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4章 錬金術士だよ?
146.待ってたものが登場!
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小象へのアイテム試用ついでに、転移スキル取得を目指そうと誘った希少種会の三人から、無事了承をもらった。
ちょうど今第二の街にいるらしく、すぐに出発できそう。
「ごめんくださーい」
「うん?」
お店の方から声がする。
いつもにぎやかなんだけど、呼びかけられるのは初めてかも。問題が起きた時に対処できるように、コミュニケーションボートに付属した音声連絡機能をオンにしてたから、それを使ったんだろうな。
「呼ばれてるぞ」
「ファンの子がモモに会いたくなっちゃったのかな?」
「モモのファンに、そんな命知らずいないだろ」
「あ、そうだね」
「リリ、どうして納得したの?」
大した用事もないのに呼びかけられたら困っちゃうけど、命知らずと言われるほどの行為じゃないと思うよ。
「モモのファン集団は、自治組織だからな」
「余計にわからなくなったんだけど」
ルトが肩をすくめて当然のように言った。でも、それで納得できるものなの? 宗教組織とか、自治組織とか、色んな呼び名があるファン集団って、なんかすごいね。
「モモの迷惑になりそうな行為は、ファン集団で取り締まってるというか、牽制してるというか……」
リリが苦笑しながら教えてくれた。それでちょっと理解できる。前々から、ファンのみんな、お行儀よく僕と関わろうとしてくれてたもんね。ファンの子以外の行為も、しっかり見てくれてるんだろうなぁ。
「そっか。それじゃあ、早めに出ていってあげないと、呼びかけてきた人が気まずい感じになっちゃうかも」
希少種会のみんなとの待ち合わせ時間にはまだ余裕があるし、しっかり対応しよう。
リリとルトを工房に残して、お店へ行く。と言っても、すぐそこだけど。
「はいはーい。呼んだのは誰かな~?」
「私でーす」
たくさんの視線にさらされて、少し所在なさげに待っていたのは、はじまりの街で出会った狼族のペニーだった。
僕が来たのを見た途端、ホッとした表情で手を振ってる。
「ペニー、久しぶりー」
「ども。相変わらずモモさんはもふもふ可愛くて、創作意欲をそそりますね」
「ふふん、でしょ!」
何度褒められようと嬉しいのは変わらない。胸を張ってドヤってみたら、にこにこと微笑んで拍手された。なぜか店内の他のお客さんからも拍手と「かわいー!」という声が飛んでくる。
……ここまで褒められると、ちょっぴり恥ずかしくなっちゃうぞ。
「――そ、それで、今日はなんの用? 商品に不備があった?」
コミュニケーションボードには、そういう連絡は載ってない。それを確認してからペニーを振り返ったら、ピンクがかったベージュで視界が隠された。親近感のある色だ。
「違います! 依頼されてたぬいぐるみ、できたので持ってきました」
「おー!? これ、僕がモデルのやつだよね!」
目の前にあるのはウサギのぬいぐるみだった。背中に小さな羽がついてる。激カワだね!
僕の反応以上に、他のお客さんの歓声がすごくて、ちょっとビビッちゃったけど。なんか涙流しながら手を伸ばしてきてる人がいる……。そんなにぬいぐるみ欲しいんだ?
「そうです! 染め士の人に上手いこと巡り会えたんで、良い感じの色合いの生地を調達できました。素材は夢羊の毛なので、ふわふわ柔らかですよー」
ペニーが自慢げに報告してくる。確かにこのぬいぐるみ、触り心地がいい。まぁ、本物の僕の毛ほどじゃないけどね!
