異世界最後のダークエルフとして転生した僕は、神スマートフォンと魔物使いの能力を駆使して生き延びる。

もう書かないって言ったよね?

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第50話

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「ぐっぐぐぐ、バカエルフの癖に私を吹っ飛ばすなんて!」
「〝突き抜けろ、地の咆哮〟」
「きゃああっっ⁉︎ 何⁉︎」

 初級地魔法の射程圏内(十メートル)に入ると同時に、僕は地面に左手をついた。
 ズドォーンと地中から、立ち上がったばかりの女剣士の背後に、岩棘が突き出した。
 当てるつもりはない。当てるつもりはないけど、囲むつもりはある。

「〝突き抜けろ、地の咆哮〟」×七連続。
「きゃああ⁉︎ きゃああ⁉︎ きゃああ⁉︎」

 高速連続呪文詠唱で、後ろ、前、左、右、右上、左下、左上、右下と女剣士を八方から、八本の岩棘で完全に囲んだ。
 身体ギリギリに当たらないように突き出した岩棘に、女剣士は身動きが取れない状態だ。

「何なのよ! こんなの」
「——動くな‼︎ 動けば、お前のケツの穴に、そいつを突き刺すぞ‼︎」
「ひぃぃ‼︎」

 何とか外に脱出しようと、女剣士は岩棘と岩棘の隙間を通ろうとするけど、そんな事をさせるつもりはない。
 素早く動かないように警告した。警告を無視するようならば、本当に尻に突き刺してやる。

「俺は善良なダークエルフとして、この森で静かに暮らしているんだ。それを邪魔する奴は許さない。お前は俺を怒らせた。たかだか数十年しか生きていない小娘風情が、二千年という長き時間を生きてきた俺の身体に火傷を負わせたんだ。安心しろ。殺しはしない。死などという僅かな苦痛の時間を与えるつもりはない」
「あわわわわわわ~~っ‼︎」

 ゆっくりと僕は左手を向けて、岩棘の中でブルブルと怯える女剣士に歩いて行く。
 二千年とか生きていないけど、とりあえず、日本にも自称十万歳の悪魔閣下もいる。
 二千年ぐらいの小さな年齢偽証は、バレないはずだ。

 さて、残りMPは60あるので、まだ魔法六発は余裕で使える。
 問題はこの捕らえた女剣士をどうするかだ。

 ハッキリと言えば、殺して魔物の餌にしてもいい。僕が殺したとバレなければいいんだ。
 でも、殺すなんて馬鹿な方法は使いたくはない。
 どんなに使えない魔物でも、使い道を少しは考える努力をしないといけない。
 実際に使えないと思っていた牝鹿のディアも、サリオスを追跡して倒すのに大活躍した。
 馬鹿じゃないけど、鹿も使いようなんだ。
 
「良い子だ。まずはその手に持っている剣を捨てろ」
「はい!」

 ガチャン‼︎ と右手に持っていた剣を地面に落とした。
 素直な良い子だ。左手を向けて頼んだら、素直に言う事を聞いてくれた。

 おそらく、女剣士の残りHPでは、僕の魔法攻撃一発で死んでしまうのだろう。
 言う事を聞いて死ぬか、抵抗して死ぬか、そのどちらかしか選択肢がないのだろう。
 そして、抵抗すれば絶対に死ぬと分かっている。
 ならば、僕の言う事に従って、逃げ出すチャンスを狙っているのかもしれない。
 
 まあ、僕も最近、変態キノコ村で似たような経験をしたばかりだ。
 素直な良い子に騙されるつもりはない。

「次は左右の手で別々の岩棘の先端をしっかりと握れ。手を離した瞬間に貫くから気を抜くんじゃないぞ」
「くぅぅっ‼︎」

 女剣士は悔しそうな顔で、僕の言う通りに岩棘の先端をギューッと握った。
 これで手から炎の渦巻きを発射しようとしたら、すぐに分かる。
 とりあえず、ここまではパッと思いついた事をやらせたけど、問題はここからだ。

 武器とアイテムを奪い取ってから、解放するでもいいとは思う。
 その場合はキチンと、魔物のいない街道まで連れて行くつもりだ。
 多分、それが最善の手だと思う。
 でも、今後の事を考えると、この出会いを何とか次に繋げたい。
 だとしたら、女剣士が森にいた理由を聞いてからでも、解放するのは遅くはないはずだ。

