異世界転生したけど殺されました

勇崎シュー

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サウスサウサ編

14話 クエスト達成

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「それで、あの子のことは何か聞けた?」

 あの子、というのは、最悪の村出身の少女の事だろう。

「あぁ、色々教えてもらったよ」

 昨日と同じ森を歩ながら、得た情報をエリュに教える。
 実はあの少女のことを知りたがっていたのは、エリュだったのだ。

「......成る程ね」

 何故エリュがそこまであの少女に肩入れするのかは知らないが、理解はしてくれたようだ。

「コウキ、いたわ」

 今日はあまり奥へは行かず、入り口付近でちびちび狩ることにした。

「よし、ハイディングはしてるな、行くぞ」

 俺達はゆっくりとグラスウッズに近より、もうお馴染みのあの魔法で蹴散らす。

「「ライトランスッ!」」

 グラスウッズは奇怪な声をあげ、くたばる。
 俺は本日四枚目の薬草を手に入れた。
 昨日の四枚と合わせて、合計八枚目だ。つまり、後一枚で初クエスト達成というわけだ。

「よし、油断せずに、次も確実にやろう」
「あら、昨日油断して危なくなったのはどこのだれかしら」
「うっ、面目ない」

 すると、エリュはぷっと吹き出し、笑いだした。

「なんだよ。笑うことないだろ。くくく......」

 結局、俺もつられて笑ってしまった。

「さ、気を取り直して行こうか」

 一頻り笑った俺達は、最後の薬草を得るため、移動を始めた。
 そして、数分後、エリュがグラスウッズを見つける。

「「ライトランス!」」

 最後のグラスウッズを倒した俺達は、九枚目の薬草を積む。

「よっしゃ!これでクエスト達成だ!」
「いいえ、ギルドに渡してクエスト達成よ」

 俺が薬草を高く掲げ喜んでいると、すかさずエリュに指摘される。

「別にいいじゃんか喜んだってよ」
「別に喜んではいけないとは言っていないわ」
「......それにしても、やけにあっさり終わったな」

 俺達は五枚の薬草を手に、ギルドへと向かった。
 道中、特に何か起こることもなく、無事サウスサウサに到着する。
 早速ギルドの受付で、薬草を手渡した。

「はい、では薬草も確認出来ましたので、こちらの報酬金をお受け取りください」

 報酬は、薬草一枚につき400υウルだった。
 υウルというのはこの世界の共通硬貨だ。
 その400υウルが九枚で、合計3600υウル。二人で分けて一人1800υウルの報酬だ。
 そう言えば、エリュにお金を借りていたので、俺の報酬はもっと少なくなるな。
 命をかけたにしては少ないような気もするが、ここでのお金の価値がどれ程のものなのか分からないので、なんとも言えない。

「ねぇ。君たち」

 すると、俺達は唐突に声をかけられた。 
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