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ゴブリン編
LV・3『キノコ狩り』
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順調に成長する君とゴブ太の2人は森の中で有害なキノコ狩りです。
ただ沢山生えているキノコを集めるだけなので楽なお仕事ですが、うっかりと採り忘れると知らない人が間違って食べてしまうので、とても重要なお仕事です。
『ゴブ太、この赤色の傘に白色の水玉が付いているキノコを採るんだよ!』とあれあれ?これは『怒りん坊キノコ』のようです。
『モグモグ』とゴブ太は気にせずに怒りん坊キノコを食べています。
『ちょっと!ゴブ太、何食べてるのさ!すぐに吐き出して!』とゴブ太の背中を叩いてキノコを吐き出させようとします。
『バァシィ!バァシィ!バァシィ!』と何度も叩きましたが遅かったようです。
『ゴブゴブ!』と汚い手で気安く触るなよ!とあれあれ?いつもとあまり変わらないようです。
『このキノコは食べたら駄目なんだよ。魔女のお婆さんが毒抜きして食べられるように加工するんだから!』と危ないから食べたら駄目ではなく、売り物にするから食べたら駄目なようです。
お婆さんの話では、渋柿を干し柿にして食べるようなものだと言っていました。でも、毒キノコは塩の入ったお湯で何度も茹でる事で毒抜き出来るようです。
ちなみに毒キノコを茹でている時に発生する湯気を吸い込むと、危ないらしいです。実際にやるのなら屋外の人がいない所でやるのがマナーですが、そもそも毒抜き出来る保証はないのでやらないようにしましょう。
『毒キノコの原因の怒りん坊キノコは退治されたらしいからいないけど、この毒キノコが大好物なモンスターがいるんだよ!』と出来るだけ早く、全ての毒キノコを集めないと危険なモンスターがやって来るようです。
『ゴブゴブ?』とこんな不味いキノコが好きなのかよ?とそんな事を言いながらも、この不味さが癖になっているようです。ゴブ太は文句を言いながらも食べ続けています。
『オークだよ!とっても強くて怖い人型のモンスターらしいよ!』とゴブ太のような人型のモンスターが毒キノコの匂いに引き寄せられてやって来ます。
『ゴブ?ゴブ。ゴブゴブゴブ~!』とオークだって?何だよ。ただの茶色ゴブリンだろ~!とどうやらゴブ太はオークを見た事があるようです。
オークとゴブリンはほとんど同じモンスターです。身体の色が緑か、茶色かの違いです。
オークは山ゴブリンと呼ばれています。主に山で生活しています。ゴブ太は草原ゴブリンです。草の生い茂る草原で生活しています。そして、ここは森の中です。つまりはどちらの生息範囲でもありません。
『ゴブゴブ!』と森の中は俺達の縄張りだろう!と身体の色が緑色なので、木の葉っぱが緑色の森の中は草原ゴブリンの縄張りだと思っているようです。
◆
茶色のゴブリンが『ジブジブ!』と美味い美味い!と毒キノコを食べています。どうやら、山ゴブリンは1匹だけのようです。
『ジブジブ!』となんで他の奴らは来ないんだよ!と森の木の幹は茶色なので、ここは山ゴブリンの縄張りのはずです。でも、仲間の山ゴブリンは止めた方がいいとやって来ませんでした。
『あぁぁぁぁ~~!』と君は毒キノコを食べている筋骨隆々な山ゴブリンを見つけたようです。
山ゴブリンは力仕事が得意です。草原ゴブリンは走るのが得意です。2人のゴブリンはどちらも子供ですが、山ゴブリンの方が見た目は強そうです。
『ゴブゴブ!ゴブゴブ!』と俺の名前はゴブマスター!最強のゴブリンだ!と勝手に名前を変えて自己紹介しています。
『ジブジブ!ジブジブ!』と聞いた事が無い名前だな!俺の名はゴブドラ!とこっちの山ゴブリンはドラゴンよりも強くなれるように付けられた名前です。
