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ローウェンと2人旅
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木本麗奈、24才 看護師。
買い物帰りに突然の転移で、森の中を歩いてます。
お隣には、映画俳優も顔負けのイケメンが居ます。
一応、転移した時に立っていた場所から、私が動くことを不安に思っていると、ローウェンがナイフで傷を付け、赤い染料をそこに塗り付け目印を付けてくれた。
いつか、どこから来たのか、戻れないか調べたいってことになるかもしれないからからね。
後からやっとけば良かったと後悔しないようにしないとね。
でも、ローウェンと歩いていて、ふと考えてしまう。
私は、ローウェンの言葉を信じてこの国を出ていこうとしてるけど大丈夫なのかって。
ローウェンが何者か知らないし、本当にこの国が利用できるものを利用するような国なのか、隣のアルソード国は、信じてもいい国なのか。
でも、最後に選択したのは自分。
ローウェンが居ないまま、1人で森の中を歩くことを考えたら、多分そっちの方が不安でいっぱいで、後悔していたはずだ。
どうしてローウェンと一緒にアルソード国に行かなかったのかって。
なら、もうなるようにしかならない。
私が、そんな覚悟をしながら歩いてるうちに、日が落ちて夕方になった。
「レイナ、今日はここまでにしよう」
夕方から夜までは、あっという間だ。
少しでも明るいうちに、夕飯の支度と、寝る準備をしなければならない。
「夕食の準備しますね」
「手伝うよ。何でも言ってくれ」
私は、ローウェンにキャベツを一口サイズに葉っぱ2、3枚ちぎるようにお願いして、私は、空のアルミ缶を出して、ふとローウェンの腰に下がったナイフを見た。
「ん?レイナどうした?」
「すいません、ローウェンさんの腰のナイフ貸してもらえないでしょうか?」
「これ?これは、ナイフじゃないくて、剣だよ。ここから抜くとー」
ローウェンのナイフほどの小さな脇差しのサヤから抜くと、ローウェンの足の長さ程の剣になった!
「え!すごい!大きさが変わるんですか?」
「そっか、レイナの国には、マジックアイテムはないんだね」
「マジックアイテム!」
私は、感動にうち震えた。
どうやら、食べ物に期待は出来ないけど、不思議道具がある世界のようだ。
もしかして、魔法とか?魔法とか?魔法とか!!
「ま、魔法あるんですか?」
「あるよ。因みに僕は、火の魔法が使えるよ」
「わぁ!火の魔法!すごい!」
「レイナは可愛いね。でも、ナイフって言ってたから何か切りたいのがあるじゃない?手伝うよ」
「あ、そうでした!この缶をここから切れ目をすすっとここまで入れてもらえませんか?」
「いいよ、ちょっと待ってね」
ローウェンは器用に、缶に切れ目を入れていく。
「これをですね、広げて、ちょっと細工をしましてお肉を焼く鉄板にします」
「なるほど、じゃあ、火をおこすのは火の魔法使いの僕に任せて」
本当は、カバンに入っていたライターを使おうかと思ってたけど、断然、火の魔法に興味あるのでライターは却下。ライターは、タバコを吸うためではなく、デザインが可愛くてつい買ってしまったもの。まだ未使用だ。
「ぜひお願いします!」
私は、近くの燃えやすい枯れ木やら葉っぱを集めて、飛ばないように設置し、火入れを頼む。
「 」
ローウェンが、口元で何かを発していたが、私の耳には残らない不思議な言語だった。
すると、ローウェンの手のひらの数センチ上から炎がボッと燃え上がり、ローウェンが軽く手を振ると、準備した枯れ木に火がついた。
「料理に火は必需品ですから素敵です!」
あとは、水が出たらもっと最高です。と心の中でつぶやく程度に麗奈は空気が読めた。
ローウェンには、心の声は届かなかったようで、ローウェンは嬉しそうに微笑んだ。
ローウェンの笑顔がマジでヤバい。
威力抜群である。
でも、私はここで思う。
好きになったら負けであると!
異世界のイケメンに惚れたら、絶対に日本に戻れないし、戻りたくなくなるという恐ろしいフラグなのだ。
しかも、このイケメンはきっと誰彼構わず愛想がいい人で、みんな勘違いをして、告白して振られてるとみた!
私は、そんな死屍累々の仲間にはなりたくない!
