異世界の石像

鯖になりたい人

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第一章

守り神

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 目の前には大きい街がある。
 すぐにでも行きたい。
 なのに、、動けねぇー!!
 なんで?
 ヘルプ!
 ヘルプミー!
 

、、、、、、、、、

(落ち着きました?)
 うん、なんとか。
 ん?
(ん?)
 何この声ー!!
(もうそのくだりいいです。)
 あっはいすみません。
 でも、突然何も無いのに声が聞こえるって怖くない?
 って、聞き覚えのある声だと思ったら、カベラか。
(あ、覚えてくれてましたか。)
 そりゃまぁもちろん。
『狭間の世界』で色々してくれたし。
(そうでしたか。では、早速本題に入りますね。)
 (*・∀・*)ノ ハーィ
(まず、ここはパラダイスのレミスという国の首都。)
 おー、ここが首都なのか。
(ではなく。)
ちゃうんかーい
(フフッ、まぁ冗談はさておき、この街はリユというレミスの中でも比較的大きい街です。)
 へー、そっか~。
(そして今のアキラさんですが…)
 石像?
(正解です。よく覚えてましたね。)
 まぁいきなり石像やれって言われたから、印象が強くて…
(なるほど。)
 で、俺はどんな石像なの?
(そこ気になります?)
 普通気にならない?
(さぁ?どうなんでしょうか。まぁとりあえず今のアキラさんが宿ってる石像についてお教えしますね。)
 おねがいします。
(アキラさんが宿ってる石像はアキレウスという名前の石像です。全高20メートル、幅15メートルの石像で、このリユの街の守り神として、街の北西にある、丘に見下ろすように立っています。)
 ふーん。
 てか、でかくね?
(そうですね。)
 20メートルか~。
 なんか想像できないなー。
(分かりやすく言うと奈良の大仏のちょっと大きい版ぐらいです)
 なんだろう急に親近感が…
【補足:アキラの遠い親戚は奈良の住民なため、アキラは奈良で育った。】
 なんか今個人情報バラされた気が。
(気のせいじゃないですか?)
 そうだよね。
 で、俺はこの石像で何をしろと?
(街を守っていただきます。)
 え?
(どうしました?)
 どうやってそんな事するの?
 いくら20メートルあるからってさすがに街単位は守れなくない?
(アキラさん。)
 はい?
(話、聞いてました?)
 はい。
(いいですか?あなたは守り『神』なんですよ?)
 えっと、つまり。
(『神』とは色々な現象を引き起こす。いわば、人知を越えた存在に、アキラさん、あなたはなったんです。)
 な、なんだってー。
 ということは、雷を起こしたり、水をもたらしたり、はたまた夢のハーレ…
(無理です。あと、前回も言いましたが最後のはアウトです。)
 すみません。
(とりあえずあなたは自由に神の力を使うことはできません。)
 え、なんで。
(そうですね。ではまずこの世界における神に関してお教えします。)
 了解です。
(まず、神とは先程も話した通り、人知を越えた存在です。そして、その神の中には位が存在しており、高い方からそれぞれ『キリエ』、『イブゲン』、『ユポリ』というふうに存在します。)
 ふむふむ。
(そしてそれぞれ位にはそれぞれの役職があります。『キリエ』は世界を守ること。『イブゲン』は生命を導くこと。そして『ユポリ』は生命を守ること。ここまでは大丈夫ですか?)
 なんとか…
 でも何となくは分かったよ。
 つまり、俺は「人」を守る。から、生命を守る『ユポリ』ってこと?
(その通り!さすがです。)
 ありがとうございます。
 そう思って俺はちょっと頬を赤らめた。

 で、なんで俺は常時神の力(?)とやらを使うことができないの?
 やっぱ『ユポリ』は最下位の位だから制限がかかっているってこと?
(大まかには合ってますが、細かいことを言うと惜しいです。正確に言うと【必要な分しか使えない】です。)
 というと?
(アキラさん達『ユポリ』は自分の役職を果たすときしか、力を使うことができません。どういうことかと言うと…)
 俺の場合、人を守る時しか使えないって事?
(ウグッ、察しの良いことで…)
 カベラは自分で説明がしたかったのか、ちょっと残念そうな声になった。
 彼女が悔しそうな顔になったのを思い浮かべると、何故か罪悪感がある…
(まぁ、アキラさんの今の状態はこんな感じです。何か質問はありますか?1、2つだったら答えれますが…)
 本当!?
 じゃあ2つ質問します。
(はいどうぞ。)
 1つ目その力っていうのはどうやって使えばいい?
(そうですね…アキラさんの場合街の人たちを守りたいって思いながら対処法を考えるとその対処方が実現します。)
 へー、でも実際にやらないとあんまり…
(そう言うと思って練習できるように私が現象を起こしましょう)
 え?待ってまさかそれって
(РЁФЁНбезЬτιπβ+&’+/"!!]>|―◆)
 だから何言ってるか分かんないって!
 しかし、そんな呑気な事を思っていると
ゴゴゴゴゴゴッ
 突然として地響きがした。
 すると、俺の横にある山が崩れ始めた。
 ちょっと待って!ちょっと待って!
 くっそやるしかない
「俺はあのリユの街の人々を守りたい!頼む土たちよ街に流れ込む前に新しい山となってくれ!」
 俺は目をつぶって必死に祈った。目があるかどうか分からないけど…
 次の瞬間いっせいに崩れていた土たちは草木こそ生えてないものの、立派な山となっていた。
(お見事です!アキラさん。さすがですね!)
 カベラの声がきこえた。
(これなら安心して役職を任せれます。)
 うん、いいのならいいんだけど、さすがに急にはしないでくれる?
(……てへぺろ(´>∀<`)ゝ)
 なんだろうすっごく殴りたい。
(まぁまぁ、とりあえずこれで力の使い方は分かりましたね?)
 うん、何とかね。
(それじゃあ1つ目の質問はこれで終わりですね。次の2個目の質問は何ですか?)
 あー、えっとねなんで俺は『狭間の世界』にいないのにカベラと会話できるの?
(……………………)
 いや、さっき狭間の世界では他者を自由にできるから心の声とかを聞けるとかは聞いたよ?
 でも、今はおれパラダイスにいるのになんでカベラと会話できるのか不思議だったんだ~。
(アキラさん…)
 ん?
(世の中には知っていいことと知ってはならないことがあるんですよ?( ˆᴗˆ ))
 えっと、なんかすいません。













 そのころ、草原には1人の少女が佇んでいた。
「あれがアキレウス様……」
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