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お嬢さまの彼氏役
5話
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私は家に帰ると、直ぐに自分の部屋……では無くシャワールームへと向かった。
私は学校から帰ってきたらまず初めにシャワーを浴びることにしている。
勿論、寝る前には浴場で体を温める。
「はぁ、気持ちいい」
シャワーを浴びながらそう口にする。
そして、さっきまでの出来事を思い出す。
私はパパ以外の異性と二人っきりで出かけたことが無かった。つまり家族以外では遥翔が初めて。
「あれって、完全にデート……よね?」
別に遥翔とデートするのが嫌ってわけじゃない。
でも、あれがデートって言えるなら私は初めてデートをしたことになる。
初めてばっかり。
「遥翔、本当に嫌じゃなかったのかしら」
遥翔はああ言ってくれたけど、少しだけ不安になる。
遥翔の貴重な時間を半強制的に私の我儘に付き合わせちゃったわけだし。
「でも、楽しかったな」
私は放課後、クラスメイトの皆みたいに友達とどこかに出かけるのに少し憧れていた。
その私のちょっとした夢が叶って嬉しかった。
そのうえ、食べたかったパフェを遥翔と一緒に食べれて良かった。
遥翔は私にとって少し特別な人。
私と学校でも普通に接してくれる。他の子とは違う。
私をあまりお嬢様として見ない。
そんな遥翔だから一緒に居て心地いい。
私はシャワーを止め、体を拭いた。
☆
フリルの付いたワンピースの部屋着に着替えた私は自分の部屋へと向かった。
そしてスマホを取り出し、今日撮った写真を遥人に送る。
「ふふ。なによ遥人の顔」
遥翔と撮ったツーショットの写真を見て口角が上がった。
遥翔もまさか私がツーショット撮るとは思ってもいなかったみたいね。
「それにしてもパフェ大きいわね。私の顔少し隠れちゃってるじゃない」
すると突然誰かが私の部屋をノックしてきた。
「はい」
私は短く返事をする。
「失礼します。お嬢様、今日のお夜食は何時頃にしましょうか」
「玲奈、早いわね。何時もと同じで良いわよ」
「かしこまりました」
そう言って玲奈は私にお辞儀をした。
「だから頭なんて下げなくてもいいって言っているじゃない」
「いえ、何度も言いますがそれはできませんよ」
「私達何年一緒に居ると思っているのよ」
私が幼稚園に通っていた頃から玲奈とは一緒だった。
幼稚園の頃に私の我儘をなんでも聞いてくれて、優しくて遊んでくれる玲奈が大好きだった。勿論今も大好きだけれど。
そんな、もう何十年も一緒に居るのに対応は変わらない。少し距離のあるように感じて私は嫌いだった。
もっと友達のように接してほしいと思っている。
「そう言われましても、お嬢様にそのような事は……」
「分かったわよ。じゃあパパに玲奈が私に友達のように接しても構わないか聞いてみるわね」
もしパパが玲奈に私にこういった接し方をしろと言っているなら説得してみようと思っている。
でもパパはそう言った事を言うような人じゃない。
メイドの皆はパパに慎重に接しているけれど、パパはメイドたちに命令等はしないで友達のように、いや、家族のように接している。
ママも一緒だ。
「まぁ、冗談よ。無理に直せなんて言わないわよ。玲奈の好きにしていいわ」
長年こうして接してきたから、染みついちゃっているのかもしれないしね。
「ありがとうございます。お嬢様」
そして再び玲奈は頭を下げた。
「あ、そうだ。玲奈、車の中で遥翔に変な事聞いてないでしょうね?」
「へ、変な事……ですか?」
「そうよ、変な事。学校での私の事とか色々よ」
私はカフェからここに来るまでの道で、遥翔に玲奈にはカフェに行ってパフェを食べたのは内緒にしてほしいと言った。
遥翔、異性と二人っきりでカフェにパフェを食べに行っていることがバレたら私に彼氏ができたと勘違いされてしまうから。別に遥翔が彼氏なのが嫌なわけじゃない。恥ずかしいだけ。
遥翔を信じていないわけじゃないけど、念のため。
「はい。そのような話はしていませんよ」
「なら良いのだけれど」
「聞かれてはいけない事でもあるんですか?」
「な、ないわよ!」
「そうでしたか。そういえば、遥翔様。結構イケメンでしたね」
「し、知らないわよ」
確かに遥翔は普通にイケメンだとは思っている。
遥翔は自覚していないと思うけれど……
