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第42話 危険なトゲトゲ
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「ヴオオオオオ!」
またデスメタルスライムの咆哮が上がった。
右腕を失った骸骨が、今度は両足の膝から下を破壊されて倒れていく。
エネルギー弾の命中率は、囮役二機のお陰で今のところは百発百中だ。
そして、デスメタルスライムはまだ動いている。
つまりはまだ魔石が壊れていない事を意味している。
「ビリー‼︎ 何やってんだよ! 撃たないって言ったよな!」
「ボス、アムロが仕事しません。早く足を運ばないとくっ付きます」
怒鳴り声を上げながら、アムロの機体が目の前に飛んで来た。
私は機体よりも大きな右足を引き摺って、頑張っている。
チンピラに絡まれて、運搬作業の邪魔なので急いでボスに報告した。
もちろん、声色は変えているから問題ないはずだ。
「アムロ、何をやっているんだ? ビリーと一緒に早く足を運べ」
「くっ……はい、ボス。すみません」
バイアスに怒られて、アムロは謝っている。
謝るぐらいなら、最初から素直にやれ。
「ビリーも次は撃つな。三回目はないぞ」
「分かってますよ、ボス。魔石が無さそうな所を選んでます」
「運が良かっただけだ。勝手な真似をするな」
「はい、すみません」
ふん、偉そうにしやがって。
こっちはお前達と違って、五分以内に結果を出さないと殺されるんだ。
ハッキリ言って、メタルスライムの魔石なんてどうでもいいんだよ。
良い結果だろうが、最悪の結果だろうが、ケイトにプレゼントしてやる。
それにしても、おかしい? どこに魔石はあるんだ。
大鎌に魔石があると思って、右腕を破壊した。それでも、骸骨は動いていた。
だから、次に両膝を破壊した。それでも、まだ骸骨は動いている。
つまりは地面の下に本体が潜んで、骸骨を操っている可能性は低くなった。
まだ探していない骸骨の身体のどこかにあるという事だ。
通常は胸の辺りに魔石はある。それはバイアスも知っているはずだ。
だから、執拗に胴体を狙って、炎のエネルギー弾を撃っている。
でも、見つからない。
メタルスライムの魔石が通常と同じ大きさなら、小さ過ぎて見落としている可能性もある。
そもそも、色も大きさも分からない魔石なんだ。
これで身体と同じ鉛色の魔石ならば、見つけられる訳がない。
「ボス、こいつが本当に本体なんですか? 分身と同じで遠隔操作しているだけなんじゃないですか?」
バイアスに向かって聞いてみた。
無い物を探しても、無いという結果さえも分からない。
得体の知れない金属生物なら、全部が全部、魔石を持っているとは限らない。
持たずに活動している生物もいるかもしれない。
「それはない。絶対にあるはずだ。それに確かめていない場所が一ヶ所だけ残っている。頭だ。頭への攻撃は必ず避けている。撤退するなら、頭を確かめた後だ」
通信に答えたバイアスは頭にあると主張している。
確かに有りそうな場所だ。
それに今の骸骨はかなり小さくなっている。
本当に頭にあるなら、一撃当てれば確かめられる。
停止すれば、魔石がある。無ければ、動き続ける。
それに考えた方によっては、絶好のチャンスだ。
これが本当のチャンスなのだろう。やるしかないな。
「分かりました、ボス。俺が頭の間近で魔石を確認します。遠慮なく撃ってください」
危険だが、間近で確認する役割に立候補した。
これでどんなに小さな魔石でも見逃さない。
それに近い方が横取りしやすい。
「そこまでする必要はない。危ないから下がっていろ」
「念には念を入れないと駄目です。魔石が単独で動いて、地面に潜るかもしれませんよ」
「……分かった。ビリー、近づき過ぎないように注意しろ」
「了解です。さっさとやっちゃってください」
火炎放射器が無駄口叩いてないで、仕事しろよ。
もう充填しているんだろうな?
