【R18】「いのちだいじに」隠遁生活ー私は家に帰りたいー

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その後のお話編:彼女にまつわるエトセトラ

エ□フ編その 11:種族的習性なんだろうか…いいや、カルマですー5ー※※

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「吸い込みすぎた魔力を、このように変質させて結晶とする…。
 知識はありましたが、あなたと交わるまでは、そんなことが自分にできるとは思いませんでした」

声もなく何度も絶頂させられ、息も絶え絶えにベッドに沈む股の間から、そのような声が聞こえども、私は脱力してグッタリとしたまま視線を送ることもできない。
はぁはぁと乱れる呼吸を整えようと、気だるげに目を瞑っていると、

「……どうか、私の思いの結晶を受け取ってください」

そんな言葉と同時に、何か爪先程に小さくて硬いものが蜜孔にツプリと挿入されたのを感じたが、乱れた呼吸を治すだけで精一杯になっており、私は目を瞑りながら何も抵抗せず、むしろ気だるげに寝そべっていた。

「…………なに?」

そう尋ねると、ヨナさんは

「ふふ…すぐにわかりますよ」

と、含み笑いをしながら答え、覆いかぶさるように私に抱きついて、胸の谷間に頬を寄せる。

胴体にそっと腕を回され、温かいぬくもりを全身に感じながら…硬い粒を入れられたあたりを中心として、徐々に下腹部が熱を帯び始めたことに気がついた。

「…ン……なに?…あつい……」

子宮のあたりに熱感を自覚した瞬間、急にズクリと疼きを感じて目を見開く。

「余剰となった魔力結晶にとある魔法で加工して、女性器に埋め込んで性交をすると……孕みやすくなるんです。
その副作用で、大変感じやすくなるともいいますけれども……どうですか? 体が熱くなってくるでしょう。
………くふ…心臓が早鐘を打つように忙しなく動いている音が聞こえます」

そう言いながらヨナさんは、嬉しそうに微笑んでスリスリと私の胸に頬ずりして上体を抱きすくめた。

「ああ……暑い…。いや、なにこれぇ? おなか、熱いぃ……」

下腹部の熱を感じた瞬間、突如全身がカッと熱くなったのを感じ、私はたまらず身をくねらせる。

「コレを摂取してすぐ、体熱感とともに…全身もものすごく敏感になり……欲しくてたまらなくなるでしょう?」

嬉しそうに言う表情が憎らしいと思いはするが、それどころではない。
確かに言葉通りに体が火のように火照りだし……数分でそれが収まったと思ったら……ズクンと子宮が疼いてくるではないか。

そして…決定的なモノが欲しくて…太くて硬いモノでナカを掻き回してほしくて堪らない。

さっきから散々に嬲られながらも、決定的な刺激は与えられなかった。
そのことが、余計に今の疼きを助長させており、ダラダラと滴っていく蜜もそのままに、

「あああっ!! あつい…あついよぉっ! やぁん、ズクズクする……。 お願い、入れてぇっ!!」

ガチャガチャと手枷を千切らんばかりに何度も跳ね起きようとして鎖を引っ張り、股間に押し付けられている硬い性器をグリグリと自分の股間に押し付けながら絶叫した。
本当に自分から発しているのかと思うほどの大声で、ドロドロに泥濘んだ蜜孔に硬いモノを収めたいと強請っている。

「ああぁ…っ、そんなに押し付けなくても……差し上げますよ」

あまりの私の勢いに気圧され気味に、ヨナさんは足を交差させて腰にしがみつく私を少し離して、固く立ち上がった性器の切っ先でゴリゴリと陰核を擦ってなじませた後……慣らしもせずにズププ…と奥までゆっくりと収めていった。

「あっ…あっ……イイ…。 あぁんっ!もっと突いてぇっ!!」

どろどろに蜜を零す孔は抵抗もそこそこに、少しずつその大きさに慣れながらも切望していたモノを収めていったのだが、それだけでは物足りないと、私は自ら腰を揺らして、激しい抽送をねだる。

「…っ…ええ、仰せのままにいたしますよ、女神様」

余裕のなさそうな掠れた声が遠くに聞こえ、望んだ刺激を受け入れながら、私の意識は遠ざかっていった……。




「もう行ってしまわれるのですね……寂しいです。 できることなら、あのままあなたを縛り付けて、私以外の誰にも目も触れない所に閉じ込めてしまいたいのですが……」

そんなヤンデレた台詞を吐きながら、細身の体から出ているとは思えない力でヒシっと抱きしめてくる美人のエルフさんの包容に、物理的な息苦しさを感じてしがみつく。

「水鏡に沈めた魔石よりも簡易的に話せるように念話用の魔石も渡したし、もっと楽に通信できるようになってるから大丈夫だよ。 この転移の腕輪があれば、結構自由に行き来できるから、そんなに心配しないで」

「私にもその腕輪が使えればよかったのですが…。ありえないほど高度な技術を注ぎ込まれているとはいえ、流石にそこまで魔力を費やすと、目的地に転移するどころか、私ですら死んでしまう。
今まで感じたこともなかったのですが……この身の力の無さが口惜しい…」

そう言いながら、しょぼんと項垂れて私の肩に顔を埋めたヨナさんの背中をヨシヨシしてやると、嬉しいのか耳がピコピコ跳ねて私の頬になんかピタピタあたってくるので、ちょっとパクリと咥えてみたくなって困る。

それやっちゃうと、またドロドロに発情させてしまうかもしれないので、自重大事。

私はムンと口元に力を入れて、その衝動に耐える。

「ああ…寂しいです。この温もりに包まれないなんて…。
あなたに会うことができない夜は、きっと昨夜のことを思い出して、自分を慰めることでしょう。
あんなに激しく求められ、奪われるように抱かれたなんて……はあ…思い出すだけで……」

「……正直、その辺りの記憶が曖昧なんだけど……あんまり擦り付けないでもらえますかね…」

なんか恍惚とした口調とともに呼吸も荒くなっており、徐々に固さを増す股間のモノを押し付けられ、私は若干どころか結構本気で引いていた。
ここまでデロデロにデレられると、正直戸惑いの方が強い。

先程も言ったように、実は昨夜の出来事の途中から記憶が飛んでいる。
朝起きた時、フッと目覚めた傍らで、頬を染めて蕩けるような笑みで私の寝顔を見下ろしていたヨナさんの美しい笑顔に目が眩み、あまりの甘さと眩しさに、しばらく彼の満面の笑みをまともに見ることができなかった。

その後、現在に至るまで、一事が万事、こんな感じなのだ。

愛されているのは大変実感するのだが、若干重い。
出会ったばかりのときは、ここまであからさまじゃなかったような気がするんだけど…。

一体、あの後何が起こったのか? 本人に尋ねても

「すごく情熱的で…素敵でした」

キャ! …みたいな。

乙女か。


…でも…まあ、本人が喜んでいるならいいか……

私は、無垢な少女のように頬を染めながら頬ずりしてくる青年の温もりを感じながら声もなく笑い、深く考えることをやめた。

そうして、もう一度ギュッとヨナさんのしなやかに鍛えられた体をハグすると、パッと体を離し、

「じゃ、またね!」

そう言って、私は自宅へ転移していったのだった。


転移先の庭から家の中へ入る時、ふわっと彼の薬草の花のような移り香が漂い、確かに先程まで一緒にいたのだと実感して、頬が緩むのを感じた。
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