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第7章 移り行く、こころのパッチワーク
89 実家でナイト 3 〔ご馳走の中で……〕
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「……え?……ここは!……おいおい、どうしろって言うんだ?」
「すごいね~ソージ。とっても、きれい! わーい、ベッドも大きいよ~。ソージと2人で寝ても、余裕だね~」
ベルは、嬉しそうに騒いでいるけど。ここは『スイートルーム』じゃないか? 確か、最近改装したって言ってたけど。
「ソージ、窓からきれいな街がぜ~んぶ見えるよ! 道路を走っている車が、あんなに小さい。おもちゃみたいだよ~」
「そりゃ、20階の高さだからな。まあ、ここは夕食を食べるだけだろうから」
それにしても夕食の用意が出来てないよなあ~
コン、コン!
「ソージ、誰か来たよ!」
ベルが、入り口のところへ行き、ドアを開けると、さっきの仲居さん達が廊下にずらーっと並んでいた。
「ソージ、お客さんがいっぱいいるよ! どうしよっ?」
「失礼します。総司お坊ちゃん、夕食を運んでまいりました。お部屋にセットいたしますから、少々お待ちくださいね」
仲居頭のお千代さんが、廊下にいる人達に合図を送ると、ワゴンと共に大勢の人達が部屋の中に入って来た。
「ベ、ベル……こりゃ僕達は、横に避けていた方がよさそうだ」
次から次へと運び込まれたワゴンには、数々の料理やテーブルを飾るお花など、様々なものが乗せてあった。
部屋の真ん中に置かれた丸テーブルには、きれいなクロスが掛けられた。真ん中に真っ赤なお花の塊が置かれ、大きな金の燭台が2つセットされた。
近くに置かれたワゴンの傍には、真っ白い縦長のコック帽をかぶった調理人が、ステーキ用の肉を切り始めた。
「焼き方はいかがいたしましょう?」
物静かにその調理人は、肉を見せながら僕に聞いてきた。若いが、さっきの包丁さばきを見る限り、腕は確かなようだ。
「じゃあ、ミディアムレアで……」
「へー、肉の焼き方なんて聞いてくれるんだ!」
ベルが、目を丸くして、料理人の方を見ていた。
「さあ、坊ちゃん、それに若奥様……どうぞこちらに」
お千代が、嬉しそうに僕達をテーブルに案内してくれた。お千代は、僕が小さい頃からここで働いていて、よく面倒を見てくれた。
母ちゃんは仕事で忙しかったから、お千代が母ちゃん代わりのようだった。
「お千代~、ベルは彼女でも何でもないんだから~」
僕は、恥ずかしいのもあって、慌ててしまった。
「あら~お坊ちゃん、そんなことをおっしゃっていいのですか?」と、言いつつ、お千代は、ベルの方をチラッと見て追った。
彼女は、なぜかモジモジしながら、うつむきながらも僕の方を盗み見ていた。そして、小さな声で僕の名前を呼んだ。
「ん? ベル、どうしたの?」
「あたしが一緒だとつまらないの?」
「え? どうしてさ」
「だって、さっきからソージは、嬉しい顔してないよ! 何か怖いんだもん」
そっか、僕はみんなにからかわれて、少し気持ちがイライラしていたんだ。ベルが、あんなに楽しそうにしているのに、ちぃーっとも分かってあげられなかった。
「ベル、ごめんよ。少し恥ずかしかったんだよ。でも、ベルと一緒だと、きっと平気だから楽しくやろう」
「ほんと?」
「ああ、大丈夫だよ。さあ、ごちそうを食べよう!」
「さすが、坊ちゃんです。メインの料理はできましたよ。後は、お酒もいろいろ置いておきます。スープもサラダもここに置きました。デザートは、このワゴンにありますので、どうぞご自由に……。ここからは、お二人だけでごゆっくりお楽しみください。……あ、食べ終わっていらなくなったワゴンは廊下に出しておいていただけると片付けますから。残ったものは、そのままお部屋に置いておいて構いませんよ。……それから、後で女将さんが来るとおっしゃっていました」
そう言って、お千代達は、部屋から居なくなった。
ん? 何だ? 僕達は、この部屋で年を越すのか?
