スライム倒して4ゴールド!大好きなお姉さんを1000万ゴールドで買い取ります!【②】

もう書かないって言ったよね?

文字の大きさ
22 / 52
カイル編

第21話 赤スライム

しおりを挟む
 僕達は2日後の船が出発する時間まで、西にある近くの森の中で特訓をする事にしました。旅費を稼ぐ目的もあったので、出来るだけお金を多く落とすモンスターを狙って、比較的近くて倒せそうなモンスターが多く出現するこの森に決めました。

 カイル「(ಠ_ಠ)まずは青スライムよりもちょっと強いだけの赤スライムを見つけて倒すよ!」とフィオナの部屋には途中まで書かれた計画ノートがありました。東海岸の次は、ここに来て、本物の武器を使ったトレーニングをする予定だったみたいです。1本の兵士の剣と3個のお鍋の蓋(盾)を持ってやって来ました。

 ラルフ「(;´д`)なあ、カイル?俺、盾を2つも装備してるけど、これ1個でよくない?」と左右の手にお鍋の蓋を装備しているのは明らかにビビりにしか見えません。

 カイル「ε-(´∀`; )はぁ~、油断すると怪我じゃ済まなくなるよ!赤色だよ‼︎通常の3倍の強さだよ‼︎用心しないと殺られるよ。」ととにかく赤色は強いはずです。油断は禁物です。

 西の森はまばらに木が生えていて、南西の森と比べると、見通しも良くて、風通しも良いので、身体を少し動かしたぐらいでは汗はかきません。でも、南西の森のスパイダーが1匹12ゴールドでしたが、赤スライムは1匹22ゴールドです。青スライムが1匹4ゴールドなので5.5倍の強さになりそうです。
 
 カイル「あっ∑(゚Д゚)見つけたよ‼︎多分、岩の上にいるのが赤スライムだよ!気をつけて戦うよ!」

 ラルフ「(^o^)所詮はスライムだろ?盾もあるから大丈夫だろ?俺がいつもの体当たりを盾で受け止めるから、その隙を狙って攻撃すれば倒せるさぁ!」と念の為に両足の太ももにベルトで包丁を装備しています。確かに心配し過ぎかもしれません。

 赤スライム『∑(゚Д゚)ポヨ(誰だ)!』

 ラルフ『(*゚∀゚*)さぁ、来い(盾ガード)』

 赤スライム『(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ポヨ、ビュー(体当たり)』『ドォガァン(直撃)‼︎』

 ラルフ『ぐっ∑(゚Д゚)がぁはぁ(盾ごと吹き飛ばされる)‼︎』『ズゥサァ~(地面を滑る)』とドッチボールの威力じゃない(大丈夫)!

 カイル「わぁ~(>_<)大丈夫、ラルフ君⁉︎」

 ラルフ「ぐっ~_:(´ཀ`)大丈夫だ、カイル!それと体当たりは出来るだけ避けろ!」とプロレスラーからドロップキック(跳び蹴り)されたのと同じぐらいの威力だったそうです。絶対に当たりたくないです。でも、折角の攻撃のチャンスです。赤スライムの背後から剣を振り下ろして倒します。

 赤スライム『ポヨ(´∀`)ビュー(バック体当たり)』

 カイル『うわぁ(;゚Д゚)ハァッ(剣・振り上げ)』『ザァン(直撃)!』と後ろ向きに体当たりして来ました。慌てて剣を振り上げます。

 赤スライム『_:(´ཀ`)ポヨー(胴体・損傷)!』『(>_>)ポヨポヨ(フラフラ)』

 ラルフ『(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾トドメじゃあ(包丁・突き)』『グゥサ、スゥー、グゥサ(直撃)‼︎』

 赤スライム『(´༎ຶོρ༎ຶོ`)ポヨ~~(胴体・2連串刺し)‼︎』『♬チャリンチャリン(22ゴールド)』

 ラルフ「はぁはぁ(>_>)やはり油断すると駄目だな(血が出てるよ)!」と赤スライムの体当たりで背中を地面に強く擦ってしまって、少しだけ血が出ていました。唾をつけていれば治る程度の傷ですが、ちょっとは痛いようです。

 カイル「(`0`)今度からは油断しない事だよ(怒)!今度のスライムは後ろを向いたままで体当たり出来るんだから!」と僕も油断したけど、もうしません(絶対)!盾を左腕に固定しているから、剣を両手に握って振り回せます。しばらくはこの戦い方を続けてみようと思います。

 ラルフ「(`∇´)もう盾は使わない(怒)‼︎今度は包丁二刀流で戦うぞ!」と盾を投げ捨てて、次は攻撃力を重視しています。早速2匹目の赤スライムを見つけると、赤スライムの体当たりを避けつつ、器用にすれ違いざまに赤スライムの身体に包丁の刃を滑らせて行きます。徐々に赤スライムの身体にダメージが蓄積していって、動きが鈍っていきます。最後に僕が動けなくなった赤スライムに、剣を振り下ろしてトドメを刺しました。

 カイル「(`0`)とりあえず10匹……いや30匹倒すよ!そのぐらい頑張んないとフィオナを助けられないよ!」と赤スライムだけを朝から夕方まで倒し続けました。51匹の赤スライムを倒した事で薬草18個とスライムゼリー16個を手に入れました。赤スライムの方がスライムゼリーを落としやすいようです。
 

 
 

 

 

 
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。

もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
 ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

英雄一家は国を去る【一話完結】

青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。 - - - - - - - - - - - - - ただいま後日談の加筆を計画中です。 2025/06/22

処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ

シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。  だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。 かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。 だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。 「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。 国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。 そして、勇者は 死んだ。 ──はずだった。 十年後。 王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。 しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。 「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」 これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。 彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。

処理中です...