『ゴブゴブ!』と名前負けだな!と偽名を使っているゴブ太に比べられたくないです。
『あの~、その毒キノコを食べるのを止めて欲しいんだけど』とゴブドラはモグモグと今も毒キノコを食べ続けています。
『ジブジブ?ジブ、ジブジブ?』となんだお前は?もしかして、こんな子供に飼われているのか?と自由気ままな野良ゴブリンのゴブドラには信じられないようです。
『ゴブゴブ!』とコイツは俺の弟子の1人だ!と一体何の弟子なのか分かりませんが、君はゴブ太の弟子のようです。
『シュー、シュー。』と山ゴブリンのゴブドラは力強く拳を突き出して、ボクシングを始めました。どうやら、ゴブリンに人気の格闘技『ゴブシング』のようです。
『ヒュー、ヒュー。』と草原ゴブリンのゴブ太も素早く拳を突き出して、ボクシングを始めました。ゴブ太もやる気満々のようです。
『2人とも、何してるの?』とゴブ太の1番弟子の君がボクシングを知らないのは駄目駄目です。早速ゴブ太の素早いパンチが君に向かって来ます。
『パン!パン!』とゴブ太のパンチが君に命中しました。
『痛い!痛い!止めてよぉ~!』と訳が分かりません。いきなりゴブ太に殴られる続けます。
『パンパン!』とまだまだゴブ太のパンチは止まりません。ゴブ太はスパルタです。厳しい修行で君を鍛えています。
『ジブジブ!』と弱い弟子だな!と君が殴り返さないでゴブ太にやられ続けているので、弱虫のへなちょこ子供だと思っているようです。
『止めてよぉ~。止めてよぉ~。もう!止めてって言ってるでしょう!』
『ドォシィン!』と怒った君の右ストレートがゴブ太の顔面に当たってしまいました。
『ゴブゥ!』と叫び声を上げると、ゴブ太は地面に倒されてしまいました。ピクピクと身体を痙攣されて気絶してしまったようです。
『ジブジブ!』とテメェ~只者じゃないな!とゴブ太を一撃で倒してしまった君を強敵だと思ったようです。
☆さあ、ゴブ太はもう戦えません。代わりに君が戦う事になりました。
君の攻撃力は『7』です。君のHPは『13』です。スペシャル攻撃は『幻の右ストレート』です。通常攻撃は『左ジャブ』です。
ゴブドラの攻撃力は『8』です。ゴブドラのHPは『14』です。スペシャル攻撃は『神の左ストレート』です。通常攻撃は『OK牧場』です。
2人はアマチュアなので、『3ラウンド』のスペシャルマッチで勝負が決まります。相手をノックダウン出来ない時は、残りのHP量で勝敗が決まります。さあ、君の先制攻撃で戦いはスタートします。頑張りましょう!
◆
君の攻撃『5』です。君の左ジャブがゴブドラに命中しました。ダメージ『7』です。ゴブドラの残りHPは『7』です。
『ジブ~?』と強烈なパンチを喰らってフラつきます。
ゴブドラの攻撃『1』です。ゴブドラのスペシャル攻撃です。ゴブドラの『神の左ストレート』が君に命中しました。ダメージ『24』です。君の残りHPは『0』になりました。
『きゅ~~~?』と君は一撃で倒されました。訳も分からずに地面に寝ています。
『♬カンカンカンカン』と試合終了です。
君は1ラウンドで完全にノックダウンさせられました。作者さんが木の陰から慌てて出て来て、白タオルを投げ込みました。作者ストップです。
『ジブジブ!』と子供のくせに良いパンチ打つじゃないか!と君の健闘を称えて、毒キノコを食べるのを止めました。まあ、お腹が一杯だっただけかもしれません。
◆
『んんっ!』と君は意識を取り戻したようです。ゴブドラの姿は見えません。どうやら、山に帰ったようです。
『ゴブ!ゴブブ!』とゴブ太は1人で拳を突き出して、シャドウボクシングをしているようです。
ゴブ太は次は負けないつもりです。明日からは修行の日々が始まります。
さあ、次は大冒険ではないです。次は大修業が君とゴブ太を待っているぞ!
