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第10話
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☆☆☆
逆らえる雰囲気がまったくなかったので、ただ流されるままお婆さんの家まで着いてきてしまった。
生活感がまったく感じられない、ガランとした空き店舗の石造りの冷たく暗い平屋の家に……。
「お帰りなさいませ、フェアリゴッドマザー。……そちらのお嬢さんは?」
家の扉を開けるなり、上品な女性が頭を下げてお出迎えしてくれた。
年齢は四十手前の三十八歳ぐらい。燃えるようなオレンジ色の金色の髪で、意思の強そうな顔立ちをしている。
上品な服装からメイドという感じはしない。きっとお婆さんの娘だと思う。
上品な雰囲気だった頃のお婆さんの第一印象とそっくりだ。
「この娘はセイラ。幻術士で城の武闘会に参加する仲間だよ」
「そうですか……セイラさん、よろしくお願いします。私はセラとラナの母でアメリアと言います。アメリア夫人とお呼びください」
「あっ、はい! よろしくお願いします!」
——って⁉︎ いやいやいや! 踊れないですよ!
出来るのは軽く一回転して左目ウインクピースだけです。
「ちょっと婆さん。あんたは合格かもしれないけど、俺達はそいつの力を見てないんだ。仲間にするか決めるのは、その見た後でも遅くはないんじゃないのか?」
私が心配するのと同様にセラさんが心配している。
これなら舞踏会で踊る必要はない。踊れない実力ならすぐに見せられる。
「……セラ。あなた、お婆様の目を疑っているの?」
上品なアメリア夫人がセラさんを怒るような視線で問い詰めるように聞いた。
「そんなつもりはねえよ。そいつの実力を知りたいだけだ。それに幻術士なんて幻を見せるだけだろ? それが何の役に立つんだ」
「……確かにその通りだね。セイラ、あんたの力をセラに見せておやり。口で説明しても分からないだろうからね」
「えっ?」
このまま下手な踊りで不採用という形で帰るつもりだったのに、駄目みたいだ。
ゴッドマザーがマジックの方を披露するように要求してきた。
仕方ないので頭に乗っているシルクハットを手に取った。
「じゃあ、簡単なマジックを……」
☆召喚マジック発動☆
帽子の中に手を入れるとハンバーガーを一個取り出した。
「ハンバーガーです。どうぞ」
そう言って、セラさんに差し出した。
「これ……何だ?」
「ハンバーガーという食べ物です。美味しいですよ」
「食べ物って……幻術で出した食べ物貰ってもねえ……」
受け取るつもりもないみたいだ。超いらなそうな顔している。
まるでセミの抜け殻とか四つ葉のクローバーを渡された時の反応だ。
あとで絶対に道端に捨てられる運命だ。
「姉さんがいらないなら、私が貰ってもいい?」
「好きにしろ。どうせ……なっ⁉︎ 触れるのか⁉︎」
ラナさんがハンバーガーを私から受け取ったのを見て、セラさんが急に驚いた。
「もぐもぐ……わぁ~、本当に美味しいわねぇ♪」
「触れる幻術とはかなり高度ですね。しかも、美味しいということは味もあるということですか? お婆様、本当にこれは幻術ですか?」
ハンバーガーを食べているセラさんを見ながら、上品なアメリア夫人がお婆さんに聞いている。
