悪役令嬢のスローライフ

すけさん

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侯爵令嬢リリカ・バイレーン

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巷で噂の魔女とは、この私、侯爵令嬢リリカ・バイレーンの事だ!!

タイターン帝国の第二王子であるランドとは幼い頃から婚約を交わしている。
第一王子ゼンの母親は身分が低い事から、次期後継者はランドだと影で噂されている。
病弱体質のゼンに比べてランドは王族教育も順調に進んでいるのだ。

そして私も幼い頃から王妃教育を受けて、毎日息が詰まる日々を過ごしていた。


そんなランドとの関係だが今や完全に最悪な状態だ!
幼き頃はまだ良好な関係だったが・・・


ランドは正義感の強いヒーロー体質だけあり私の高飛車な発言や行動が許せないのだろう・・・
この魔女の様な見た目から、全ての悪事を裏で操ってるのが私だと本気で考えてるようだ・・・



最近は私でなく義妹のローラといつも一緒にいる姿をよく見かける。
可愛らしい雰囲気が敵から護りたくなるのだろう・・・
子鹿パワーは侮れない!


まぁ、所謂私は悪役令嬢の位置付けなのだから!!


私は現実を分かっている。
この世界が小説や漫画の世界ではなく現実世界である事に



そろそろ私の心の声が先程から漏れているが、流石に私の秘密に気付いてるだろうか?

そう、私が転生した事に気づいたのは、およそ五年前・・・


庭の池に落ちた拍子に、昔の自分の記憶を思い出したのだ。


まさか、自分が本当に小説や漫画の世界にあるような転生して主要人物になってしまうなんて驚きだったけど・・・


そしてもうすぐ私は断罪される。
私のエンディングは父親の影響力もあり、この大都を追放され辺境地へと送られるのだ。

まぁ、侯爵の肩書きは生きてるから、領地経営しながら細々と暮らすというエンディングだった。



そう、まさに私の目指す形は、完全なるスローライフなのよ!!


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ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー


「ねぇ、マーラ分かってるわよね?
私はいつもの我が儘で今日も夕食は部屋で1人で済ます。」


「分かっておりますリリカお嬢様」


私はメイドのマーラに念押しする!


「マーラ、それにしてもこのエプロンドレス可愛いわね!!どう?」


マーラの前でおどけながらスカートの裾をフワリと揺らしながら回るとスカートもフワリと揺れる。


「リリカお嬢様がデザインされたエプロンドレスが飛ぶように売れてますよ!」


満足げにマーラの言葉に頷く私


「それにしてもリリカお嬢様の商才は物凄いですよね!!まさかカーラ商会をこの数年で大きくするとは!!」



そう、私はカーラ商会を切り盛りする実業家なのだ!!
だって断罪されたら嫌って程必要になるのは金よ!現実問題マネーよ!


私が飛ばされる予定の辺境地はかなりの荒れ地みたいだしね!
まぁ、打開策は既に手を打ってるけどね!


さぁ、これから私の断罪っていう一大イベントがあるのだから頑張らないと!!


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