ちょっぴり夢羊に対抗意識を燃やしながら、ぬいぐるみを精査する。
ふむふむ、作りはしっかりしてるし、愛嬌のある顔立ちで可愛らしい。染め士――異世界の住人で生地等の素材の色変えを専門にしてる職業の人らしい――が用意した色合いも、僕そっくりでいいね。
アイテムの効果は『抱えている間、体力・魔力が僅かに回復する』だった。自動回復スキルと同じような効果かな。消耗品じゃなくて良かった。
「これを売ってくれるの?」
「はい! 約束してましたし、私が個人で売るとなると、ひどい騒ぎになっちゃいそうなので」
「あー……」
両手の指を絡ませて祈っているお客さんたちを見たら、否定する言葉が出てこなかった。僕が売るのが、ペニーにとってもきっと安全だよね。
「――それじゃあ、買い取りにアイテムの設定をしておくね」
プレイヤーメイドのアイテムは、実際のものをスキャンして登録しないと、買い取り機能で取り扱えない。オリジナルレシピのアイテムが多いからだろうなぁ。
買い取りカウンターにぬいぐるみを載せて、スキャンボタンをポチッと押す。光が走って、買い取りの画面にぬいぐるみのイラストが写し出された。
「へぇ、こういう風にするんですね。店舗持ってるプレイヤーは、まだモモさん以外にいないらしいし、珍しいの見ちゃった。屋台やってる人は増えてきたみたいですけどねぇ」
「なに売ってるんだろう?」
興味が湧いたぞ。良いアイテムあるかな?
わくわくしてたら、ペニーに苦笑された。
「基本は装備や余った薬の類ですかね。生産職メインでプレイしてる人が、スキルを鍛えるために作ったアイテムがメインなので、あまり質は良くないですよ。良い出来のものは、知り合いと取引するみたいです」
「なるほど~、あまり僕には縁がなさそう……」
どれも自分で作れるものばかりだ。高品質のアイテムだったら欲しいんだけどなぁ。
しょんぼりとしながら、ぬいぐるみのアイテム名を設定する。ペニーと相談して、【ピーチうさぎのぬいぐるみ】にしてみた。ピーチ=桃=モモ=僕だからぴったりでしょ。
買取額は、市場平均価格で算定した素材費を二倍にした四千五百リョウということにする。ペニーは「儲け率やばっ」と嬉しそうだ。
「それにしても、このお店はほんと人気店ですね」
早速買い取り機能で作ってきたぬいぐるみを納品したペニーが、感心した様子で店内を眺めた。……随分とたくさんぬいぐるみを作ってきたみたいだ。いきなり二十個納品とか、すごいね?
お客さんたちからの期待の眼差しに答えて、すぐさま商品棚に並べることにする。いくらで売ろうかなー。買いたい人多いみたいだし、ちょっと高めの設定の方が、売り切れリスクが下がる?
というわけで、五千リョウ――。
「いや、待ってください、モモさん! 四千五百で買い取って、五千で売るのは、安すぎます!」
「あ、タマモいたんだ?」
「今来ました。事情はそちらの方に聞きました」
「こんちゃーっす!」
駆け寄ってきたタマモが指したのはヤナだった。ヤナもいたのかー。相変わらず、ガイコツしてるねー?
ヤナは黒色のフード付きマントを纏っていて、闇系モンスターらしさがさらに増してた。でも、内面からあふれる陽の気配が抑えきれてなくて、アンマッチさに笑っちゃいそう。
グッとサムズアップしてきたヤナに、僕もいぇーいと拳を上げて返す。僕、指がわかりづらいから、この方がいいんだよ。
「それより、価格設定です! 手作りのオリジナル品ですし、ここは一万リョウ設定がよろしいかと!」
「いちまん!?」
タマモが提案してきたボッタクリのような価格設定に、目が飛び出るかと思った。でも、店内の他のお客さんは頷いてるし、僕だけが驚いてたみたい。
「それ以下ですと、早い者勝ちの争奪戦が起きて、喧嘩の種になります」
「そんなに……?」
「一万でも安いくらいですけど、それ以上はモモさんがイヤですよね?」
