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2 今の魔女
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「先生。大変な事が起こってしまいました。予想外の結果です」
この秋で十歳になる少女が無表情のままに言った。『先生』と呼ばれた女性は、
「何が起きたんだ? ん?」
探るように聞いた。反応するように少女は女性から目を逸らした。
「何が原因か……、かまどが爆発しまして、」
「は……?」
女性は少女の視線を追い、かまどのある一室へ向かった。すると、そこにあるはずの壁がぽっかりと無くなっていた。
「はああ……」
女性は少女を椅子に座らせ、とても開放的な一室で授業をすることにしました。
「何があったのか話せ。一部の隙もなく詳細に、余さずな。原因がなく結果が起こることなどあまりない」
「火のないところに煙は立たない! ですね」
「? 火がなくても煙は生まれるだろう? 強い酸をかける。うん、いっそ魔法で人を内部からじっくりと焼いてみるなんてのはどうだ。煙を吐き出すだろうな、ドラゴンのように」
目を輝かせる女性に、少女は心の底から軽蔑するような顔をした。
「モツステーキですか……」
この秋で十歳になる少女が無表情のままに言った。『先生』と呼ばれた女性は、
「何が起きたんだ? ん?」
探るように聞いた。反応するように少女は女性から目を逸らした。
「何が原因か……、かまどが爆発しまして、」
「は……?」
女性は少女の視線を追い、かまどのある一室へ向かった。すると、そこにあるはずの壁がぽっかりと無くなっていた。
「はああ……」
女性は少女を椅子に座らせ、とても開放的な一室で授業をすることにしました。
「何があったのか話せ。一部の隙もなく詳細に、余さずな。原因がなく結果が起こることなどあまりない」
「火のないところに煙は立たない! ですね」
「? 火がなくても煙は生まれるだろう? 強い酸をかける。うん、いっそ魔法で人を内部からじっくりと焼いてみるなんてのはどうだ。煙を吐き出すだろうな、ドラゴンのように」
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「モツステーキですか……」
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