦しそう。似合わないのは僕も自覚してます。
「その情報、掲示板に載せるか? お前以外がクリアするのはすげぇ難しい条件だと思うけど」
ルトが首を傾げる。
情報の公開かぁ……別にしてもいいんだけど、ルトが言う通り、次のクリア者が現れるのはいつになるかな?
防衛兵に入って、一緒に砲撃されるなんて、僕くらいのサイズの子しかできないし。
穴ができてから凶水霊が出てくる前に飛び込めば下から攻撃できるのかもしれないけど、穴の中は狭かったから、結構タイミングがシビアだと思う。
下手したら、伸び上がってきた凶水霊に押し潰されて一発退場になる可能性もあるもんね。
地上からの攻撃で凶水霊を無傷で倒すのも、めちゃくちゃ難しいらしい。
ルトとリリ曰く「範囲攻撃えげつなかったから、全部回避できんのは攻略組トップでも無理じゃね?」「ずっと盾系のスキルを使ってたら、あるいは……? でも、クールタイムを考えると現実的じゃないよねぇ」とのこと。
僕は凶水霊の攻撃を見てないからよくわかんないけど、結構強いモンスターだったみたいだね?
いつか地上戦も体験してみたいな。
今はとりあえず──
「情報公開は好きにしていいよ。それより、目的達成できたし、一度リュウグウに戻ろう!」
「だな」
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