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第一章
始まり
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長い、長い夢をみたんだ。世界を守ってみんなのヒーローになる、そんな夢を見た。
そ れ が 全 て の 始 ま り
「やっべ、遅刻だー!!」
ある日、地球と呼ばれる惑星の、日本という国で少年は、手に目覚まし時計を持ち、叫んでいた。
名を『加渡 アキラ』(カド アキラ)という。
「急げ!急げ!」
アキラは走った、普通に走っては出ないような速度で走った。
学校に遅刻しないようにするためである。
口には食パンを咥え、どこのラブコメだよ、とツッコミたくなるくらいの格好で。
しかし、それがダメだった。
パッパー ドンッ
アキラは宙に浮かんだ。
こうしてアキラは死んだ。
はずだった…
「イテテ、うわぁー、やっちゃったよもー。」
そう、アキラは生まれつき生命力が高かった。
普通、人間という生き物はタンスの角に小指をぶつけるだけで骨が折れてしまう生き物だ。
しかし、アキラの場合は違った。
骨が折れるどころか無傷で、しかも小指をぶつけたタンスの部分がめり込むくらいに生命力が強かった。
なので、今回の事故も助かった。
しかし、事故は事故。しかも、今回は自分の注意不足。
アキラは急がば回れは本当だったということを思いながら、必死に言い訳を考える。
それも束の間トラックのドアが開き、中から中年のおっさんが出てこようとしたその刹那、アキラは全身の感覚が消え、目の前が暗くなっていくのが分かった。
そこでアキラの意識は途切れた。
「おいガキ!お前急にと、び… あれ?」
残されたのはおっさんとブレーキ痕が残った横断歩道だけであった。
目が覚めた。
トラックにぶつかった事は覚えている。
死んだのか?
そうだとしたら、俺は今どこにいる?
そう思ってあたりをみまわした。
けど、周りは黒一色の暗闇。
ここが死後の世界なのか?
「いいえ!違います!」
突然声がきこえた。
次の瞬間、さっきまで辺り一面暗闇だったことがまるで嘘だったかのよに、白くひかり、そして神々しく感じた。
上を見上げるとそこには、光の源とでも言うべき程に美しい女性がいた。
「初めまして、わたくし、この『狭間の世界』を管理しているカベラ、と申します。以後お見知り置きを。」
そう名乗ったカベラという女性はこちらに向かって優しく微笑んだ。
その笑顔は何故だか見覚えのあるような気がした。
母親というのはこのように笑うのだろうか。
俺には物心ついた時から「親」がいなかった。
俺を産んでからすぐに交通事故で亡くなったと聞いていて、それからというもの施設で育ち、遠い親戚が見つかったので、そちらに移って今まで生きてきた。
「ふふ、母親…ですか。嬉しいことを言ってきくれますね。」
と、カベラはとても嬉しそうに笑った
ん?
しかし何か違和感があった。
なんだろうこの違和感は。
そんな事を思っていると、カベラが口を開いてその違和感を教えてくれた。
「その違和感は、多分私があなたの心の声をきいているからじゃないですかねー?」
!?
何そのプライバシーの欠けらも無い、じゃなくてなんでそんなことできんの?
「それはですね私はこの『狭間の世界』の管理者なので、この世界は私の思うように、そしてここに他者がいる場合、その人を操る、とまではいきませんが、自由に出来るので。なのであなたの声も聞けちゃいます。♪」
と、説明してくれた。
なるほど、だからこうやって会話ができるんですね。
まぁでも普通に口で喋った方がい、
あれ声が出ない。
「あーちょっと待ってください。今鏡を。」
そう言ってカベラは俺の目の前に鏡をもってきてくれた。
そこには、白く、丸っこい、まるで魂とでも呼ぶべき形がうつっていた。
「というか、これはアキラさんの魂なんですよ。」
(´・∀・`)ヘー
ん?
今なんて…
「だーかーら!あなたは今魂の状態なんです。なので、今は喋ることはできません!」
そっか~
「…反応軽いですね。」
まーあんまり実感わかないし、今は喋れないって事が分かったからいっかなーって。
「ポジティブですね。」
まぁいいじゃん 。
で、カベラ。
「はい、なんでしょう?」
俺は死んだの?
「いえ、死んではいません。」
えっ、そうなの?
じゃあおれ元の世界に…
「ですが、元の世界に戻ることはできません。」
え?
なんで?
「理由は説明することが出来ません。」
(´;ω;`)ソンナ~……
じゃあ俺はこれからどうなるの?
「アキラさんには、パラダイスと呼ばれる、異世界に言ってもらいます。」
なんか金持ちがバカンスしてそうな名前。
「さすがにそれは偏見しすぎです。」
じゃあ俺はその世界に行って何するの?
冒険?バトル?もしくは夢のハーレ…
「どれも違います!最後に至ってはアウトです。」
すみません。
じゃあ改めて、俺は向こうの世界に行って何をするの?
「石像です。」
え?
「石像です。」
石像ってあの石像?
