【R18】「いのちだいじに」隠遁生活ー私は家に帰りたいー

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その後のお話編:彼女にまつわるエトセトラ

エ□フ編その 11:種族的習性なんだろうか…いいや、カルマですー4ー※

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「夜は長い……じっくりとあなたの事を教えて下さい」

 私の耳元で囁いて、体を覆っていた薄いシーツをスルスルと剥がすと、薄暗い照明の中、生まれたままの姿を晒される。

「やだ…せめて、明かりを消して……」
 腕を拘束されて上に繋がれているので局部を隠すこともできず、私は落ち着きなく視線を彷徨わせながら顔を背け、羞恥に耐えつつ訴えた。

「ふふ…、恥ずかしいのですか? 顔も耳も…真っ赤になっています。 とてもおいしそうだ…」

 しかし、私の要望は聞き入れられることがなく、彼はうわ言のように呟きながら、横向きになって晒された耳を軽く摘まみ、首筋をサラリと撫でてくるのだが、その指が思った以上に冷たくて

「ひゃんっ」

 と、思わず動物のような鳴き声をあげて反応してしまう。

「このあたり…弱いんですね」

 そう言って、しつこくサワサワと項や首筋を撫でられ、私は声を殺して目を閉じながらビクビクと反応しつつも、ザワリと背筋に走る悪寒のような感覚に耐えていたのだが、不意に生温かく湿った感触が肌を辿り始めたことに気づき、「ひっ」と声をもらして息を飲んだ。

「はぁ…甘い匂い…。 あなたの匂い…たまらない」

 耳元で呟かれ、耳裏を丹念に舐め上げられている感触に、ギュッと目を瞑るものの体が反応して震えるのを止められない。

 温かく柔らかい舌で耳裏を辿られながら、反対側の耳介を軽く摘まれて、窪みに指を這わせられるので、「あっ…あっ…」と、思わず声が漏れる。

「ふふふ……小さくてかわいい耳…。…ビクビクといちいち反応して…」

 クスクスと耳元で笑いを溢しながら、何度もしつこく舌で愛撫され、耳たぶを口に含まれては、

「やぁ…ん」

 と、目に涙を溜めながら、鼻にかかった高い声が出る。

 耳や首筋に愛撫を受けているだけだと言うのに、過度に緊張しているかのように体が強張って、弱いところを辿られる度に全身が何度も跳ねて、ビクビクと痙攣する。
 その上、そこだけでなく、触れられない胸の頂きも痛いほど疼き、腿をすり合わせる度に股間に滑りを感じるほど乱されていることを自覚して、いたたまれない気分になった。

「もう…そこばっかり…。 …他の所も、お願い…。 もう…やぁっ…」

 たったそれだけで乱される自分の弱さに情けない気持ちもあったが、それ以上にもっと色んな所が疼いて、刺激が欲しくて堪らない。
 私は、モゾモゾと太ももをすり合わせながら体をくねらせ、訴えた。

「ああ、すみません。 そんなつもりはなかったのですが…。思わず夢中になってしまいました」

 全く悪びれずに、きれいな笑顔で囁くのが憎たらしい。

 私は、若干ムッとしながら見上げるが…そっと合わせられた唇に従って、そのまま軽く口を開いて侵入してきた舌を受け入れると、クチュクチュと響く水音が、内側から鼓膜を震わせた。

「ふぁ…ン…」

 鼻から抜けるような吐息が漏れるのを感じるが、私が発する声は全て唾液とともに啜られて消えていく。

 舌をこすり合わせては口蓋を辿られ、上から軽く押さえられつつ脇から上腕にかけて大きな手で撫でられると、チャラリと鎖の金属音が耳に入る。しかし、そんな状況でも背中にゾクゾクと悪寒のような快感が走り、敏感な部分に触れられると思わずビクっと背中を反らしてしまう。

「すっかり固く立ち上がって……こんなところまでオネダリですか…? ふふふ…」

 そう言って、愛おしそうに尖った乳首を手のひらで押しつぶしながらヤワヤワと胸を揉みしだかれ、反対側の外乳から脇に掛けてゾロリと舐め上げられると

「あああンっ!」

 と、背中を仰け反らせて声をあげた。

 ちょ…脇とか!

