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レンの憂鬱
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レンside
あー面倒くさいな
なんであの傲慢な女に会いに行かなきゃいけないんだ!
あの俺を見る媚びまくりの目が気持ち悪くて吐きそうになってくるのに・・・
あんなのが将来の妻って信じらんねー
それに比べて妹のアンナちゃんは天使だよな
結婚相手はアンナの方が良かった
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーー
久し振りにこの女を見たがやはり好きになれないな
キッチリド派手な化粧を施し、今日もキツイ薔薇の臭いを醸し出してる。
そのドリルのような縦巻きロールも健在だが、目の回りの黒く縁取られた化粧が魔女みたいでグロすぎる
『お久し振りでございますレン様。
この度は私のお見舞いにきて頂いてありがとうございます。
病み上がりなのでこのような掠れた声で失礼します。』
あくまでも病み上がりという事か
しかしその掠れた声・・・・・
まるで魔女だな
「なにを言うのだ、自分の婚約者を見舞うのは当たり前ではないか!」
白々しい社交辞令に自分で笑いそうになってしまった。
そんな俺をジロジロ見ながら
『ふーん、婚約者って自覚はあるのね!』
空耳だろうか?
その挑発的な発言に思わず視線を向けると
なんか馬鹿にされたようで少し腑に落ちないが、一応婚約者としての役割をさっさと終わらせて帰ろう
「所で、具合はどうだ?」
『大丈夫ですわ、来週から学園にも通いますのでレン様も気になさらないでくださいませ』
何だろう・・・
先程から感じる違和感
俺を拒絶してるような態度に戸惑ってしまう
いつもレン様レン様と鬱陶しくくらい引っ付いてくるのに、今日はある程度の距離感を保っている。
「今日のジュリアンはいつもと違うな?
体調でも悪いのか?」
俺の言葉に口元を隠し勝ち誇ったようにクスッと笑われた。
何だ何だ、この敗北感は!
気分が悪い!
全く何なんだ
「な、何が可笑しいのだ!先程から何故笑っている」
『あ、申し訳ございません、特に意味はございませんわ』
や、やはりその挑発的な態度!!
すると徐に俺の両手を握りしめ瞳をウルウルに潤しながら上目遣いで見上げる
『レン様、本当にお見舞いにきて頂いて嬉しいですわ』
こ、怖すぎる!!
目の回りが真っ黒に縁取られた顔面が俺に向けられるのだ。
最早キチガイとしか思えん!!
「や、やめろ!!顔を近づけるな!!
怖すぎるだろ!!」
シュンとしたのか俺から離れるとやっと静かになった。
少し言い過ぎたか?
そっとジュリアンの顔をみると、泣いてるような笑ってるような何とも言えない表情を浮かべてる。
やはりあの顔はインパクトが大きすぎる。
あれが俺の妻になる?
ゆくゆくは俺の子供を身籠る?
考えただけで憂鬱で堪らない。
何故アンナじゃないんだ?
同じ姉妹ならアンナの方がよいであろう
引き攣った俺の態度に一緒に連れてきた幼馴染みで俺の護衛の剣士であるケイゴが口を開く。
「ジュリアン嬢、そろそろ私どもは失礼いたします。」
おーー
流石ケイゴだ!
いい意味で見事な切り返しにうんうんと頷いてると
『はい、今日は遅くまで引き留めてしまいまして申し訳ございませんでした。
道中気をつけてお帰りくださいませ。』
・・・・・・?
いつものように何故引き留めないのだ?
いつもなら何だかんだと言いながら俺を繋ぎ止めようと策略を巡らせてるのに
「はい、ジュリアン嬢も早く良くなりますように」
ケイゴが言うとあっさりと俺を突き放す。
馬車の中で思わず
「なぁ、ケイゴ今日のジュリアンは何処か可笑しくなかったか?」
「そうですね、いつものような殿下への執着が見られませんでしたね」
やはりそうか、そうだよな
「殿下はジュリアン嬢に執着してほしいのですか?」
ば、馬鹿な事を申すな!!
プイッと頬を膨らませながらケイゴの方を睨み付ける
「なにを馬鹿な事を!!」
「殿下はジュリアン嬢と本当にご結婚されるのでしょうか?」
「このまま順調にいけばそうなるであろう・・・
しかし想像がつかないしあの魔女とナニをする自信は持てない!
なんとか回避できないだろうか?」
両腕を組ながら考えるケイゴは溜め息を吐く
「殿下がジュリアン嬢を好きになれば良いかと思いますが、、、」
突然の提案にブッと吹き出してしまう。
おい、俺はあの魔女に恋い焦がれることは絶対ないだろう
あー面倒くさいな
なんであの傲慢な女に会いに行かなきゃいけないんだ!
