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8章 新たな地へ
318.最後の仕上げ
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ナックラー先生に符を提出して、無事にスキル【形態変化魔術】を習得しましたー。
スキル【符:まじない作製】を使うことで、見本がなくてもサイズ変更の符を作れるようになったよ。
というわけで、早速サイズアップ+5の符を作製してみた。
また異空間(森)に戻って、効果を試してみるよ。
「きゅぃ(どれくらい大きくなるのかなー?)」
ワクワクと見守ってくれているスラリンたちの前で、初めて符を使います。
あ、その前に符を使う対象を用意しなくちゃ。
「【影分身】!」
スキル名を唱えた途端に、ぽふんっと僕そっくりの姿が現れる。
スラリンたちが『おお! モモが二人!』と驚いた。
「可愛いねー」
ぽんぽん、と撫でてみる。ちゃんと感触があるよ。フワモコだー。
分身(モモ)は僕の意思に従ってゆっくりと動く。ダンスとか機敏な動きは、レベル1だと無理みたい。
ゆらゆらーっとしてるのが可愛いから、これはこれでいいと思う。
「じゃあ、君を大きくするね——えいっ」
符を分身に投げる。
ナックラー先生みたいにカッコよく投げたつもりだったのに、なんか違う。ちょっとどんくさい感じになっちゃった?
それでも、ふわっと飛んだ符が分身にペタリとくっついたから問題なし。
分身がぽふんっと大きくなった——木の高さを超えて、空に突き刺さるような大きさにまで。
「ふぎゃっ、こんなに大きくなるのー!?」
「きゅぃ(モモの分身、巨大だー)」
「ぴぅ(大きなもふもふだね)」
「にゃ(寝床にいい感触だけど、こんなに大きな寝床はいらないにゃ)」
「キュオ(あらまぁ……顔が見えないわ)」
広い会場なら、これくらい大きい方が見えやすいけど、このサイズでダンスしたらちょっと怖いね。
僕自身が大きくなる時は、もうちょっと大きさを考えよう。
「なんとなくパフォーマンスの完成図が明確になってきたね。たくさん練習して、よりよい感じにしよう!」
「きゅぴ(がんばる!)」
みんなで「えいえいおー!」と気合いを入れて、練習再開。
見てるみんなに楽しんでもらいたいなー。
ワイワイと練習に励んでいたところで、通知音が聞こえた。
運営さんからの連絡だ。
——————
運営:
サーバー合流型仮想空間でのライブ会場とライブ演出が完成しました。
モモさんの披露曲は『もふもふプリティ』と『もふもふ神さまはプリティ☆アイドル』です。
当日の会場を模した仮想空間での練習が可能です。
ぜひリハーサルにご利用くださいませ。
添付:【ライブ会場リハーサル空間パス】
——————
おお! ライブ会場を事前に確認できるんだ? ありがたーい。
早速行ってみよう。
添付されていたパスをタッチする。
〈別空間に移動します〉
そんなアナウンスの後すぐに、じわっと視界が歪む。
瞬きすると、見たことがない空間に変わっていた。
見渡す限りにある客席。
僕が立っているのは、広いステージだ。客席まで細い道のように花道がある。
屋根はなくて、青空がきれいだ。
振り返ると、巨大なモニターにハート型の桃のイラストが踊る映像が映っていた。
その両サイドにあるモニターには僕の姿が映っている。
ふりふり、と手を振ってみたら、モニターに映る僕も可愛くお手振りしていた。僕を映してるんだから当然だね。
それにしても、何度見ても天兎は可愛い!
「あ、スラリンたちが来てない! 【召喚】スラリン、ユキマル、オギン、ヒスイ」
慌ててスラリンたちを召喚する。
みんな広い会場を見てポカンとしてから、次第に楽しそうにぴょんぴょんと跳ね始めた。
ここでパフォーマンスできると考えたら、なんだか嬉しいよねー。
「ストルムにも教えないと——【召喚】ストルム!」
忘れてたー、と召喚してみる。
現れたストルムはふわっと飛びながら、目をパチパチとさせて戸惑っていた。
『あれ? ここは何? バトルは……?』
「バトルしたくて喚んだわけじゃないよー。ストルムには、ここで僕たちと一緒にパフォーマンスをしてもらいたいんだ」
説明忘れてたね。
僕がにこにこと微笑みながら頼んだら、ストルムは大きく頭を傾けた。すごく首が曲がるんだね?