そんな笑顔で落ちると思ってるなら、そんな世の中甘くないってこと教えてやらないとね!フンヌッ
私は、気合いを込めて頷くと、熱くなったアルミに豚肉を炒めて、その豚肉の油でキャベツを焼いた。
味付けは、味塩。
実は、たまたま家の味塩を切らしていたから詰め替え用を購入していたんだよね。
「出来ました!キャベツと豚肉とロールパン1個と飲み物は、このヤクルトが本日の夕飯です」
日本で食べる料理としては、かなりシンプルで豪華とは言えない料理だけど、食糧が全くないローウェンからしてみれば贅沢も言えないだろう。
「す、すごいよ、こんな森の中でこんな美味しそうだな料理を食べれるなんて!」
ローウェン、めちゃ感動してた。
「ローウェンさん大げさ。まぁ、食べてみて。そんな大したものじゃないから」
「ああ、いただくよ」
ああ、こっちには、手を合わせて「いただきます」ってないんだなと思いながら、私は小さな声で「いただきます」と手を合わせてお肉に手を伸ばす。
「レイナ、そのいただきます。と手を合わせて食べるのは、レイナの国の習慣?」
「ん。そうよ、お肉はもちろん、お野菜も命をもらってるから感謝の気持ちを込めてるの」
まぁ、気にしないでと言うと
「いや、いい習慣だね。僕もこれからはそう言うよ。いただきます」
ローガンは、手を合わせた。
そして、お肉を食べた瞬間、瞬きをすると「う、旨い!」とパクパクと食べ始めた。
まぁ、お昼のサンドイッチも少なさそうだったしね。
でも、豚肉の油が甘くて、味塩じゃなくて、ただの塩があれば一番だったけど、ちょい味付けされてるから食べやすい。
ロールパンも本当は、白いご飯だったらと贅沢を言ってはいけない。
「このパンもすごく旨いよ。こんな柔らかいパンを食べたのは初めだよ」
ローウェンのこの発言に、私はピシリと固まった。
な、な、なんですと?
ま、まさかの異世界定番の硬いパン?
異世界で、私が酵母を作って、柔らかいパンを広めるフラグでしょうか?
や、酵母の作り方は知ってるけど、そんなことしてたら私、パン屋さんになっちゃうんじゃない?
それは、新しい情報を狙われて貴族に捕まるとか?
定番とかいって、ウッヒャーしていたら、現実には悲惨な結果とかもありうるから慎重にしとかないとね。
でも、硬いパン食べたくないから、こっそり自分の為にも酵母は作っておこうと決めるのだった。
買い物帰りに突然の転移で、森の中を歩いてます。
お隣には、映画俳優も顔負けのイケメンが居ます。
一応、転移した時に立っていた場所から、私が動くことを不安に思っていると、ローウェンがナイフで傷を付け、赤い染料をそこに塗り付け目印を付けてくれた。
いつか、どこから来たのか、戻れないか調べたいってことになるかもしれないからからね。
後からやっとけば良かったと後悔しないようにしないとね。
でも、ローウェンと歩いていて、ふと考えてしまう。
私は、ローウェンの言葉を信じてこの国を出ていこうとしてるけど大丈夫なのかって。
ローウェンが何者か知らないし、本当にこの国が利用できるものを利用するような国なのか、隣のアルソード国は、信じてもいい国なのか。
でも、最後に選択したのは自分。
ローウェンが居ないまま、1人で森の中を歩くことを考えたら、多分そっちの方が不安でいっぱいで、後悔していたはずだ。
どうしてローウェンと一緒にアルソード国に行かなかったのかって。
なら、もうなるようにしかならない。
私が、そんな覚悟をしながら歩いてるうちに、日が落ちて夕方になった。
「レイナ、今日はここまでにしよう」
夕方から夜までは、あっという間だ。
少しでも明るいうちに、夕飯の支度と、寝る準備をしなければならない。
「夕食の準備しますね」
「手伝うよ。何でも言ってくれ」
私は、ローウェンにキャベツを一口サイズに葉っぱ2、3枚ちぎるようにお願いして、私は、空のアルミ缶を出して、ふとローウェンの腰に下がったナイフを見た。
「ん?レイナどうした?」
「すいません、ローウェンさんの腰のナイフ貸してもらえないでしょうか?」
「これ?これは、ナイフじゃないくて、剣だよ。ここから抜くとー」
ローウェンのナイフほどの小さな脇差しのサヤから抜くと、ローウェンの足の長さ程の剣になった!
「え!すごい!大きさが変わるんですか?」
「そっか、レイナの国には、マジックアイテムはないんだね」
「マジックアイテム!」
私は、感動にうち震えた。
どうやら、食べ物に期待は出来ないけど、不思議道具がある世界のようだ。
もしかして、魔法とか?魔法とか?魔法とか!!
「ま、魔法あるんですか?」
「あるよ。因みに僕は、火の魔法が使えるよ」
「わぁ!火の魔法!すごい!」
「レイナは可愛いね。でも、ナイフって言ってたから何か切りたいのがあるじゃない?手伝うよ」
「あ、そうでした!この缶をここから切れ目をすすっとここまで入れてもらえませんか?」
「いいよ、ちょっと待ってね」
ローウェンは器用に、缶に切れ目を入れていく。
「これをですね、広げて、ちょっと細工をしましてお肉を焼く鉄板にします」
「なるほど、じゃあ、火をおこすのは火の魔法使いの僕に任せて」
本当は、カバンに入っていたライターを使おうかと思ってたけど、断然、火の魔法に興味あるのでライターは却下。ライターは、タバコを吸うためではなく、デザインが可愛くてつい買ってしまったもの。まだ未使用だ。
「ぜひお願いします!」
私は、近くの燃えやすい枯れ木やら葉っぱを集めて、飛ばないように設置し、火入れを頼む。
「 」
ローウェンが、口元で何かを発していたが、私の耳には残らない不思議な言語だった。
すると、ローウェンの手のひらの数センチ上から炎がボッと燃え上がり、ローウェンが軽く手を振ると、準備した枯れ木に火がついた。
「料理に火は必需品ですから素敵です!」
あとは、水が出たらもっと最高です。と心の中でつぶやく程度に麗奈は空気が読めた。
ローウェンには、心の声は届かなかったようで、ローウェンは嬉しそうに微笑んだ。
ローウェンの笑顔がマジでヤバい。
威力抜群である。
でも、私はここで思う。
好きになったら負けであると!
異世界のイケメンに惚れたら、絶対に日本に戻れないし、戻りたくなくなるという恐ろしいフラグなのだ。
しかも、このイケメンはきっと誰彼構わず愛想がいい人で、みんな勘違いをして、告白して振られてるとみた!
私は、そんな死屍累々の仲間にはなりたくない!
そんな笑顔で落ちると思ってるなら、そんな世の中甘くないってこと教えてやらないとね!フンヌッ
私は、気合いを込めて頷くと、熱くなったアルミに豚肉を炒めて、その豚肉の油でキャベツを焼いた。
味付けは、味塩。
実は、たまたま家の味塩を切らしていたから詰め替え用を購入していたんだよね。
「出来ました!キャベツと豚肉とロールパン1個と飲み物は、このヤクルトが本日の夕飯です」
日本で食べる料理としては、かなりシンプルで豪華とは言えない料理だけど、食糧が全くないローウェンからしてみれば贅沢も言えないだろう。
「す、すごいよ、こんな森の中でこんな美味しそうだな料理を食べれるなんて!」
ローウェン、めちゃ感動してた。
「ローウェンさん大げさ。まぁ、食べてみて。そんな大したものじゃないから」
「ああ、いただくよ」
ああ、こっちには、手を合わせて「いただきます」ってないんだなと思いながら、私は小さな声で「いただきます」と手を合わせてお肉に手を伸ばす。
「レイナ、そのいただきます。と手を合わせて食べるのは、レイナの国の習慣?」
「ん。そうよ、お肉はもちろん、お野菜も命をもらってるから感謝の気持ちを込めてるの」
まぁ、気にしないでと言うと
「いや、いい習慣だね。僕もこれからはそう言うよ。いただきます」
ローガンは、手を合わせた。
そして、お肉を食べた瞬間、瞬きをすると「う、旨い!」とパクパクと食べ始めた。
まぁ、お昼のサンドイッチも少なさそうだったしね。
でも、豚肉の油が甘くて、味塩じゃなくて、ただの塩があれば一番だったけど、ちょい味付けされてるから食べやすい。
ロールパンも本当は、白いご飯だったらと贅沢を言ってはいけない。
「このパンもすごく旨いよ。こんな柔らかいパンを食べたのは初めだよ」
ローウェンのこの発言に、私はピシリと固まった。
な、な、なんですと?
ま、まさかの異世界定番の硬いパン?
異世界で、私が酵母を作って、柔らかいパンを広めるフラグでしょうか?
や、酵母の作り方は知ってるけど、そんなことしてたら私、パン屋さんになっちゃうんじゃない?
それは、新しい情報を狙われて貴族に捕まるとか?
定番とかいって、ウッヒャーしていたら、現実には悲惨な結果とかもありうるから慎重にしとかないとね。
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