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第1章 異世界でも俺はこき使われる
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「こ、ここっ、ここにどぅーがるどの入れて……っ。おれ、もう待てないよぉ……」
体中を痺れさせる焦れったさに、泣き出しそうになりながら俺は懇願した。
ドゥーガルドの喉がゴクリと鳴った。
こちらを見下ろす瞳や荒らい吐息に興奮の熱が滲んでいる。
もう一押しとばかりに、ドゥーガルドの手を下半身に押しつけると、びくりとドゥーガルドの手が震えた。
その振動にすら俺はイキそうだった。
この刺激がもっと奥にきたら……と思うと疚しい期待だけであえぎ声がこぼれた。
「……ソウシ」
ドゥーガルドの手が自ら動いた。
やった、入れてもらえる……ーー!
そんな狂った喜びで胸を高鳴らせていると、
「……っ、テメェ何してやがる!」
俺に跨っていたドゥーガルドが強烈な蹴りとともに吹き飛んだ。
「ア、アーロン!?」
あまりの衝撃に媚薬でとろとろになった頭が正気を取り戻した。
さっきドゥーガルドに吹き飛ばされたアーロンがいつの間にか復活していた。
一方のドゥーガルドも受け身をとっていたのかすぐに立ち上がった。
「……なにをする。この強姦魔め」
ギロリと殺意めいた視線をアーロンに向ける。
「今まさにヤろうとしていた奴に強姦魔呼ばわりされる筋合いないわ!」
「……俺はお前と違う。ソウシに求められたのだ」
ドゥーガルドは少し得意げな笑みを浮かべた。
それをアーロンが鼻で笑った。
「ハッ! おめでたい奴だな。今のそいつは俺が直々に調教して淫乱メス犬状態なんだよ。チンコがついてりゃあ誰でもいいんだよ」
「……じゃあ世界中の男のそれを切り落とせば問題ない。手始めにまず貴様のその下品なものを切り落としてやろう」
剣呑な空気を醸しながらドゥーガルドが剣を抜いた。
「返り討ちにして、テメェのナニをテメェのケツに突っ込んでやるよ」
下品で不敵な笑みを口元に浮かべて、アーロンも剣を構えた。
……な、何なんだこの戦いは!?
魔王を倒そうと集った勇者と剣士がなぜにこんなくだらない理由で争う!?
だが、当の本人たちは至極真面目な顔だから突っ込めない。
俺が狼狽えているのもお構いなしに二人はすでに剣を交えていた。
真剣のぶつかり合いが耳に痛いほど響く。
ど、どうしよう……!
まさか決着がつくまで待っているわけにいかない。
チェルノたちを呼びに行くため立ち上がろうした時、
「ちょっとぉ~、何してるの~?」
ガサガサと動いた茂みから、ランプを持ったチェルノが現れた。
普段通り目が笑っていない変な笑みを浮かべていたチェルノだったが、俺の姿を見るとその顔が強ばった。
持っていたランプがゴトリと音を立てて地面に落ちた。
「……いやだ、いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ」
唇を小さく震わせながらぶつぶつと呟くチェルノに嫌な予感がした。
これってもしかして……!
嫌な予感は大概的中するものだ。
チェルノの体から突風と目映い光が放たれた。
淫食花の時と同じ、いやそれとは比べものにならないほどの突風だった。
木々が轟々とうねりを上げ、俺たちは散り散りに吹き飛ばされてしまった。
体中を痺れさせる焦れったさに、泣き出しそうになりながら俺は懇願した。
ドゥーガルドの喉がゴクリと鳴った。
こちらを見下ろす瞳や荒らい吐息に興奮の熱が滲んでいる。
もう一押しとばかりに、ドゥーガルドの手を下半身に押しつけると、びくりとドゥーガルドの手が震えた。
その振動にすら俺はイキそうだった。
この刺激がもっと奥にきたら……と思うと疚しい期待だけであえぎ声がこぼれた。
「……ソウシ」
ドゥーガルドの手が自ら動いた。
やった、入れてもらえる……ーー!
そんな狂った喜びで胸を高鳴らせていると、
「……っ、テメェ何してやがる!」
俺に跨っていたドゥーガルドが強烈な蹴りとともに吹き飛んだ。
「ア、アーロン!?」
あまりの衝撃に媚薬でとろとろになった頭が正気を取り戻した。
さっきドゥーガルドに吹き飛ばされたアーロンがいつの間にか復活していた。
一方のドゥーガルドも受け身をとっていたのかすぐに立ち上がった。
「……なにをする。この強姦魔め」
ギロリと殺意めいた視線をアーロンに向ける。
「今まさにヤろうとしていた奴に強姦魔呼ばわりされる筋合いないわ!」
「……俺はお前と違う。ソウシに求められたのだ」
ドゥーガルドは少し得意げな笑みを浮かべた。
それをアーロンが鼻で笑った。
「ハッ! おめでたい奴だな。今のそいつは俺が直々に調教して淫乱メス犬状態なんだよ。チンコがついてりゃあ誰でもいいんだよ」
「……じゃあ世界中の男のそれを切り落とせば問題ない。手始めにまず貴様のその下品なものを切り落としてやろう」
剣呑な空気を醸しながらドゥーガルドが剣を抜いた。
「返り討ちにして、テメェのナニをテメェのケツに突っ込んでやるよ」
下品で不敵な笑みを口元に浮かべて、アーロンも剣を構えた。
……な、何なんだこの戦いは!?
魔王を倒そうと集った勇者と剣士がなぜにこんなくだらない理由で争う!?
だが、当の本人たちは至極真面目な顔だから突っ込めない。
俺が狼狽えているのもお構いなしに二人はすでに剣を交えていた。
真剣のぶつかり合いが耳に痛いほど響く。
ど、どうしよう……!
まさか決着がつくまで待っているわけにいかない。
チェルノたちを呼びに行くため立ち上がろうした時、
「ちょっとぉ~、何してるの~?」
ガサガサと動いた茂みから、ランプを持ったチェルノが現れた。
普段通り目が笑っていない変な笑みを浮かべていたチェルノだったが、俺の姿を見るとその顔が強ばった。
持っていたランプがゴトリと音を立てて地面に落ちた。
「……いやだ、いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ」
唇を小さく震わせながらぶつぶつと呟くチェルノに嫌な予感がした。
これってもしかして……!
嫌な予感は大概的中するものだ。
チェルノの体から突風と目映い光が放たれた。
淫食花の時と同じ、いやそれとは比べものにならないほどの突風だった。
木々が轟々とうねりを上げ、俺たちは散り散りに吹き飛ばされてしまった。
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