『……なんて?』
「だから、パフォーマンス。僕が歌って、スラリンたちが踊る予定なんだよ。ストルムにはこの会場を飛んでもらって、観客を楽しませてほしいんだ!」
『……おいら、竜だよ?』
「うん、知ってるー。見映えがして、カッコよくて羨ましい! きっとみんなに喜んでもらえるよ」
想像して、勝手に笑みがこぼれる。
ふふ、みんな竜と会う機会なんてまだあんまりないだろうから、驚くだろうなぁ。
僕がニマニマしている間に状況を飲み込んだのか、ストルムがゆっくりと頷く。
『うさぎちゃんが変な子だってことはよくわかったよ』
「変!? 僕、変じゃないよ! あ、それと、僕のことはモモって呼んでってば!」
修正忘れてた、と思い出して改めて言ってみるけど、ストルムは『はいはい、うさぎちゃん』と言うばかりで修正してくれない。むぅ。
『パフォーマンスっていうのがよくわからないけど、おいらはここを飛べばいいんだね?』
「……うん。この会場に合わせた大きさになってくれる?」
『いいよー。【サイズ変更(中)】!』
パッと光を放ったストルムが見上げるほどの大きさになった。オギンの五倍くらいありそう。
僕やスラリンたちが歓声を上げてストルムを眺めていると、心なしか得意げな感じでストルムが飛び上がった。
ブワッと風を感じて、僕たちが飛ばされそうになる。
『こんな感じー?』
なんとか風に耐えてから見上げると、ストルムが青空を悠々と飛んでいた。
「もうちょっと高度下げてー、うん、そんな感じ! たまにもっと客席に近づいたり、空中でスピンしたり、いろいろとやってみて」
『要求が多い……』
頭上に『???』が浮かんでいるような顔のストルムを目掛けてヒスイが飛ぶ。
「にゃ(ストルムの指導は任せてにゃ!)」
「お願いしまーす」
手を振って見送って、改めて会場の確認をする。
ここだと、曲も流してもらえるみたい。
「曲スタート!」
聞き慣れた『もふもふプリティ』の曲が流れ始める。
同時にモニターの映像も変わっていった。桃がダンスしたり、山のように積み上がったり、どこかに飛んで行ったり。
ステージ上で羽根が舞ったり、ステージ傍で噴水のように水が高く上がったりという映像以外の演出も随所にあって、見てるだけで楽しい。
「ここで僕たちはパフォーマンスするんだぁ……すごいね! これまで以上にいいライブになりそう!」
ワクワクが止まらない。
早くライブの日が来てほしいな♪
スキル【符:まじない作製】を使うことで、見本がなくてもサイズ変更の符を作れるようになったよ。
というわけで、早速サイズアップ+5の符を作製してみた。
また異空間(森)に戻って、効果を試してみるよ。
「きゅぃ(どれくらい大きくなるのかなー?)」
ワクワクと見守ってくれているスラリンたちの前で、初めて符を使います。
あ、その前に符を使う対象を用意しなくちゃ。
「【影分身】!」
スキル名を唱えた途端に、ぽふんっと僕そっくりの姿が現れる。
スラリンたちが『おお! モモが二人!』と驚いた。
「可愛いねー」
ぽんぽん、と撫でてみる。ちゃんと感触があるよ。フワモコだー。
分身(モモ)は僕の意思に従ってゆっくりと動く。ダンスとか機敏な動きは、レベル1だと無理みたい。
ゆらゆらーっとしてるのが可愛いから、これはこれでいいと思う。
「じゃあ、君を大きくするね——えいっ」
符を分身に投げる。
ナックラー先生みたいにカッコよく投げたつもりだったのに、なんか違う。ちょっとどんくさい感じになっちゃった?