あの俺を見る媚びまくりの目が気持ち悪くて吐きそうになってくるのに・・・
あんなのが将来の妻って信じらんねー
それに比べて妹のアンナちゃんは天使だよな
結婚相手はアンナの方が良かった
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久し振りにこの女を見たがやはり好きになれないな
キッチリド派手な化粧を施し、今日もキツイ薔薇の臭いを醸し出してる。
そのドリルのような縦巻きロールも健在だが、目の回りの黒く縁取られた化粧が魔女みたいでグロすぎる
『お久し振りでございますレン様。
この度は私のお見舞いにきて頂いてありがとうございます。
病み上がりなのでこのような掠れた声で失礼します。』
あくまでも病み上がりという事か
しかしその掠れた声・・・・・
まるで魔女だな
「なにを言うのだ、自分の婚約者を見舞うのは当たり前ではないか!」
白々しい社交辞令に自分で笑いそうになってしまった。
そんな俺をジロジロ見ながら
『ふーん、婚約者って自覚はあるのね!』
空耳だろうか?
その挑発的な発言に思わず視線を向けると
なんか馬鹿にされたようで少し腑に落ちないが、一応婚約者としての役割をさっさと終わらせて帰ろう
「所で、具合はどうだ?」
『大丈夫ですわ、来週から学園にも通いますのでレン様も気になさらないでくださいませ』
何だろう・・・
先程から感じる違和感
俺を拒絶してるような態度に戸惑ってしまう
いつもレン様レン様と鬱陶しくくらい引っ付いてくるのに、今日はある程度の距離感を保っている。
「今日のジュリアンはいつもと違うな?
体調でも悪いのか?」
俺の言葉に口元を隠し勝ち誇ったようにクスッと笑われた。
何だ何だ、この敗北感は!
気分が悪い!
全く何なんだ
「な、何が可笑しいのだ!先程から何故笑っている」
『あ、申し訳ございません、特に意味はございませんわ』
や、やはりその挑発的な態度!!
すると徐に俺の両手を握りしめ瞳をウルウルに潤しながら上目遣いで見上げる
『レン様、本当にお見舞いにきて頂いて嬉しいですわ』
こ、怖すぎる!!
目の回りが真っ黒に縁取られた顔面が俺に向けられるのだ。
最早キチガイとしか思えん!!
「や、やめろ!!顔を近づけるな!!
怖すぎるだろ!!」
シュンとしたのか俺から離れるとやっと静かになった。
少し言い過ぎたか?
そっとジュリアンの顔をみると、泣いてるような笑ってるような何とも言えない表情を浮かべてる。
やはりあの顔はインパクトが大きすぎる。
あれが俺の妻になる?
ゆくゆくは俺の子供を身籠る?
考えただけで憂鬱で堪らない。
何故アンナじゃないんだ?
同じ姉妹ならアンナの方がよいであろう
引き攣った俺の態度に一緒に連れてきた幼馴染みで俺の護衛の剣士であるケイゴが口を開く。
「ジュリアン嬢、そろそろ私どもは失礼いたします。」
おーー
流石ケイゴだ!
いい意味で見事な切り返しにうんうんと頷いてると
『はい、今日は遅くまで引き留めてしまいまして申し訳ございませんでした。
道中気をつけてお帰りくださいませ。』
・・・・・・?
いつものように何故引き留めないのだ?
いつもなら何だかんだと言いながら俺を繋ぎ止めようと策略を巡らせてるのに
「はい、ジュリアン嬢も早く良くなりますように」
ケイゴが言うとあっさりと俺を突き放す。
馬車の中で思わず
「なぁ、ケイゴ今日のジュリアンは何処か可笑しくなかったか?」
「そうですね、いつものような殿下への執着が見られませんでしたね」
やはりそうか、そうだよな
「殿下はジュリアン嬢に執着してほしいのですか?」
ば、馬鹿な事を申すな!!
プイッと頬を膨らませながらケイゴの方を睨み付ける
「なにを馬鹿な事を!!」
「殿下はジュリアン嬢と本当にご結婚されるのでしょうか?」
「このまま順調にいけばそうなるであろう・・・
しかし想像がつかないしあの魔女とナニをする自信は持てない!
なんとか回避できないだろうか?」
両腕を組ながら考えるケイゴは溜め息を吐く
「殿下がジュリアン嬢を好きになれば良いかと思いますが、、、」
突然の提案にブッと吹き出してしまう。
おい、俺はあの魔女に恋い焦がれることは絶対ないだろう
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