Sランク冒険者ユートの軌跡

蜜柑

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一章

三話

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 魔物を倒しながら進むこと一時間。街が見えてきた。関所に並んで順番を待つ。結構すぐに来た。

 「次、身分証は」

 「冒険者登録をするためにでできたばかりでして」

 「なるほどな。犯罪歴が無いかだけ調べさせてもらうぞ…よし、入っていいぞ。冒険者ギルドは門を入って
  すぐ左だ」

 「分かりました」

 ……

 冒険者ギルドに入ると、なんというかラノベとかでよくある感じの雰囲気だった。

 「すみません、冒険者登録がしたいのですが」

 「それでは、この紙に必要事項を記入してください」

 種族はエルフ、職業は魔法士と。使える魔法は水魔法と風魔法でいいか。

 「書けました」

 「はい、ユートさんですね。確認いたしました。Fランクからのスタートとなります。そこの掲示板に依頼が貼っ       
  てあるので依頼を受ける際は剝がして持って来てください」

 「分かりました」
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