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16 【時継視点】
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うーん・・・。
夜空を見ながら私はゆきが来てからの事を思い出していた。
あの日屋敷の中が騒がしいと思い牢屋へ着くと何やら家臣達が沢山集まっているではないか。
中に入ると一人の女性が不安そうな顔でこちらを見ていた。なにやら灰色の見た事もない服を着ている。頭の後ろにあるふくらみは一体なんなのだ?話を聞こうとするとどうやら怪我をしているようだった。足が腫れてしまっているではないか!
困っている人がいたら手を差し伸べる。それが父上と母上の教えだ。それに直感でゆきが悪い事をする人だとはどうしても思えなかった。
だからジタバタするゆきを無理矢理抱っこして治療にあたらせる事にしたのだ。
翌日話を聞くと落とし穴に落ちて別の世界から来たという。もちろんその話をそのまま全て信じた訳では無い。それでもゆきにも何かしら事情があるのだろう。
そこで話にもあった地蔵が屋敷にもあることを教えてあげた。すると足を庇ってでもそこに行きたいと言うではないか・・・前日は特別気にしなかったが千代以外でこの距離で女性に触れた事は無い。思わず少し、ドキドキしてしまった。
その後すぐに千代が出てきてびっくりしたがおおよそヤキモチでも妬いてくれているのだろう。ゆきの言う事が真実であればこの子は今とても大変な目にあっているのだ。申し訳ないが千代には我慢してもらうしかない。
そうして無事に地蔵まで辿り着いた。
屋敷にある地蔵とゆきの時代にあった地蔵はよく似ているらしい。ならば案内してやってよかったなとは思ったが残念ながらいろいろしてみても何も手がかりは無さそうだった。
おんぶが断られたので手を離すと言ってゆきを困らせた。昨日と同じゆきを抱っこして屋敷に連れ戻す。
正直不可解な話ばかりを話すゆきの事は気になってしょうがなかったがそれは違う時代から来たと言うゆきの壮大な話につられてしまっているのかと思っていた。
そう、先程ゆきと秋道が楽しげに帰ってくるのを見るまでは。
あの後秋道と少し話をしたら手に見た事の無い花の腕輪を着けていた。聞けばゆきからもらったと言うではないか!
『そ、そうか、よかったではないか・・・。』
そう言って平然を装った。
家臣の中でも秋道を選んだのはその中でも秋道が一番ゆきを毛嫌いしていたからではないか。それなのに何故本当に仲良くなって帰ってくるのだ!モヤモヤした気持ちが収まらないがかと言って今の状況では誰に当たることも出来ない・・・それに、私には千代という許嫁もいるのだ。
ため息をつき夜空を見上げると沢山の星が見えるがそこに月は無い。
そうか、今日は新月か・・・そんな事を考えていると向こうの方に提灯を持ちながら走っている人影が見えた。
あ、あれば・・・ゆき、ゆきではないか!
『ゆきっ!おい、ゆき!どこへ行くのだ。』
呼びかけても聞こえてないのかゆきはどんどん走っていってしまう。一体どこへいくつもりだ。と、とにかく私も後を追いかけないと!
そうして私も急いでゆきを追いかけた。
夜空を見ながら私はゆきが来てからの事を思い出していた。
あの日屋敷の中が騒がしいと思い牢屋へ着くと何やら家臣達が沢山集まっているではないか。
中に入ると一人の女性が不安そうな顔でこちらを見ていた。なにやら灰色の見た事もない服を着ている。頭の後ろにあるふくらみは一体なんなのだ?話を聞こうとするとどうやら怪我をしているようだった。足が腫れてしまっているではないか!
困っている人がいたら手を差し伸べる。それが父上と母上の教えだ。それに直感でゆきが悪い事をする人だとはどうしても思えなかった。
だからジタバタするゆきを無理矢理抱っこして治療にあたらせる事にしたのだ。
翌日話を聞くと落とし穴に落ちて別の世界から来たという。もちろんその話をそのまま全て信じた訳では無い。それでもゆきにも何かしら事情があるのだろう。
そこで話にもあった地蔵が屋敷にもあることを教えてあげた。すると足を庇ってでもそこに行きたいと言うではないか・・・前日は特別気にしなかったが千代以外でこの距離で女性に触れた事は無い。思わず少し、ドキドキしてしまった。
その後すぐに千代が出てきてびっくりしたがおおよそヤキモチでも妬いてくれているのだろう。ゆきの言う事が真実であればこの子は今とても大変な目にあっているのだ。申し訳ないが千代には我慢してもらうしかない。
そうして無事に地蔵まで辿り着いた。
屋敷にある地蔵とゆきの時代にあった地蔵はよく似ているらしい。ならば案内してやってよかったなとは思ったが残念ながらいろいろしてみても何も手がかりは無さそうだった。
おんぶが断られたので手を離すと言ってゆきを困らせた。昨日と同じゆきを抱っこして屋敷に連れ戻す。
正直不可解な話ばかりを話すゆきの事は気になってしょうがなかったがそれは違う時代から来たと言うゆきの壮大な話につられてしまっているのかと思っていた。
そう、先程ゆきと秋道が楽しげに帰ってくるのを見るまでは。
あの後秋道と少し話をしたら手に見た事の無い花の腕輪を着けていた。聞けばゆきからもらったと言うではないか!
『そ、そうか、よかったではないか・・・。』
そう言って平然を装った。
家臣の中でも秋道を選んだのはその中でも秋道が一番ゆきを毛嫌いしていたからではないか。それなのに何故本当に仲良くなって帰ってくるのだ!モヤモヤした気持ちが収まらないがかと言って今の状況では誰に当たることも出来ない・・・それに、私には千代という許嫁もいるのだ。
ため息をつき夜空を見上げると沢山の星が見えるがそこに月は無い。
そうか、今日は新月か・・・そんな事を考えていると向こうの方に提灯を持ちながら走っている人影が見えた。
あ、あれば・・・ゆき、ゆきではないか!
『ゆきっ!おい、ゆき!どこへ行くのだ。』
呼びかけても聞こえてないのかゆきはどんどん走っていってしまう。一体どこへいくつもりだ。と、とにかく私も後を追いかけないと!
そうして私も急いでゆきを追いかけた。
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