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魔女の嘆き
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私が会場入りするとギャラリーが一斉にこちらを向く。
けして好意的な視線ではなく敵意だったり怯えだったり・・・
そんな私の目の前には、婚約者であるランドが可愛いらしい女性を同伴して会場に入ってきた。
いやいや!あんた何してんのよ?それって立派な浮気だよ?
しかし悪びる様子もなく私を認識した途端表情が曇る。
マジで最悪だわ!!
「貴様も来たのか!?」
まず婚約者に向かって貴様呼びかよ!!
1人心の中でツッコミしてしまった!!
「お姉さま・・・・ごめんなさい」
そして子鹿のように腰をクネクネさせながら私に謝ってる女性は私の義妹だ!
誰からか守る様にランドが私との間に立ちはだかり睨み付けてるよ
おい!!
私が何かすると思ってるのかよ!?
「貴様はローラに今日の晩餐会に来るなって嫌がらせしたらしいな??
俺の婚約者だからと勝手な振る舞いは許さん!!」
あー成る程!!
ローラの中での今回の私の役割はそういう事か・・・
「身に覚えのない事ばかりだわ」
わたしが否定すると、目の前のローラの瞳からポツポツと滴が落ちてくる。
「お、お姉さま・・・・わ、私に言ったじゃないですか?お忘れですか?」
おっ、子鹿特有の泣き落としの体制に入ったか・・・・
子鹿を守る様に私を睨み付けるランド。
いやいや、マジでどっちが婚約者??
まぁ、こんな仕打ちは今に始まった事じゃない!!
嘆いてもしょうがないと諦めモード爆進中だ!!
「とにかく私は身に覚えがございませんので、誰に遠慮する事はないわ!!
楽しめばいいじゃない!!」
震える子鹿を抱き抱えながら私の前から立ち去る婚約者。
不義理な態度はそっちだろう!?
しかしギャラリーも子鹿のか弱い姿を見ると私への視線が冷たくなる。
早く断罪してくれてかまわないんだけどな!!
私の方の準備も順調に進んでるから!!
最後に笑うのは私よ!!
けして好意的な視線ではなく敵意だったり怯えだったり・・・
そんな私の目の前には、婚約者であるランドが可愛いらしい女性を同伴して会場に入ってきた。
いやいや!あんた何してんのよ?それって立派な浮気だよ?
しかし悪びる様子もなく私を認識した途端表情が曇る。
マジで最悪だわ!!
「貴様も来たのか!?」
まず婚約者に向かって貴様呼びかよ!!
1人心の中でツッコミしてしまった!!
「お姉さま・・・・ごめんなさい」
そして子鹿のように腰をクネクネさせながら私に謝ってる女性は私の義妹だ!
誰からか守る様にランドが私との間に立ちはだかり睨み付けてるよ
おい!!
私が何かすると思ってるのかよ!?
「貴様はローラに今日の晩餐会に来るなって嫌がらせしたらしいな??
俺の婚約者だからと勝手な振る舞いは許さん!!」
あー成る程!!
ローラの中での今回の私の役割はそういう事か・・・
「身に覚えのない事ばかりだわ」
わたしが否定すると、目の前のローラの瞳からポツポツと滴が落ちてくる。
「お、お姉さま・・・・わ、私に言ったじゃないですか?お忘れですか?」
おっ、子鹿特有の泣き落としの体制に入ったか・・・・
子鹿を守る様に私を睨み付けるランド。
いやいや、マジでどっちが婚約者??
まぁ、こんな仕打ちは今に始まった事じゃない!!
嘆いてもしょうがないと諦めモード爆進中だ!!
「とにかく私は身に覚えがございませんので、誰に遠慮する事はないわ!!
楽しめばいいじゃない!!」
震える子鹿を抱き抱えながら私の前から立ち去る婚約者。
不義理な態度はそっちだろう!?
しかしギャラリーも子鹿のか弱い姿を見ると私への視線が冷たくなる。
早く断罪してくれてかまわないんだけどな!!
私の方の準備も順調に進んでるから!!
最後に笑うのは私よ!!
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