私の怒りと心配を無視して、バイアスは砲口を向けている。
充填率百パーセントにするには、約一分四十秒かかる。
それだけの時間があれば、破壊した右腕も両足も修復できる。
高さ五メートル程の骸骨が立ち上がっている。
左右の砲口を時間差で使えば問題ないが、バイアスは撃たずに充填している。
ちょっと時間稼ぎをする必要がありそうだ。
「ヴオオオオ」
「大人対子供だな」
見上げている骸骨と戦闘機の身長差は二倍以上。
格闘しようにも、身体にしがみ付いて、振り落とされないようにするのも命懸けだ。
出来る事は五パーセント程度のエネルギー弾を発射して、骸骨の注意を引き付ける事だけだ。
「ヴオオ! ヴオオ!」
骸骨から繰り出される拳と蹴りをひたすらにバックステップで回避する。
回避しながら、充填した左右のエネルギー弾を骸骨の足に発射する。
分かっていた事だが、やっぱり威力が足りない。
僅かに膝がガクッと曲がる程度の効果しかなかった。
「ビリー、充填が終わった。こっちのタイミングで発射するから、死にたくないなら上手く避けろ」
「ボス、遠慮なくやってください!」
やっとバイアスからの連絡が来た。
そんなのいいから、さっさと撃てよ。
こっちはずっと待っているんだぞ。
まったく、どいつもこいつも使えないな。
最初から最後までボスには不満しかない。
ライターとしての役割しかないんだから、さっさと点火すればいい。
そのボスが乗る機体が骸骨に向かって飛んで来た。
右腕の砲口を突き出して、おそらく至近距離で撃つのだろう。
遠距離から避けられるなら、至近距離なら避けられないと考えたようだ。
まあ、妥当な判断だな。でも、それは困る。お前達は私の操り人形だ。
バイアスに近くにいられると魔石を横取り出来ないかもしれない。
仕方ないので、私も骸骨に接近しなくてはいけなくなった。
面倒をかけさせてくれる。
「おい、ビリー! 何やってんだよ! 離れろ、危ねぇぞ!」
「分かってる。注意を俺に引き付ける。離れ過ぎると何かやると警戒されるだろう」
聞こえてきたアムロの警告に、それっぽい答えを素早く返した。
大丈夫だ、上手くやれる。
普通のエネルギー弾は接触すると破裂するタイプだ。
それと違って、炎のエネルギー弾は接触しても、そのまま貫通するタイプだ。
私が頭に張り付いていなければ、攻撃の巻き添えになる事はない。
「発射」
バイアスの声と共に、炎のエネルギー弾が骸骨の後頭部に目掛けて発射された。
私は骸骨の右側に素早く避難した。
バイアスと骸骨の距離は四メートル、私は二メートル程度だ。
けれども、空中を飛行しているバイアスの方がスピードは上だ。
魔石が見えた瞬間に走り出さないと間に合わない。
「ヴオ……」
骸骨の頭部が炎によって、一瞬で消え去り、ドロドロに溶けた金属が落ちていく。
頭部があった場所を見上げて、電子スクリーンに魔石が映し出されてないか目を凝らした。
「あれか!」
叫ぶと同時に一歩踏み出して、高くジャンプした。
頭部があった場所に、無数の刺を生やした直径十五センチ程の球体が見える。
あれで間違いない。左腕を伸ばして、バイアスよりも早く掴み取った。
五分はとっくに過ぎているけど、これを持ち帰れば文句はないだろう。
「ビリー、よくやった。それを渡せ」
「ボス、まだ骸骨が動いてます!」
「何だと?」
バイアスの機体が地面に着地すると、右腕の手のひらを広げて、魔石を渡すように言ってきた。
でも、終わりではないようだ。アムロがまだ骸骨が動いていると知らせてきた。
「ヴオオオオ……」
骸骨は頭を失くした状態で右腕を振り上げて、私に振り下ろそうとしている。
頭が無いのに唸り声を上げている。声を出すのに頭は必要ないようだ。
