スライム倒して4ゴールド！大好きなお姉さんを1000万ゴールドで買い取ります！【②】

解放編

第50話 目覚め

　各地から女達を集めて不幸にした。親に捨てられた子供を見つけては武器を持たせて悪行を行なわせた。不幸と欲望の屋敷を作って、負のエネルギーをこの土地に染み込ませた。聖職者を堕落させた。復讐者を育てて聖なる石版を破壊させた。全ての計画が問題なく進んで行く。残りはたったの１つだけ……。

　レイア『バズビ  バザーブ  ラック  レク  キャリオス  オゼベッド  ナ………』と縦長の大きな秘密の部屋(縦横30メートル高さ5メートル)で儀式が始まりました。石造りの祭壇の上で気を失ったアンナが仰向けに眠っています。幸せだった数日間が夢のようでした。その思い出も今では悪夢に変わってしまいました。絶望の中で少女が望むのは死だけでした。

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　ヤン「(`0`)いきなり斬りかかりやがって(怒)！俺じゃなかったら死んでたぞ！俺達は奴らの仲間じゃねえよ‼︎」

　イアン「それよりも地下室に降りる階段の死体はなんなんだ？まさか、あのバーンズが1人で殺したのかよ(驚き)？」と建物に入ると同時に2階から降りて来た武装集団3人に襲われました。何とか殺さずに叩きのめして御者に馬車まで連れて行ってもらいました。

　フィオナ「うっΣ（ﾟдﾟlll）この娘はベス(死んでる)！確かこの娘を探していた人がいたわよね。無茶苦茶な殲滅戦で被害者を出してどうするのよ(悲しい)！」

　ラルフ「ʕ⁎̯͡⁎ʔ༄こっちのおっさんも死んでるみたいだな。腹を刺されているから、同じ相手に殺されたのかな？」

　フィオナ「ハッ(嘘)！はぁはぁ、何でアンタが(ಠ_ಠ)ここにいるのよ(驚き)⁉︎アンタが何で(怒り)‼︎」

　ラルフ「んんΣ(-᷅_-᷄๑)フィオナ姉ちゃんの知ってるおっさんか？」と明らかに動揺していましたが、すぐに気を取り直して赤毛の女の子を馬車に連れて行くように指示しています。このおっさんもついでに連れて行くか聞きましたが、そんな暇はないと壁際に移動させるだけで終わりました。

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　レイア『エホウ  エホウ  エーホーウー  チョット  テマ  ヤナ  サバリオウス………』と儀式も終わりに近づいていました。

　『ザァザァザァザァ(足音)』

　バーンズ「(*´∀｀*)何してんだよ、母さん。俺の兄弟達を大勢殺して何が目的なんだよ？話してから始めてもよかったんじゃないのか？」と仲間の1人は囮になって、建物の玄関前で組織の援軍を待ち構えていた武装集団を玄関から遠ざけてくれました。

　レイア「フッフッフッ(*´∇｀*)懐かしいわね(笑顔)！あなたが9歳ぐらいに初めて会った時を思い出すわね！」と大抵の依り代は1年で交換します。生け捕りにした生娘を何日間も拷問すれば、十分に乗り移れるだけの傷を魂に与える事が出来ました。そうやって何十人も乗り移る事を繰り返して、生き続けていました。

　バーンズ「ʕ⁎̯͡⁎ʔ༄まあ、話してくれないのには理由があるんだろ？別に無理に聞こうと思ってないよ。ただ俺達を女達と同じように扱っていたのが気に入らないんだよ(怒)！」

　レイア「あらあら(〃ω〃)母親に二度も捨てられたのがそんなにショックなの？思春期の頃の、あなたの身体を誰が毎日楽しませてあげたと思っているの(笑)？新しい身体になるたびに何度も何度も。あのまま野垂れ死ぬだけの人生を救ってあげて幸せを感じさせてあげたのよ。感謝されても、恨まれる謂れはないはずよ！」とバーンズは祭壇近くまで接近して、腰に差した鞘から鋼の剣を抜きました。

　バーンズ「(OvO)そういえば一度も本気で戦った事はなかったよな⁉︎あんたから武器を与えられ、戦い方も教えてもらったのに、あんたがどのぐらい強いのか、まったく知らないってのもおかしなもんだな(笑)！長年の疑問にやっと結論が出せそうだぜ！」