「ソージ、ここも窓から星が見えるね~」
「なんせ20階だからね。天気も良くてきれいなお月様も見えるぞ」
「そうだね。それに、街のきれいなピカピカも見えるよ!」
「じゃあ、改めて乾杯しよーか?」
「うん!」
今日は、グラスにワインを入れた。赤紫のワインがろうそくの炎を反射し、透明感を増していた。
ベルは、今日も薄化粧をしているので、グラスを口元に運ぶと、ワインの透明感あふれる赤紫色が、真っ白なベルの肌にピンクの影を添えていた。
そのピンクが、妙にベルの唇と重なり、いつもより大人びた顔に見えた。
僕は、まだワインを飲んでいないのに、胸がドキドキしてきた。
「スープが美味しいよ、ソージ」
「そうだね、このスープは、この地方で収穫できる『トウキビ』と『カボチャ』だよ」
「トウキビ? 何の事?」
「ああ、この辺ではトウモロコシのことを『トウキビ』って言うんだよ」
「へー、あんなに粒々のトウモロコシが、こんな滑らかなスープになるんだね。とっても美味しいよ!」
「さあ、お肉も、お寿司も、いろいろあるぞ!」
「うん、嬉しいなあ~いっぱい食べられるよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『コン、コン、コン!………私よ! 入れてもらえる?』
母ちゃんが来た! ベルが飛んでいって、ドアを開けた。
「どうだった? ベルちゃん! お料理食べてくれた?」
「うん! とっても美味しかったよ! ソージの料理も美味しいけど、このご馳走は、ソージ以上だったわ!」
「ホントかい! こりゃ父ちゃんも大喜びだよ。今日は忙しくて会えないけど、明日にでも直接言ってあげてね、お願いよ」
「母ちゃん、そんな入り口でおしゃべりしてないで、早く中に入ってきたらどうだい」
ベルが、母ちゃんの手を引っ張って、丸テーブルのところに座らせた。食事はだいたい終わったが、母ちゃんも入れてまたワインを飲んだり、デザートを食べたりした。
ベルと母ちゃんは大きな声で笑い、美味しそうにご馳走を食べた。その姿が、どうしても僕には同じように見えているのは、不思議だった。
「ところでベルちゃん、この料理の中で、何が気に入った?」
母ちゃんは、突然おかしなことを聞いた。ベルは、少し考えていたが、目の前に残っていたお寿司を摘まんで、嬉しそうに高く持ち上げた。
「あたしね、この『納豆巻き』が美味しかったなあ~」
僕は、びっくりした。あんなに豪華なご馳走の中で、『納豆巻き』を気に入ったなんて……と思って母ちゃんを見ると、とても嬉しそうな顔をしていた。
「ベルちゃん、やっぱりあんたさ、総司のお嫁さんになってくれないかい?」
「え? お嫁さん」
ベルは、なぜか顔が赤くなったように見えたが、すぐ下を向いてモジモジし出した。
「ほら、母ちゃんが変なこと言うから、ベルが困ってるじゃないか」
すると、ベルが顔をあげて、小さな声で言い返した。
「あたし、困ってないよ……」
それだけ言って、また、下を向いてしまった。
すると、母ちゃんが、ベルの背中をさすりながら、嬉しそうに話し出した。
「ベルちゃんが気に入ってくれた『納豆巻き』はね、特別なものなんだよ。これは、普通お客さんには出していないんだ。この『納豆巻き』の納豆は、混ぜる時に砂糖を少し入れるんだよ」
「へえー、だから美味しかったんだ! あたし、納豆は大好きなの。ソージも朝ご飯に、納豆をよく出してくれるわ!」
「そりゃそうさ、総司だって、この砂糖の入った納豆が大好きで、小さい頃からよく食べてたもんね。……でも、他の人は、納豆に砂糖を入れると、あんまり美味しいって言ってくれないのよ」
そう言えば、僕も昔はよく納豆に砂糖を入れていたな。今は、砂糖は入れないで食べてるけど、やっぱり甘い納豆は好きだ。
「美味しかったよ! この『納豆巻き』の納豆!」
「そうかい、そうかい。本当にいい子だよ。嬉しいなあ。だからさ……ベルちゃん、待ってるからね」
「母ちゃん、変なことをベルに頼まないでくれよ~」
「いいじゃないかい、ねえベルちゃん。……あんた達、お風呂はまだだろう? ここは最上階だ。すぐ大浴場に行けるよ。ベルちゃん一緒にお風呂に行ってこようよ」
「うん、行く行く! あ、ソージも行くよね」
「まあ、行くけど。ここは、露天風呂じゃなくて、ちゃんと別々のところだからな!」
「ちぇっ! つまんないな~」
「まあまあベルちゃん、明日は、大浴場の隣の家族風呂に行けばいいよ、そこで総司と入ればいいからさ。今日はね、ベルちゃんにプレゼントがあるから、私とお風呂に付き合っておくれよ」
「うん、わかった! それじゃあ、楽しいお風呂に行こう!!」
(つづく)
「すごいね~ソージ。とっても、きれい! わーい、ベッドも大きいよ~。ソージと2人で寝ても、余裕だね~」
ベルは、嬉しそうに騒いでいるけど。ここは『スイートルーム』じゃないか? 確か、最近改装したって言ってたけど。
「ソージ、窓からきれいな街がぜ~んぶ見えるよ! 道路を走っている車が、あんなに小さい。おもちゃみたいだよ~」
「そりゃ、20階の高さだからな。まあ、ここは夕食を食べるだけだろうから」
それにしても夕食の用意が出来てないよなあ~
コン、コン!