このトゲトゲ魔石がまだ操っているのは間違いない。
壊せば止まるとは思うけど、それは当然出来ない。
まずは刺を破壊して中身を確認するか。
「ヴオオ!」
骸骨が唸りながら、右拳を地面に叩きつけてくる。
明らかに遅くなった攻撃を後方に飛んで回避する。
破壊された道路の舗装が周囲に弾け飛んだ。
まだまだ攻撃力は高いようだ。早く対処しないといけない。
「フンッ! フンッ!」
ボキボキと無数の刺を乱暴に掴んで、力尽くでへし折っていく。
素手でやったら大怪我だ。
剣があれば、真っ二つに出来るけど、それだと魔石も切れてしまう。
いま出来る事は刺をへし折る事だけだ。
「……これで終わりか?」
一分ちょっとで全ての刺をへし折った。
その結果、骸骨は動かなくなった。
頭を失った骸骨が拳を振り回している途中で停止している。
刺がアンテナのような役割をしていたのかもしれない。
まあ、これで本当に終わりだな。あとは逃げるだけだ。
「よくやった」
「ぐがぁ!」
バキィン‼︎ バイアスの声が聞こえたと思ったら、機体に衝撃が走った。
状況を電子スクリーンで素早く確認すると、私の機体が地面に押し倒されていた。
蹴られたのか、殴られたのか分からないけど、攻撃されたのは間違いない。
機体の上に乗られて、左腕の砲口を向けられている。
「お前、ビリーじゃないな」
「な、何言ってんですか、ボス⁉︎ 俺です、俺ですよ。ビリーですよ⁉︎」
「お前はビリーじゃない。ビリーはお前程に自己主張が強くない。それにビリーは俺とは言わない。オイラと言う。お前は誰だ?」
「⁉︎」
知らねぇよ! そんなのオイラ知らねぇよ! 初耳だよ!
何とか誤魔化そうとしたけど駄目そうだ。というよりも駄目だ。
このピンチは私の力では、どうする事も出来ない。
首の無線機に頼んで、援護射撃をしてもらおう。
♢
またデスメタルスライムの咆哮が上がった。
右腕を失った骸骨が、今度は両足の膝から下を破壊されて倒れていく。
エネルギー弾の命中率は、囮役二機のお陰で今のところは百発百中だ。
そして、デスメタルスライムはまだ動いている。
つまりはまだ魔石が壊れていない事を意味している。
「ビリー‼︎ 何やってんだよ! 撃たないって言ったよな!」
「ボス、アムロが仕事しません。早く足を運ばないとくっ付きます」
怒鳴り声を上げながら、アムロの機体が目の前に飛んで来た。
私は機体よりも大きな右足を引き摺って、頑張っている。
チンピラに絡まれて、運搬作業の邪魔なので急いでボスに報告した。
もちろん、声色は変えているから問題ないはずだ。
「アムロ、何をやっているんだ? ビリーと一緒に早く足を運べ」
「くっ……はい、ボス。すみません」
バイアスに怒られて、アムロは謝っている。
謝るぐらいなら、最初から素直にやれ。
「ビリーも次は撃つな。三回目はないぞ」
「分かってますよ、ボス。魔石が無さそうな所を選んでます」
「運が良かっただけだ。勝手な真似をするな」
「はい、すみません」
ふん、偉そうにしやがって。
こっちはお前達と違って、五分以内に結果を出さないと殺されるんだ。
ハッキリ言って、メタルスライムの魔石なんてどうでもいいんだよ。
良い結果だろうが、最悪の結果だろうが、ケイトにプレゼントしてやる。
それにしても、おかしい? どこに魔石はあるんだ。
大鎌に魔石があると思って、右腕を破壊した。それでも、骸骨は動いていた。
だから、次に両膝を破壊した。それでも、まだ骸骨は動いている。
つまりは地面の下に本体が潜んで、骸骨を操っている可能性は低くなった。
まだ探していない骸骨の身体のどこかにあるという事だ。
通常は胸の辺りに魔石はある。それはバイアスも知っているはずだ。
だから、執拗に胴体を狙って、炎のエネルギー弾を撃っている。
