【R18】公園不倫デビュー

公園不倫デビュー

　明美との同棲生活を始めて、2か月目。さすがにお腹の子供の事を考えると、強い刺激や過度な興奮を与える事は出来ません。私は本格的な出産の準備を始めないといけません。夫に私の秘密がバレないかと脅える事ももうありません。やっと私は自由になれた気分でした。

『カタカタカタ…………カタ』

　私は明美の紹介で、家の中にいても仕事が出来るという在宅ワークをやる事になりました。正直言って内職とどう違うのか分かりませんが、パソコンで資料を作るだけで1件1万円はなかなかに高額なお仕事です。

(ふぅ～～、ホテルで男と寝る方が簡単に稼げるけど、妊婦マニアはちょっとヤバイかも。)

　試しに妊娠中という紹介文を載せて登録すると、来るわ来るわの全国各地の変態さん達からのお誘いメールです。

『変態旦那に妊娠中でもやられる設定でお願いします。福福5人で。』

『監禁場所用意します。道具もこちらで用意するので、1日2万でどうでしょうか？』

　さすがに1日2万の内容はよく分りませんが、おそらくは実際に女性を監禁した状況を完璧に再現したいようです。もしも、プレイがエスカレートした場合は本当に監禁されてしまいそうで怖いです。

　世の中にはロクでもない男が多いようです。でも、私のようなロクでもない女も多そうです。そう考えると芸能人の不倫や浮気なんかをいちいち報道するのは、天気予報の天気ぐらい普通の事なのかもしれません。『明日は○○と☆☆が浮気するでしょう。確率は20％です。』のようなものです。

　最初は私との刺激的な生活に満足していた明美ですが、今では元通りの平穏な生活に戻ってしまいました。

　どんなに刺激的な生活でも慣れてしまえば、それが日常になってしまうようです。私も彼女との刺激的な性生活も10日目を越えると、背徳感は消えてしまい、ただの女同士の快楽行為の追求になってしまいました。

　明美とは1か月で彼女の家から出て行く約束でしたが、出産後も安定するまではいていい事になりました。けれども、家賃は2万円から5万円にアップしてしまいました。友達同士の友情、愛情よりも、所詮は世の中、金次第という事を改めて実感させられました。

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　明美と私と優弥ゆうやとの3人での生活を始めて、もう6年になりました。今年から優弥も小学校に通う事になりました。もちろん優弥とは、私と公園で知り合った立花祐樹たちばなゆうきとの子供の事です。

　最初の子供で長女の優愛ゆあとは、2歳までしか一緒に生活しなかったので、私にとっては初めての小学生の子供になります。今頃は優愛は9歳、心愛は7歳に成長しているでしょう。

　時折、元気にしているか気になってしまいますが、彼女達を捨てた私が母親面して今頃会いにはいけません。それに私自身も会う勇気はありませんでした。

　優弥を自動車で学校に送ると、私は家に帰って仕事をします。もちろん、明美に代わって家事に掃除もやりますが、今では私を指名してお仕事を依頼してくれる会社も数件あるぐらいです。

　簡単な資料作りから始まった私の在宅ワークも今では月に10万円を超える金額を稼ぐ事も多くなっていました。何事も継続しないと良い結果は出ないという事でしょうか？そう考えると私は拓也との生活から逃げて、大切なものや人達を多く傷つけて、失ったのではないかと、今でも後悔する日があります。

(我ながらみっともない人生ね。)

　こんな私も今年で34になります。まだまだ女は捨てたくはありませんが、今では明美との週2回程度のセックスだけでしか、私が女である事を実感する日はありません。明美は絶対に私が男と寝る事を許すような甘い女ではありませんでした。

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　私の家には父親と妹しかいない。私は兵藤優愛ひょうどうゆあ。今年で15歳になった。そんな私の高校生活に予期せぬ来訪者がやって来る事になった。

「こんにちは。突然でビックリすると思うけど、私はあなたのお姉ちゃんで佐伯里紗さえきりさと言います。父の遺言を伝えたいんだけど、この辺の喫茶店で話しましょうか？」

　私に姉がいた事を父から聞いた事はありません。それに父の兵藤拓也は今朝も元気に会社に出勤したはずでした。けれども、どうやら人違いではなさそうです。歳がひと回りも離れている私の姉と名乗る女性に連れられて、近所の喫茶店に入る事になりました。

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「単刀直入に言うと、私とあなたの関係は腹違いの姉妹になるのかしら。あなたは私の父親の不倫相手の子供なの。」

　突然の告白に私はビックリした。私の母親は父との生活が嫌になって離婚したと父の両親からは聞かされていた。でも、私が父の拓也の子供ではない事が正直言って信じられなかった。

「私のお父さんはこの事を知っているの？」

　当然の疑問である。父の拓也が母に騙されて、私の事を我が子のように育ててくれたのだとしたら、私はこれからどうやって偽の父と暮らしていけばいいのだろうか？