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第3章・異世界開戦編
第28話・猿とハチ
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「……源さん!」『ヒラヒラ…ヒラヒラ』
鉄男がターゲットの1人を見つけて、手を振りながら源造と仲間を小声で呼びました。あの時はハチと源造の2人がボコボコに殴られましたが、今度はこっちが殴り返す番です。
「何処に隠れているんだウキー!見つけたらボコボコに殴り殺してやるんだウキー!」
猿の亜人が屋根の上から何やら喚いています。手には皮のグローブをはめています。でも、猿の亜人はどれも同じ顔なので、亜人五人衆のウキウキではないかもしれません。
「いたか?……んんっ~確かに猿だが、あの時の猿なのかイマイチ分からねぇな。下におびき出したい、誰か奴に見えるように移動して手頃な建物の中に入ってくれ。」
「俺がやるよ。前に戦った時にノックアウトされたからな。アイツだったら、また俺を倒せると思って油断するだろうよ。」
「ああ、任せたぞ。」
確かに、4人の中ではハチか、ハナのどちらかが囮役には適任です。源造は女のハナを使った方が猿が油断すると思いましたが、いざという時に女はヘマする可能性もあるので、ここはハチに任せる事にしました。
(やはり人員が足りねぇな。少数精鋭なら問題ねぇが、今のところは装備だけがズバ抜けて優秀なポンコツ部隊と言ってもいい。少しずつ鍛えねぇと使い物になりゃしねぇ。)
数日の情報収集で得られた情報では、ここと同じ規模の街が他にも2つもあるそうです。亜人の人口は1つの街で約100人程度なので、総人口は300人を少し超える程度だと推測出来ます。
『スタスタスタ……』
『サァッ!』(見つけたウキ♪僕の前を通るなんて馬鹿なハゲ頭ウキ!ピカピカ光って遠くからでも分かるんだウキよ。)
ウキウキはハチを見つけた瞬間にサァっと身を屈めました。屋根の上に立っていると気付かれてしまうと思ったからです。実際にはかなり遅い対応でした。それに今のハチは魔法の兜を頭に被っているので、ハゲ頭は見えません。明らかにハチの悪口を言いたかっただけです。
『キョロキョロ…キョロキョロ…パァタン!』
周囲を警戒しているフリでしょうか?ハチは誰にも見られていない事をしっかりと確認してから1階建ての民家の中に入りました。この街に住む亜人達はほとんどが1人暮らしなので、このような一階建ての住宅が多いようです。基本は白壁に赤、青、緑、黄色のカラフルな屋根を組み合わせるようです。
(あの家は栗鼠のチョリスの家だったウキ?ハッ!さては家の中で待ち伏せする作戦ウキね!チョリスが帰って来たら危ないウキ!)『タァン…ピョン…スルスル…スタァ』
さすがは猿です。軽い身のこなしで屋根から屋根にジャンプして移動して行きます。最後は建物の角をスルスルと下りて、地面に下りました。ウキウキの予想通り、ハチは家の中で待ち伏せしています。でも、それは栗鼠のチョリスではなく、猿のウキウキをです。
『サァッ!……チラチラ』(おかしいウキ?家の中にいるはずなのに見えないウキ。何処に隠れているんだウキ。)
チョリスの家についている窓を使って、外から中の様子を確認しますが、ハチの姿は見えません。何処かに隠れているようです。ヌイグルミ達にはトイレ、台所、風呂なんかは必要ありません。どの家にもあるのはベッドとテレビぐらいです。ハチが隠れられる場所があるとしたら布団の中でしょうか?