でも、見つからない。
メタルスライムの魔石が通常と同じ大きさなら、小さ過ぎて見落としている可能性もある。
そもそも、色も大きさも分からない魔石なんだ。
これで身体と同じ鉛色の魔石ならば、見つけられる訳がない。
「ボス、こいつが本当に本体なんですか? 分身と同じで遠隔操作しているだけなんじゃないですか?」
バイアスに向かって聞いてみた。
無い物を探しても、無いという結果さえも分からない。
得体の知れない金属生物なら、全部が全部、魔石を持っているとは限らない。
持たずに活動している生物もいるかもしれない。
「それはない。絶対にあるはずだ。それに確かめていない場所が一ヶ所だけ残っている。頭だ。頭への攻撃は必ず避けている。撤退するなら、頭を確かめた後だ」
通信に答えたバイアスは頭にあると主張している。
確かに有りそうな場所だ。
それに今の骸骨はかなり小さくなっている。
本当に頭にあるなら、一撃当てれば確かめられる。
停止すれば、魔石がある。無ければ、動き続ける。
それに考えた方によっては、絶好のチャンスだ。
これが本当のチャンスなのだろう。やるしかないな。
「分かりました、ボス。俺が頭の間近で魔石を確認します。遠慮なく撃ってください」
危険だが、間近で確認する役割に立候補した。
これでどんなに小さな魔石でも見逃さない。
それに近い方が横取りしやすい。
「そこまでする必要はない。危ないから下がっていろ」
「念には念を入れないと駄目です。魔石が単独で動いて、地面に潜るかもしれませんよ」
「……分かった。ビリー、近づき過ぎないように注意しろ」
「了解です。さっさとやっちゃってください」
火炎放射器が無駄口叩いてないで、仕事しろよ。
もう充填しているんだろうな?
私の怒りと心配を無視して、バイアスは砲口を向けている。
充填率百パーセントにするには、約一分四十秒かかる。
それだけの時間があれば、破壊した右腕も両足も修復できる。
高さ五メートル程の骸骨が立ち上がっている。
左右の砲口を時間差で使えば問題ないが、バイアスは撃たずに充填している。
ちょっと時間稼ぎをする必要がありそうだ。
「ヴオオオオ」
「大人対子供だな」
見上げている骸骨と戦闘機の身長差は二倍以上。
格闘しようにも、身体にしがみ付いて、振り落とされないようにするのも命懸けだ。
出来る事は五パーセント程度のエネルギー弾を発射して、骸骨の注意を引き付ける事だけだ。
「ヴオオ! ヴオオ!」
骸骨から繰り出される拳と蹴りをひたすらにバックステップで回避する。
回避しながら、充填した左右のエネルギー弾を骸骨の足に発射する。
分かっていた事だが、やっぱり威力が足りない。
僅かに膝がガクッと曲がる程度の効果しかなかった。
「ビリー、充填が終わった。こっちのタイミングで発射するから、死にたくないなら上手く避けろ」
「ボス、遠慮なくやってください!」
やっとバイアスからの連絡が来た。
そんなのいいから、さっさと撃てよ。
こっちはずっと待っているんだぞ。
まったく、どいつもこいつも使えないな。
最初から最後までボスには不満しかない。
ライターとしての役割しかないんだから、さっさと点火すればいい。
そのボスが乗る機体が骸骨に向かって飛んで来た。
右腕の砲口を突き出して、おそらく至近距離で撃つのだろう。
遠距離から避けられるなら、至近距離なら避けられないと考えたようだ。
まあ、妥当な判断だな。でも、それは困る。お前達は私の操り人形だ。
バイアスに近くにいられると魔石を横取り出来ないかもしれない。
仕方ないので、私も骸骨に接近しなくてはいけなくなった。
面倒をかけさせてくれる。
「おい、ビリー! 何やってんだよ! 離れろ、危ねぇぞ!」
「分かってる。注意を俺に引き付ける。離れ過ぎると何かやると警戒されるだろう」
聞こえてきたアムロの警告に、それっぽい答えを素早く返した。
大丈夫だ、上手くやれる。
普通のエネルギー弾は接触すると破裂するタイプだ。
それと違って、炎のエネルギー弾は接触しても、そのまま貫通するタイプだ。
私が頭に張り付いていなければ、攻撃の巻き添えになる事はない。
「発射」
バイアスの声と共に、炎のエネルギー弾が骸骨の後頭部に目掛けて発射された。
私は骸骨の右側に素早く避難した。
バイアスと骸骨の距離は四メートル、私は二メートル程度だ。
けれども、空中を飛行しているバイアスの方がスピードは上だ。
魔石が見えた瞬間に走り出さないと間に合わない。
「ヴオ……」
骸骨の頭部が炎によって、一瞬で消え去り、ドロドロに溶けた金属が落ちていく。
頭部があった場所を見上げて、電子スクリーンに魔石が映し出されてないか目を凝らした。
「あれか!」
叫ぶと同時に一歩踏み出して、高くジャンプした。
頭部があった場所に、無数の刺を生やした直径十五センチ程の球体が見える。
あれで間違いない。左腕を伸ばして、バイアスよりも早く掴み取った。
五分はとっくに過ぎているけど、これを持ち帰れば文句はないだろう。
「ビリー、よくやった。それを渡せ」
「ボス、まだ骸骨が動いてます!」
「何だと?」
バイアスの機体が地面に着地すると、右腕の手のひらを広げて、魔石を渡すように言ってきた。
でも、終わりではないようだ。アムロがまだ骸骨が動いていると知らせてきた。
「ヴオオオオ……」
骸骨は頭を失くした状態で右腕を振り上げて、私に振り下ろそうとしている。
頭が無いのに唸り声を上げている。声を出すのに頭は必要ないようだ。
このトゲトゲ魔石がまだ操っているのは間違いない。
壊せば止まるとは思うけど、それは当然出来ない。
まずは刺を破壊して中身を確認するか。
「ヴオオ!」
骸骨が唸りながら、右拳を地面に叩きつけてくる。
明らかに遅くなった攻撃を後方に飛んで回避する。
破壊された道路の舗装が周囲に弾け飛んだ。
まだまだ攻撃力は高いようだ。早く対処しないといけない。
「フンッ! フンッ!」
ボキボキと無数の刺を乱暴に掴んで、力尽くでへし折っていく。
素手でやったら大怪我だ。
剣があれば、真っ二つに出来るけど、それだと魔石も切れてしまう。
いま出来る事は刺をへし折る事だけだ。
「……これで終わりか?」
一分ちょっとで全ての刺をへし折った。
その結果、骸骨は動かなくなった。
頭を失った骸骨が拳を振り回している途中で停止している。
刺がアンテナのような役割をしていたのかもしれない。
まあ、これで本当に終わりだな。あとは逃げるだけだ。
「よくやった」
「ぐがぁ!」
バキィン‼︎ バイアスの声が聞こえたと思ったら、機体に衝撃が走った。
状況を電子スクリーンで素早く確認すると、私の機体が地面に押し倒されていた。
蹴られたのか、殴られたのか分からないけど、攻撃されたのは間違いない。
機体の上に乗られて、左腕の砲口を向けられている。
「お前、ビリーじゃないな」
「な、何言ってんですか、ボス⁉︎ 俺です、俺ですよ。ビリーですよ⁉︎」
「お前はビリーじゃない。ビリーはお前程に自己主張が強くない。それにビリーは俺とは言わない。オイラと言う。お前は誰だ?」
「⁉︎」
知らねぇよ! そんなのオイラ知らねぇよ! 初耳だよ!
何とか誤魔化そうとしたけど駄目そうだ。というよりも駄目だ。
このピンチは私の力では、どうする事も出来ない。
首の無線機に頼んで、援護射撃をしてもらおう。
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