それでも、ふわっと飛んだ符が分身にペタリとくっついたから問題なし。
分身がぽふんっと大きくなった——木の高さを超えて、空に突き刺さるような大きさにまで。
「ふぎゃっ、こんなに大きくなるのー!?」
「きゅぃ(モモの分身、巨大だー)」
「ぴぅ(大きなもふもふだね)」
「にゃ(寝床にいい感触だけど、こんなに大きな寝床はいらないにゃ)」
「キュオ(あらまぁ……顔が見えないわ)」
広い会場なら、これくらい大きい方が見えやすいけど、このサイズでダンスしたらちょっと怖いね。
僕自身が大きくなる時は、もうちょっと大きさを考えよう。
「なんとなくパフォーマンスの完成図が明確になってきたね。たくさん練習して、よりよい感じにしよう!」
「きゅぴ(がんばる!)」
みんなで「えいえいおー!」と気合いを入れて、練習再開。
見てるみんなに楽しんでもらいたいなー。
ワイワイと練習に励んでいたところで、通知音が聞こえた。
運営さんからの連絡だ。
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運営:
サーバー合流型仮想空間でのライブ会場とライブ演出が完成しました。
モモさんの披露曲は『もふもふプリティ』と『もふもふ神さまはプリティ☆アイドル』です。
当日の会場を模した仮想空間での練習が可能です。
ぜひリハーサルにご利用くださいませ。
添付:【ライブ会場リハーサル空間パス】
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おお! ライブ会場を事前に確認できるんだ? ありがたーい。
早速行ってみよう。
添付されていたパスをタッチする。
〈別空間に移動します〉
そんなアナウンスの後すぐに、じわっと視界が歪む。
瞬きすると、見たことがない空間に変わっていた。
見渡す限りにある客席。
僕が立っているのは、広いステージだ。客席まで細い道のように花道がある。
屋根はなくて、青空がきれいだ。
振り返ると、巨大なモニターにハート型の桃のイラストが踊る映像が映っていた。
その両サイドにあるモニターには僕の姿が映っている。
ふりふり、と手を振ってみたら、モニターに映る僕も可愛くお手振りしていた。僕を映してるんだから当然だね。
それにしても、何度見ても天兎は可愛い!
「あ、スラリンたちが来てない! 【召喚】スラリン、ユキマル、オギン、ヒスイ」
慌ててスラリンたちを召喚する。
みんな広い会場を見てポカンとしてから、次第に楽しそうにぴょんぴょんと跳ね始めた。
ここでパフォーマンスできると考えたら、なんだか嬉しいよねー。
「ストルムにも教えないと——【召喚】ストルム!」
忘れてたー、と召喚してみる。
現れたストルムはふわっと飛びながら、目をパチパチとさせて戸惑っていた。
『あれ? ここは何? バトルは……?』
「バトルしたくて喚んだわけじゃないよー。ストルムには、ここで僕たちと一緒にパフォーマンスをしてもらいたいんだ」
説明忘れてたね。
僕がにこにこと微笑みながら頼んだら、ストルムは大きく頭を傾けた。すごく首が曲がるんだね?
『……なんて?』
「だから、パフォーマンス。僕が歌って、スラリンたちが踊る予定なんだよ。ストルムにはこの会場を飛んでもらって、観客を楽しませてほしいんだ!」
『……おいら、竜だよ?』
「うん、知ってるー。見映えがして、カッコよくて羨ましい! きっとみんなに喜んでもらえるよ」
想像して、勝手に笑みがこぼれる。
ふふ、みんな竜と会う機会なんてまだあんまりないだろうから、驚くだろうなぁ。
僕がニマニマしている間に状況を飲み込んだのか、ストルムがゆっくりと頷く。
『うさぎちゃんが変な子だってことはよくわかったよ』
「変!? 僕、変じゃないよ! あ、それと、僕のことはモモって呼んでってば!」
修正忘れてた、と思い出して改めて言ってみるけど、ストルムは『はいはい、うさぎちゃん』と言うばかりで修正してくれない。むぅ。
『パフォーマンスっていうのがよくわからないけど、おいらはここを飛べばいいんだね?』
「……うん。この会場に合わせた大きさになってくれる?」
『いいよー。【サイズ変更(中)】!』
パッと光を放ったストルムが見上げるほどの大きさになった。オギンの五倍くらいありそう。
僕やスラリンたちが歓声を上げてストルムを眺めていると、心なしか得意げな感じでストルムが飛び上がった。
ブワッと風を感じて、僕たちが飛ばされそうになる。
『こんな感じー?』
なんとか風に耐えてから見上げると、ストルムが青空を悠々と飛んでいた。
「もうちょっと高度下げてー、うん、そんな感じ! たまにもっと客席に近づいたり、空中でスピンしたり、いろいろとやってみて」
『要求が多い……』
頭上に『???』が浮かんでいるような顔のストルムを目掛けてヒスイが飛ぶ。
「にゃ(ストルムの指導は任せてにゃ!)」
「お願いしまーす」
手を振って見送って、改めて会場の確認をする。
ここだと、曲も流してもらえるみたい。
「曲スタート!」
聞き慣れた『もふもふプリティ』の曲が流れ始める。
同時にモニターの映像も変わっていった。桃がダンスしたり、山のように積み上がったり、どこかに飛んで行ったり。
ステージ上で羽根が舞ったり、ステージ傍で噴水のように水が高く上がったりという映像以外の演出も随所にあって、見てるだけで楽しい。
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ワクワクが止まらない。
早くライブの日が来てほしいな♪
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