この願いは叶わない

四つ星

中学校入学

　あれから早いもので5年とちょっとの時間が過ぎていました。秀星くんは無事に難関中学校への入学をやり遂げて、お医者さんになる第一歩を踏み出す事になりました。

　咲夜「あ～あ！碧月(あき)くんは結局、落ちちゃったけど……まあ、家も近くだから会おうと思えば休日に会えるから問題ないよね♬さあ、可愛い制服を自慢しに行かなきゃ♡」と制服が可愛いからという理由で難関中学を受験した咲夜ちゃんでしたが、たったの1年間の受験勉強で合格したので、秀星くんとは頭の出来が違うのかもしれません。

　秀星「母さんに電話しないとな！咲夜は今日は家族でお祝いでもするのか？良かったら母さんに会って行かないか？」と秀星くんのママの夏星さんは治療の効果があったようで、たまにですが、外泊許可を貰って家に帰って来れるようになりました。流石の秀星くんも天国ではなく、病院から来ているのは分かる年齢になりましたが、騙され続ける事を選びました。

　咲夜「ん～ん⁇ちょっとだけいいかな！小母さんにも挨拶したいし、内緒の話もしたいし。」と女同士の話とはなんでしょう？