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番外編:九尾狐は愛を捧げる
④念願の日が……!
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はじまりの街と第二の街を行ったり来たりする日々が始まりました。
モモさんが両方の街で頻繁に目撃されるんですもん! 絶対転移系のスキルを持ってますよね!?
「なんでいないのぉ……」
今日も、目撃情報を聞いて第二の街に駆けつけた時にはモモさんの影すら見えず、ガックリと項垂れちゃいます。
そして、掲示板に「はじまりの街で屋台巡りしてる希少種さん、可愛いオブ可愛い」という情報が出ました。
一時間前には私もそこにいたのに!
すれ違いの悲しみ……ぐすん、泣いちゃいますよ。
「私はどうして毎回、目撃情報とは違う方の街にいるんでしょう……」
何度もノース・サウス街道を踏破しているおかげで、レベリングは進められてます。でも、一番の目的であるモモさんの姿を見ることすらできないので黄昏れ気味です……癒やしが足りません!
運命の神に弄ばれている気がしますね……
ユリさんたちと一緒にエリアボス小象戦で活躍して、転移スキルを獲得した方が早く会えるかも?
「今日はもうタイムアウトです……また明日がんばります……」
せめて可愛いもふもふを一目でも見て癒やされたい、と願いながら、ログアウト。
——明日こそは会えるでしょうか……?
◇◆◇
気分リフレッシュして、今日こそはと目撃情報があった第二の街を駆けます。
たまに異世界の住人に尋ねると、慣れた様子で羽うさぎさん情報をくれました。毎日のように尋ねていたらこうなるんですね。
「さっき北区に向かう姿を見たよ」
「っ、そうなんですね! 早速行ってみます!」
「早く会えるといいね。がんばって」
応援してもらいました。涙が出そうです。
それにしても『さっき』という言葉はこれまで聞いたことないですよ。急げば、本当に出会えるかも。
街の人々に迷惑にならない程度に急ぎます。
モモさん、どこにいますかー?
しばらく探していると、前方に羽のあるピンクのうさぎさんが見えました。トテトテと歩く姿がとても愛らしい……間違いなくモモさんですっ!
久々にもふもふ可愛らしいお姿を拝見しました……! 嬉しくて涙が出そうです。
「あっ、見つけました! 希少種さん、じゃなくて、ええっと……モモさん?」
咄嗟に掲示板でのモモさんの呼び名で声をかけてしまいました。名前で呼び直したら、なんとか足を止めて振り返ってくれたので一安心です。
挨拶をしない内から名前を呼ぶのはどうかと思ったのですが、モモさんが気にしていないようなのでよかったです。
「およ? 僕にご用事?」
ずっきゅん。
コテン、と首を傾げるモモさんのあまりの可愛さに昇天しかけました。なんと素晴らしきもふもふの愛らしさ!
悶えそうになって乱れる呼吸をなんとか落ち着けるために、深呼吸を意識します。きっと駆けてきたことで乱れた呼吸を整えているのだと思ってもらえるはず。
ちらりとモモさんを見つめて、再び早鐘を打つ胸を押さえながら、にこりと微笑みかけてみます。第一印象は大切ですからね!
「初めまして、私、タマモと申します……!」
深々と頭を下げます。
モモさん、あなたに会いたくてたまらなかったんです。ご挨拶したくて、何度街道を駆け回ったことか……ようやくお会いできて、感無量です。
「あ、どうもご丁寧に。僕はモモです」
ちょっと困惑されたけど、きちんとご挨拶できました。嬉しい、嬉しい、嬉しい!
勝手に尻尾がブンブンと揺れます。扇風機並みの風が起きそうになってるのは気にしないでください。お恥ずかしい……
最初のご挨拶ができたからには、私の思いも伝えてみましょう。
ようやく出会えたモモさんを目の前にして、興奮しているせいで冷静さを失っている気がしますが、モモさんの迷惑にはなっていないはずです! たぶん。
「あの、私、もふもふが好きで!」
「そうなんだ?」
「あなたの、ファンです!」
言っちゃった、言っちゃった、言っちゃいましたー!
告白って恥ずかしいですが、嬉しいですね。顔が熱いです。このゲーム、そういうところも再現されてるんですね、すごいです。
モモさんは「え……」と少し戸惑っているようでしたが、まだ話しかけても大丈夫そうです。
「ずっと、モモさんの目撃情報がある度に、はじまりの街と第二の街を行ったり来たりしてて、ようやくお会いできました。嬉しいです……!」
これが感無量の気持ち。うっすらと視界が涙で滲みます。
モモさんは「あー……」と言いながらちょっと申し訳なさそうにしてます。でも、モモさんのせいではないので。私が勝手にモモさんを探してさまよっていただけなので、気にしないでほしいです。
あ、桃で気分を変えてもらいましょう。貢ぐためにずっと持ってたんですから、今渡さずにいつ渡す!
