30 / 50
第30話 ボス対ボス対真ボス
しおりを挟む
「待たせたな。こちらがボスのケイト。そして、私の娘だ。傷モノにしたら、お前の命で責任を取ってもら——」
「邪魔よ、ジジイ」
「おふっ!」
バイアスに向かって、ボスの紹介をしていたら、ドガッと後ろから腰を足蹴りされた。
せっかく、相手をビビらせている最中なのに台無しになった。
痛がっている私を無視して、ケイトはズカズカとバイアスに向かっていく。
そんなケイトに向かって、バイアスが声をかけてきた。
「随分と可愛らしいボスだな。父親とお友達とピクニックにでも行くつもりか?」
「そっちこそ、こんな大人数引き連れないと、怖くてジジイ一人も襲えないの? とんだ腰抜け集団ね」
「偶然、廃都に行く途中で見かけたから声をかけただけだ。それに仲間が轢き逃げに遭ったんだ。止めない訳には行かない」
「言っておくけど、轢き逃げしたのはジジイよ。私じゃないから」
「だったらジジイは後で轢き殺すとしよう」
流石は私の娘だ。ヤバそうな相手にも全然ビビってない。
お陰で一部を除いて、皆んなの注目が、私からケイトに向いている。
あとは白黒決着をつけるのみだ。まあ、ケイトが負けるのは決まっている。
私がやる事は、ケイトがやられる前に黒ネクタイを放り投げて、決闘を強制ストップさせる事だ。
「やめてくれ! もういいだろう!」と泣き叫びながら飛び出せば、やめてくれるだろう。
そのぐらいの人間らしい優しさは持っているはずだ。
「私に勝ったらジジイは好きにしていいわよ。でも、仲間には手を出さないと約束しなさい。それが戦ってあげる条件よ」
「いいだろう。仲間には手を出さないと約束しよう」
「じゃあ、私も約束するわ。あんたをブッ倒しても、あんたの仲間には手を出さないであげる」
「好きにすればいい。約束はしたぞ。さっさと来い」
「じゃあ、遠慮なく。殺してあげる!」
ボス同士の話は終わりのようだ。ケイトは鞘から剣を引き抜くと、鞘を投げ捨てた。
ほぉっ……戦うようだ。このまま二人か、皆んなで私を暴行して一件落着かと思った。
「フッ! ハッ! ヤァッ!」
ケイトは容赦なく両刃直剣の銀色の刃を振り回している。
左肩を狙った右上から左下への斜め振り下ろし、喉を狙った高速の突き、胴体を狙った右から左への薙ぎ払い。
その素早い連続攻撃をバイアスは、刃の先端から身体まで十センチ程の距離で避け続けている。
当たりそうで当たらない。届きそうで届かない。そんな状況が続いている。
「むむむ! あの白黒、只者じゃないよ。相当、喧嘩慣れしているよ!」
「へぇー、そうなんだ」
隣がうるさいので見てみると、興奮した猫娘が立っていた。
そんな事は見れば分かる。ケイトは完全に遊ばれている。
馬鹿正直な真っ直ぐな攻撃は、ほとんど条件反射で避けられている。
身体能力、技術、対人戦闘経験、全てにおいて負けている。
どう見ても勝つのは無理だ。
「このままだと、ケイトが負けちゃうね。ギルはどうしたらいいと思う?」
猫に続いて、鳥も現れた。
ケイトは剣を握る右腕を掴まれ、顔を殴られ、蹴り飛ばされている。
おお、まだ立ち上がるか。しぶとい女だ。
「とりあえず、何もせずに、信じて見ていればいいと思うぞ」
ソッとパトリが構えるライフルの銃身に手を置いて、下にゆっくりと下げた。
ボスの頭をブチ抜けば、問題解決じゃない。むしろ、悪化して場外乱闘が始まってしまう。
二人の気持ちは分かる。ケイトがやられる姿を見たくないのは分かる。
でも、世の中、わざと負けないといけない時もあるんだ。