ただ沢山生えているキノコを集めるだけなので楽なお仕事ですが、うっかりと採り忘れると知らない人が間違って食べてしまうので、とても重要なお仕事です。
『ゴブ太、この赤色の傘に白色の水玉が付いているキノコを採るんだよ!』とあれあれ?これは『怒りん坊キノコ』のようです。
『モグモグ』とゴブ太は気にせずに怒りん坊キノコを食べています。
『ちょっと!ゴブ太、何食べてるのさ!すぐに吐き出して!』とゴブ太の背中を叩いてキノコを吐き出させようとします。
『バァシィ!バァシィ!バァシィ!』と何度も叩きましたが遅かったようです。
『ゴブゴブ!』と汚い手で気安く触るなよ!とあれあれ?いつもとあまり変わらないようです。
『このキノコは食べたら駄目なんだよ。魔女のお婆さんが毒抜きして食べられるように加工するんだから!』と危ないから食べたら駄目ではなく、売り物にするから食べたら駄目なようです。
お婆さんの話では、渋柿を干し柿にして食べるようなものだと言っていました。でも、毒キノコは塩の入ったお湯で何度も茹でる事で毒抜き出来るようです。
ちなみに毒キノコを茹でている時に発生する湯気を吸い込むと、危ないらしいです。実際にやるのなら屋外の人がいない所でやるのがマナーですが、そもそも毒抜き出来る保証はないのでやらないようにしましょう。
『毒キノコの原因の怒りん坊キノコは退治されたらしいからいないけど、この毒キノコが大好物なモンスターがいるんだよ!』と出来るだけ早く、全ての毒キノコを集めないと危険なモンスターがやって来るようです。
『ゴブゴブ?』とこんな不味いキノコが好きなのかよ?とそんな事を言いながらも、この不味さが癖になっているようです。ゴブ太は文句を言いながらも食べ続けています。
『オークだよ!とっても強くて怖い人型のモンスターらしいよ!』とゴブ太のような人型のモンスターが毒キノコの匂いに引き寄せられてやって来ます。
『ゴブ?ゴブ。ゴブゴブゴブ~!』とオークだって?何だよ。ただの茶色ゴブリンだろ~!とどうやらゴブ太はオークを見た事があるようです。
オークとゴブリンはほとんど同じモンスターです。身体の色が緑か、茶色かの違いです。
オークは山ゴブリンと呼ばれています。主に山で生活しています。ゴブ太は草原ゴブリンです。草の生い茂る草原で生活しています。そして、ここは森の中です。つまりはどちらの生息範囲でもありません。
『ゴブゴブ!』と森の中は俺達の縄張りだろう!と身体の色が緑色なので、木の葉っぱが緑色の森の中は草原ゴブリンの縄張りだと思っているようです。
◆
茶色のゴブリンが『ジブジブ!』と美味い美味い!と毒キノコを食べています。どうやら、山ゴブリンは1匹だけのようです。
『ジブジブ!』となんで他の奴らは来ないんだよ!と森の木の幹は茶色なので、ここは山ゴブリンの縄張りのはずです。でも、仲間の山ゴブリンは止めた方がいいとやって来ませんでした。
『あぁぁぁぁ~~!』と君は毒キノコを食べている筋骨隆々な山ゴブリンを見つけたようです。
山ゴブリンは力仕事が得意です。草原ゴブリンは走るのが得意です。2人のゴブリンはどちらも子供ですが、山ゴブリンの方が見た目は強そうです。
『ゴブゴブ!ゴブゴブ!』と俺の名前はゴブマスター!最強のゴブリンだ!と勝手に名前を変えて自己紹介しています。
『ジブジブ!ジブジブ!』と聞いた事が無い名前だな!俺の名はゴブドラ!とこっちの山ゴブリンはドラゴンよりも強くなれるように付けられた名前です。
『ゴブゴブ!』と名前負けだな!と偽名を使っているゴブ太に比べられたくないです。
『あの~、その毒キノコを食べるのを止めて欲しいんだけど』とゴブドラはモグモグと今も毒キノコを食べ続けています。
