スライム倒して4ゴールド！大好きなお姉さんを1000万ゴールドで買い取ります！【②】

第4話 追跡

　ラルフ「はぁはぁ(~_~;)流石にもう見えて来てもいいと思うけど、さっきの焦げたズボンとパンツを見つけてからは、落ちているのは何もないな？」とあのズボンは棍棒を持っていた坊主頭が履いていたのと一緒だから、ここを通っているのは間違いない。でも、この先はちょっとした森を抜ければ、海が見える崖があるだけです。崖も海まで5メートルぐらいの高さで、海水浴シーズンは子供達の飛び込み場所として賑わってしました。

　ラルフ「ʕ⁎̯͡⁎ʔ༄💬(やっぱり、誰も見えないし、声も聞こえない。森の中に潜伏しているのか、それとも泳いで反対側の岸を目指しているのか、俺1人なら見つかっても、海に飛び込んで逃げれるけど、フィオナ姉ちゃんを人質に取られたら、逃げられないし………ダメだ‼︎動かないと分からないけど、下手に動いて見つかったら、それこそ最悪だし。)」と悩みに悩んでから、森の中はアイツらに見つかりにくいけど、それはアイツらにとっても気づかれずに俺に近づける事を意味しているから、やっぱり森に入るのはダメだ‼︎とまたしても、堂々巡りにハマってしまいました。けれども、一か八かの賭けで森の中に入って行きました。ドンドン森の中を進んで行きます。そして、森を抜けて海が見える崖まで到着すると⁉︎

　ラルフ「∑(ﾟДﾟ)おい、おっちゃん大丈夫か⁉︎まずは脈を確認して、くそぉ～.薬草がもう1個もないよ！」とうつ伏せに気絶している漁師を見つけると、急いで駆け寄って左手の脈を取りました。トン、トン、トンとしっかりと脈を打っていたので、うつ伏せのままで寝かすよりは仰向けの方が良いと思って、右肩を両手で掴んでひっくり返しました。

　オーエン「(`0`)痛ぇよ！馬鹿‼︎頭を殴られたのに、頭を動かす奴がいるかよ(泣)！おい、坊主！その辺に女がいなかったか？茶色の髪でいきなりズボンを脱ごうとする変態女なんだが、もう1人、仲間がいたようで背後から殴られてしまった。多分、金と船を奪って逃げたんだろう。盗賊か海賊か分からないが、今度見つけたら、タダじゃおかない(怒)‼︎」と仲間の船に乗せてもらって、家に帰ると商売道具の船を奪われて、売った魚のお金を船に置いていた事もあり、愛する妻にこっ酷く叱られます。しばらくは仲間の漁師と仕事しながら、休日には近くの森から取って来て大木から、船を一から作る事になります。

　ラルフ「(~_~;)あぁ～、駄目だ！完全に見失ってしまったよ！カイルになんて言えばいいんだよ！それにフィオナ姉ちゃんの母ちゃんにも、ミレイ姉ちゃんにもなんて言えばいいのか分かんねぇよ(怒)！」とこれからどうすればいいのか分かりません。遠くの方で何隻かの船が見えますが、どれがフィオナ姉ちゃんが乗っている船なのかさえ分かりません。ここに居てもやる事がないので、また走ってカイルの元に戻って行く事になりました。