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第5章 ありふれた日常の変化
63 第5章第26話 凸凹コンビ
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「「レッツ・オンダン・ファイブ・チェインジ・アーーーープ!」」
狭い試着室で、2人は目いっぱい輝き、辺り一面をレインボーフラッシュで彩った。カーテンから漏れ出る虹色の蛍光は、店中のスチームアイロンの水蒸気に反射し、小さな虹を至るところで発生させたのだ。
「うわあああーーなんて奇麗なのかしら!」
先ほどからスチームアイロンを振り回していた、かわいい店員さんは、虹に見とれてしまった。
「今よ! イエロー!」
試着室のカーテンが勢いよく開けられ、ピンクとイエローが、飛び出して来た。
「イエローはトップスを! あたしはボトムスをやるから!」
「りょーっかい! ピンク! ナイスアイディアだぜ!」
イエローとピンクのオンダン戦士は、脇目も振らず一直線に店員さんに突撃した。そして、彼女を両側から挟むようにして通り過ぎた。
その瞬間、店員さんは気を失ってその場に倒れてしまった。
「イエロー、それを早くこっちに寄こして!」
「お、おお、ピンク、ほいっ!」
オンダンピンクは、両手に真っ赤なビキニを持ち、それに向かってオンダングローブの先からオンダンビームを浴びせた。
オンダングローブを填めた、ピンクの指先から照射されたビームは、除菌作用が強化されたものであったのだ。
みるみるうちに、真っ赤なビキニからは、真っ黒い霧のようなものが溢れ出てきたが、間もなくその霧も消えてしまった。
その後には、いつものように『氷の結晶』が現れたのだった。9つ目だ。
「よし! うまくいったな」
「お、おお、そ、そう、だだだだーーー」
「どうした? イエロー?」
「い、いいや、……て、てん、いんさんを……は、はや、はや、早く……た、た、助けな、な、ないと!!」
「あ! だめーーー! アッツは、あっち向いてて!」
「えーー、は、早く、た、助けないとおおおおーーー!」
「いいの! あたしが助けるから! とにかくアッツは、ダメエエエエエエ!」
そこに、倒れている店員さんは、オンダンイエローとオンダンピンクに、ビキニのトップスとボトムスを奪い取られたままだったのだ。
ピンクは、とにかくイエローを遠ざけてから、店に展示していたビキニをとりあえず着せて、彼女を揺り起こした。
店が混乱した時、全てのお客は外に避難していて、ここにはイエローとピンクしかいなかったのが幸いした。
「大丈夫? ねえ、起きて! 起きて!」
チェインジを解いたマナは、優しく店員さんを抱き上げて呼びかけた。
「……う、うう……わ、わたし、どうしたのかしら? あなたは?」
「えっと……通りすがりの、ただの客です」
そこへ、やっぱりチェインジを解いたアッツがやってきた。
「チェッ、残念! ……えっと、大丈夫ですか? オレ達は、この店の『特別限定チラシ』を持って来たんです!」
何を期待していたのか、アッツは少し残念そうにしていたが、すぐに目的のチラシを見せた。
「あ、ああ……そうだったんですか! では、早速、こちらへどうぞ!」
商売熱心なのか、店員さんはまだ自分が違う水着を着ている事にも気づかず、2人を店の奥のビップルームに案内した。
その頃には、避難した客や他の授業員も店に戻って、また、いつも通りのお店になっていた。
「あ! 店長。そちらの方は、ビップのお客様ですか?」
「ええそうよ。私が案内するから、お店は、しばらくみんなで、お願いね!」
「はい店長、分かりました。ごゆっくり!」
「へー、この人、店長なんだ~」
アッツは、店長に案内されながら、小さな声で真夏美に話し掛けた。
「道理で美人だと思った。ところで、マナ、どうして店長自身じゃなくて、あのビキニが怪しいって思ったんだ?」
「そんなの簡単よ! あの真っ赤なビキニのトップスは、彼女に合ってなかったのよ! 絶対に、あれは自分で選んだものじゃないはずよ!」
「え? 合ってないって、どういうこと?」
「やっぱり、アッツは男の子ね~あのトップスには、規定以上のアンダーパットが詰め込まれていたのよ!」
「うーーーっ! そっか、オレは表面の温泉マークばかりに気をとられていて、中身までは見ていなかったんだーーーー!」
「何言っての! アッツは、中身は見ないで、変な想像ばっかしてたんでしょ! もー」
ゴン!