『ジブジブ?ジブ、ジブジブ?』となんだお前は?もしかして、こんな子供に飼われているのか?と自由気ままな野良ゴブリンのゴブドラには信じられないようです。
『ゴブゴブ!』とコイツは俺の弟子の1人だ!と一体何の弟子なのか分かりませんが、君はゴブ太の弟子のようです。
『シュー、シュー。』と山ゴブリンのゴブドラは力強く拳を突き出して、ボクシングを始めました。どうやら、ゴブリンに人気の格闘技『ゴブシング』のようです。
『ヒュー、ヒュー。』と草原ゴブリンのゴブ太も素早く拳を突き出して、ボクシングを始めました。ゴブ太もやる気満々のようです。
『2人とも、何してるの?』とゴブ太の1番弟子の君がボクシングを知らないのは駄目駄目です。早速ゴブ太の素早いパンチが君に向かって来ます。
『パン!パン!』とゴブ太のパンチが君に命中しました。
『痛い!痛い!止めてよぉ~!』と訳が分かりません。いきなりゴブ太に殴られる続けます。
『パンパン!』とまだまだゴブ太のパンチは止まりません。ゴブ太はスパルタです。厳しい修行で君を鍛えています。
『ジブジブ!』と弱い弟子だな!と君が殴り返さないでゴブ太にやられ続けているので、弱虫のへなちょこ子供だと思っているようです。
『止めてよぉ~。止めてよぉ~。もう!止めてって言ってるでしょう!』
『ドォシィン!』と怒った君の右ストレートがゴブ太の顔面に当たってしまいました。
『ゴブゥ!』と叫び声を上げると、ゴブ太は地面に倒されてしまいました。ピクピクと身体を痙攣されて気絶してしまったようです。
『ジブジブ!』とテメェ~只者じゃないな!とゴブ太を一撃で倒してしまった君を強敵だと思ったようです。
☆さあ、ゴブ太はもう戦えません。代わりに君が戦う事になりました。
君の攻撃力は『7』です。君のHPは『13』です。スペシャル攻撃は『幻の右ストレート』です。通常攻撃は『左ジャブ』です。
ゴブドラの攻撃力は『8』です。ゴブドラのHPは『14』です。スペシャル攻撃は『神の左ストレート』です。通常攻撃は『OK牧場』です。
2人はアマチュアなので、『3ラウンド』のスペシャルマッチで勝負が決まります。相手をノックダウン出来ない時は、残りのHP量で勝敗が決まります。さあ、君の先制攻撃で戦いはスタートします。頑張りましょう!
◆
君の攻撃『5』です。君の左ジャブがゴブドラに命中しました。ダメージ『7』です。ゴブドラの残りHPは『7』です。
『ジブ~?』と強烈なパンチを喰らってフラつきます。
ゴブドラの攻撃『1』です。ゴブドラのスペシャル攻撃です。ゴブドラの『神の左ストレート』が君に命中しました。ダメージ『24』です。君の残りHPは『0』になりました。
『きゅ~~~?』と君は一撃で倒されました。訳も分からずに地面に寝ています。
『♬カンカンカンカン』と試合終了です。
君は1ラウンドで完全にノックダウンさせられました。作者さんが木の陰から慌てて出て来て、白タオルを投げ込みました。作者ストップです。
『ジブジブ!』と子供のくせに良いパンチ打つじゃないか!と君の健闘を称えて、毒キノコを食べるのを止めました。まあ、お腹が一杯だっただけかもしれません。
◆
『んんっ!』と君は意識を取り戻したようです。ゴブドラの姿は見えません。どうやら、山に帰ったようです。
『ゴブ!ゴブブ!』とゴブ太は1人で拳を突き出して、シャドウボクシングをしているようです。
ゴブ太は次は負けないつもりです。明日からは修行の日々が始まります。
さあ、次は大冒険ではないです。次は大修業が君とゴブ太を待っているぞ!
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