【R18】「いのちだいじに」隠遁生活ー私は家に帰りたいー

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第四章:地味に平和が一番です

6.精霊の女神様(爆)は、覚醒する。

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 ふぁあ…見知らぬ天井だぁ…

 なんて、定番のネタをかますつもりは更々なかったのだが、突然自分が見覚えのない部屋で目覚めたら、思わずそんな台詞を言ってしまうのも無理はないと思う。
 しかもこのベッド、やたら大きくてフカフカしているのに柔らかすぎない絶妙な固さなのだ。しかしこんないいベッドなら、思わずもう一度眠ってしまいたくなってしまってもいいはずなのに、随分長い事眠っていたのだろうか、頭がやたらスッキリとしているために、眠気は全く襲ってこない。

 ん………起きるか…。

 私はそのままムクリと上体を起こして、ぼんやりと何を見るともなしに見回し…、家のキングサイズのベッド程に大きいけれど、段違いに品の良い天蓋付きベッドの上で寝ていたことに気づいた。そして、少し離れた足元に、マーリンやタロウがペットサイズで丸くなって寝ている姿を見てホッと安心しながらも、自分が今王宮に来ていることを思い出したのだった。

 私が「ふぅ」と息をついていると、目覚めたことに気づいた2匹はパッと立ち上がり、私の反射神経では反応しきれない程のスピードで2匹そろって飛びついてきたので、私は「おはよう」の挨拶もできないうちに、そのまま再びベッドに押し倒された。

『やっと起きたニャ! 起きたニャーーー…』
『ハッハッハッ……主――っ!』

 と泣き(鳴き?)ながらむしゃぶりついてくる2匹にベロベロとされるがままに舐めたくられ、身体を起こすこともできずに仰向けのまま気道を塞がれ窒息しそうになって、起きたばかりなのに昇天されんと藻掻いていた。その時

『カチャ』

 と、扉が開く音がしたので2匹を振り切ってバッと起き上がり、そちらに目をやると、クラシックメイドみたいな黒い衣装を身に纏った―――130㎝位の大きさだろうか?―――小さな可愛いスナネズミの侍女さん? と目が合った。

 あ、かわいい

 思わずそう呟いて、スナネズミさんを見つめていると、彼女はプルプルとお髭をゆらしながら満面の笑みを浮かべて話しかけて来た。

「おはようございます。ご気分はいかがでしょうか?」

 咄嗟の反射で緊急避難的に上体を起こした状態ではあるものの、可愛いメイドさんに声を掛けられて2匹にもみくちゃにされた顔中はよだれ塗れだわ、髪はボサボサだわのひどい有様の自分の姿に気づきいたたまれなくなった。しかも、その上膝は大型犬にのっそりと占拠され、白い猫には肩に頭を乗っけて背中からへばりつかれた特殊な状態を他人様にお見せしていることに、もう一度布団をひっかぷって引きこもりたい程恥ずかしくなった。
 しかし、メイドさんは何事もなかったかの様にベッドの側に近寄り、少し高めだけれど落ち着いた声で、真ん丸で大きなこげ茶の瞳には変なものは何も映っていないように優しい笑顔で挨拶してくれるなんて、このネズミさんは意外とベテランなのかもしれないな、と思った。
 そうしてぼんやりとしながら―――まだしっかり頭が働いていないともいうが―――、咄嗟にあいさつを返すこともできず、モフモフに塗れながらも思考に浸っていると

「あなた様は3日程眠っていらしたので、突然のことと思われて驚かれるかもしれませんが、こちらは王宮にある客室の一室。その中でも、クリスティアン王子殿下が手ずからあなた様がこちらにいらした際に使っていただきたいと、以前より整えられた一室でございます。そして、申し遅れましたが、私は女官長のジョアンナと申します。王子殿下に依頼され、女神様がこちらにいらっしゃる間、お仕えさせていただくこととなりましたので、よろしくお願いいたします」

 …と、挨拶をされた。女官長とは……思った以上に偉い人ではないか。このお城で働く女子の頂点とも言えるお方に面倒を見てもらうなど、恐れ多い気がして申し訳ない…ていうか王子がこの如何にも貴族の令嬢が住んでいそうな、可愛らしくも品の良い部屋を整えたってどゆこと?
 丁寧なごあいさつを受けながら、私は思わず「?」と、首を傾げて質問しようとしたのだが、私の膝の上に顎を乗せてフハーフハーと鼻息を吹きかけてくるタロウの湿った吐息が暑苦しくて、そっちに思考が移動してしまって問いかけるチャンスを失った。