「う、ひょおおおーー.·´ ̄`(>▂<)´ ̄`·. 」
(つづく)
狭い試着室で、2人は目いっぱい輝き、辺り一面をレインボーフラッシュで彩った。カーテンから漏れ出る虹色の蛍光は、店中のスチームアイロンの水蒸気に反射し、小さな虹を至るところで発生させたのだ。
「うわあああーーなんて奇麗なのかしら!」
先ほどからスチームアイロンを振り回していた、かわいい店員さんは、虹に見とれてしまった。
「今よ! イエロー!」
試着室のカーテンが勢いよく開けられ、ピンクとイエローが、飛び出して来た。
「イエローはトップスを! あたしはボトムスをやるから!」
「りょーっかい! ピンク! ナイスアイディアだぜ!」
イエローとピンクのオンダン戦士は、脇目も振らず一直線に店員さんに突撃した。そして、彼女を両側から挟むようにして通り過ぎた。
その瞬間、店員さんは気を失ってその場に倒れてしまった。
「イエロー、それを早くこっちに寄こして!」
「お、おお、ピンク、ほいっ!」
オンダンピンクは、両手に真っ赤なビキニを持ち、それに向かってオンダングローブの先からオンダンビームを浴びせた。
オンダングローブを填めた、ピンクの指先から照射されたビームは、除菌作用が強化されたものであったのだ。
みるみるうちに、真っ赤なビキニからは、真っ黒い霧のようなものが溢れ出てきたが、間もなくその霧も消えてしまった。
その後には、いつものように『氷の結晶』が現れたのだった。9つ目だ。
「よし! うまくいったな」
「お、おお、そ、そう、だだだだーーー」
「どうした? イエロー?」
「い、いいや、……て、てん、いんさんを……は、はや、はや、早く……た、た、助けな、な、ないと!!」
「あ! だめーーー! アッツは、あっち向いてて!」
「えーー、は、早く、た、助けないとおおおおーーー!」
「いいの! あたしが助けるから! とにかくアッツは、ダメエエエエエエ!」
そこに、倒れている店員さんは、オンダンイエローとオンダンピンクに、ビキニのトップスとボトムスを奪い取られたままだったのだ。
ピンクは、とにかくイエローを遠ざけてから、店に展示していたビキニをとりあえず着せて、彼女を揺り起こした。
店が混乱した時、全てのお客は外に避難していて、ここにはイエローとピンクしかいなかったのが幸いした。
「大丈夫? ねえ、起きて! 起きて!」
チェインジを解いたマナは、優しく店員さんを抱き上げて呼びかけた。
「……う、うう……わ、わたし、どうしたのかしら? あなたは?」
「えっと……通りすがりの、ただの客です」
そこへ、やっぱりチェインジを解いたアッツがやってきた。
「チェッ、残念! ……えっと、大丈夫ですか? オレ達は、この店の『特別限定チラシ』を持って来たんです!」
何を期待していたのか、アッツは少し残念そうにしていたが、すぐに目的のチラシを見せた。
「あ、ああ……そうだったんですか! では、早速、こちらへどうぞ!」
商売熱心なのか、店員さんはまだ自分が違う水着を着ている事にも気づかず、2人を店の奥のビップルームに案内した。
その頃には、避難した客や他の授業員も店に戻って、また、いつも通りのお店になっていた。
「あ! 店長。そちらの方は、ビップのお客様ですか?」
「ええそうよ。私が案内するから、お店は、しばらくみんなで、お願いね!」
「はい店長、分かりました。ごゆっくり!」
「へー、この人、店長なんだ~」
アッツは、店長に案内されながら、小さな声で真夏美に話し掛けた。
「道理で美人だと思った。ところで、マナ、どうして店長自身じゃなくて、あのビキニが怪しいって思ったんだ?」
「そんなの簡単よ! あの真っ赤なビキニのトップスは、彼女に合ってなかったのよ! 絶対に、あれは自分で選んだものじゃないはずよ!」
「え? 合ってないって、どういうこと?」
「やっぱり、アッツは男の子ね~あのトップスには、規定以上のアンダーパットが詰め込まれていたのよ!」
「うーーーっ! そっか、オレは表面の温泉マークばかりに気をとられていて、中身までは見ていなかったんだーーーー!」
「何言っての! アッツは、中身は見ないで、変な想像ばっかしてたんでしょ! もー」
ゴン!
「う、ひょおおおーー.·´ ̄`(>▂<)´ ̄`·. 」
(つづく)
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