「さてと、話をしようか。もちろん、聞かれた事には全て答えるように。喋らない人間は死体と同じだ。死体になりたくないのなら、とにかく喋れ。分かったな?」
「くぅぅっ、結局は殺すつもりなんだろう?」
「それはお前次第だ。まずは何故、この森にいた? この森は俺の私有地だ。何を盗んでいた。正直に答えろ」
「何も盗んでいない! それにこの森は国のものだ。お前のものじゃない!」

 イライラ! 生意気な女だ。この森が僕の私有地じゃないのは、最初から知っている。
 お前は黙って、答えればいいんだよ。

「ほぉー、どうやら俺の聞き方が悪かったようだ。身体に聞いた方が早そうだ」
「な、何をするつもりだ⁉︎ まさか、私に何かするつもりじゃないだろうな! ひゃあ⁉︎」

 僕は岩棘の隙間を乗り越えて、女剣士の背後に立つと、身体を密着させて、ペタペタ、ガチャン! と胸当ての留め具を外していく。
 胸当ての留め具は、脇の下の左右両側に三つずつ付いているようで、全ての留め具を外し終えると、女剣士の背中と胸を守っていた胸当てが、前後にパァカーンと開いてしまった。
 あとは胸当てを持ち上げて、頭からスポーンと取る事が出来そうだ。

「身を守る物があるうちに答えるんだな。もう一度聞くぞ。この森にいた理由を答えろ」
「はうっ、あうっ」

 ムニッムニッ♡ 僕は優しいダークエルフだ。女剣士が、ちょっと緊張しているようだから、リラックスさせる為におっぱいマッサージを開始した。
 ポモナ村の奥さん、女剣士と、これで女の子のおっぱいを触るのは二度目だ。生きてて良かった。
 
「どうした? 答えられないのか? それとも、答えたくないのか?」
「あうっ、そんな訳ない。私は冒険者だ。この森にいるワイルドボアを倒しに来ただけだ」
「嘘を吐くんじゃない!」
「ひゃあ⁉︎」

 ムニッムニッ、ムニュン♡ 嘘を吐いた罰として、乱暴におっぱいを揉んでみた。
 もちろん僕に女性の嘘を見抜く力はない。揉みたかっただけだ。
 そして、これはエッチな事ではないので、当然、去勢される事はない。
 これはエッチな事ではなく、拷問だ。拷問とエッチはまったく違う。

「どうやら、色々な場所を触らないと話したくないらしい」
「あわわわわわわ~~~‼︎」

 スルスルと僕の両手はおっぱいから下の方に向かって行く。
 目指す黒革のピチピチハーフパンツに到着すると、早速、カチャカチャと女剣士のベルトを外し始めた。

「あうっ……」
「もう一度聞く。子供じゃないんだから、正直に答えないと、どうなるか分かっているな? ワイルドボアはお前の身体よりも大きな魔物だ。倒した魔物を運べもしないのに、魔物を倒しに来ただと? 俺はバカエルフじゃない。騙せると思っているなら、勘違いだ。さっさと素直に答えろ」

 口を真一文字にして、恥辱に耐えている女剣士に僕は聞いた。
 もう黒革ハーフパンツのベルトは外し終えて、ボタンも外した。あとはチャックを下ろして、脱がすだけだ。

「あうっ、倒した魔物なんて、そんなの収納ボックスに入れればいいだけでしょう? ワイルドボアの三十匹ぐらいなら、私の持っている収納ボックスに入るよ」
「……」

 確かに女剣士のベルトには、縦横、高さ八センチの、それらしい青色と赤色の箱が二個ある。
 これが収納ボックスなのかもしれない。
 だが、これは拷問なのだ。真実を話せば許されるというものじゃない。
 
「……嘘を吐くな!」
「きゃああぁぁぁ‼︎」

 一気に女剣士の黒革ハーフパンツを下に引き摺り落とした。
 女剣士の悲鳴が上がるけど、そんなのはどうでもいい。
 視線を地面から、脹脛、太腿と移動していくと、目の前には迷彩柄のボクサーパンツが出現した。

「……ゴクリ」

 パンティーじゃないのは少しガッカリだけど、体育会系の女子にはボクサーパンツを履いている女の子も多い。
 これはこれで、良いかもしれない。
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