神は中学生

takumin

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神ってことが同級生にバレそうなことしようとした(2)

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コンコン

「はーい」

ドアをノックする音がした。

「失礼します。前回提案した人と神が共存する世界を作るという話どうなりました?」

「それなら今発表するよ。みんなの前で。そのために今原稿作ってる。」

「そうでしたか。なら茶々っとすましてください。そっちが忙しいのはわかっていたから大丈夫です。早く終わったら手伝いますので。」

「え、マジで!やったー!早く終わらせよう!どんどん仕事しよう!」

今話しているんのは俺の秘書兼部下。部下って言い方は悪いか。部下というよりは直属の提案者。仕事のね。この人の言った通りに仕事はしてないけど、たまに仕事のことは突っ込んでくれるのは嬉しい。だけど、こんな風に仕事を手伝いますって初めてだ。頼りにしてるよ。
さーて前回までの神は中学生は人と神が共存する世界を作ろうとすることをニュース番組などで報道することにした神事。だけどそれはとんだデメリットがあった。それは自分が通っている中学校の同級生が見たら自分が神だということがばれてしまう。どうする神事。どうする全知全能の神。
「あーやっと終わったーーーー。ねーねー約束通り仕事手伝ってよ。まずどれからやる?神は本当にいるのかという疑問解消は次の発表で解撤でしょ。全知全能の神一人で十分かということをやろうよ!これで二人で議論しようよ!」
「はい。じゃあ議論しましょ。今はあなた全治全の神一人ですが、ほかに何の神を追加するのです。人でもあるのだからそこの知識を使ってください。」
「そうだなー。例えばだけど、縁結びの神とか、福を運んでくれる神とか、音楽の神とか、農業の神とか・・・」
「人の世界には色々なこっちにはいない神がいるんですね。」
「でも、現実味がある神は、やっぱり農業の神じゃない?こっちの世界でも農業はやってるから。農業をしてる人の中で、神って言われてる人を探そうよ。」
「いい案ですね。では、探しに行きましょうか。農村に」
「え、いいの!早速探しに行こう。」
~~~~~~~~5分後~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ここが農村か。初めて見た気がする。神としては。人としては何度かあるんだけど。」
「人の世界での農業は何を栽培してるんですか?」
「色々。例えば米だろ、トマト、ナス、梨、リンゴ、ミカン、ブドウ・・・・」
「すごいたくさんあるんですね。」
「そーりゃどうでしょ。ここより技術が発展してるんだもん。」
「どんな技術があるんですか?」
「季節が違っても野菜と果物が取れたりする技術だろ、離れていても人に会える技術だろ、・・・ありすぎて考えられない。」
「そんなに発展してるんですね。私たちの力なしに。」
「おいおい、偉そうにするなよこっちだって人はいるんだから。」
「あ、どうでしたね。あなた神であり、人でしたね。どうやって発展したのですか?」
「いや。俺そこまで詳しくない。」
「じゃあ、そろそろ本題に入りますか。」
「そうだね」
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