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47 エル学級がめざした運動会 5(競技手伝い)
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※視点は、エルフィーナです
「じゃあ、打合せした通りに頼むな……」
「おーー、任せておけ!!」
「こっちも、大丈夫よ!!」
声を掛けていたのは、勝君だったの。勝君は、この運動会に懸ける想いがあったのね。運動が得意な勝君は、去年も、それから4年生の時も、運動会では主役だったみたい。
《オレは、走るのも得意だし、力も強い。チームを作っても、みんな言う事を聞いてくれるから勝つんだ。だから去年も一昨年も、オレのチームが優勝した。オレは今までそれでいいと思っていたんだ。でも、オレはエル先生に会ったんだ。エル先生はあんなに強いのに、いつもみんなを気遣ってくれる。自分が勝ったことなんて、まったく気にもしないんだ。それどころかみんなに勇気をくれる。オレもそんな運動会にしたいんだ!!》
・・・・・・・・・・・・・・・
「4年生の何人かもお手伝いをお願いします。1年生の徒競走です。スタートのところへ案内しますから」
いつも教室へ行っている大助君が声をかけると、数人の4年生が、『手伝いまーす』と、手を挙げていたわ。
「ありがとうーー」
係の子が、1年生を並べて、スターターの先生のところまで誘導したわ。初めての運動会で、緊張している1年生もいるみたい。
「あのね~れんしゅうと、おなじだよ。でもね、きょうはね、がんばってはしっていくと、いっぱい、はくしゅをもらえるから、みんながんばってね!!」
4年生の女の子が、優しく1年生に話しかけていたわ。
1年生も、「うん! がんばるよ!」と、口々に返事し、4年生の言う事をよく聞き、自分の番を大人しく待っているの。
1年生が全員走り終わった時、大助君が、「4年生のみんな、ありがとうね。……とっても良かったよ!」と、声を掛けてたの。
「え? 何がですか? ……ぼくたちは、ただ1年生の面倒をみただけですよ」
と、4年生達は、不思議がったの。
でもね、恥ずかしがりの大助君だったけど、勝君と約束したことを思い出しながら、
「……うんとね。……君達はね、ただ面倒を見てたんじゃないんだ。……1年生が安心できるようにちゃんと考えて声を掛けてたよね。……きっと1年生は嬉しかったと思うよ。……だからありがとうね。……そしてこれからもよろしくね」
と、心をこめて、一生懸命に伝えていたわ。
「そっか、そうなんだ……。何だか競技に勝ったわけじゃないけど、嬉しいな! 6年生に『ありがとう』って、言われちゃった」
手伝いに来ていた4年生は、喜んで自分の席に戻って行ったわ。
「大助君……しっかり気持ちを4年生に伝えられて……良かったわね」
一緒に手伝っていた1組の6年生の子が、今度は大助君を褒めていたわ。何だか、大助君は、照れて赤くなってしまったの。
・・・・・・・・・・・・・・・・
「あ、来たわ! ……3着と4着が競ってる……私は……?」
「3着は赤の短パン子だと思います。少し早かったです」
「あ! ありがとう、助かったわ……えッと、5年1組のみっちゃんだっかしら?」
「はい……」
「さっきも、教えてもらっちゃって、ありがとうね!」
いつも慎重な静奈さんは、徒競走の順位を見て、割り振る手伝いをしていたのだが、なかなかうまくできなった。
そんな時、いつも声を掛けてくれたのが、5年生の路子さんだった。路子さんは、いつも丁寧な静奈さんが、大好きだった。
自分は、運動が得意で活発だったが、おしとやかな静奈さんに憧れていたのね。
「私も、みっちゃんみたいに、素早く運動ができれば、判断も早く正確にできるようになるのかなあー。うらやましいなあ、みっちゃんが……」
笑顔で、静奈さんがそんなことを言っていたわ。
路子さんは、思ってもみなかったみたいで、嬉しくてどうしようもなかったのね。
「あ、あ、ありがとうございます!」
路子さんは、照れてしまったてたの。
「え? お礼をいうのは、私の方よ?」
静奈さんは、素直に笑顔で路子さんを見ていた。
「いいえ! 嬉しいです……」
「まあ……みっちゃんたら、んふふふふふ」