僕に利点がありすぎる提案だけど、タマモが真剣に僕とファンのみんなのことを考えてくれてるのは伝わってくる。みんなにとってもそれがいいなら、タマモに言われた通りにしようかな。
「そうだねぇ。一万がギリギリかな。——ペニー、買い取り額をもっと上げるね」
「いやいやいや、いらないです。モデルをしてもらっただけでありがたいのに、すでにめちゃくちゃ儲けてますから!」
ペニーに全力で拒否された。話し合いの末、追加のぬいぐるみ製作用の夢羊の毛を、僕が無料で渡すということで決着。買い取り品からの横流しだけど。
ちょうど今第二の街にいるらしく、すぐに出発できそう。
「ごめんくださーい」
「うん?」
お店の方から声がする。
いつもにぎやかなんだけど、呼びかけられるのは初めてかも。問題が起きた時に対処できるように、コミュニケーションボートに付属した音声連絡機能をオンにしてたから、それを使ったんだろうな。
「呼ばれてるぞ」
「ファンの子がモモに会いたくなっちゃったのかな?」
「モモのファンに、そんな命知らずいないだろ」
「あ、そうだね」
「リリ、どうして納得したの?」
大した用事もないのに呼びかけられたら困っちゃうけど、命知らずと言われるほどの行為じゃないと思うよ。
「モモのファン集団は、自治組織だからな」
「余計にわからなくなったんだけど」
ルトが肩をすくめて当然のように言った。でも、それで納得できるものなの? 宗教組織とか、自治組織とか、色んな呼び名があるファン集団って、なんかすごいね。
「モモの迷惑になりそうな行為は、ファン集団で取り締まってるというか、牽制してるというか……」
リリが苦笑しながら教えてくれた。それでちょっと理解できる。前々から、ファンのみんな、お行儀よく僕と関わろうとしてくれてたもんね。ファンの子以外の行為も、しっかり見てくれてるんだろうなぁ。
「そっか。それじゃあ、早めに出ていってあげないと、呼びかけてきた人が気まずい感じになっちゃうかも」
希少種会のみんなとの待ち合わせ時間にはまだ余裕があるし、しっかり対応しよう。
リリとルトを工房に残して、お店へ行く。と言っても、すぐそこだけど。
「はいはーい。呼んだのは誰かな~?」
「私でーす」
たくさんの視線にさらされて、少し所在なさげに待っていたのは、はじまりの街で出会った狼族のペニーだった。
僕が来たのを見た途端、ホッとした表情で手を振ってる。
「ペニー、久しぶりー」
「ども。相変わらずモモさんはもふもふ可愛くて、創作意欲をそそりますね」
「ふふん、でしょ!」
何度褒められようと嬉しいのは変わらない。胸を張ってドヤってみたら、にこにこと微笑んで拍手された。なぜか店内の他のお客さんからも拍手と「かわいー!」という声が飛んでくる。
……ここまで褒められると、ちょっぴり恥ずかしくなっちゃうぞ。
「――そ、それで、今日はなんの用? 商品に不備があった?」
コミュニケーションボードには、そういう連絡は載ってない。それを確認してからペニーを振り返ったら、ピンクがかったベージュで視界が隠された。親近感のある色だ。
「違います! 依頼されてたぬいぐるみ、できたので持ってきました」
「おー!? これ、僕がモデルのやつだよね!」
目の前にあるのはウサギのぬいぐるみだった。背中に小さな羽がついてる。激カワだね!
僕の反応以上に、他のお客さんの歓声がすごくて、ちょっとビビッちゃったけど。なんか涙流しながら手を伸ばしてきてる人がいる……。そんなにぬいぐるみ欲しいんだ?
「そうです! 染め士の人に上手いこと巡り会えたんで、良い感じの色合いの生地を調達できました。素材は夢羊の毛なので、ふわふわ柔らかですよー」
ペニーが自慢げに報告してくる。確かにこのぬいぐるみ、触り心地がいい。まぁ、本物の僕の毛ほどじゃないけどね!
