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第8章 町の発展とみょんちゃん母さん〔大樹の視点〕
68 第8章第5話 増えていくもの
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「ダイちゃん、けんちゃん、縁側でスイカ食べるわよ」
お母さんが、珍しく夕食後に、食卓じゃないところに食べ物を持って来た。いつもは、夕食と一緒に果物とかを食べることが多いんだけど、スイカが出るということは、夏だからなのかなあ。
そういえば、今日も暑かったよな。
「みょんちゃん、このスイカはどうしたの?」
「これね、笑美ちゃんとこで、美味しそうなのを見つけたのよ!」
「どうして美味しそうだってわかったの?」
「だって、きれいな形のスイカが、五つも並んでいたのよ、美味しそうでしょ。もう、お店閉めるっていうから、1つ買ってきちゃった」
「あー、そのスイカなら、僕も見たな。僕が帰って来る時は、もう店は閉まっていたけど、入り口の戸のガラスから棚が見えたんだ。……でも? スイカは、3つしか、並んでなかったような気がしたけどな?」
お父さんは、不思議がって頭をひねっていた。
「だから言ったじゃない。美味しかったって!」
「え? みょんちゃん、美味しそうだったって言ってたよね」
「あれ? そうだっけ?……何事も自分で、確かめないとね!」
そっか、お母さんは、お店で先に1個食べたんだな。
「みょんちゃん?……スイカは、美味しかったのかな?……」
きれいに三角に切ってもらったスイカを頬張りながら、お父さんは笑いながら訪ねた。
「えっと……だから、買ってきたんですよ~。みんなで食べようと思って……あははは」
また、お母さんは、みんなを笑わせて夏の暑さを吹き飛ばしてしまったんだ。北の大地は、夏が短い。8月の上旬も過ぎれば、夏も後半に差しかかるんだ。
それでも、風呂上りに、寝間着を着て、縁側でスイカを食べていると、今年の夏は終わらないのではないかと思えるくらいだった。
「そういえば、ダイちゃん、昔、スイカを食べて大泣きしたことがあったよな」
お父さんが思い出したように呟いた。
「そんなこと、覚えてないよ」
台所から来たお母さんが、さらに付け加えた。
「そうそう、あの時、スイカと一緒に種を食べたのよね。最初は、黒いのが何だかわからなかったんだけど、私が『スイカの種』だって教えたら、おへそからスイカが生えるって、大泣きしたのよね」
「そうなんだよ。大丈夫だって、言ったんだけど、お風呂に入るたびに、おへそを覗き込んでは掃除してたよな」
「そんなの、ぼくは全然覚えてないからね! 今更、そんなこと思い出さないでよね」
ぼくは、少し恥ずかしくなってきた。
「でもね、そのせいかどうかは分からないけど、ダイちゃんがスイカを食べるときは、きれいに種をとってから食べるわよね……あははは」
「あ! また、みょんちゃん、笑った! もう! そんなの、みんな、種ぐらい取るよね!」
「あはは……まあ……そうかもね。スイカの種って多いもんな。……多いって言えば、今日、会社で最近いろんなものが多くなってきたなあって、話題になってね」
お父さんが、ちょっと真面目な顔になって、2切れ目のスイカを食べながら話した。
「なあに、けんちゃん。多くなってきたって?」
ぼくの寝間着は、半ズボンと上着に分かれていて、上着は半そでになっている。それでもスイカの汁が付かないように、足は縁側から外へ投げ出して、片手でスイカを持ち、片手で種をほじくりながら、お父さんに質問してみた。
「家が多くなってきたんだ。まあ、だから僕たちの仕事が増えているんだけどな。それに、人も多くなっているんだ」
「うん、虹ヶ丘小学校の子供の数も多くなってきたよ。今は、どの学年も2つの学級になっているよ」
「そうだな、みよちゃん達のお陰で、一つの学級には17人ぐらいにして、それ以上多くなったら、学級を増やすようにしているそうだからな」
「お店も増えたよね」
「うん。最初は、一太君の八百屋しかなかったけど、あいつのお陰でいろんなお店が増えたもんな」
「虹ヶ丘が無くならなくてよかったじゃないの?」
「確かに町は、『虹空町』になって大きくなったけど、『虹ヶ丘地区』としては残ったもんな」
お店でスイカを一個食べたはずなのに、平気でお母さんもスイカをまた食べながら、お父さんの話に返事をしていた。
「でもなー、心配なんだよな」
「けんちゃんは、何が心配なの?」
お母さんは、ゆっくり尋ねた。いつも思うけど、お母さんって、必ずみんなの思っていることを訪ねるんだ。
相手が、大人でも子供でも、知っている人でも、知らない人でも。思っていることというか、考えていることというか、決してこちらからお母さんの考えを先に言ったり、押し付けたりしないんだよなあ。