「その石像です。」
ナニソレドユコト
「まぁ、口で説明するより、実際に行ってみた方が実感が湧くでしょう。」
えっちょっまっ
「^~ー☆☆\\^★}^.\▲▽仝ヽ○〆ФЕПТ▲МВТЩРМ」
何か聞き取れない言葉が聞こえた時には俺は
あ、死んだ(●︎´▽︎`●︎)
って思った。
次の瞬間目の前にはとても大きい中世のヨーロッパを想像するような街があった。
「ここが異世界…」と思い、大きく一歩前進、とはいかなかった。
それどころか体が動かない。
どうなってるんだこりゃ。
そ れ が 全 て の 始 ま り
「やっべ、遅刻だー!!」
ある日、地球と呼ばれる惑星の、日本という国で少年は、手に目覚まし時計を持ち、叫んでいた。
名を『加渡 アキラ』(カド アキラ)という。
「急げ!急げ!」
アキラは走った、普通に走っては出ないような速度で走った。
学校に遅刻しないようにするためである。
口には食パンを咥え、どこのラブコメだよ、とツッコミたくなるくらいの格好で。
しかし、それがダメだった。
パッパー ドンッ
アキラは宙に浮かんだ。
こうしてアキラは死んだ。
はずだった…
「イテテ、うわぁー、やっちゃったよもー。」
そう、アキラは生まれつき生命力が高かった。
普通、人間という生き物はタンスの角に小指をぶつけるだけで骨が折れてしまう生き物だ。
しかし、アキラの場合は違った。
骨が折れるどころか無傷で、しかも小指をぶつけたタンスの部分がめり込むくらいに生命力が強かった。
なので、今回の事故も助かった。
しかし、事故は事故。しかも、今回は自分の注意不足。
アキラは急がば回れは本当だったということを思いながら、必死に言い訳を考える。
それも束の間トラックのドアが開き、中から中年のおっさんが出てこようとしたその刹那、アキラは全身の感覚が消え、目の前が暗くなっていくのが分かった。
そこでアキラの意識は途切れた。
「おいガキ!お前急にと、び… あれ?」
残されたのはおっさんとブレーキ痕が残った横断歩道だけであった。
目が覚めた。
トラックにぶつかった事は覚えている。
死んだのか?
そうだとしたら、俺は今どこにいる?
そう思ってあたりをみまわした。
けど、周りは黒一色の暗闇。
ここが死後の世界なのか?
「いいえ!違います!」
突然声がきこえた。
次の瞬間、さっきまで辺り一面暗闇だったことがまるで嘘だったかのよに、白くひかり、そして神々しく感じた。
上を見上げるとそこには、光の源とでも言うべき程に美しい女性がいた。
「初めまして、わたくし、この『狭間の世界』を管理しているカベラ、と申します。以後お見知り置きを。」
そう名乗ったカベラという女性はこちらに向かって優しく微笑んだ。
その笑顔は何故だか見覚えのあるような気がした。
母親というのはこのように笑うのだろうか。
俺には物心ついた時から「親」がいなかった。
俺を産んでからすぐに交通事故で亡くなったと聞いていて、それからというもの施設で育ち、遠い親戚が見つかったので、そちらに移って今まで生きてきた。
「ふふ、母親…ですか。嬉しいことを言ってきくれますね。」
と、カベラはとても嬉しそうに笑った
ん?
しかし何か違和感があった。
なんだろうこの違和感は。
そんな事を思っていると、カベラが口を開いてその違和感を教えてくれた。
「その違和感は、多分私があなたの心の声をきいているからじゃないですかねー?」
!?
何そのプライバシーの欠けらも無い、じゃなくてなんでそんなことできんの?
「それはですね私はこの『狭間の世界』の管理者なので、この世界は私の思うように、そしてここに他者がいる場合、その人を操る、とまではいきませんが、自由に出来るので。なのであなたの声も聞けちゃいます。♪」
と、説明してくれた。
なるほど、だからこうやって会話ができるんですね。
まぁでも普通に口で喋った方がい、
あれ声が出ない。
「あーちょっと待ってください。今鏡を。」
そう言ってカベラは俺の目の前に鏡をもってきてくれた。
そこには、白く、丸っこい、まるで魂とでも呼ぶべき形がうつっていた。
「というか、これはアキラさんの魂なんですよ。」
(´・∀・`)ヘー
ん?
今なんて…
「だーかーら!あなたは今魂の状態なんです。なので、今は喋ることはできません!」
そっか~
「…反応軽いですね。」
まーあんまり実感わかないし、今は喋れないって事が分かったからいっかなーって。
「ポジティブですね。」
まぁいいじゃん 。
で、カベラ。
「はい、なんでしょう?」
俺は死んだの?
「いえ、死んではいません。」
えっ、そうなの?
じゃあおれ元の世界に…
「ですが、元の世界に戻ることはできません。」
え?
なんで?
「理由は説明することが出来ません。」
(´;ω;`)ソンナ~……
じゃあ俺はこれからどうなるの?
「アキラさんには、パラダイスと呼ばれる、異世界に言ってもらいます。」
なんか金持ちがバカンスしてそうな名前。
「さすがにそれは偏見しすぎです。」
じゃあ俺はその世界に行って何するの?
冒険?バトル?もしくは夢のハーレ…
「どれも違います!最後に至ってはアウトです。」
すみません。
じゃあ改めて、俺は向こうの世界に行って何をするの?
「石像です。」
え?
「石像です。」
石像ってあの石像?
「その石像です。」
ナニソレドユコト
「まぁ、口で説明するより、実際に行ってみた方が実感が湧くでしょう。」
えっちょっまっ
「^~ー☆☆\\^★}^.\▲▽仝ヽ○〆ФЕПТ▲МВТЩРМ」
何か聞き取れない言葉が聞こえた時には俺は
あ、死んだ(●︎´▽︎`●︎)
って思った。
次の瞬間目の前にはとても大きい中世のヨーロッパを想像するような街があった。
「ここが異世界…」と思い、大きく一歩前進、とはいかなかった。
それどころか体が動かない。
どうなってるんだこりゃ。
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