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第3章 異世界で溺愛剣士の婚約者!?
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振り返った先では、ドゥーガルドが憎らしいほど余裕に満ちた笑みを浮かべていた。
俺の怒りのメーターをぶち切らせるには十分だった。
「何が大丈夫なんだよっ!」
「……だって呪いを解く方法は愛する者とのキスだろう? それなら何の問題もない」
「アホか! 問題しかねぇんだよ!」
俺の命がかかっているというのにまだこいつは自分の妄想を信じ切っているのか!
怒りを通り越して呆れる……、いや、さらなる怒りにステップアップした。
「とにかくお前の妹だろ! ちゃんと説得――」
「……仕方ない論より証拠だな」
俺の言葉を遮るようにして言うと、ドゥーガルドは俺の腰に手を回してぎゅっと抱き寄せた。
そして、
「……リリアに俺たちの愛を証明しよう」
そう言うと、恍惚混じりの微笑を浮かべた唇で俺の口を塞いだ。
「…………ッ!」
普段なら、ふざけんな! と鉄拳をお見舞いするところだが、今は状況が状況だ。
溺れる者は藁にも縋る。
もしかすると、一瞬だけでも本当に好きと思えば呪いが解けるかも……!
可能性と呼ぶのも憚られるほどの馬鹿げた考えだが、この理不尽な呪いを解いてくれる愛する者がこの場に、いや、この世にすらいないのだ。いないなら作るしかない。
案外、吊り橋効果で好きになれるかもしれない。
俺はぎゅっとドゥーガルドの背中に手を回した。
一瞬、ほんの一瞬でいい。呪いの目を誤魔化す愛を一瞬だけ生み出そう。
めちゃくちゃな考えなのは承知だが、もうこれしか方法は思いつかない。
好き好き好き好き……。俺はドゥーガルドが大好き、愛してる……!
苦い薬を無理矢理飲み込むような気持ちで自分に強く何度も言い聞かせた。
好き好き好き好き好き好き好き好き……!
好きがゲシュタルト崩壊しそうなくらい頭の中に溢れるが、まだ何も体に変化はない。
好き! 本当に好きだって! 愛してる! ドゥーガルドが世界で一番好き!
神様にでも宣言するように、心の中で愛を叫ぶ。もう半分自棄だ。
とにかく必死だった。
好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き……!
自分に暗示を掛けるように、いやもはや洗脳するかのように何度も胸の内で繰り返す。
だが、ここまでしてもまだ体に変化はない。
言葉だけじゃ足りないのかもしれない。
そう思った俺は、自分から舌をドゥーガルドの口の中におずおずと入れた。
普段なら金を積まれても絶対にしないが、今はどんな手を使ってでも愛を示さなければならないのだ。手段は選んでいられない。
舌を伸ばしてドゥーガルドのものに必死に絡みつこうとがんばっていたのだが、
……ガッ!
何を思ったのか、ドゥーガルドが後頭部を片手で力強く押さえ込んできた。
そして食らいつくかのような勢いで、俺の舌に絡みついてきた。
「っふ、ぁ、ン……っ」
激しく舌を動かすせいで、唇の周りが唾液で濡れるがそんなのお構いなしに、キスはどんどん濃密なものになっていく。
俺の怒りのメーターをぶち切らせるには十分だった。
「何が大丈夫なんだよっ!」
「……だって呪いを解く方法は愛する者とのキスだろう? それなら何の問題もない」
「アホか! 問題しかねぇんだよ!」
俺の命がかかっているというのにまだこいつは自分の妄想を信じ切っているのか!
怒りを通り越して呆れる……、いや、さらなる怒りにステップアップした。
「とにかくお前の妹だろ! ちゃんと説得――」
「……仕方ない論より証拠だな」
俺の言葉を遮るようにして言うと、ドゥーガルドは俺の腰に手を回してぎゅっと抱き寄せた。
そして、
「……リリアに俺たちの愛を証明しよう」
そう言うと、恍惚混じりの微笑を浮かべた唇で俺の口を塞いだ。
「…………ッ!」
普段なら、ふざけんな! と鉄拳をお見舞いするところだが、今は状況が状況だ。
溺れる者は藁にも縋る。
もしかすると、一瞬だけでも本当に好きと思えば呪いが解けるかも……!
可能性と呼ぶのも憚られるほどの馬鹿げた考えだが、この理不尽な呪いを解いてくれる愛する者がこの場に、いや、この世にすらいないのだ。いないなら作るしかない。
案外、吊り橋効果で好きになれるかもしれない。
俺はぎゅっとドゥーガルドの背中に手を回した。
一瞬、ほんの一瞬でいい。呪いの目を誤魔化す愛を一瞬だけ生み出そう。
めちゃくちゃな考えなのは承知だが、もうこれしか方法は思いつかない。
好き好き好き好き……。俺はドゥーガルドが大好き、愛してる……!
苦い薬を無理矢理飲み込むような気持ちで自分に強く何度も言い聞かせた。
好き好き好き好き好き好き好き好き……!
好きがゲシュタルト崩壊しそうなくらい頭の中に溢れるが、まだ何も体に変化はない。
好き! 本当に好きだって! 愛してる! ドゥーガルドが世界で一番好き!
神様にでも宣言するように、心の中で愛を叫ぶ。もう半分自棄だ。
とにかく必死だった。
好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き……!
自分に暗示を掛けるように、いやもはや洗脳するかのように何度も胸の内で繰り返す。
だが、ここまでしてもまだ体に変化はない。
言葉だけじゃ足りないのかもしれない。
そう思った俺は、自分から舌をドゥーガルドの口の中におずおずと入れた。
普段なら金を積まれても絶対にしないが、今はどんな手を使ってでも愛を示さなければならないのだ。手段は選んでいられない。
舌を伸ばしてドゥーガルドのものに必死に絡みつこうとがんばっていたのだが、
……ガッ!
何を思ったのか、ドゥーガルドが後頭部を片手で力強く押さえ込んできた。
そして食らいつくかのような勢いで、俺の舌に絡みついてきた。
「っふ、ぁ、ン……っ」
激しく舌を動かすせいで、唇の周りが唾液で濡れるがそんなのお構いなしに、キスはどんどん濃密なものになっていく。
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