周りにいたお手伝いの5年生も6年生も、みんな幸せな気持ちになったようね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「このボールは、3年生がゴールしたら、またスタートのところに戻してほしいんだ」
亮君がお手伝いの5年生や4年生に説明していたの。何せ、1チーム走るごとに、ボールは7個使うからお手伝いの人数もたくさん集めたのね。
「おい亮よ、こりゃあ、これだけ居ても何往復もしなきゃならないぜ」
少し慌てたような声を出して大輔君が腕まくりをして準備をしていたわ。
「なんだ大輔、もう弱音をはくのか?」
「何言ってんだ、こんな距離、何往復したって、オレは平気なの! お前の方が心配なだけさ……あはははは」
と、強がりを言いつつも、お互いにやる気を見せているわ。
「よーし、5年生も4年生も、それぞれ2班に分かれてくれ……いいかい?」
「じゃあ、最初の班……ぼくについて来てね」
亮君は、5年生と4年生の班を連れて、ボールを回収し、スタートに戻って来たの。
「最初の班は、ここで1回休憩ね」
「次は、2班、行きまーーーす」
今度は、大輔君が2班を連れて、ボールを回収に行ったわ。
これを交代で行って、競技を終えることができたようね。
「いやあーーみんなお疲れ様、よく頑張ったな。5年生も4年生も疲れただろう……いっぱい走ってくれて、どうもありがとう」
6年生達は、心からお礼を言ったの。すると、5年生も4年生もこんなことを言っていたわ。
「何言っての、ぼくたちより、6年生の方が大変だったよね。亮君や大輔君は、一緒に走る他に、ボールを並べたりしてたし、他の6年生はカゴの準備や段ボールの箱を並べたりも大変だったでしょう。何せ、次の走者までには時間が短いんだから、急いで準備しなくちゃならないし」
「ほんと……6年生って、すごいと思ったんだ。ぼく達も、こんな6年生になりたいよ……」
「「「「 うん!! 」」」」
なんだか6年生は、みんな顔がニヤついているようにみえたの。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「先生ー、手当をお願いしまーす」
本部テントの救護席に、小百合さんと由香さんがやって来たの。
「あら、あなた達どこかケガをしたの?」
養護教諭の美咲先生が、尋ねたの。
「もー、先生ってば、私達がケガをするわけがないじゃない! ……見て、この子達よ」
とりあえず運動神経抜群の由香さんが、笑顔でそう答えて、繋いだ手の方を目で追って見せた。
そこには両足や腕に擦り傷を作った1年生らしき子どもが2人、涙も流さず由香さんと手を繋いでいる。
「あのーー、私もなんですけど……」
と、同じような感じで、小百合さんも2人の子どもと手を繋いでいた。
「どうしたの?」
「実は、さっきの綱引きの競技の時、終わるまでは良かったんだけど、退場の時、綱に足が引っかかって転んじゃったんです」
「まあ、それは痛かったわね…………それにしては、傷口がきれいなんだけど」
手を繋いだ子どもの腕と足を観察した養教の美咲先生は、不思議そうな顔をした。
「うんとね……お姉ちゃんがね……きれいに洗ってくれたの……」
「そしてね……大丈夫だって……泣いたら負けちゃうって、わたし、運動会に勝ちたいの!」
「そっか……えらいなあ……よーっくがんばったね。それに、あなた達もよく面倒見たね、ねらいわね」
「よしてよ、美咲先生……私達は、何もしてないよ。頑張ったのは、この子達だよ。たぶん痛かったんだ、本当はね。でも、ここで泣いちゃったら、運動会の思い出が、痛い思い出になってしまいそうだったから、つい “がまん” させちゃった。ごめんね……」
「あなた達、それがわかるんだね……いいお姉ちゃんに助けてもらったね……」
「うん」
美咲さんは、薬を付けながら、手を繋いでいる小さな女の子達の頭を何回も撫でてあげていたわ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「みんな頑張っているわ……それでいいのよ……それで……」
誰も、気づいていないわね。私は、どこまでも抜けるような青空に突き刺さる国旗掲揚塔のてっぺんで、静かに子ども達の様子を見守っていたのよね。
≪見ているよ。……6年生の、いや子ども達全員の頑張りは、君の夢なんだよね……≫
何故かわからないけど、直人だけは、いつも見ていてくれるような気がするの。