「うーん……家が多くなるのはいいと思うんだけど、……畑が……少なくなっていくんだ。山は、少なくならないように、僕が会社を作る時に、山を守るのも仕事にしたんだ。山を守って、木を大切に育てるから、木を使って家を作れるんだと考えている」
お父さんは、腕を組んで何かを一生懸命に思い出しているようなんだ。
「でも、畑が無くなったら、どうやって食べ物を育てるんだろう? 人は、増えるんだぞ。それから、自動車も増えてきてる。農作業では、馬に代わり機械が働くようになってきたんだ。人手がいらなくって、人はどうするんだ? その人は、どこで働くんだ? 家を作っても、住めなくなるんじゃないか?」
お父さんは、1人で呟きながら迷路に入ってしまい迷っているような感じになってきた。
「自動車のような機械が多くなると、道路を舗装にするらしい。舗装にするとみんな速く走って、事故も多くなるんじゃないか?」
お父さんの話は、際限が無くなってくるような気がした。ここで、お母さんは1つの疑問をぶつけたんだ。
「ねえ、けんちゃん。どうして、そんなに心配するの?」
「うーん……ダイちゃんが……、ダイちゃんが大きくなった時に、この虹ヶ丘はどうなっているかなあって、考えるんだ。……それだけじゃないんだ。……みよちゃん、君の話を聞いた時からだ、100年後の虹ヶ丘の姿を考えるようになったんだ。……君は、100年後の虹ヶ丘を知りたいと思ったんだろう?」
「そうね……ダイちゃんが大きくなって、そしてダイちゃんの子供が、この虹ヶ丘で暮らす百年後も、幸せな暮らしができることが一番ですものね……」
ぼくには、よくわからないが、お父さんもお母さんも、縁側から真っ暗な庭の向こうを眺めて、黙って残りのスイカを食べていた。
食べ終わったスイカの皮と散らかった種を片付け終わった時、お母さんがおもむろにお父さんに向かって言った。
「けんちゃん、9月の選挙に出れば……」
「え? 9月って、町長選挙だよね」
「そう、そこで、今の話をすればいいんじゃない、どう?」
「どう? って。今からじゃ、何の準備もできないけど……」
「別に、準備なんて、どうでもいいでしょ? 町長になろうって訳じゃあないんだから。ただ、みんなに大切な話を聞いてもらえればいいんじゃないかしら?」
「そっか! そうだな。じゃあ、さっそく、明日、立候補してくるわ!」
「うん頑張って!……そしたら、私も、助けられるからね……」
とんとん拍子に、お父さんが町長選挙に立候補することになった。何だかお母さんも、また、秘密の計画をもっていそうな気がするけど、子供のぼくには分からなないや。
でも、お母さん、ちょっと嬉しそうな顔をしているのは気のせいなのかな……。
(つづく)
お母さんが、珍しく夕食後に、食卓じゃないところに食べ物を持って来た。いつもは、夕食と一緒に果物とかを食べることが多いんだけど、スイカが出るということは、夏だからなのかなあ。
そういえば、今日も暑かったよな。
「みょんちゃん、このスイカはどうしたの?」
「これね、笑美ちゃんとこで、美味しそうなのを見つけたのよ!」
「どうして美味しそうだってわかったの?」
「だって、きれいな形のスイカが、五つも並んでいたのよ、美味しそうでしょ。もう、お店閉めるっていうから、1つ買ってきちゃった」
「あー、そのスイカなら、僕も見たな。僕が帰って来る時は、もう店は閉まっていたけど、入り口の戸のガラスから棚が見えたんだ。……でも? スイカは、3つしか、並んでなかったような気がしたけどな?」
お父さんは、不思議がって頭をひねっていた。
「だから言ったじゃない。美味しかったって!」
「え? みょんちゃん、美味しそうだったって言ってたよね」
「あれ? そうだっけ?……何事も自分で、確かめないとね!」
そっか、お母さんは、お店で先に1個食べたんだな。
「みょんちゃん?……スイカは、美味しかったのかな?……」
きれいに三角に切ってもらったスイカを頬張りながら、お父さんは笑いながら訪ねた。
「えっと……だから、買ってきたんですよ~。みんなで食べようと思って……あははは」
また、お母さんは、みんなを笑わせて夏の暑さを吹き飛ばしてしまったんだ。北の大地は、夏が短い。8月の上旬も過ぎれば、夏も後半に差しかかるんだ。
それでも、風呂上りに、寝間着を着て、縁側でスイカを食べていると、今年の夏は終わらないのではないかと思えるくらいだった。
「そういえば、ダイちゃん、昔、スイカを食べて大泣きしたことがあったよな」
お父さんが思い出したように呟いた。
「そんなこと、覚えてないよ」
台所から来たお母さんが、さらに付け加えた。
「そうそう、あの時、スイカと一緒に種を食べたのよね。最初は、黒いのが何だかわからなかったんだけど、私が『スイカの種』だって教えたら、おへそからスイカが生えるって、大泣きしたのよね」
「そうなんだよ。大丈夫だって、言ったんだけど、お風呂に入るたびに、おへそを覗き込んでは掃除してたよな」