 くすぐったいやらゾワゾワくるやら、思った以上に敏感な反応を示してしまい、腰がモゾモゾして落ち着かない。

「これ…お好きなんですね。乳首もガチガチに凝ってる…。 もっと舐めてあげるから、もっともっと啼いてください」

 そう言って、両手首を拘束している手枷を片手で上からベッドに押し付けて、何度も何度も腋窩を丹念に舐めくすぐらて、ギュッと体を硬直させた。
 そして、乳首に舌を這わせて脇までネローリと舐めあげる責め苦を繰り返され、反対側の胸は親指で乳首を押しつぶされてはキュッと摘まれる。

「ぁあっやぁんっ! だめっだめっ! それ、良すぎぃっ!!」

 私は、ジャラジャラと鎖を鳴らしながら、過ぎた快感を逃そうと必死に頭を左右に振って腰をくねらせるが、上から押さえつけられて身動きが取れない。
 その上、ゴリゴリと固くなった性器の先端を押し当てられ、ダメだと思いながらも自分からヌルつく股間を押し付けるような動きをとってしまう。

「ふふふ…こんなに何度も達するほど乱れているのに…手枷は外さないんですね…。
 本当に嫌なら、それは拘束具の意味をなさないんですよ?」

 そんな声が聞こえたような気がしたが、すっかり我を忘れて快楽に溺れる私の耳には入らない。

 ヨナさんは、私の胸や乳頭から脇に掛けて丹念に愛撫を繰り返しながら、その唇は徐々に下方へ降りていき…
 おへそを舌で何度もえぐられ、「ああん!」と短い嬌声をあげて腰が跳ねた。

 そして、いつのまにか両方の太ももを抱えられ、秘所を露わにされていたという自覚はあるものの

「……ふふふ…すっかり濡れて…準備万端ですね…」

 そんな嬉しそうな声が股間のあたりから聞こえてくるが、何度も達した余韻で脱力している私は羞恥することも忘れ、短い呼吸を繰り返しながら、されるがままに足を開かされるに任せていた。

「…ああ、やっぱりココからも濃密な芳香が……あなたの夫たちは、きっと夢中になって蜜を啜っていったのでしょうね…」

 うっとりしたような声が聞こえてくるのだが……そんなところをまじまじと見つめるのはやめてほしい

 そう訴えたかったが、熱に浮かされているような声が、その吐息が秘所にかかるので、思わず股間にキュッと力が入ってしまうも、息が乱れて声にならない。

 ぴちゃ…ぴちゃ…

 そうして、濡れそぼった秘所に舌を這わせられ、水音を立てて隘路を舐められている感覚が、私の脳も犯していく。

「あぁっ! やっやぁああんっ!!」

 どろどろに蕩けそうなほど泥濘んだ隘路を舐め上げられ、固く凝った陰核の周りを尖らせた舌でグリグリと刺激されると、私は嬌声をあげながら腰を何度も跳ね上げ、絶頂に至ってしまう。

「…黒い下生えがないのが少し残念ですが…、あちらの習慣では仕方ないですね…」

 ハァハァと息を切らせ、脱力してグッタリと横たわる私を下方から見上げ、ダラダラと蜜を零す秘所に2本の指を突き入れて、クチュクチュとかき混ぜながら、イイ所を探られる。

「も…やだ……イクの…辛い…。この手錠…はずしてぇ…」

 私はビクビクと腰を揺らし、生理的な涙を流しながら訴えるが、そんな私の姿すら興奮の材料になるのか、

「そんなことを言いながら、手鎖は外れない…。 本当に外したいと思ってるのですか?
 蜜をダラダラと溢しながら、私の指に吸い付くように中の媚肉がまとわりついていますよ?
 本当はこういうの、お好きなんでしょう?」

 そう言って、蜜孔の近くでククッと嗤う気配を感じた。

 流石に一方的に啼かされながらその様な不本意な言葉を聞かされると、抵抗したくもなる。
 しかし、反論しようと上体を起こして下を覗き込もうとしても鎖に阻まれて身動きがとれない。
 それと同時に尖りきって敏感になった陰核を親指で潰してこねられて、グチュグチュと蜜孔の周りを舐め啜られると、何も考えられなくなるほど、頭が快楽で埋め尽くされ、ただただ物欲しそうに腰を揺らしてハクハクと声もなく喘いだ。

「…本当に…むせ返るほどの魔力を垂れ流して……。その濃密な魔素にやられて、私以外の人間なら、動物のように正気を失って、あなたを貪ろうとするでしょうね……」

 何やら覚えのあるような言葉が聞こえてくるも、私は無我夢中になってガチャガチャと鎖を揺らしながら、

「あっあっ……もっ…らめっらめぇぇっ!! 」

 と、声も枯れんばかりに声をあげ、もっともっとと更なる刺激を強請って腰を突き上げる動きが止められない。
 それなのに、ヨナさんの舌と指は更なる動きを加えながら、私の秘所を責め苛んだ。

 尖りきって固くなった乳首も、陰核も、軽く掠められるだけで痛いほど敏感になっているため、その舌で、指でくすぐられると、下腹部がキュンキュンと収縮していく感じが堪らない。
 秘所からあふれる蜜など、すでに腿の裏側まで滴って、シーツすらぐっしょり濡らしてしまっているのだろう。
 しかし今はそんなこと、気にする余裕すらないのだけども。

「やだっやだぁっ……も、らめぇえぇっーー!!」

 その嬌声に答えるかのように、舌や指の動きは容赦なく激しく私を責め苛んでいったのだった。
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