Die vercity ーー多様性ーー

ウグイスだ!

文字の大きさ
2 / 6

02 コロニー

しおりを挟む
街に着いた。といっても辺りには草木が生えビルは今にも壊れそうだ。まさに崩壊した町そのものだった。でも少し違うといったら謎の黒い鉱石が生えていることだった。
「おかしいな、ここにいるはずなのに」
誰もいないことが少年にとっては奇妙だったらしい。
ーー途端、大きな音が聞こえてきた
ドン、ドン、ドン
一定のリズムを刻んでいるそれは足音だった。ゾウのような大きな足音であるが、カンガルーのような足運びの音のリズムだった。こちらの音を聞いたのか、それは辺りを見渡している。全速力で走ってきたらしく、疲れているのが目に映る、幸いこちらはビルの中に隠れている。
トカゲのような尻尾、獰猛な牙。
走ってきたのは「恐竜」だった。だがそれに驚いてる場合ではない、
ーーー次の瞬間、爆弾のような爆音が辺りに響いた
ーーーキィーーン
耳鳴りがする。ビルの中にいたためナニが起きたかわからなかった。わかることとすれば恐竜のような何かは胴体が欠けてて、それを囲むように2人の少女がいたことだった。片方の少女は右手がなく、もう1人は目隠しをしていた。それを冷静に謎の男は見ている。1人の少女がそれに気付く。仲間にそれを伝えた後こう言ってきた。
「そこのビルに隠れている方でききてもらえませんか?」
少女とは思えない言動そして、えもいえぬ殺気が恐怖を体現していた。
「どこの者だ?」
もう1人の少女が言う
「どこにも所属しておりません。住める場所を探しここまできました」
謎の男が言う
「避難民でしたか、雨の後でして敏感になっていました。失礼をお許しください。」
目隠しの少女は言った
「いえ、こちらこそ何も言わずに凝視してしまい、申し訳ない。それでは」
背を向けようとした途端
「待て、さっきからなぜ体の全容を見せまいとしている?手を挙げてこちらに来い!」
「どうしたのですか、彼は避難民ですよ。」
「本当にそうか?私のカンはそうはいっていない」
「カンって!?もし違ったら...!」
「そのときは私らのメンツがつぶれるだけだろ、もしものためだ」
「聞こえなかったか、いいから早く来い」
謎の男はゆっくりかつ大胆に暗いビルから向かってくる。その姿勢は無実ゆえなのか罪を隠すためなのか、

ーーーー男の全容が見えた時二人は驚いた
「!!!!」
「こいつどこも欠損していないぞ!」「そんな...!」
意味不明なことをいいながらも確かに驚いた表情をしていた
2人の驚きを見てもなも男は顔色ひとつ変えない
少女が敵意を向ける間もなく
ーーー瞬間
ビルとビルの隙間から音もなく巨大な鯨が現れ、男を飲み込んだ


ーー2月20日 記録者 メルマ

という記録をメルマが見してくれた。
「これを見ても何も思い出せない?」メルマが言う
「何度言われも同じっすね、全く」と私がいう、私はさっきの日誌に出てきた謎の男だ。名前はナジ。「日誌に出てきた時と随分違う」って?実はクジラに食われたあと私は発見されるんだけど、発見された時、記憶喪失だったらしく自分が誰で何をしてたのかわからなかったんだって。それは今でも同じであの時何しにあの場所にいたのかわからない。私は記憶を取り戻すのが今の最大の目標。っていってもなにも成果ないんだけどね。
「というか私が小屋から出てきたとこからなんで記録できるの?」
「あーーそれは土地の情報から過去の記録を調べられる人がいるんだよ...まぁ今いるかわからないけど」
「それってどういう..」
「休憩は終わり、さっさと仕度していくぞ」
話を遮るように話かけてきたのジルだった
こいつは左足を欠損している。メルマは右足がない。
そうここに住む人たちはみなどこかの部位が欠損している。日誌で驚かれたのはそういうこと。私はどこも欠損していなくてもうコロニーでは大騒ぎ、みんな私のことを奇妙な目でみるし、今ではまあ偏見は減ったけど最初は警戒されて大変かな。あとこの世界には狂暴な生物が多いし、ところどころに人工的な建築物があるよ。私たちはその建築物を拠点としていきてる。まあ日誌にかいてあるクジラほどじゃないけどさ。
ほかにもこの世界には奇妙なことが多いけどそれも後で説明していくよ。
「今日はなにするの?」私が言う
「拠点の西側に大きな水たまりができたんだってさ」ジルが言う
「ほんとに!?任せる相手間違えてない?私たちの担当levelじゃないでしょ」メルマが言う
「それはそうだが、上の方たちの指示だ。ナジの行動を見たいんだろ」
ボロボロのビルを抜けて、目的地に向かう。時刻は午前8時人は少なく、あたりにはまだ静けさがある一方みな何か警戒しているようだった。目的地につく。半径20mくらいの大きな水たまりが車道の真ん中にあった。水たまりにメルマが近づくと...
ーーー謎の生物が水たまりから出てきた
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜

日々埋没。
ファンタジー
​「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」  ​かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。  その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。  ​レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。 ​ 地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。 ​「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」  ​新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。  一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。  ​やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。  レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する 

namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。  転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。  しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。  凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。  詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。  それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。  「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」  前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。  痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。  そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。 これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

冷遇王妃はときめかない

あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。 だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...