「そんなの、ぼくは全然覚えてないからね! 今更、そんなこと思い出さないでよね」
ぼくは、少し恥ずかしくなってきた。
「でもね、そのせいかどうかは分からないけど、ダイちゃんがスイカを食べるときは、きれいに種をとってから食べるわよね……あははは」
「あ! また、みょんちゃん、笑った! もう! そんなの、みんな、種ぐらい取るよね!」
「あはは……まあ……そうかもね。スイカの種って多いもんな。……多いって言えば、今日、会社で最近いろんなものが多くなってきたなあって、話題になってね」
お父さんが、ちょっと真面目な顔になって、2切れ目のスイカを食べながら話した。
「なあに、けんちゃん。多くなってきたって?」
ぼくの寝間着は、半ズボンと上着に分かれていて、上着は半そでになっている。それでもスイカの汁が付かないように、足は縁側から外へ投げ出して、片手でスイカを持ち、片手で種をほじくりながら、お父さんに質問してみた。
「家が多くなってきたんだ。まあ、だから僕たちの仕事が増えているんだけどな。それに、人も多くなっているんだ」
「うん、虹ヶ丘小学校の子供の数も多くなってきたよ。今は、どの学年も2つの学級になっているよ」
「そうだな、みよちゃん達のお陰で、一つの学級には17人ぐらいにして、それ以上多くなったら、学級を増やすようにしているそうだからな」
「お店も増えたよね」
「うん。最初は、一太君の八百屋しかなかったけど、あいつのお陰でいろんなお店が増えたもんな」
「虹ヶ丘が無くならなくてよかったじゃないの?」
「確かに町は、『虹空町』になって大きくなったけど、『虹ヶ丘地区』としては残ったもんな」
お店でスイカを一個食べたはずなのに、平気でお母さんもスイカをまた食べながら、お父さんの話に返事をしていた。
「でもなー、心配なんだよな」
「けんちゃんは、何が心配なの?」
お母さんは、ゆっくり尋ねた。いつも思うけど、お母さんって、必ずみんなの思っていることを訪ねるんだ。
相手が、大人でも子供でも、知っている人でも、知らない人でも。思っていることというか、考えていることというか、決してこちらからお母さんの考えを先に言ったり、押し付けたりしないんだよなあ。
「うーん……家が多くなるのはいいと思うんだけど、……畑が……少なくなっていくんだ。山は、少なくならないように、僕が会社を作る時に、山を守るのも仕事にしたんだ。山を守って、木を大切に育てるから、木を使って家を作れるんだと考えている」
お父さんは、腕を組んで何かを一生懸命に思い出しているようなんだ。
「でも、畑が無くなったら、どうやって食べ物を育てるんだろう? 人は、増えるんだぞ。それから、自動車も増えてきてる。農作業では、馬に代わり機械が働くようになってきたんだ。人手がいらなくって、人はどうするんだ? その人は、どこで働くんだ? 家を作っても、住めなくなるんじゃないか?」
お父さんは、1人で呟きながら迷路に入ってしまい迷っているような感じになってきた。
「自動車のような機械が多くなると、道路を舗装にするらしい。舗装にするとみんな速く走って、事故も多くなるんじゃないか?」
お父さんの話は、際限が無くなってくるような気がした。ここで、お母さんは1つの疑問をぶつけたんだ。
「ねえ、けんちゃん。どうして、そんなに心配するの?」
「うーん……ダイちゃんが……、ダイちゃんが大きくなった時に、この虹ヶ丘はどうなっているかなあって、考えるんだ。……それだけじゃないんだ。……みよちゃん、君の話を聞いた時からだ、100年後の虹ヶ丘の姿を考えるようになったんだ。……君は、100年後の虹ヶ丘を知りたいと思ったんだろう?」
「そうね……ダイちゃんが大きくなって、そしてダイちゃんの子供が、この虹ヶ丘で暮らす百年後も、幸せな暮らしができることが一番ですものね……」
ぼくには、よくわからないが、お父さんもお母さんも、縁側から真っ暗な庭の向こうを眺めて、黙って残りのスイカを食べていた。
食べ終わったスイカの皮と散らかった種を片付け終わった時、お母さんがおもむろにお父さんに向かって言った。
「けんちゃん、9月の選挙に出れば……」
「え? 9月って、町長選挙だよね」
「そう、そこで、今の話をすればいいんじゃない、どう?」
「どう? って。今からじゃ、何の準備もできないけど……」
「別に、準備なんて、どうでもいいでしょ? 町長になろうって訳じゃあないんだから。ただ、みんなに大切な話を聞いてもらえればいいんじゃないかしら?」
「そっか! そうだな。じゃあ、さっそく、明日、立候補してくるわ!」
「うん頑張って!……そしたら、私も、助けられるからね……」
とんとん拍子に、お父さんが町長選挙に立候補することになった。何だかお母さんも、また、秘密の計画をもっていそうな気がするけど、子供のぼくには分からなないや。
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