アイテムボックスから桃が入った食料ボックスを取り出して、差し出します。
「これ、よろしかったらどうぞ!」
中身を確認したモモさんがぽかんとしてます。でも、嬉しそうなので、桃を貢いだのは正解でしたね。この感じなら、もうちょっと仲良くなれますかね……?
「――それで、あの……私と、友だちになってくださいませんか……?」
友だちになってほしいと頼むのは、改めてすると気恥ずかしいです。でも、モモさんもちょっと恥ずかしそうにしながら「いいともー!」と答えてくれたので、勇気を振り絞ったかいがありました!
ふふ、モモさんと友だち……なんて素敵な響きなんでしょう!
今日という日を『推しと友だち記念日』に定めたいと思います。
◇◆◇
仲良くなれた日に、いきなりカフェデートをしちゃいました。
私、幸せすぎて死んでしまうのでは……? 死に戻りしても、フレンド欄は消去されないので問題ないですね!
モモさんは予想していたよりもノリのいい方で、私たちの掲示板でのモモさん見守り活動も、もふもふアイドルとして推していることも、笑いながら受け入れてくれました。
……これは、もしかして、さらにアイドルとして推しても構わないんでしょうか? もちろん、ご迷惑にならないように、ファンの統制はします。
様子を見ながら徐々に進めていきましょう。ゆくゆくはライブをしてもらえたりなんかして――キャー、最高です!
なんて私の内心を知らないモモさんとお話を続けた結果、モモさんファンクラブとしての最初のミッションは、桃カフェをグルメ大会で優勝させることに決定しました。
私たちがモモさんのお役に立てることをお見せするチャンスです!
でも、モモさんファンクラブの皆さんに協力していただくためには、何かご褒美があった方がいいでしょうね……
というわけで、桃カフェでのモモさんの写真撮影会を提案したところ、店主のパティエンヌさんの後押しもあり、無事に開催が決定しました。ヤッフー!
明日からの仕事をがんばる活力も生まれましたよ。
モモさんは幻桃探しをしたいようでした。それなのに、私がお手伝いできないのは申し訳ないのですが……いえ、落ち込む前に、お役に立てるようレベリングや装備補強に取り組んでみましょう。
モモさんが両方の街で頻繁に目撃されるんですもん! 絶対転移系のスキルを持ってますよね!?
「なんでいないのぉ……」
今日も、目撃情報を聞いて第二の街に駆けつけた時にはモモさんの影すら見えず、ガックリと項垂れちゃいます。
そして、掲示板に「はじまりの街で屋台巡りしてる希少種さん、可愛いオブ可愛い」という情報が出ました。
一時間前には私もそこにいたのに!
すれ違いの悲しみ……ぐすん、泣いちゃいますよ。
「私はどうして毎回、目撃情報とは違う方の街にいるんでしょう……」
何度もノース・サウス街道を踏破しているおかげで、レベリングは進められてます。でも、一番の目的であるモモさんの姿を見ることすらできないので黄昏れ気味です……癒やしが足りません!
運命の神に弄ばれている気がしますね……
ユリさんたちと一緒にエリアボス小象戦で活躍して、転移スキルを獲得した方が早く会えるかも?
「今日はもうタイムアウトです……また明日がんばります……」
せめて可愛いもふもふを一目でも見て癒やされたい、と願いながら、ログアウト。
——明日こそは会えるでしょうか……?
◇◆◇
気分リフレッシュして、今日こそはと目撃情報があった第二の街を駆けます。
たまに異世界の住人に尋ねると、慣れた様子で羽うさぎさん情報をくれました。毎日のように尋ねていたらこうなるんですね。
「さっき北区に向かう姿を見たよ」
「っ、そうなんですね! 早速行ってみます!」
「早く会えるといいね。がんばって」
応援してもらいました。涙が出そうです。
それにしても『さっき』という言葉はこれまで聞いたことないですよ。急げば、本当に出会えるかも。
街の人々に迷惑にならない程度に急ぎます。
モモさん、どこにいますかー?
しばらく探していると、前方に羽のあるピンクのうさぎさんが見えました。トテトテと歩く姿がとても愛らしい……間違いなくモモさんですっ!