(どうするウキ。中に入って調べてみるウキか?それとも隠密行動が得意なチュウタでも呼んで来た方がいいウキか。)
いくら日本人でも勝算のない戦いをする程、馬鹿ではないはずです。万が一、罠という可能性もあるかもしれません。不用意に家の中に入るのは危険な判断です。
『ブーン』『ドォカァーン!』
ウキウキは右拳で家の扉を殴って壊しました。これで相手の奇襲を防ぐ事が出来ますが、こちらは不意打ちが出来なくなります。ウキウキが出した1番簡単な答えは、正々堂々と正面から戦えば強い方が勝つという答えでした。
「おい、ハゲ。いるのは分かってるウキ。隠れてないで、さっさと出て来たらどうなんだウキ!それとも怖くて出て来れないウキか?」
「………」(どうする?猿の仲間がやって来たら、俺の方がヤバいな。源さん達も流石に俺1人を助ける為に危ない橋は渡らないだろうしな。)
ハチと源造の作戦は家の中にウキウキを入れてから4人がかりで斬殺する事でした。小夜が得意な編み物の技術を応用して、鉄糸を編んで投げ網を作ってもらいました。この網でウキウキを捕獲して、動きを封じれば簡単に殺す事が出来るはずでした。
「チッ。生け捕りは難しいな。ウキウキは殺して、ルミルミか、ピョンピョンを捕まえる事にしよう。鉄男、手榴弾の用意をしておけ。口の中に突っ込んで木っ端微塵にしてやるぜ!」
どうも計算通りに行かないようです。源造はウキウキが家の中に全然入らないので作戦を変更しました。
「源さん、呉々も気をつけてくれよ。コイツは手榴弾というよりも、爆竹が数百倍強力になっただけの物なんだからな。導火線に点火したらすぐに放り投げるんだぜ。」
「分かってる。ハナと鉄男の2人が先に行って、ウキウキを家の中に押し込んでくれ。俺がこの爆弾でトドメを刺してやる。」
【手榴弾】:爆裂岩や火薬岩を丸い陶器にパンパンに詰め込んだだけの物。導火線に火をつけたら、10秒後には大爆発する。ちなみに地面に落とした衝撃でも大爆発する恐れがあるので取り扱い要注意である。
(まったく源さんはこんなヤバい物まで作らせるんだから困った人だぜ。まぁ、使っても出火する危険がないからいいんだけどな。)
鉄男は元は花火職人です。花火玉を作る要領で手榴弾を作る事が出来ました。今回は綿製の手榴弾ではなく、実体化させて丁寧に1つずつ作った自信作です。威力は口の中から突っ込んで体内で爆発させたら、どんな相手も1発で殺せると自信がある程です。
「ねえ?何でわざわざ口の中に入れないと駄目なのよ?身体にくっ付けても多少は効果はあるんでしょう?」
「まぁ、確かにダメージはあるが、奴らの身体はヌイグルミだからな。衝撃がほとんど逃げてしまうんだよ。体内ならば風船のように身体の布が膨らんでバラバラに破けるって寸法さ。それに口の中なら一度入れたら取り出すのは絶対に出来ねぇからな。さすがは般若の源造だぜ!」
ハナと鉄男の2人はウキウキに見つからないように移動しますが、他の建物の窓にチラホラと亜人達が見え隠れしています。どうやら隠れている住民が何人もいるようです。そのまま怯えて隠れていればいいですが、捨て身で向かって来る命知らずもいるはずです。
(源さん、さっさとズラからないとヤバいかもしれねぇ。)
鉄男はそろそろ撤退するべきだと思っています。街の亜人達が一致団結すれば形勢は簡単に逆転します。今回は奇襲作戦です。二度目は対策を用意されて通用しないはずです。人数が少ないマスターズには短期決戦しか選択肢はありませんでした。
◆次回に続く◆
鉄男がターゲットの1人を見つけて、手を振りながら源造と仲間を小声で呼びました。あの時はハチと源造の2人がボコボコに殴られましたが、今度はこっちが殴り返す番です。
「何処に隠れているんだウキー!見つけたらボコボコに殴り殺してやるんだウキー!」
猿の亜人が屋根の上から何やら喚いています。手には皮のグローブをはめています。でも、猿の亜人はどれも同じ顔なので、亜人五人衆のウキウキではないかもしれません。
「いたか?……んんっ~確かに猿だが、あの時の猿なのかイマイチ分からねぇな。下におびき出したい、誰か奴に見えるように移動して手頃な建物の中に入ってくれ。」
「俺がやるよ。前に戦った時にノックアウトされたからな。アイツだったら、また俺を倒せると思って油断するだろうよ。」
「ああ、任せたぞ。」
確かに、4人の中ではハチか、ハナのどちらかが囮役には適任です。源造は女のハナを使った方が猿が油断すると思いましたが、いざという時に女はヘマする可能性もあるので、ここはハチに任せる事にしました。
(やはり人員が足りねぇな。少数精鋭なら問題ねぇが、今のところは装備だけがズバ抜けて優秀なポンコツ部隊と言ってもいい。少しずつ鍛えねぇと使い物になりゃしねぇ。)
数日の情報収集で得られた情報では、ここと同じ規模の街が他にも2つもあるそうです。亜人の人口は1つの街で約100人程度なので、総人口は300人を少し超える程度だと推測出来ます。
『スタスタスタ……』
『サァッ!』(見つけたウキ♪僕の前を通るなんて馬鹿なハゲ頭ウキ!ピカピカ光って遠くからでも分かるんだウキよ。)
ウキウキはハチを見つけた瞬間にサァっと身を屈めました。屋根の上に立っていると気付かれてしまうと思ったからです。実際にはかなり遅い対応でした。それに今のハチは魔法の兜を頭に被っているので、ハゲ頭は見えません。明らかにハチの悪口を言いたかっただけです。
『キョロキョロ…キョロキョロ…パァタン!』
周囲を警戒しているフリでしょうか?ハチは誰にも見られていない事をしっかりと確認してから1階建ての民家の中に入りました。この街に住む亜人達はほとんどが1人暮らしなので、このような一階建ての住宅が多いようです。基本は白壁に赤、青、緑、黄色のカラフルな屋根を組み合わせるようです。
(あの家は栗鼠のチョリスの家だったウキ?ハッ!さては家の中で待ち伏せする作戦ウキね!チョリスが帰って来たら危ないウキ!)『タァン…ピョン…スルスル…スタァ』
さすがは猿です。軽い身のこなしで屋根から屋根にジャンプして移動して行きます。最後は建物の角をスルスルと下りて、地面に下りました。ウキウキの予想通り、ハチは家の中で待ち伏せしています。でも、それは栗鼠のチョリスではなく、猿のウキウキをです。
『サァッ!……チラチラ』(おかしいウキ?家の中にいるはずなのに見えないウキ。何処に隠れているんだウキ。)
チョリスの家についている窓を使って、外から中の様子を確認しますが、ハチの姿は見えません。何処かに隠れているようです。ヌイグルミ達にはトイレ、台所、風呂なんかは必要ありません。どの家にもあるのはベッドとテレビぐらいです。ハチが隠れられる場所があるとしたら布団の中でしょうか?