「さあねぇ。分からないけど、その食べ物を町の連中に売っていたよ。ついでに人を浮かせる魔法も使っていたね。風魔法というよりは重力魔法って感じだったね」
「セイラさん、凄いですね! 重力魔法なんて、凄腕の魔法使いしか使えないですよ!」
「フンッ。確かに多少はやるようだ。だったら次はその重力魔法を俺に試してみな。俺がどのぐらい凄いか判断してやるよ」
お婆さんが応えると、ラナさんがさらに驚き、セラさんが不機嫌そうな顔になった。
「じゃあ、軽く……」
☆浮遊マジック発動☆
「なぁっ⁉︎ 何だ、これ⁉︎ 身体が動かせない⁉︎」
セラさんの望み通りに浮遊マジックを発動した。セラさんの両足を軽く床から浮かせてあげた。
空中で立ち泳ぎみたいに手足をバタバタさせているけど、動いているのは手足だけだ。
その場からまったく動けていない。
「これは……私達に浮いているように見える幻術をかけているのでしょうか?」
「まあ、そう思うのが普通だろうね。だったら、セラで確かめればいいさ。ラナ、セラの身体をアメリアに向かって押してみな」
「はい、お婆様」
徹底的に私のマジックを調べるみたいだ。
マジックショーでもたまにこういう嫌な客はいた。
主な被害者は素人マジシャンの叔父だった。
「わぁ~、風船みたいに軽いです♪ これなら荷物の持ち運びに便利ですね」
「誰が荷物だ。もういいから降ろしてくれ」
「確かにこれは幻術というよりも重力魔法ですね。なるほど、上から圧力をかければ沈み、離せば元の高さまで浮くわけですか……」
「母さんももういいだろ。なあ、降ろしてくれよ」
完全に妹と母親にオモチャにされている。
人間風船となったセラさんが二人の女性に弄ばれている。
さすがは美少年女子だ。
「セイラさん、ちょっと帽子を見せてもらってもよろしいですか?」
「あっ、はい、どうぞ」
セラさんを床に降ろしていいのか分からないまま、今度は帽子を調べるみたいだ。
叔父も嫌な観客に嫌々渡して調べさせていたけど、私の帽子にはタネも仕掛けもない。
だから、安心してアメリア夫人に渡せる。
「……特におかしなところはないですね。この帽子は『錬金術師』が作った収納魔道具ですか?」
「いえ、私が作ったものです」
「……そうですか。だったら幻術士じゃなくて、あなたの職業は錬金術師なのかもしれないですね」
いえ、錬金術師ではなく、マジシャンです。この衣装もマジックで出しました。
何か舞踏会からおかしな方向に進んでいるので、もう不採用で帰っていいですか?
逆らえる雰囲気がまったくなかったので、ただ流されるままお婆さんの家まで着いてきてしまった。
生活感がまったく感じられない、ガランとした空き店舗の石造りの冷たく暗い平屋の家に……。
「お帰りなさいませ、フェアリゴッドマザー。……そちらのお嬢さんは?」
家の扉を開けるなり、上品な女性が頭を下げてお出迎えしてくれた。
年齢は四十手前の三十八歳ぐらい。燃えるようなオレンジ色の金色の髪で、意思の強そうな顔立ちをしている。
上品な服装からメイドという感じはしない。きっとお婆さんの娘だと思う。
上品な雰囲気だった頃のお婆さんの第一印象とそっくりだ。
「この娘はセイラ。幻術士で城の武闘会に参加する仲間だよ」
「そうですか……セイラさん、よろしくお願いします。私はセラとラナの母でアメリアと言います。アメリア夫人とお呼びください」
「あっ、はい! よろしくお願いします!」
——って⁉︎ いやいやいや! 踊れないですよ!