(つづく)
「じゃあ、打合せした通りに頼むな……」
「おーー、任せておけ!!」
「こっちも、大丈夫よ!!」
声を掛けていたのは、勝君だったの。勝君は、この運動会に懸ける想いがあったのね。運動が得意な勝君は、去年も、それから4年生の時も、運動会では主役だったみたい。
《オレは、走るのも得意だし、力も強い。チームを作っても、みんな言う事を聞いてくれるから勝つんだ。だから去年も一昨年も、オレのチームが優勝した。オレは今までそれでいいと思っていたんだ。でも、オレはエル先生に会ったんだ。エル先生はあんなに強いのに、いつもみんなを気遣ってくれる。自分が勝ったことなんて、まったく気にもしないんだ。それどころかみんなに勇気をくれる。オレもそんな運動会にしたいんだ!!》
・・・・・・・・・・・・・・・
「4年生の何人かもお手伝いをお願いします。1年生の徒競走です。スタートのところへ案内しますから」
いつも教室へ行っている大助君が声をかけると、数人の4年生が、『手伝いまーす』と、手を挙げていたわ。
「ありがとうーー」
係の子が、1年生を並べて、スターターの先生のところまで誘導したわ。初めての運動会で、緊張している1年生もいるみたい。
「あのね~れんしゅうと、おなじだよ。でもね、きょうはね、がんばってはしっていくと、いっぱい、はくしゅをもらえるから、みんながんばってね!!」
4年生の女の子が、優しく1年生に話しかけていたわ。
1年生も、「うん! がんばるよ!」と、口々に返事し、4年生の言う事をよく聞き、自分の番を大人しく待っているの。
1年生が全員走り終わった時、大助君が、「4年生のみんな、ありがとうね。……とっても良かったよ!」と、声を掛けてたの。
「え? 何がですか? ……ぼくたちは、ただ1年生の面倒をみただけですよ」
と、4年生達は、不思議がったの。
でもね、恥ずかしがりの大助君だったけど、勝君と約束したことを思い出しながら、
「……うんとね。……君達はね、ただ面倒を見てたんじゃないんだ。……1年生が安心できるようにちゃんと考えて声を掛けてたよね。……きっと1年生は嬉しかったと思うよ。……だからありがとうね。……そしてこれからもよろしくね」
と、心をこめて、一生懸命に伝えていたわ。
「そっか、そうなんだ……。何だか競技に勝ったわけじゃないけど、嬉しいな! 6年生に『ありがとう』って、言われちゃった」
手伝いに来ていた4年生は、喜んで自分の席に戻って行ったわ。
「大助君……しっかり気持ちを4年生に伝えられて……良かったわね」
一緒に手伝っていた1組の6年生の子が、今度は大助君を褒めていたわ。何だか、大助君は、照れて赤くなってしまったの。
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「あ、来たわ! ……3着と4着が競ってる……私は……?」
「3着は赤の短パン子だと思います。少し早かったです」
「あ! ありがとう、助かったわ……えッと、5年1組のみっちゃんだっかしら?」
「はい……」
「さっきも、教えてもらっちゃって、ありがとうね!」
いつも慎重な静奈さんは、徒競走の順位を見て、割り振る手伝いをしていたのだが、なかなかうまくできなった。
そんな時、いつも声を掛けてくれたのが、5年生の路子さんだった。路子さんは、いつも丁寧な静奈さんが、大好きだった。
自分は、運動が得意で活発だったが、おしとやかな静奈さんに憧れていたのね。
「私も、みっちゃんみたいに、素早く運動ができれば、判断も早く正確にできるようになるのかなあー。うらやましいなあ、みっちゃんが……」
笑顔で、静奈さんがそんなことを言っていたわ。
路子さんは、思ってもみなかったみたいで、嬉しくてどうしようもなかったのね。
「あ、あ、ありがとうございます!」
路子さんは、照れてしまったてたの。
「え? お礼をいうのは、私の方よ?」
静奈さんは、素直に笑顔で路子さんを見ていた。
「いいえ! 嬉しいです……」
「まあ……みっちゃんたら、んふふふふふ」
周りにいたお手伝いの5年生も6年生も、みんな幸せな気持ちになったようね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「このボールは、3年生がゴールしたら、またスタートのところに戻してほしいんだ」