(どうするウキ。中に入って調べてみるウキか?それとも隠密行動が得意なチュウタでも呼んで来た方がいいウキか。)
いくら日本人でも勝算のない戦いをする程、馬鹿ではないはずです。万が一、罠という可能性もあるかもしれません。不用意に家の中に入るのは危険な判断です。
『ブーン』『ドォカァーン!』
ウキウキは右拳で家の扉を殴って壊しました。これで相手の奇襲を防ぐ事が出来ますが、こちらは不意打ちが出来なくなります。ウキウキが出した1番簡単な答えは、正々堂々と正面から戦えば強い方が勝つという答えでした。
「おい、ハゲ。いるのは分かってるウキ。隠れてないで、さっさと出て来たらどうなんだウキ!それとも怖くて出て来れないウキか?」
「………」(どうする?猿の仲間がやって来たら、俺の方がヤバいな。源さん達も流石に俺1人を助ける為に危ない橋は渡らないだろうしな。)
ハチと源造の作戦は家の中にウキウキを入れてから4人がかりで斬殺する事でした。小夜が得意な編み物の技術を応用して、鉄糸を編んで投げ網を作ってもらいました。この網でウキウキを捕獲して、動きを封じれば簡単に殺す事が出来るはずでした。
「チッ。生け捕りは難しいな。ウキウキは殺して、ルミルミか、ピョンピョンを捕まえる事にしよう。鉄男、手榴弾の用意をしておけ。口の中に突っ込んで木っ端微塵にしてやるぜ!」
どうも計算通りに行かないようです。源造はウキウキが家の中に全然入らないので作戦を変更しました。
「源さん、呉々も気をつけてくれよ。コイツは手榴弾というよりも、爆竹が数百倍強力になっただけの物なんだからな。導火線に点火したらすぐに放り投げるんだぜ。」
「分かってる。ハナと鉄男の2人が先に行って、ウキウキを家の中に押し込んでくれ。俺がこの爆弾でトドメを刺してやる。」
【手榴弾】:爆裂岩や火薬岩を丸い陶器にパンパンに詰め込んだだけの物。導火線に火をつけたら、10秒後には大爆発する。ちなみに地面に落とした衝撃でも大爆発する恐れがあるので取り扱い要注意である。
(まったく源さんはこんなヤバい物まで作らせるんだから困った人だぜ。まぁ、使っても出火する危険がないからいいんだけどな。)
鉄男は元は花火職人です。花火玉を作る要領で手榴弾を作る事が出来ました。今回は綿製の手榴弾ではなく、実体化させて丁寧に1つずつ作った自信作です。威力は口の中から突っ込んで体内で爆発させたら、どんな相手も1発で殺せると自信がある程です。
「ねえ?何でわざわざ口の中に入れないと駄目なのよ?身体にくっ付けても多少は効果はあるんでしょう?」
「まぁ、確かにダメージはあるが、奴らの身体はヌイグルミだからな。衝撃がほとんど逃げてしまうんだよ。体内ならば風船のように身体の布が膨らんでバラバラに破けるって寸法さ。それに口の中なら一度入れたら取り出すのは絶対に出来ねぇからな。さすがは般若の源造だぜ!」
ハナと鉄男の2人はウキウキに見つからないように移動しますが、他の建物の窓にチラホラと亜人達が見え隠れしています。どうやら隠れている住民が何人もいるようです。そのまま怯えて隠れていればいいですが、捨て身で向かって来る命知らずもいるはずです。
(源さん、さっさとズラからないとヤバいかもしれねぇ。)
鉄男はそろそろ撤退するべきだと思っています。街の亜人達が一致団結すれば形勢は簡単に逆転します。今回は奇襲作戦です。二度目は対策を用意されて通用しないはずです。人数が少ないマスターズには短期決戦しか選択肢はありませんでした。
◆次回に続く◆
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