　バーンズ『(*ﾟ∀ﾟ*)オリャ～、ハッ、フッ、ヤァ、ソリャ、オラオラ(鋼の剣・連続攻撃)‼︎

　レイア『(O_O)サァ、ハッ、ガァン！ガァン(回避・短剣ガード)！』『(OvO)ヨッ(右足・前蹴り)』『ドォス(直撃)！』

　バーンズ『うつ∑(ﾟДﾟ)やっぱり強いな(腹部・ダメージ)！』と手を抜いているとはいえ、あまりにも軽々と攻撃(足蹴り)を当てられるのは癪です。

　レイア「ʕ⁎̯͡⁎ʔ༄なぁんだ？がっかり。1番強い子でもこの程度なんだ。それとも手加減してくれてるのかしら？だとしたら今の10倍は出してくれないとツマラナイわね。さあ、頑張ってお母さんを楽しませて(喜)！」と両手に持った短剣をクルクルと回して、バーンズが攻撃するのを待っています。

　バーンズ「(O_O)💬(手数の多さと回避の速さが違い過ぎる。攻撃を当てるだけでも、かなりの難しさがあるな。だとしたら動きを押さえるか、こっちがより早く動けるようになるしかないな！)」と何とか勝てる作戦を考えますが、いい策が思い浮かばないようです。

　『ゴォゴォゴォゴォゴォ(建物が揺れる)』

　レイア「フッフッフッ(*´∇｀*)儀式は無事に成功したようね。あとは邪魔者を排除すれば終わりかしら？そうよねフィオナ！」と地下3階に通じる隠し階段の最後の一段を降りようとしていました。

　フィオナ「ε-(´∀｀; )はぁ～。ずいぶんと怪しい事してるわね。さんざん私を騙して楽しかったでしょうね？あんたのことを何て呼べばいいの？マリア？レイア？それともクタバレがいいかしら？ねぇクタバレ？その祭壇で寝ているアンナを返してくれない？いいでしょうクタバレ(笑)！」

　レイア「あっはははは(*≧∀≦*)面白い子ね。ねぇ？ここに来る途中であんたの父親の死体見なかった？ベスを殺そうとしてたのに、薬草で助けようとして邪魔するの。ムカついたから短剣で刺しちゃった♬ごめんね(笑)！」

　フィオナ『(._.)ビュー(高速移動)』『(ಠ_ಠ)………(鉄の剣・横強斬り)』『ガァギィン(直撃)‼︎』

　レイア『(*⁰▿⁰*)クッフフ、やっぱり怒ってる(短剣・十字ガード)‼︎』と偶然、見つけたフィオナの父親を利用する事を思いつきました。部下の中でも信頼できる2人を西大陸に向かわせて、その娘を連れて来るように命じました。

　バーンズ「(｀∇´)そのまま押さえてろよ(良いぞ)！」『(ಠ_ಠ)ウォーター(水の玉)！サンダー(雷の玉)！』『(ಠ_ಠ)合成魔法・サンダーミスト(雷の霧)』『ビリビリ(直撃)！』

　レイア『(>_<)くぅ(麻痺)！』

　フィオナ『(;´д｀)くっ、私まで(麻痺)！』と周囲に出現した白い霧に包まれるとビリビリと霧の中を電気が走っているのが見えました。全身がずぶ濡れになると、電気が身体中を走って動きを鈍くさせます。

　『ゴォゴォゴォゴォゴォ(さっきよりも建物が振れる)』

　バーンズ「(｀∇´)おい女！急いで持っている速さの指輪をこっちに転がせ！そのぐらいは出来るだろう！」とまだ雷の霧が発生しているので迂闊に近づけません。

　フィオナ「(>_<)あっあぁぁ(痺れる)‼︎」『コロコロコロ(転がって行く)』とバーンズに向かって転がって行きますが、方向はバラバラに進んで行きました。

　バーンズ「(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾この下手くそが‼︎よっと、はっ！」と転がって来る指輪を2個填めると残りも急いで拾い集めて、右手に5個全部を填めました。

　バーンズ『(ಠ_ಠ)避けてみろ(鋼の剣・高速突き)』『ドォス～～ガァン(直撃)‼︎』

　レイア『_:(´ཀ`)がぁふぅ、はぁはぅ(胴体・串刺し)‼︎』と鋼の剣の剣先が背中から飛び出しています。そのまま力任せに壁まで押し進んで行って、レイアの身体を激しく壁にぶつけました。

　バーンズ「(*⁰▿⁰*)フッハッハ、無様だな(笑)。苦しいか？だったらもっと苦しめてやらないとな！」

　『ドォゴォオ～ン(何かが落ちた)』

　レイア「フッフッフッ(^◇^;)残念(笑)！少しだけ時間をかけ過ぎたみたいね。惜しかったけど、頑張った方だと思うわよ。」

　フィオナ「(・・?)今の音は一体なんなの？建物が壊れているわけじゃないし、何も変化は起きてないし……。」と確かに変化は起きていました。祭壇の上に眠っている女の子の身に……。

　アンナ『(O_O)パチパチ、パチパチ(瞬き)』と少女の中で何かが目覚めていました。

　【Season  2  end(シーズン2終了)】