お前達は知らないだろうが、ゴルフのド下手な社長に勝たせるのは至難の技なんだからな。
わざとミスしているのがバレたら怒られるし、勝っても怒られる。
それに引き換え、ケイトはどんなに頑張っても負けられるんだ。
もの凄く幸せなんだからな。ほら、幸せがやって来たぞ。
ドフッ‼︎ 振り上げた剣を振り下ろす前に、バイアスの右拳がケイトの腹に叩き込まれた。
軽く咳き込みつつ、ケイトは後退りしていく。
「うぅぅぅ、こほぉ、こほぉ」
そろそろ決着がつきそうだ。
私は黒ネクタイを外して、決闘を止める準備を始めた。
涙の準備はまだ出来てないが、何とかなるだろう。
「根性は評価してやる。女としては頑張った方だ」
「まだ終わってない‼︎」
近づいて来るバイアスの胸に向かって、ケイトは右手一本で剣を激しく突き出した。
バイアスは左手で右手を振り払うと、そのままケイトの右手を左手で掴んだ。
そのまま、グイッと左手を引っ張って、ケイトの態勢を前に崩して、右足で左足を払って身体を宙に浮かせた。
完全に頭がガラ空きだ。
「ハァッ‼︎」
ゴツ‼︎ バイアスの右手の甲がケイトの右耳に向かって、激しく叩きつけられた。
「あぐっ‼︎」
ケイトの頭が激しく揺さぶられ、ガクッと両膝と一緒に頭が地面に向かって崩れた。
それでも倒れなかった。倒れる事は許されなかった。
右手をバイアスに持ち上げられ、倒れないように無理矢理に立たされている。
「う、ううっ、はぁ、はぁ……」
ここからでも分かる。ケイトはほとんど意識がない。
朦朧とした意識の中で、何とか立つ事だけに意識を集中している。
もう戦う力は残っていない。
「もう終わりか?」
「うぐぐぐっ!」
バイアスはケイトの髪を持ち上げて聞いている。
苦しそうな呻き声が聞こえてきた。
青く腫れ上がった顔、口端には血が滲んでいる。
ブチ‼︎
気づいたら、ネクタイを締め直して、二人に向かって歩いていた。
「おい。ちょっとやり過ぎなんじゃないのか?」
「それを決めるのは、あんたじゃない。邪魔するな」
バイアスは近づいて来る私を軽く見ただけで、また視線をケイトに戻した。
両手はケイトの腕と髪を掴んで持ち上げたまま、懐はガラ空き状態だ。
まるで殴ってくれと言っているようだった。
落ち着くように、ゆっくりと呼吸した後、全身全霊を込めた右拳を振り抜いた。
「ふぅ……それは無理だ‼︎」
「ぐっ!」
ゴツ‼︎ 右拳がバイアスの右脇腹に直撃した。
アビリティリングによって発生している見えない障壁が右拳を押し止める。
それでも、直撃は直撃だ。そのまま続けて、左拳を背中に向かって振り抜いた。
バイアスは素早くケイトから手を離すと、左拳が当たる前に回避した。
「何のつもりだ? 一対一の戦いを邪魔するなら、こっちも約束を破棄するぞ。仲間がどうなってもいいのか?」
「仲間は関係ない。勝負はあんたの勝ちだ。そして、ボスも言ってたはずだ。勝ったらジジイは好きにしていいと……パトリ! ミア! ケイトを車に運べ!」
二人を呼ぶと倒れているケイトから剣を奪い取った。
殴られる役はジジイ一人いれば十分だ。
「ほら、一対一でも、一対百でもいいから掛かって来い! 好きなだけ、暴行しろ! だが、これ以上、女に手を出すんじゃねぇぞ! ジジイが全員相手してやる! それでいいな‼︎」
剣を振り上げ、全員に向かって宣戦布告した。
そして、「うおおおおおおお!」と雄叫びを上げながら、バイアスに向かって突撃を開始した。
ケイトが負けた瞬間に私のリンチは確定した。
だが、無抵抗でリンチを受けるつもりはない。
何人か道連れにしてやる。楽にリンチが出来ると思うなよ!