亮君がお手伝いの5年生や4年生に説明していたの。何せ、1チーム走るごとに、ボールは7個使うからお手伝いの人数もたくさん集めたのね。
「おい亮よ、こりゃあ、これだけ居ても何往復もしなきゃならないぜ」
少し慌てたような声を出して大輔君が腕まくりをして準備をしていたわ。
「なんだ大輔、もう弱音をはくのか?」
「何言ってんだ、こんな距離、何往復したって、オレは平気なの! お前の方が心配なだけさ……あはははは」
と、強がりを言いつつも、お互いにやる気を見せているわ。
「よーし、5年生も4年生も、それぞれ2班に分かれてくれ……いいかい?」
「じゃあ、最初の班……ぼくについて来てね」
亮君は、5年生と4年生の班を連れて、ボールを回収し、スタートに戻って来たの。
「最初の班は、ここで1回休憩ね」
「次は、2班、行きまーーーす」
今度は、大輔君が2班を連れて、ボールを回収に行ったわ。
これを交代で行って、競技を終えることができたようね。
「いやあーーみんなお疲れ様、よく頑張ったな。5年生も4年生も疲れただろう……いっぱい走ってくれて、どうもありがとう」
6年生達は、心からお礼を言ったの。すると、5年生も4年生もこんなことを言っていたわ。
「何言っての、ぼくたちより、6年生の方が大変だったよね。亮君や大輔君は、一緒に走る他に、ボールを並べたりしてたし、他の6年生はカゴの準備や段ボールの箱を並べたりも大変だったでしょう。何せ、次の走者までには時間が短いんだから、急いで準備しなくちゃならないし」
「ほんと……6年生って、すごいと思ったんだ。ぼく達も、こんな6年生になりたいよ……」
「「「「 うん!! 」」」」
なんだか6年生は、みんな顔がニヤついているようにみえたの。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「先生ー、手当をお願いしまーす」
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「あら、あなた達どこかケガをしたの?」
養護教諭の美咲先生が、尋ねたの。
「もー、先生ってば、私達がケガをするわけがないじゃない! ……見て、この子達よ」
とりあえず運動神経抜群の由香さんが、笑顔でそう答えて、繋いだ手の方を目で追って見せた。
そこには両足や腕に擦り傷を作った1年生らしき子どもが2人、涙も流さず由香さんと手を繋いでいる。
「あのーー、私もなんですけど……」
と、同じような感じで、小百合さんも2人の子どもと手を繋いでいた。
「どうしたの?」
「実は、さっきの綱引きの競技の時、終わるまでは良かったんだけど、退場の時、綱に足が引っかかって転んじゃったんです」
「まあ、それは痛かったわね…………それにしては、傷口がきれいなんだけど」
手を繋いだ子どもの腕と足を観察した養教の美咲先生は、不思議そうな顔をした。
「うんとね……お姉ちゃんがね……きれいに洗ってくれたの……」
「そしてね……大丈夫だって……泣いたら負けちゃうって、わたし、運動会に勝ちたいの!」
「そっか……えらいなあ……よーっくがんばったね。それに、あなた達もよく面倒見たね、ねらいわね」
「よしてよ、美咲先生……私達は、何もしてないよ。頑張ったのは、この子達だよ。たぶん痛かったんだ、本当はね。でも、ここで泣いちゃったら、運動会の思い出が、痛い思い出になってしまいそうだったから、つい “がまん” させちゃった。ごめんね……」
「あなた達、それがわかるんだね……いいお姉ちゃんに助けてもらったね……」
「うん」
美咲さんは、薬を付けながら、手を繋いでいる小さな女の子達の頭を何回も撫でてあげていたわ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「みんな頑張っているわ……それでいいのよ……それで……」
誰も、気づいていないわね。私は、どこまでも抜けるような青空に突き刺さる国旗掲揚塔のてっぺんで、静かに子ども達の様子を見守っていたのよね。
≪見ているよ。……6年生の、いや子ども達全員の頑張りは、君の夢なんだよね……≫
何故かわからないけど、直人だけは、いつも見ていてくれるような気がするの。
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