ちょっぴり夢羊に対抗意識を燃やしながら、ぬいぐるみを精査する。
ふむふむ、作りはしっかりしてるし、愛嬌のある顔立ちで可愛らしい。染め士――異世界の住人で生地等の素材の色変えを専門にしてる職業の人らしい――が用意した色合いも、僕そっくりでいいね。
アイテムの効果は『抱えている間、体力・魔力が僅かに回復する』だった。自動回復スキルと同じような効果かな。消耗品じゃなくて良かった。
「これを売ってくれるの?」
「はい! 約束してましたし、私が個人で売るとなると、ひどい騒ぎになっちゃいそうなので」
「あー……」
両手の指を絡ませて祈っているお客さんたちを見たら、否定する言葉が出てこなかった。僕が売るのが、ペニーにとってもきっと安全だよね。
「――それじゃあ、買い取りにアイテムの設定をしておくね」
プレイヤーメイドのアイテムは、実際のものをスキャンして登録しないと、買い取り機能で取り扱えない。オリジナルレシピのアイテムが多いからだろうなぁ。
買い取りカウンターにぬいぐるみを載せて、スキャンボタンをポチッと押す。光が走って、買い取りの画面にぬいぐるみのイラストが写し出された。
「へぇ、こういう風にするんですね。店舗持ってるプレイヤーは、まだモモさん以外にいないらしいし、珍しいの見ちゃった。屋台やってる人は増えてきたみたいですけどねぇ」
「なに売ってるんだろう?」
興味が湧いたぞ。良いアイテムあるかな?
わくわくしてたら、ペニーに苦笑された。
「基本は装備や余った薬の類ですかね。生産職メインでプレイしてる人が、スキルを鍛えるために作ったアイテムがメインなので、あまり質は良くないですよ。良い出来のものは、知り合いと取引するみたいです」
「なるほど~、あまり僕には縁がなさそう……」
どれも自分で作れるものばかりだ。高品質のアイテムだったら欲しいんだけどなぁ。
しょんぼりとしながら、ぬいぐるみのアイテム名を設定する。ペニーと相談して、【ピーチうさぎのぬいぐるみ】にしてみた。ピーチ=桃=モモ=僕だからぴったりでしょ。
買取額は、市場平均価格で算定した素材費を二倍にした四千五百リョウということにする。ペニーは「儲け率やばっ」と嬉しそうだ。
「それにしても、このお店はほんと人気店ですね」
早速買い取り機能で作ってきたぬいぐるみを納品したペニーが、感心した様子で店内を眺めた。……随分とたくさんぬいぐるみを作ってきたみたいだ。いきなり二十個納品とか、すごいね?
お客さんたちからの期待の眼差しに答えて、すぐさま商品棚に並べることにする。いくらで売ろうかなー。買いたい人多いみたいだし、ちょっと高めの設定の方が、売り切れリスクが下がる?
というわけで、五千リョウ――。
「いや、待ってください、モモさん! 四千五百で買い取って、五千で売るのは、安すぎます!」
「あ、タマモいたんだ?」
「今来ました。事情はそちらの方に聞きました」
「こんちゃーっす!」
駆け寄ってきたタマモが指したのはヤナだった。ヤナもいたのかー。相変わらず、ガイコツしてるねー?
ヤナは黒色のフード付きマントを纏っていて、闇系モンスターらしさがさらに増してた。でも、内面からあふれる陽の気配が抑えきれてなくて、アンマッチさに笑っちゃいそう。
グッとサムズアップしてきたヤナに、僕もいぇーいと拳を上げて返す。僕、指がわかりづらいから、この方がいいんだよ。
「それより、価格設定です! 手作りのオリジナル品ですし、ここは一万リョウ設定がよろしいかと!」
「いちまん!?」
タマモが提案してきたボッタクリのような価格設定に、目が飛び出るかと思った。でも、店内の他のお客さんは頷いてるし、僕だけが驚いてたみたい。
「それ以下ですと、早い者勝ちの争奪戦が起きて、喧嘩の種になります」
「そんなに……?」
「一万でも安いくらいですけど、それ以上はモモさんがイヤですよね?」
僕に利点がありすぎる提案だけど、タマモが真剣に僕とファンのみんなのことを考えてくれてるのは伝わってくる。みんなにとってもそれがいいなら、タマモに言われた通りにしようかな。
「そうだねぇ。一万がギリギリかな。——ペニー、買い取り額をもっと上げるね」
「いやいやいや、いらないです。モデルをしてもらっただけでありがたいのに、すでにめちゃくちゃ儲けてますから!」
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