♢
「邪魔よ、ジジイ」
「おふっ!」
バイアスに向かって、ボスの紹介をしていたら、ドガッと後ろから腰を足蹴りされた。
せっかく、相手をビビらせている最中なのに台無しになった。
痛がっている私を無視して、ケイトはズカズカとバイアスに向かっていく。
そんなケイトに向かって、バイアスが声をかけてきた。
「随分と可愛らしいボスだな。父親とお友達とピクニックにでも行くつもりか?」
「そっちこそ、こんな大人数引き連れないと、怖くてジジイ一人も襲えないの? とんだ腰抜け集団ね」
「偶然、廃都に行く途中で見かけたから声をかけただけだ。それに仲間が轢き逃げに遭ったんだ。止めない訳には行かない」
「言っておくけど、轢き逃げしたのはジジイよ。私じゃないから」
「だったらジジイは後で轢き殺すとしよう」
流石は私の娘だ。ヤバそうな相手にも全然ビビってない。
お陰で一部を除いて、皆んなの注目が、私からケイトに向いている。
あとは白黒決着をつけるのみだ。まあ、ケイトが負けるのは決まっている。
私がやる事は、ケイトがやられる前に黒ネクタイを放り投げて、決闘を強制ストップさせる事だ。
「やめてくれ! もういいだろう!」と泣き叫びながら飛び出せば、やめてくれるだろう。
そのぐらいの人間らしい優しさは持っているはずだ。
「私に勝ったらジジイは好きにしていいわよ。でも、仲間には手を出さないと約束しなさい。それが戦ってあげる条件よ」
「いいだろう。仲間には手を出さないと約束しよう」
「じゃあ、私も約束するわ。あんたをブッ倒しても、あんたの仲間には手を出さないであげる」
「好きにすればいい。約束はしたぞ。さっさと来い」
「じゃあ、遠慮なく。殺してあげる!」
ボス同士の話は終わりのようだ。ケイトは鞘から剣を引き抜くと、鞘を投げ捨てた。
ほぉっ……戦うようだ。このまま二人か、皆んなで私を暴行して一件落着かと思った。
「フッ! ハッ! ヤァッ!」
ケイトは容赦なく両刃直剣の銀色の刃を振り回している。
左肩を狙った右上から左下への斜め振り下ろし、喉を狙った高速の突き、胴体を狙った右から左への薙ぎ払い。
その素早い連続攻撃をバイアスは、刃の先端から身体まで十センチ程の距離で避け続けている。
当たりそうで当たらない。届きそうで届かない。そんな状況が続いている。
「むむむ! あの白黒、只者じゃないよ。相当、喧嘩慣れしているよ!」
「へぇー、そうなんだ」
隣がうるさいので見てみると、興奮した猫娘が立っていた。
そんな事は見れば分かる。ケイトは完全に遊ばれている。
馬鹿正直な真っ直ぐな攻撃は、ほとんど条件反射で避けられている。
身体能力、技術、対人戦闘経験、全てにおいて負けている。
どう見ても勝つのは無理だ。
「このままだと、ケイトが負けちゃうね。ギルはどうしたらいいと思う?」
猫に続いて、鳥も現れた。
ケイトは剣を握る右腕を掴まれ、顔を殴られ、蹴り飛ばされている。
おお、まだ立ち上がるか。しぶとい女だ。
「とりあえず、何もせずに、信じて見ていればいいと思うぞ」
ソッとパトリが構えるライフルの銃身に手を置いて、下にゆっくりと下げた。
ボスの頭をブチ抜けば、問題解決じゃない。むしろ、悪化して場外乱闘が始まってしまう。
二人の気持ちは分かる。ケイトがやられる姿を見たくないのは分かる。
でも、世の中、わざと負けないといけない時もあるんだ。
お前達は知らないだろうが、ゴルフのド下手な社長に勝たせるのは至難の技なんだからな。
わざとミスしているのがバレたら怒られるし、勝っても怒られる。
それに引き換え、ケイトはどんなに頑張っても負けられるんだ。
もの凄く幸せなんだからな。ほら、幸せがやって来たぞ。
ドフッ‼︎ 振り上げた剣を振り下ろす前に、バイアスの右拳がケイトの腹に叩き込まれた。
軽く咳き込みつつ、ケイトは後退りしていく。
「うぅぅぅ、こほぉ、こほぉ」
そろそろ決着がつきそうだ。
