運命の人

白銀優実華

文字の大きさ
5 / 5

しおりを挟む

森から広い道に出たら、ルーフィリと同じくらいの身長の男が1人と翼を広げたら3~4mくらいはあるのではないかと思う程の大きな鳥が2匹いた。

「すまん、待たせた」

裕志達は、男が居るとこまで来た。

「いや、大丈夫だ。その子が?」

「…ん?ああ、裕志だ。…裕志、この男はジルだ」

ルーフィリは2人を交互に紹介した。

「よろしく裕志、本名はジル・ダイメーク・シェルってんだ、気軽にジルって呼んでくれ」

「…よろしく、……なあ、それって」

挨拶もそこそこに、裕志は後に居る、鳥に目をやった。

「この鳥は、移動用の鳥だよ。すごく大人しいから大丈夫」

ルーフィリは言いながら裕志の手を引いて右側の鳥に近づいた。

「この鳥の名前は、エイシャナで、あっちはキナック、俺が何時も乗ってるのはエイシャナ。裕志、エイシャナの背に乗ってくれるか?」

ルーフィリは言い終わった後、エイシャナの背に乗り、裕志に掴まってと、手を差し出した。

裕志は手を掴んで、ルーフィリが引っ張り自分の後ろに座らせて、キナックに乗ってるジルを見て、声をかけた。

「ジル、準備はいいか?」

「おう、何時でもいいぜ!」

「裕志、しっかり掴まってて、落ない様にねっ…」

その言葉を聞き、裕志はルーフィリの腰に腕を回し、その直後エイシャナとキナックは飛んだ。

「…す、すごっ……!?」

丁度いい高さまで来たので、速度を落とした。

下を見ると、さっきまで居た場所と裕志が現れた大木が見えた、そこから少し目線を上げると、森が続いていて、遠くの方に建物が密集して、所々に点々とあった。

「…気に入ってくれた?」

裕志の言葉を聞いてルーフィリは、顔を後ろに少しだけ向き、首を傾げ直ぐ前を向いた。

「…うん、凄く綺麗な場所だな、俺が居たあの大きい木って何なんだ……?」

「…ん?……あー、あの木は母体樹ぼたいじゅって言うんだ」

裕志はそれを聞いて、もう遠くにある母体樹の方を少しだけ振り返って見て、直ぐに前に戻した。

「もう少しで着くから、この話は後でね……」

裕志は頷き、それから一言も話さず、暫くして、見ていた中で一番大きいんじゃないかと思うくらいの街があった。

その中で離れた所に、一際大きな建物、城がありました。

エイシャナとキナックはその城に向かって飛び、暫くして城の中の広い場所に降りた。

――――……
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

悪役の僕 何故か愛される

いもち
BL
BLゲーム『恋と魔法と君と』に登場する悪役 セイン・ゴースティ 王子の魔力暴走によって火傷を負った直後に自身が悪役であったことを思い出す。 悪役にならないよう、攻略対象の王子や義弟に近寄らないようにしていたが、逆に構われてしまう。 そしてついにゲーム本編に突入してしまうが、主人公や他の攻略対象の様子もおかしくて… ファンタジーラブコメBL シリアスはほとんどないです 不定期更新

劣等アルファは最強王子から逃げられない

BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。 ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。

何故よりにもよって恋愛ゲームの親友ルートに突入するのか

BL
平凡な学生だったはずの俺が転生したのは、恋愛ゲーム世界の“王子”という役割。 ……けれど、攻略対象の女の子たちは次々に幸せを見つけて旅立ち、 気づけば残されたのは――幼馴染みであり、忠誠を誓った騎士アレスだけだった。 「僕は、あなたを守ると決めたのです」 いつも優しく、忠実で、完璧すぎるその親友。 けれど次第に、その視線が“友人”のそれではないことに気づき始め――? 身分差? 常識? そんなものは、もうどうでもいい。 “王子”である俺は、彼に恋をした。 だからこそ、全部受け止める。たとえ、世界がどう言おうとも。 これは転生者としての使命を終え、“ただの一人の少年”として生きると決めた王子と、 彼だけを見つめ続けた騎士の、 世界でいちばん優しくて、少しだけ不器用な、じれじれ純愛ファンタジー。

そんなの聞いていませんが

みけねこ
BL
お二人の門出を祝う気満々だったのに、婚約破棄とはどういうことですか?

乙女ゲームのサポートメガネキャラに転生しました

西楓
BL
乙女ゲームのサポートキャラとして転生した俺は、ヒロインと攻略対象を無事くっつけることが出来るだろうか。どうやらヒロインの様子が違うような。距離の近いヒロインに徐々に不信感を抱く攻略対象。何故か攻略対象が接近してきて… ほのほのです。 ※有難いことに別サイトでその後の話をご希望されました(嬉しい😆)ので追加いたしました。

キサラギムツキ
BL
長い間アプローチし続け恋人同士になれたのはよかったが…………… 攻め視点から最後受け視点。 残酷な描写があります。気になる方はお気をつけください。

【本編完結】処刑台の元婚約者は無実でした~聖女に騙された元王太子が幸せになるまで~

TOY
BL
【本編完結・後日譚更新中】 公開処刑のその日、王太子メルドは元婚約者で“稀代の悪女”とされたレイチェルの最期を見届けようとしていた。 しかし「最後のお別れの挨拶」で現婚約者候補の“聖女”アリアの裏の顔を、偶然にも暴いてしまい……!? 王位継承権、婚約、信頼、すべてを失った王子のもとに残ったのは、幼馴染であり護衛騎士のケイ。 これは、聖女に騙され全てを失った王子と、その護衛騎士のちょっとズレた恋の物語。 ※別で投稿している作品、 『物語によくいる「ざまぁされる王子」に転生したら』の全年齢版です。 設定と後半の展開が少し変わっています。 ※後日譚を追加しました。 後日譚① レイチェル視点→メルド視点 後日譚② 王弟→王→ケイ視点 後日譚③ メルド視点

彼は当て馬だから

藤木みを
BL
BLです。現代設定です。 主人公(受け):ユキ 攻め:ハルト

処理中です...