 そして、ハッと挨拶を返していないことに気づき、慌ててジョアンナさんに向きなおり、

「すみません、こちらこそ、お世話になります…」

 と、ぺこりとお辞儀をしようとしたのだが、マーリンに再び背中からよじ登られそうだったので、頭を下げるのはやめておいた。

 …ていうか、こいつら………いつまでやってるんだよ…わざとじゃなかろーな?…

 そんな私の受け答えに、「まぁまぁ…」とジョアンナ女官長は嬉しそうに笑い、

「陛下のお命を…そして王を崇拝する我々の心をお救い頂いたあなた様のお目覚めを、国王陛下並びに王妃陛下、王太子殿下、第2王子殿下方が何よりも優先してお待ちでいらっしゃいます。ご気分がよろしいようでしたら、すぐさま陛下方にご報告させていただきたいと存じますが…いかがなさいますか?」

 と、ピルピルと髭をそよがせながら、可愛い笑顔で聞いて来た。

「3日…そんなに経っていたんですね…。 大丈夫です、頭は妙に冴えているような気がしていますし、他も特に体調がおかしいということもなさそうなので、お知らせしてください。……ただ、その前に着替えと…何か飲むものか食べるものを頂けると助かります。…あと、この寝間着も、ありがとうございます」

 今、私は簡素であるものの、絶対にお高いと思われる程肌触りの良いネグリジェを身に纏っている。多分、王様の血を浴びた後クリーンでもかけてもらって着替えさせてくれたのだろう。…多分、きっと、恐らく、そうしてくれたのはこの侍女さんたちなんだと思いたいのだけれど。

 そう思いながら、じりじりと移動してきたネコの顎を肩に乗っけたままできる限りのお辞儀をすると、ジョアンナさんは急にパタパタと柔らかい毛に包まれた可愛い尻尾を揺すって

「そ、そのように私のようなものに頭をお下げにならないでください、女神様。もったいのうございます。衣服に関しては、クリスティアン王子様より、部屋ごと全て女神様に捧げたものだから、好きにしてもらえば良いとのお言葉もいただいておりますので、何もお気になさらず使っていただければ、王子様もお喜びなさいます」

 と、慌てる様に髭を揺らして頭を振った。…って、なんか聞き捨てならないんですけども

「王宮に部屋ごとですか!? いやいやいや、そんなもの受け取ることなどできませんって」

私はそう言いながらブンブンと音が鳴りそうなほどの勢いで、首を横に振りたくる。しかし、ジョアンナ女官長は

「そのようにご遠慮なさらないでください。王子殿下は、あなた様がいらっしゃる日を、大層心待ちにして、嬉しそうにドレスなどを買い付けていらっしゃいましてよ? あんなに女性の事を嬉しそうにお話される姿など、私、王子殿下が赤子の頃からお世話させていただきましたが、初めてでしたわ」

 そうやって、嬉しそうに微笑むので、私は「ぅぐ…」と顔が赤くなって何も言えなくなり、そんな私の姿を黙って見ている2匹が沈黙していることに違和感を感じたもの、それ以上何も言えずにただ口をパクパクと開閉していたのだった。

 そして、そんな私を微笑ましいもの見るような慈愛の籠った眼差して見られながら、

 …………初対面のデキる系女子からも女神呼びか……やばい、まだこの羞恥プレイが続いている……

 と、大変居心地の悪い思いを堪えながら、流石に限界に達し、頭に乗っかってしがみついている猫を無言で引きはがした。

「…そうですか。 では、私の衣服は…どこにあるのでしょうか、こちらで着せ替えていただいたものの様なので、よろしければ自分の服に着替えたいと思います」

 私は、ここでも「女神とか違うんですよ(てへぺろ)」なやり取りをすることを――なんかもう、メンドクサイので――諦めて、王子たちと会うために身支度を整えさせてもらおうと侍女さんに話しかけた。すると、ジョアンナさんは、ハッとした様子になってから表情を改め、

「はい、気が回らず申し訳ございません。 陛下方へ直ちに報告させていただいた後、2時間程度の猶予をもって面会のご予定を入れさせていただきます。その間に女神さまにはお食事をとっていただき、我々が誠心込めて身支度を整えさせていただきたいと存じます。その頃には、御多忙であるあの方々もお揃いになられることと思われますので…」

 そう言って、パンパンと手を打ち鳴らすと、扉の外に控えていたのだろうか、犬系や猫系、熊やらネズミといった様々な種類のモフモフした侍女さんたちが入って来て、扉の前で一礼すると、ベッド横の大理石っぽい素材の高級感あふれるテーブルに食事の用意を整えだした。

 おおぅ……さすが女官長。手を打ち鳴らしただけで配下の侍女軍団が集結した。

 入って来た侍女さんたちは、大変統率の取れた動きでスナネズミであるジョアンナ女官長の指示に従って動いている。私は、そっとベッドから降りて、侍女さんの一人に誘導されるまま用意が整いつつあるテーブルにつき、出されたお茶を静かに啜りながら、彼女たちのキビキビとした動きをただ眺めていたのだった。



 その後、軽い食事を済ませた後に軽く入浴し、その後マッサージ台の上で全身ぺかぺかする程美容オイルを塗りこまれて、大きな鏡面の間であーでもないこーでもないと真剣に話し合う侍女さんたちの鬼気迫るやり取りにビビりながらも、されるがままに着せ替え人形を勤め上げ、2時間後にはどこに出しても恥ずかしくないようなご令嬢スタイルに仕立て上げられておりました。
 ―――ちなみに、2匹は私がお風呂に入ろうとした時に、普通について来ようとして女官長に圧の強い笑顔に勝てず、部屋を追い出されていたようだった―――

「王子のお見立ても、悪くありませんね。 しかし……あの坊ちゃんがねぇ…ふふ」

 と、鏡の前で私が超変身を遂げている最中、後ろから全体を見渡していた女官長が徐々にご令嬢のように仕上げられていく私の姿を、微笑みつつ呟いていたようであるが、後半は何を言っていたのかはあまり聞こえなかった。


 
 その後、ドレスをどうするかの話し合いの中、自分が持っている魔道具を付けたいので…と、隠密のブレスレットや転移の腕輪、無線用ピアスとストレージになっている指輪だけは外したくないと説明して装着すると、それらがすべて上位の魔道具であることから、魔力的には獣人の平均値程度である侍女さんたちの顔色が変わり、少しずつ親しみやすく砕けてきてくれていた態度が、再び大変恭しいものへと変化していってしまったのは、少し悲しかった。

 ……久しぶりに女子トーク、楽しかったんだけどなー……



 まあ、そんなこんながありまして、それらの忍耐を共にした2時間を経過した後、大きな鏡面に写された自分を見て、「ふぁっ!?」と驚愕しており、その後ろで控える制作陣…もといプロ侍女さんたちは、自分たちの作品を愛でるように感嘆の吐息を漏らしながらも、満足げに微笑んで見守ってくれている。ちなみに、どれがよろしいでしょうかと案内されたウォークインクロゼットの中の、無数のドレスは、全て王子が自ら選別した逸品ぞろいだと言われて、若干引き気味にご遠慮しそうになったが、

「女神様がお召しにならないようでしたら、この部屋の全ては無意味になってしまいます。準備なされた王子の想いを汲んで、お使いいただけないでしょうか?」

 と、女官長が髭をピルピルさせながら大きな茶色い真ん丸の瞳をウルウルさせて訴えるので、私はそれ以上拒絶することなどできずに

「じゃ、じゃあ、おまかせで…」

 と、彼女たちの言うがままに着せ替え人形になることに決めた。 

 ていうか、押しの弱い日本人体質が憎い。…この流され易さもいずれどうにかしていきたいものである。


 そして、大きな鏡台の前で施されたメイクは、こちらで流行っているのか、アイラインはそれ程きつくなく、シャドーは紫系統でぼかしているが、やや甘めの印象を抱かせる仕上がりになっていると思った。また、濡れた様な唇は、肌の色に合わせたのか、艶やかな濃いめのピンク色で、少々若すぎやしないかと気恥ずかしくなるが、ちょっと若返って見える今の自分には合っていた。
 加えて、艶やかに梳られて艶を増した髪は一部を背中に流しつつも、サイドは珍しい耳やピアスを強調するように複雑な編み込みを施され、後頭部でゆるくまとめられているのだが、一度崩れたら、絶対に自分では直せない。

 その上、上品な曲線で足首まで隠すAラインのドレスは上腕につける腕輪のことも考慮して、ホルターネックで肩甲骨のあたりまで剥き出しになっておりセクシーさを演出しながらも、前から見るとフェミニンなワンピースドレスにもみえるため、昼間に着るドレスのためか、如何わしさはまるでない。むしろ、ちょっと幼くなったと思っていた自分の外見から見ると、全体的に甘めなデザインが可愛らしいと思った。そして、そのドレスの素材も、どうしてもこれを付けたいと我が儘を言ったミスリルの魔導具との調和がとれる、濃くも落ち着いた深紅の色合いで、光が当たるとゴールドに見えるような特殊な織り方をされていてきれいだったし、足元に覗く金色のヒール靴も、見た目以上に柔らかいため履き心地が良く、7㎝程のヒールは少々高い気がしたが、歩くとチラチラ見える繊細な透かし飾模様がお気に入りだ。


 まぁ、そんな風に、私は大きな鏡の前でグルリと何回も回りながらふわりと膨らむドレスの裾に感嘆のため息をつきつつ全体を確認し、成人式や友達の結婚式の時とも比較にならない程、自分史上最も着飾られた姿を堪能したのだったが……、これ、別にパーティに行く装いじゃないんだよね?と不安になったが、

「パーティや式典用の装いであれば、朝からみっちり頑張らせていただきます!」

 と、謎の気合をいただいてしまい、そんな日は来ないと確信しながらも。思わず「そ、その時はよろしく…」と、弱弱しく笑って誤魔化したのだった。
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