私は黒ネクタイを外して、決闘を止める準備を始めた。
涙の準備はまだ出来てないが、何とかなるだろう。
「根性は評価してやる。女としては頑張った方だ」
「まだ終わってない‼︎」
近づいて来るバイアスの胸に向かって、ケイトは右手一本で剣を激しく突き出した。
バイアスは左手で右手を振り払うと、そのままケイトの右手を左手で掴んだ。
そのまま、グイッと左手を引っ張って、ケイトの態勢を前に崩して、右足で左足を払って身体を宙に浮かせた。
完全に頭がガラ空きだ。
「ハァッ‼︎」
ゴツ‼︎ バイアスの右手の甲がケイトの右耳に向かって、激しく叩きつけられた。
「あぐっ‼︎」
ケイトの頭が激しく揺さぶられ、ガクッと両膝と一緒に頭が地面に向かって崩れた。
それでも倒れなかった。倒れる事は許されなかった。
右手をバイアスに持ち上げられ、倒れないように無理矢理に立たされている。
「う、ううっ、はぁ、はぁ……」
ここからでも分かる。ケイトはほとんど意識がない。
朦朧とした意識の中で、何とか立つ事だけに意識を集中している。
もう戦う力は残っていない。
「もう終わりか?」
「うぐぐぐっ!」
バイアスはケイトの髪を持ち上げて聞いている。
苦しそうな呻き声が聞こえてきた。
青く腫れ上がった顔、口端には血が滲んでいる。
ブチ‼︎
気づいたら、ネクタイを締め直して、二人に向かって歩いていた。
「おい。ちょっとやり過ぎなんじゃないのか?」
「それを決めるのは、あんたじゃない。邪魔するな」
バイアスは近づいて来る私を軽く見ただけで、また視線をケイトに戻した。
両手はケイトの腕と髪を掴んで持ち上げたまま、懐はガラ空き状態だ。
まるで殴ってくれと言っているようだった。
落ち着くように、ゆっくりと呼吸した後、全身全霊を込めた右拳を振り抜いた。
「ふぅ……それは無理だ‼︎」
「ぐっ!」
ゴツ‼︎ 右拳がバイアスの右脇腹に直撃した。
アビリティリングによって発生している見えない障壁が右拳を押し止める。
それでも、直撃は直撃だ。そのまま続けて、左拳を背中に向かって振り抜いた。
バイアスは素早くケイトから手を離すと、左拳が当たる前に回避した。
「何のつもりだ? 一対一の戦いを邪魔するなら、こっちも約束を破棄するぞ。仲間がどうなってもいいのか?」
「仲間は関係ない。勝負はあんたの勝ちだ。そして、ボスも言ってたはずだ。勝ったらジジイは好きにしていいと……パトリ! ミア! ケイトを車に運べ!」
二人を呼ぶと倒れているケイトから剣を奪い取った。
殴られる役はジジイ一人いれば十分だ。
「ほら、一対一でも、一対百でもいいから掛かって来い! 好きなだけ、暴行しろ! だが、これ以上、女に手を出すんじゃねぇぞ! ジジイが全員相手してやる! それでいいな‼︎」
剣を振り上げ、全員に向かって宣戦布告した。
そして、「うおおおおおおお!」と雄叫びを上げながら、バイアスに向かって突撃を開始した。
ケイトが負けた瞬間に私のリンチは確定した。
だが、無抵抗でリンチを受けるつもりはない。
何人か道連れにしてやる。楽にリンチが出来ると思うなよ!
♢
0
あなたにおすすめの小説
【アイテム分解】しかできないと追放された僕、実は物質の概念を書き換える最強スキルホルダーだった
黒崎隼人
ファンタジー
貴族の次男アッシュは、ゴミを素材に戻すだけのハズレスキル【アイテム分解】を授かり、家と国から追放される。しかし、そのスキルの本質は、物質や魔法、果ては世界の理すら書き換える神の力【概念再構築】だった!
辺境で出会った、心優しき元女騎士エルフや、好奇心旺盛な天才獣人少女。過去に傷を持つ彼女たちと共に、アッシュは忘れられた土地を理想の楽園へと創り変えていく。
一方、アッシュを追放した王国は謎の厄災に蝕まれ、滅亡の危機に瀕していた。彼を見捨てた幼馴染の聖女が助けを求めてきた時、アッシュが下す決断とは――。
追放から始まる、爽快な逆転建国ファンタジー、ここに開幕!