出来るのは軽く一回転して左目ウインクピースだけです。
「ちょっと婆さん。あんたは合格かもしれないけど、俺達はそいつの力を見てないんだ。仲間にするか決めるのは、その見た後でも遅くはないんじゃないのか?」
私が心配するのと同様にセラさんが心配している。
これなら舞踏会で踊る必要はない。踊れない実力ならすぐに見せられる。
「……セラ。あなた、お婆様の目を疑っているの?」
上品なアメリア夫人がセラさんを怒るような視線で問い詰めるように聞いた。
「そんなつもりはねえよ。そいつの実力を知りたいだけだ。それに幻術士なんて幻を見せるだけだろ? それが何の役に立つんだ」
「……確かにその通りだね。セイラ、あんたの力をセラに見せておやり。口で説明しても分からないだろうからね」
「えっ?」
このまま下手な踊りで不採用という形で帰るつもりだったのに、駄目みたいだ。
ゴッドマザーがマジックの方を披露するように要求してきた。
仕方ないので頭に乗っているシルクハットを手に取った。
「じゃあ、簡単なマジックを……」
☆召喚マジック発動☆
帽子の中に手を入れるとハンバーガーを一個取り出した。
「ハンバーガーです。どうぞ」
そう言って、セラさんに差し出した。
「これ……何だ?」
「ハンバーガーという食べ物です。美味しいですよ」
「食べ物って……幻術で出した食べ物貰ってもねえ……」
受け取るつもりもないみたいだ。超いらなそうな顔している。
まるでセミの抜け殻とか四つ葉のクローバーを渡された時の反応だ。
あとで絶対に道端に捨てられる運命だ。
「姉さんがいらないなら、私が貰ってもいい?」
「好きにしろ。どうせ……なっ⁉︎ 触れるのか⁉︎」
ラナさんがハンバーガーを私から受け取ったのを見て、セラさんが急に驚いた。
「もぐもぐ……わぁ~、本当に美味しいわねぇ♪」
「触れる幻術とはかなり高度ですね。しかも、美味しいということは味もあるということですか? お婆様、本当にこれは幻術ですか?」
ハンバーガーを食べているセラさんを見ながら、上品なアメリア夫人がお婆さんに聞いている。
「さあねぇ。分からないけど、その食べ物を町の連中に売っていたよ。ついでに人を浮かせる魔法も使っていたね。風魔法というよりは重力魔法って感じだったね」
「セイラさん、凄いですね! 重力魔法なんて、凄腕の魔法使いしか使えないですよ!」
「フンッ。確かに多少はやるようだ。だったら次はその重力魔法を俺に試してみな。俺がどのぐらい凄いか判断してやるよ」
お婆さんが応えると、ラナさんがさらに驚き、セラさんが不機嫌そうな顔になった。
「じゃあ、軽く……」
☆浮遊マジック発動☆
「なぁっ⁉︎ 何だ、これ⁉︎ 身体が動かせない⁉︎」
セラさんの望み通りに浮遊マジックを発動した。セラさんの両足を軽く床から浮かせてあげた。
空中で立ち泳ぎみたいに手足をバタバタさせているけど、動いているのは手足だけだ。
その場からまったく動けていない。
「これは……私達に浮いているように見える幻術をかけているのでしょうか?」
「まあ、そう思うのが普通だろうね。だったら、セラで確かめればいいさ。ラナ、セラの身体をアメリアに向かって押してみな」
「はい、お婆様」
徹底的に私のマジックを調べるみたいだ。
マジックショーでもたまにこういう嫌な客はいた。
主な被害者は素人マジシャンの叔父だった。
「わぁ~、風船みたいに軽いです♪ これなら荷物の持ち運びに便利ですね」
「誰が荷物だ。もういいから降ろしてくれ」
「確かにこれは幻術というよりも重力魔法ですね。なるほど、上から圧力をかければ沈み、離せば元の高さまで浮くわけですか……」
「母さんももういいだろ。なあ、降ろしてくれよ」
完全に妹と母親にオモチャにされている。
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さすがは美少年女子だ。
「セイラさん、ちょっと帽子を見せてもらってもよろしいですか?」
「あっ、はい、どうぞ」
セラさんを床に降ろしていいのか分からないまま、今度は帽子を調べるみたいだ。
叔父も嫌な観客に嫌々渡して調べさせていたけど、私の帽子にはタネも仕掛けもない。
だから、安心してアメリア夫人に渡せる。
「……特におかしなところはないですね。この帽子は『錬金術師』が作った収納魔道具ですか?」
「いえ、私が作ったものです」
「……そうですか。だったら幻術士じゃなくて、あなたの職業は錬金術師なのかもしれないですね」
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何か舞踏会からおかしな方向に進んでいるので、もう不採用で帰っていいですか?
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