「ソージ、誰か来たよ!」
ベルが、入り口のところへ行き、ドアを開けると、さっきの仲居さん達が廊下にずらーっと並んでいた。
「ソージ、お客さんがいっぱいいるよ! どうしよっ?」
「失礼します。総司お坊ちゃん、夕食を運んでまいりました。お部屋にセットいたしますから、少々お待ちくださいね」
仲居頭のお千代さんが、廊下にいる人達に合図を送ると、ワゴンと共に大勢の人達が部屋の中に入って来た。
「ベ、ベル……こりゃ僕達は、横に避けていた方がよさそうだ」
次から次へと運び込まれたワゴンには、数々の料理やテーブルを飾るお花など、様々なものが乗せてあった。
部屋の真ん中に置かれた丸テーブルには、きれいなクロスが掛けられた。真ん中に真っ赤なお花の塊が置かれ、大きな金の燭台が2つセットされた。
近くに置かれたワゴンの傍には、真っ白い縦長のコック帽をかぶった調理人が、ステーキ用の肉を切り始めた。
「焼き方はいかがいたしましょう?」
物静かにその調理人は、肉を見せながら僕に聞いてきた。若いが、さっきの包丁さばきを見る限り、腕は確かなようだ。
「じゃあ、ミディアムレアで……」
「へー、肉の焼き方なんて聞いてくれるんだ!」
ベルが、目を丸くして、料理人の方を見ていた。
「さあ、坊ちゃん、それに若奥様……どうぞこちらに」
お千代が、嬉しそうに僕達をテーブルに案内してくれた。お千代は、僕が小さい頃からここで働いていて、よく面倒を見てくれた。
母ちゃんは仕事で忙しかったから、お千代が母ちゃん代わりのようだった。
「お千代~、ベルは彼女でも何でもないんだから~」
僕は、恥ずかしいのもあって、慌ててしまった。
「あら~お坊ちゃん、そんなことをおっしゃっていいのですか?」と、言いつつ、お千代は、ベルの方をチラッと見て追った。
彼女は、なぜかモジモジしながら、うつむきながらも僕の方を盗み見ていた。そして、小さな声で僕の名前を呼んだ。
「ん? ベル、どうしたの?」
「あたしが一緒だとつまらないの?」
「え? どうしてさ」
「だって、さっきからソージは、嬉しい顔してないよ! 何か怖いんだもん」
そっか、僕はみんなにからかわれて、少し気持ちがイライラしていたんだ。ベルが、あんなに楽しそうにしているのに、ちぃーっとも分かってあげられなかった。
「ベル、ごめんよ。少し恥ずかしかったんだよ。でも、ベルと一緒だと、きっと平気だから楽しくやろう」
「ほんと?」
「ああ、大丈夫だよ。さあ、ごちそうを食べよう!」
「さすが、坊ちゃんです。メインの料理はできましたよ。後は、お酒もいろいろ置いておきます。スープもサラダもここに置きました。デザートは、このワゴンにありますので、どうぞご自由に……。ここからは、お二人だけでごゆっくりお楽しみください。……あ、食べ終わっていらなくなったワゴンは廊下に出しておいていただけると片付けますから。残ったものは、そのままお部屋に置いておいて構いませんよ。……それから、後で女将さんが来るとおっしゃっていました」
そう言って、お千代達は、部屋から居なくなった。
ん? 何だ? 僕達は、この部屋で年を越すのか?
「ソージ、ここも窓から星が見えるね~」
「なんせ20階だからね。天気も良くてきれいなお月様も見えるぞ」
「そうだね。それに、街のきれいなピカピカも見えるよ!」
「じゃあ、改めて乾杯しよーか?」
「うん!」
今日は、グラスにワインを入れた。赤紫のワインがろうそくの炎を反射し、透明感を増していた。
ベルは、今日も薄化粧をしているので、グラスを口元に運ぶと、ワインの透明感あふれる赤紫色が、真っ白なベルの肌にピンクの影を添えていた。
そのピンクが、妙にベルの唇と重なり、いつもより大人びた顔に見えた。
僕は、まだワインを飲んでいないのに、胸がドキドキしてきた。
「スープが美味しいよ、ソージ」
「そうだね、このスープは、この地方で収穫できる『トウキビ』と『カボチャ』だよ」
「トウキビ? 何の事?」
「ああ、この辺ではトウモロコシのことを『トウキビ』って言うんだよ」
「へー、あんなに粒々のトウモロコシが、こんな滑らかなスープになるんだね。とっても美味しいよ!」
「さあ、お肉も、お寿司も、いろいろあるぞ!」
「うん、嬉しいなあ~いっぱい食べられるよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『コン、コン、コン!………私よ! 入れてもらえる?』
母ちゃんが来た! ベルが飛んでいって、ドアを開けた。
「どうだった? ベルちゃん! お料理食べてくれた?」
「うん! とっても美味しかったよ! ソージの料理も美味しいけど、このご馳走は、ソージ以上だったわ!」
「ホントかい! こりゃ父ちゃんも大喜びだよ。今日は忙しくて会えないけど、明日にでも直接言ってあげてね、お願いよ」
「母ちゃん、そんな入り口でおしゃべりしてないで、早く中に入ってきたらどうだい」
ベルが、母ちゃんの手を引っ張って、丸テーブルのところに座らせた。食事はだいたい終わったが、母ちゃんも入れてまたワインを飲んだり、デザートを食べたりした。
ベルと母ちゃんは大きな声で笑い、美味しそうにご馳走を食べた。その姿が、どうしても僕には同じように見えているのは、不思議だった。
「ところでベルちゃん、この料理の中で、何が気に入った?」
母ちゃんは、突然おかしなことを聞いた。ベルは、少し考えていたが、目の前に残っていたお寿司を摘まんで、嬉しそうに高く持ち上げた。
「あたしね、この『納豆巻き』が美味しかったなあ~」
僕は、びっくりした。あんなに豪華なご馳走の中で、『納豆巻き』を気に入ったなんて……と思って母ちゃんを見ると、とても嬉しそうな顔をしていた。
「ベルちゃん、やっぱりあんたさ、総司のお嫁さんになってくれないかい?」
「え? お嫁さん」
ベルは、なぜか顔が赤くなったように見えたが、すぐ下を向いてモジモジし出した。
「ほら、母ちゃんが変なこと言うから、ベルが困ってるじゃないか」
すると、ベルが顔をあげて、小さな声で言い返した。
「あたし、困ってないよ……」
それだけ言って、また、下を向いてしまった。
すると、母ちゃんが、ベルの背中をさすりながら、嬉しそうに話し出した。
「ベルちゃんが気に入ってくれた『納豆巻き』はね、特別なものなんだよ。これは、普通お客さんには出していないんだ。この『納豆巻き』の納豆は、混ぜる時に砂糖を少し入れるんだよ」
「へえー、だから美味しかったんだ! あたし、納豆は大好きなの。ソージも朝ご飯に、納豆をよく出してくれるわ!」
「そりゃそうさ、総司だって、この砂糖の入った納豆が大好きで、小さい頃からよく食べてたもんね。……でも、他の人は、納豆に砂糖を入れると、あんまり美味しいって言ってくれないのよ」
そう言えば、僕も昔はよく納豆に砂糖を入れていたな。今は、砂糖は入れないで食べてるけど、やっぱり甘い納豆は好きだ。
「美味しかったよ! この『納豆巻き』の納豆!」
「そうかい、そうかい。本当にいい子だよ。嬉しいなあ。だからさ……ベルちゃん、待ってるからね」
「母ちゃん、変なことをベルに頼まないでくれよ~」
「いいじゃないかい、ねえベルちゃん。……あんた達、お風呂はまだだろう? ここは最上階だ。すぐ大浴場に行けるよ。ベルちゃん一緒にお風呂に行ってこようよ」
「うん、行く行く! あ、ソージも行くよね」
「まあ、行くけど。ここは、露天風呂じゃなくて、ちゃんと別々のところだからな!」
「ちぇっ! つまんないな~」
「まあまあベルちゃん、明日は、大浴場の隣の家族風呂に行けばいいよ、そこで総司と入ればいいからさ。今日はね、ベルちゃんにプレゼントがあるから、私とお風呂に付き合っておくれよ」
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