幼子家精霊ノアの献身〜転生者と過ごした記憶を頼りに、家スキルで快適生活を送りたい〜
犬社護
ファンタジー
むか〜しむかし、とある山頂付近に、冤罪により断罪で断種された元王子様と、同じく断罪で国外追放された元公爵令嬢が住んでいました。2人は異世界[日本]の記憶を持っていながらも、味方からの裏切りに遭ったことで人間不信となってしまい、およそ50年間自給自足生活を続けてきましたが、ある日元王子様は寿命を迎えることとなりました。彼を深く愛していた元公爵令嬢は《自分も彼と共に天へ》と真摯に祈ったことで、神様はその願いを叶えるため、2人の住んでいた家に命を吹き込み、家精霊ノアとして誕生させました。ノアは、2人の願いを叶え丁重に葬りましたが、同時に孤独となってしまいます。家精霊の性質上、1人で生き抜くことは厳しい。そこで、ノアは下山することを決意します。
これは転生者たちと過ごした記憶と知識を糧に、家スキルを巧みに操りながら人々に善行を施し、仲間たちと共に世界に大きな変革をもたす精霊の物語。
追放されたので田舎でスローライフするはずが、いつの間にか最強領主になっていた件
言諮 アイ
ファンタジー
「お前のような無能はいらない!」
──そう言われ、レオンは王都から盛大に追放された。
だが彼は思った。
「やった!最高のスローライフの始まりだ!!」
そして辺境の村に移住し、畑を耕し、温泉を掘り当て、牧場を開き、ついでに商売を始めたら……
気づけば村が巨大都市になっていた。
農業改革を進めたら周囲の貴族が土下座し、交易を始めたら王国経済をぶっ壊し、温泉を作ったら各国の王族が観光に押し寄せる。
「俺はただ、のんびり暮らしたいだけなんだが……?」
一方、レオンを追放した王国は、バカ王のせいで経済崩壊&敵国に占領寸前!
慌てて「レオン様、助けてください!!」と泣きついてくるが……
「ん? ちょっと待て。俺に無能って言ったの、どこのどいつだっけ?」
もはや世界最強の領主となったレオンは、
「好き勝手やった報い? しらんな」と華麗にスルーし、
今日ものんびり温泉につかるのだった。
ついでに「真の愛」まで手に入れて、レオンの楽園ライフは続く──!
神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~
あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。
それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。
彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。
シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。
それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。
すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。
〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟
そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。
同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。
※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
神罰カウントが見える追放技師は、兵器開発を断って辺境港で遺物工房をひらく
蒼月よる
ファンタジー
反宗教国家の遺物管理局で働いていた技師ジンは、危険な接続実験を止めたせいで「臆病者」として追放された。
彼には遺物の危険度――神罰までの目盛りが見える。
流れ着いた辺境港アルヴァスで、壊れたポンプを直し、止まった航路灯を点け、生活道具だけを作る小さな工房を始めるが、評判はすぐに軍と闇市場へ届いてしまう。
「兵器にしろ」と迫る圧力。
「便利なら危険でもいい」と進める上層。
数字が赤くなる前に、守るべきは誰の暮らしか。
追放技師の逆転工房譚。
この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。
・世界観・設定の管理補助
・プロット段階の壁打ち
・作者による執筆後の校正
【完結】スキルを作って習得!僕の趣味になりました
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》 どんなスキル持ちかによって、人生が決まる。生まれ持ったスキルは、12歳過ぎから鑑定で見えるようになる。ロマドは、4度目の15歳の歳の鑑定で、『スキル錬金』という優秀なスキルだと鑑定され……たと思ったが、錬金とつくが熟練度が上がらない!結局、使えないスキルとして一般スキル扱いとなってしまった。
どうやったら熟練度が上がるんだと思っていたところで、熟練度の上げ方を発見!
スキルの扱いを錬金にしてもらおうとするも却下された為、仕方なくあきらめた。だが、ふと「作成条件」という文字が目の前に見えて、その条件を達してみると、新しいスキルをゲットした!
天然ロマドと、タメで先輩のユイジュの突っ込みと、チェトの可愛さ(ロマドの主観)で織りなす、スキルと笑いのアドベンチャー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる