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第2章
第62話⑨クライマックス
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「えっ、お兄ちゃん……どうして帰ってきたの……」
「フィリアなんだな。もう大丈夫だ。一緒に帰ろう」
妹の鎧を着た別の誰かじゃなかった。
鉄兜の中から妹の不安そうな声が聞こえてきた。
「ぐっ、一緒に帰るですって! 一人で帰ればいいでしょ! 私はストロベリアス家の騎士になったの! もうあんたとは敵よ! 早くここから出て行きなさい! 出て行かないのなら、力ずくで追い出すわよ!」
「フィリア……」
それなのに急に態度が変わった。
激しい口調で一方的に言ってくると、両手に持っていた両刃剣を俺に向けてきた。
やはり脅されている。俺を殺されたくなかったら、言うことを聞け……
とか戦士達に言われて、やりたくない事をさせられているんだ。
あの野朗ども、百万回殺しても許せない。
「やれるものならやればいい。俺はフィリアを連れて帰る為に来たんだ。帰りたくないのなら、俺も力ずくで連れて帰る」
「うぐっ、言ったからね! どうなっても知らないよ!」
本気みたいだ。フィリアが向かってきた。
【レベル68の大戦士】……昔の俺なら絶対に勝てる相手じゃなかった。
でも、もう俺の敵じゃない。
剣の腹を使った威嚇のような横振り攻撃を右の手の平で受け止めた。
「なっ⁉︎」
痛がる素振りも見せずに攻撃を止められて、フィリアが驚きの声を上げた。
受け止めた手は折れてもいない。全然本気の一撃じゃない。
「どうした、フィリア? 力ずくで追い出すんだろ。これがお前の本気なのか?」
「くぅぅぅ! やああっ‼︎」
やはり本気じゃないか。俺に問いにフィリアが剣から手を離して、殴りかかってきた。
俺を出来るだけ傷付けずに追い出そうとしている。
だったら、この拳は避けれない。避けずに妹の気持ちを全部受け止める。
「エイッ、ヤァッ、アアッ‼︎」
左右の拳がデタラメに振り回される。
顔や胸をフィリアの両拳が打ちつけてくる。
けれども、その全てをジャスト回復せずに受け止め続ける。
こんな事しても、フィリアに与えた痛みの罪滅ぼしにはならない。
そんな事は分かっているけど、兄として、フィリアの怒りを受け止めたい。
「うぅぅぅ、やっぱり駄目! お兄ちゃんの事、殴れないよぉ!」
「フィリア……」
殴るのをやめて、フィリアが抱き着いてきた。
やっぱり無理していた。いや、無理させていたんだ。
「フィリア、お兄ちゃんが忘れさせてあげるから」
「んんっ、お兄ちゃん……?」
鉄兜を両手で掴むと、優しく外した。
鉄兜の中には潤んだ瞳で俺を見ている、金髪の可愛い妹がいた。
「ねえ、フィリア。屋敷に誰も来ない場所ってある?」
「えっ、うん、あるよ。そこに隠れるの?」
「そう、隠れないといけない。ちょっと時間がかかるから」
無理矢理に性騎士にされて、妹の言葉遣いが良くなっている。
幼くなっているというか、小動物を思わせる声に、男として守ってやりたくなる気持ちがたかぶっていく。
「ここだよ。ヨハネの部屋だから、誰も入らないよ」
「なるほど、確かにヨハネの部屋っぽいな」
隠れながら、眠らせながら、殴りながら屋敷を進んで、三階にあるヨハネの部屋に到着した。
高そうな家具、アイテム鞄から取り出した高そうなベッドと似たベッドが置いてある。
女の子の部屋というよりも、貴族のご令嬢の高貴な部屋といった感じだ。
「フィリア、鎧を脱ごっか」
「えっ? でも、危ないよ。鎧着てても速く走れるから大丈夫だよ」
「そういう事じゃないよ」
「んひゃ……⁉︎」
静かな部屋で男と女が二人いればやる事は決まっている。
フィリアを抱き寄せると、柔らかい唇にキスした。
そのまま舌も中にいれて、中をかき混ぜていく。
「んんっ、んんっ! はぁはぁ、お兄ちゃん、駄目!」
「おっと……」
「こういう事は兄妹でしたら駄目なんだよ。お母さんに言っちゃうよ」
俺を突き飛ばしてキスを中断すると、フィリアがちょっと怒った顔で言ってきた。
「言いたければ言えばいい。忘れさせるって言っただろ。お兄ちゃんは本気だ」
だけど、この程度で止まれない。
母さんは怖いが、男には絶対に逃げてはいけない戦いがある。
それは妹や母さん、女には分からない事だ。
「んんっ……んふっ、お兄ちゃん、だめぇ……」
再び抱き寄せるとキスを再開させた。
フィリアが俺を突き飛ばそうとしているけど、今度は離れない。
力は俺の方が上だ。抵抗する妹を力で押さえてキスを続ける。
「フィリア、鎧脱がせていいよね?」
「だめぇ、これ以上は本当にだめぇ——んあっ!」
困った顔の妹も最高に可愛い。
そんな妹から右手の手鎧をサッと外した。次は左手の手鎧、前腕部の鎧も外していく。
黒革の長袖が徐々に現れていく。胸鎧、背中鎧と外して、妹の上半身が現れた。
黒革の湿った上着からは汗の匂いがする。とてもエッチな匂いだ。
「はぁはぁ、下もお兄ちゃんが脱がしてあげるね」
「んんっ……お兄ちゃん、本当にだめぇ、だめぇだよぉ……」
恥ずかしそうに口ではこんな事言っているのに、まったく動こうとしない。
だから、鎧を簡単に外していける。足鎧に腰鎧も外して、妹から鎧を全部脱がしてしまった。
「フィリアなんだな。もう大丈夫だ。一緒に帰ろう」
妹の鎧を着た別の誰かじゃなかった。
鉄兜の中から妹の不安そうな声が聞こえてきた。
「ぐっ、一緒に帰るですって! 一人で帰ればいいでしょ! 私はストロベリアス家の騎士になったの! もうあんたとは敵よ! 早くここから出て行きなさい! 出て行かないのなら、力ずくで追い出すわよ!」
「フィリア……」
それなのに急に態度が変わった。
激しい口調で一方的に言ってくると、両手に持っていた両刃剣を俺に向けてきた。
やはり脅されている。俺を殺されたくなかったら、言うことを聞け……
とか戦士達に言われて、やりたくない事をさせられているんだ。
あの野朗ども、百万回殺しても許せない。
「やれるものならやればいい。俺はフィリアを連れて帰る為に来たんだ。帰りたくないのなら、俺も力ずくで連れて帰る」
「うぐっ、言ったからね! どうなっても知らないよ!」
本気みたいだ。フィリアが向かってきた。
【レベル68の大戦士】……昔の俺なら絶対に勝てる相手じゃなかった。
でも、もう俺の敵じゃない。
剣の腹を使った威嚇のような横振り攻撃を右の手の平で受け止めた。
「なっ⁉︎」
痛がる素振りも見せずに攻撃を止められて、フィリアが驚きの声を上げた。
受け止めた手は折れてもいない。全然本気の一撃じゃない。
「どうした、フィリア? 力ずくで追い出すんだろ。これがお前の本気なのか?」
「くぅぅぅ! やああっ‼︎」
やはり本気じゃないか。俺に問いにフィリアが剣から手を離して、殴りかかってきた。
俺を出来るだけ傷付けずに追い出そうとしている。
だったら、この拳は避けれない。避けずに妹の気持ちを全部受け止める。
「エイッ、ヤァッ、アアッ‼︎」
左右の拳がデタラメに振り回される。
顔や胸をフィリアの両拳が打ちつけてくる。
けれども、その全てをジャスト回復せずに受け止め続ける。
こんな事しても、フィリアに与えた痛みの罪滅ぼしにはならない。
そんな事は分かっているけど、兄として、フィリアの怒りを受け止めたい。
「うぅぅぅ、やっぱり駄目! お兄ちゃんの事、殴れないよぉ!」
「フィリア……」
殴るのをやめて、フィリアが抱き着いてきた。
やっぱり無理していた。いや、無理させていたんだ。
「フィリア、お兄ちゃんが忘れさせてあげるから」
「んんっ、お兄ちゃん……?」
鉄兜を両手で掴むと、優しく外した。
鉄兜の中には潤んだ瞳で俺を見ている、金髪の可愛い妹がいた。
「ねえ、フィリア。屋敷に誰も来ない場所ってある?」
「えっ、うん、あるよ。そこに隠れるの?」
「そう、隠れないといけない。ちょっと時間がかかるから」
無理矢理に性騎士にされて、妹の言葉遣いが良くなっている。
幼くなっているというか、小動物を思わせる声に、男として守ってやりたくなる気持ちがたかぶっていく。
「ここだよ。ヨハネの部屋だから、誰も入らないよ」
「なるほど、確かにヨハネの部屋っぽいな」
隠れながら、眠らせながら、殴りながら屋敷を進んで、三階にあるヨハネの部屋に到着した。
高そうな家具、アイテム鞄から取り出した高そうなベッドと似たベッドが置いてある。
女の子の部屋というよりも、貴族のご令嬢の高貴な部屋といった感じだ。
「フィリア、鎧を脱ごっか」
「えっ? でも、危ないよ。鎧着てても速く走れるから大丈夫だよ」
「そういう事じゃないよ」
「んひゃ……⁉︎」
静かな部屋で男と女が二人いればやる事は決まっている。
フィリアを抱き寄せると、柔らかい唇にキスした。
そのまま舌も中にいれて、中をかき混ぜていく。
「んんっ、んんっ! はぁはぁ、お兄ちゃん、駄目!」
「おっと……」
「こういう事は兄妹でしたら駄目なんだよ。お母さんに言っちゃうよ」
俺を突き飛ばしてキスを中断すると、フィリアがちょっと怒った顔で言ってきた。
「言いたければ言えばいい。忘れさせるって言っただろ。お兄ちゃんは本気だ」
だけど、この程度で止まれない。
母さんは怖いが、男には絶対に逃げてはいけない戦いがある。
それは妹や母さん、女には分からない事だ。
「んんっ……んふっ、お兄ちゃん、だめぇ……」
再び抱き寄せるとキスを再開させた。
フィリアが俺を突き飛ばそうとしているけど、今度は離れない。
力は俺の方が上だ。抵抗する妹を力で押さえてキスを続ける。
「フィリア、鎧脱がせていいよね?」
「だめぇ、これ以上は本当にだめぇ——んあっ!」
困った顔の妹も最高に可愛い。
そんな妹から右手の手鎧をサッと外した。次は左手の手鎧、前腕部の鎧も外していく。
黒革の長袖が徐々に現れていく。胸鎧、背中鎧と外して、妹の上半身が現れた。
黒革の湿った上着からは汗の匂いがする。とてもエッチな匂いだ。
「はぁはぁ、下もお兄ちゃんが脱がしてあげるね」
「んんっ……お兄ちゃん、本当にだめぇ、だめぇだよぉ……」
恥ずかしそうに口ではこんな事言っているのに、まったく動こうとしない。
だから、鎧を簡単に外していける。足鎧に腰鎧も外して、妹から鎧を全部脱がしてしまった。
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