たいむすりっぷ

石と窓

私は久々の休日でくつろぎながらiPh〇neをいじっていた。
『ん。そだ私が事故にあった記事って調べれば出るかな。』
まぁもちろん出てこなかった。タイムスリップをして、なかったことになっているのだから当たり前だ。
『まぁ、そうだよねー。タイムスリップの使い方わかんないし。』
私は無性に腹が立って庭にあった石を投げた。
【ガシャン】
向かいの家でそんな音がして、もしかしてと思って家を飛び出た。
向かい側の家の窓は割れていた。運のいいことに向かいの家は旅行に行っていて留守だった。
『やっば。どうしよ』
変な汗が止まらなかった。向かいの家の人は佐々木さんという歳は70代前後の怖~いおじさんで、窓を割ったなんて言ったらどうなることか。
私はこんな時タイムスリップができたらなと思いながら家に入ろうとした、その時奥の方でパトカーのサイレンの音がした。それと共にバイクが猛スピードで走る音もした。

【ドカッ】

鈍い音がしたと同時に、意識がなくなった。