好きを好きなだけ

鈴卜優

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朝也の朝は早い。

まず朝起きたら隣を確認する。

そこには天使のような寝顔で寝ている碧の顔を見る事から始まるのだ。


(あー、かわいい)

この子は神様が丁寧に作ったものではないのかと思う程だ。

(あっ少し口が開いてる。)

そう思ってすこし笑ってしまう。

そんな寝顔に口付けを落とす。

「…っん。」とモゾモゾ動くが碧は起きない。


同棲が始まってもう3ヶ月は経つのにこの時間が何より愛おしい。

朝は毎日碧のこの姿をみていたい。
そうしたらきっと良い一日が始められるだろうと思う。

同棲してみて今のところ喧嘩はなく過ごしている。碧のいろんな一面を見るようになったが、全ての行動が愛おしく感じる。この生活が何よりも幸せなのだ。


朝也は寝ている碧を残して洗面所に行き顔を洗い、身だしなみを整える。

その後はキッチンに行き朝ご飯をつくる。

夜ご飯は碧が作ってくれる事が多いので朝は基本的に朝也が作るようにしている。

全ての用意が終わり、自分も着替えを済ます。

そしてそのまま寝ている碧に声をかける。

「碧、朝だよ。起きて~」

そう言ってちゅちゅっと頬や唇に口付けを落としていく。

そうするとモゾモゾと碧が動き出す。

「…んん~…。」

「碧、起きないともっと深いのしちゃうよ~」

そう言うとパチリと目を開ける。

「……朝也さん…。おはようございます。」

目を擦りながら顔を赤くして言う。

「はは、おはよう。」


そうしてもう1度口付けをする。
「顔洗っておいで?リビングで待ってるね。」

碧はまだ眠たそうな顔で笑顔を返しながら「…はい。」と返していた。

碧も身だしなみを整えテーブルのイスに腰を下ろす。

「朝也さん、今日もありがとうございます。」

「どういたしまして。じゃあ食べよう。」

そう言って2人で朝食を食べる。

2人で他愛もない話をしながら朝はゆっくり余裕を持って過ごす。

「朝也さん今日は早いですか?」

「うん。今日は早番!」

「やったー。今日は2人で夜ゆっくり過ごせますね?」

嬉しそうな顔で碧がいう。

それだけで朝也の心臓の鼓動が早くなる。

「…うん。そうだね。今日は家で映画でも観ようか?」

「あっ!いいですね!あのこの前言ってたやつにしましょ!」


そうして今日の夜の予定を立てる。

それだけで今日1日頑張れそうだ。


________________……………

「じゃあ俺先にでますね?」

「うん。また夜に」


そう言って碧は目を閉じる。

朝也は碧の唇に口付けをする。

「いってらっしゃい」「いってきます」

日課になった朝の見送り。

この幸せな日々がどうか毎日続きますように。



そう思いながら朝也も用意をし、家を出るのであった。









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