久々にもふもふ可愛らしいお姿を拝見しました……! 嬉しくて涙が出そうです。
「あっ、見つけました! 希少種さん、じゃなくて、ええっと……モモさん?」
咄嗟に掲示板でのモモさんの呼び名で声をかけてしまいました。名前で呼び直したら、なんとか足を止めて振り返ってくれたので一安心です。
挨拶をしない内から名前を呼ぶのはどうかと思ったのですが、モモさんが気にしていないようなのでよかったです。
「およ? 僕にご用事?」
ずっきゅん。
コテン、と首を傾げるモモさんのあまりの可愛さに昇天しかけました。なんと素晴らしきもふもふの愛らしさ!
悶えそうになって乱れる呼吸をなんとか落ち着けるために、深呼吸を意識します。きっと駆けてきたことで乱れた呼吸を整えているのだと思ってもらえるはず。
ちらりとモモさんを見つめて、再び早鐘を打つ胸を押さえながら、にこりと微笑みかけてみます。第一印象は大切ですからね!
「初めまして、私、タマモと申します……!」
深々と頭を下げます。
モモさん、あなたに会いたくてたまらなかったんです。ご挨拶したくて、何度街道を駆け回ったことか……ようやくお会いできて、感無量です。
「あ、どうもご丁寧に。僕はモモです」
ちょっと困惑されたけど、きちんとご挨拶できました。嬉しい、嬉しい、嬉しい!
勝手に尻尾がブンブンと揺れます。扇風機並みの風が起きそうになってるのは気にしないでください。お恥ずかしい……
最初のご挨拶ができたからには、私の思いも伝えてみましょう。
ようやく出会えたモモさんを目の前にして、興奮しているせいで冷静さを失っている気がしますが、モモさんの迷惑にはなっていないはずです! たぶん。
「あの、私、もふもふが好きで!」
「そうなんだ?」
「あなたの、ファンです!」
言っちゃった、言っちゃった、言っちゃいましたー!
告白って恥ずかしいですが、嬉しいですね。顔が熱いです。このゲーム、そういうところも再現されてるんですね、すごいです。
モモさんは「え……」と少し戸惑っているようでしたが、まだ話しかけても大丈夫そうです。
「ずっと、モモさんの目撃情報がある度に、はじまりの街と第二の街を行ったり来たりしてて、ようやくお会いできました。嬉しいです……!」
これが感無量の気持ち。うっすらと視界が涙で滲みます。
モモさんは「あー……」と言いながらちょっと申し訳なさそうにしてます。でも、モモさんのせいではないので。私が勝手にモモさんを探してさまよっていただけなので、気にしないでほしいです。
あ、桃で気分を変えてもらいましょう。貢ぐためにずっと持ってたんですから、今渡さずにいつ渡す!
アイテムボックスから桃が入った食料ボックスを取り出して、差し出します。
「これ、よろしかったらどうぞ!」
中身を確認したモモさんがぽかんとしてます。でも、嬉しそうなので、桃を貢いだのは正解でしたね。この感じなら、もうちょっと仲良くなれますかね……?
「――それで、あの……私と、友だちになってくださいませんか……?」
友だちになってほしいと頼むのは、改めてすると気恥ずかしいです。でも、モモさんもちょっと恥ずかしそうにしながら「いいともー!」と答えてくれたので、勇気を振り絞ったかいがありました!
ふふ、モモさんと友だち……なんて素敵な響きなんでしょう!
今日という日を『推しと友だち記念日』に定めたいと思います。
◇◆◇
仲良くなれた日に、いきなりカフェデートをしちゃいました。
私、幸せすぎて死んでしまうのでは……? 死に戻りしても、フレンド欄は消去されないので問題ないですね!
モモさんは予想していたよりもノリのいい方で、私たちの掲示板でのモモさん見守り活動も、もふもふアイドルとして推していることも、笑いながら受け入れてくれました。
……これは、もしかして、さらにアイドルとして推しても構わないんでしょうか? もちろん、ご迷惑にならないように、ファンの統制はします。
様子を見ながら徐々に進めていきましょう。ゆくゆくはライブをしてもらえたりなんかして――キャー、最高です!
なんて私の内心を知らないモモさんとお話を続けた結果、モモさんファンクラブとしての最初のミッションは、桃カフェをグルメ大会で優勝させることに決定しました。
私たちがモモさんのお役に立てることをお見せするチャンスです!
でも、モモさんファンクラブの皆さんに協力していただくためには、何かご褒美があった方がいいでしょうね……
というわけで、桃カフェでのモモさんの写真撮影会を提案したところ、店主のパティエンヌさんの後押しもあり、無事に開催が決定しました。ヤッフー!
明日からの仕事をがんばる活力も生まれましたよ。
モモさんは幻桃探しをしたいようでした。それなのに、私がお手伝いできないのは申し訳ないのですが……いえ、落ち込む前に、お役に立てるようレベリングや装備補強に取り組んでみましょう。
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