「もしかして、お嬢様。遥翔様の事を想っているのですか?」
「お、想ってなんか! …………ない、わよ…………」
私は学校から帰ってきたらまず初めにシャワーを浴びることにしている。
勿論、寝る前には浴場で体を温める。
「はぁ、気持ちいい」
シャワーを浴びながらそう口にする。
そして、さっきまでの出来事を思い出す。
私はパパ以外の異性と二人っきりで出かけたことが無かった。つまり家族以外では遥翔が初めて。
「あれって、完全にデート……よね?」
別に遥翔とデートするのが嫌ってわけじゃない。
でも、あれがデートって言えるなら私は初めてデートをしたことになる。
初めてばっかり。
「遥翔、本当に嫌じゃなかったのかしら」
遥翔はああ言ってくれたけど、少しだけ不安になる。
遥翔の貴重な時間を半強制的に私の我儘に付き合わせちゃったわけだし。
「でも、楽しかったな」
私は放課後、クラスメイトの皆みたいに友達とどこかに出かけるのに少し憧れていた。
その私のちょっとした夢が叶って嬉しかった。
そのうえ、食べたかったパフェを遥翔と一緒に食べれて良かった。
遥翔は私にとって少し特別な人。
私と学校でも普通に接してくれる。他の子とは違う。
私をあまりお嬢様として見ない。
そんな遥翔だから一緒に居て心地いい。
私はシャワーを止め、体を拭いた。
☆
フリルの付いたワンピースの部屋着に着替えた私は自分の部屋へと向かった。
そしてスマホを取り出し、今日撮った写真を遥人に送る。
「ふふ。なによ遥人の顔」
遥翔と撮ったツーショットの写真を見て口角が上がった。
遥翔もまさか私がツーショット撮るとは思ってもいなかったみたいね。
「それにしてもパフェ大きいわね。私の顔少し隠れちゃってるじゃない」
すると突然誰かが私の部屋をノックしてきた。
「はい」
私は短く返事をする。
「失礼します。お嬢様、今日のお夜食は何時頃にしましょうか」
「玲奈、早いわね。何時もと同じで良いわよ」
「かしこまりました」
そう言って玲奈は私にお辞儀をした。
「だから頭なんて下げなくてもいいって言っているじゃない」
「いえ、何度も言いますがそれはできませんよ」
「私達何年一緒に居ると思っているのよ」
私が幼稚園に通っていた頃から玲奈とは一緒だった。
幼稚園の頃に私の我儘をなんでも聞いてくれて、優しくて遊んでくれる玲奈が大好きだった。勿論今も大好きだけれど。
そんな、もう何十年も一緒に居るのに対応は変わらない。少し距離のあるように感じて私は嫌いだった。
もっと友達のように接してほしいと思っている。
「そう言われましても、お嬢様にそのような事は……」
「分かったわよ。じゃあパパに玲奈が私に友達のように接しても構わないか聞いてみるわね」
もしパパが玲奈に私にこういった接し方をしろと言っているなら説得してみようと思っている。
でもパパはそう言った事を言うような人じゃない。
メイドの皆はパパに慎重に接しているけれど、パパはメイドたちに命令等はしないで友達のように、いや、家族のように接している。
ママも一緒だ。
「まぁ、冗談よ。無理に直せなんて言わないわよ。玲奈の好きにしていいわ」
長年こうして接してきたから、染みついちゃっているのかもしれないしね。
「ありがとうございます。お嬢様」
そして再び玲奈は頭を下げた。
「あ、そうだ。玲奈、車の中で遥翔に変な事聞いてないでしょうね?」
「へ、変な事……ですか?」
「そうよ、変な事。学校での私の事とか色々よ」
私はカフェからここに来るまでの道で、遥翔に玲奈にはカフェに行ってパフェを食べたのは内緒にしてほしいと言った。
遥翔、異性と二人っきりでカフェにパフェを食べに行っていることがバレたら私に彼氏ができたと勘違いされてしまうから。別に遥翔が彼氏なのが嫌なわけじゃない。恥ずかしいだけ。
遥翔を信じていないわけじゃないけど、念のため。
「はい。そのような話はしていませんよ」
「なら良いのだけれど」
「聞かれてはいけない事でもあるんですか?」
「な、ないわよ!」
「そうでしたか。そういえば、遥翔様。結構イケメンでしたね」
「し、知らないわよ」
確かに遥翔は普通にイケメンだとは思っている。
遥翔は自覚していないと思うけれど……
「もしかして、お嬢様。遥翔様の事を想っているのですか?」
「お、想ってなんか! …………ない、わよ…………」
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