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可愛い彼女と夏祭り
25話
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「ただ伝えたかっただけって……」
「ん~、雰囲気的に? 蒼汰に伝えたくなっちゃって。そういえば言ってなかったなって思ったし。今日改めて思ったの蒼汰の彼女になれて良かったって」
「ッ~~~~~~‼」
陽愛は可愛らしい笑顔で俺の方を向いた。
その笑顔に俺は胸を打たれる。
もう陽愛のこんな可愛い笑顔が見えたから花火なんて見なくても良いんじゃないのか?
俺はこれ以上攻められたら耐えられないと思い、話しを変えることにした。
「そ、そういえば陽愛、髪長くなったな」
昔の陽愛は今みたいに腰まで髪は伸ばしておらず、肩か肩より少しまでしか髪は無かった。
それはそれで凄く可愛かった。今も物凄く可愛い。結局どんな陽愛も可愛い。
「だって伸ばしてるんだもん」
「そうだったのか。今までは腰まで伸ばしてる陽愛見たことなかったから、ついここまで長いのは嫌なのかと思ってた」
「覚えてないの? 蒼汰、斗真くんに好きな女子のタイプとか聞かれてた時に、髪が長い子が良いって言ってたじゃん。だから伸ばしたんだよ?」
確かに言った。でもあの時の俺にとっては陽愛も十分長い方に入っていた。だから陽愛に当てはまることを他にも言っていたはずだ。
陽愛は優しいし、よく笑顔を見せてくれて、一緒に居ると楽しい。その三つは必ず行ったはずだ。
その時陽愛は俺の隣の席に居たから聞こえていたんだろう。
それを聞いた斗真は俺の耳元でこう囁いたのを覚えている『これ全部陽愛ちゃんに当てはまるな』って。
「そ、そうだったの?」
「ねぇ、そういえばもう一つ忘れてた」
「何を?」
「蒼汰に聞くのを」
「俺に?」
すると陽愛は首を縦に振って頷いた。
「どう? 今の私、昔よりも可愛い?」
「も、勿論可愛いよ。一番可愛い」
すると陽愛はもう一度ニコッと可愛らしい笑顔で「ありがとう」と言ってきた。
お礼をするのはこっちなのに。
「あ、いよいよだね! 蒼汰」
陽愛はスマホに表示されている時間を確認してそう言った。
俺も陽愛に今の時刻を見せてもらった。花火の打ち上げまで残り二十秒となった。
俺と陽愛はその時を空を見上げて待つ。
「蒼汰、こっち見て」
「ん?」
陽愛に言われ、俺は陽愛の方を振り返る。するとすぐ目の前に陽愛の顔があった。
そして――陽愛の唇と俺の唇が重なった。それと同時に花火が咲く大きな音が鳴った。まるで俺の心臓が破裂したかのような。
一瞬何が起きたのか全く理解ができなかった。
何秒経った? 凄く長い時間のように感じる。
そして、俺の唇と陽愛の唇は離れる。
「言ったでしょ? 特別な時にしかしないって。今日は特別……でしょ?」
俺も陽愛も、顔が真っ赤なのは言うまでもない。
それは夜空に赤色に光る花火のせいなんかではない事も。
「ん~、雰囲気的に? 蒼汰に伝えたくなっちゃって。そういえば言ってなかったなって思ったし。今日改めて思ったの蒼汰の彼女になれて良かったって」
「ッ~~~~~~‼」
陽愛は可愛らしい笑顔で俺の方を向いた。
その笑顔に俺は胸を打たれる。
もう陽愛のこんな可愛い笑顔が見えたから花火なんて見なくても良いんじゃないのか?
俺はこれ以上攻められたら耐えられないと思い、話しを変えることにした。
「そ、そういえば陽愛、髪長くなったな」
昔の陽愛は今みたいに腰まで髪は伸ばしておらず、肩か肩より少しまでしか髪は無かった。
それはそれで凄く可愛かった。今も物凄く可愛い。結局どんな陽愛も可愛い。
「だって伸ばしてるんだもん」
「そうだったのか。今までは腰まで伸ばしてる陽愛見たことなかったから、ついここまで長いのは嫌なのかと思ってた」
「覚えてないの? 蒼汰、斗真くんに好きな女子のタイプとか聞かれてた時に、髪が長い子が良いって言ってたじゃん。だから伸ばしたんだよ?」
確かに言った。でもあの時の俺にとっては陽愛も十分長い方に入っていた。だから陽愛に当てはまることを他にも言っていたはずだ。
陽愛は優しいし、よく笑顔を見せてくれて、一緒に居ると楽しい。その三つは必ず行ったはずだ。
その時陽愛は俺の隣の席に居たから聞こえていたんだろう。
それを聞いた斗真は俺の耳元でこう囁いたのを覚えている『これ全部陽愛ちゃんに当てはまるな』って。
「そ、そうだったの?」
「ねぇ、そういえばもう一つ忘れてた」
「何を?」
「蒼汰に聞くのを」
「俺に?」
すると陽愛は首を縦に振って頷いた。
「どう? 今の私、昔よりも可愛い?」
「も、勿論可愛いよ。一番可愛い」
すると陽愛はもう一度ニコッと可愛らしい笑顔で「ありがとう」と言ってきた。
お礼をするのはこっちなのに。
「あ、いよいよだね! 蒼汰」
陽愛はスマホに表示されている時間を確認してそう言った。
俺も陽愛に今の時刻を見せてもらった。花火の打ち上げまで残り二十秒となった。
俺と陽愛はその時を空を見上げて待つ。
「蒼汰、こっち見て」
「ん?」
陽愛に言われ、俺は陽愛の方を振り返る。するとすぐ目の前に陽愛の顔があった。
そして――陽愛の唇と俺の唇が重なった。それと同時に花火が咲く大きな音が鳴った。まるで俺の心臓が破裂したかのような。
一瞬何が起きたのか全く理解ができなかった。
何秒経った? 凄く長い時間のように感じる。
そして、俺の唇と陽愛の唇は離れる。
「言ったでしょ? 特別な時にしかしないって。今日は特別……でしょ?」
俺も陽愛も、顔が真っ赤なのは言うまでもない。
それは夜空に赤色に光る花火のせいなんかではない事も。
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