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レンのご乱心
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レンside
お、俺は今何をしたんだ
アンナを愛してるのに・・・。
息を切らしながら俺の方へ駆け寄ってくるアンナの姿に戸惑う
そこには何時もの様な可愛いらしい姿ではなく、髪は逆立ち、泣きはらしたのか化粧は剥げ落ち、見るに耐えない姿をしていた
「レン様、レン様、私を愛してらっしゃいますよね?」
カナ切り声でヒステリックに何度も確かめるように聞いてくる
「・・・・・・・・・。」
アンナの必死な叫びに、ある意味衝撃を受け直ぐに返答出来ないでいると
「もしや姉を、姉を、愛してるのですか?」
「いや、それはない。
俺が愛してるのはアンナだけだ!」
そ、そうだ。
俺はアンナを愛してる筈だ
だってそうだろう、先程までアンナとの婚約を夢見ていたのに・・・・
少し綺麗になったからと心変わりする筈がない
それよりも、あんなに好きだ好きだと付きまとわれていたのに呆気なく婚約者の椅子を放棄するから逆に気になっただけで・・・・・・
「それよりも婚約者が、ジュリアンからアンナに変わりやっと念願が叶い俺は心の底から安堵してる」
「本当でございますか?アンナも嬉しいです。」
アンナを抱き締める
アンナの事だけを考えよう・・・
アンナの事だけを愛そう・・・
そう思っても頭の片隅で先程の強引に口付けをした映像が消えてくれない
アンナを抱き締めながらジュリアンが消えないでいるなんて・・・・
ーーーーーーーーーーー・ーー・ーー
ーーーーーーー・ーー・ー
翌日学園に行くとケイゴとジュリアンが仲良さげに歩いているのを見かける
ジュリアンは、あの日以来派手な化粧や、キツい香水をすることはなく別人に生まれ変わっていた。
本来は元が良かったのだろう、かなりの美人だ。
女という生き物は化粧でこれ程変わるのかと驚いてしまう。
ケイゴに向けられる笑顔は本来は婚約者だった俺の物だったのに・・・・
「レン様、おはようございます!」
何時ものように可愛らしい笑顔を振り撒くアンナ
確かに可愛い、先日まで彼女をみてるだけで幸せを実感していたのに、何故か心にぽっかり穴が空いたようで虚しさを感じてしまう・・・
「おはよう、俺のアンナ」
取り繕うように笑顔を向けると、グイグイ自分の胸に腕を強引に押し当ててくる
こんな誘惑紛な事をする子ではなかったのに・・・
あからさまな態度のアンナに戸惑いしか感じない
「少し距離が近すぎる気がするが・・・」
「アンナは既にレン様の所有物ですので、私を好きに料理さなさってもいいですわ」
アンナ、俺を誘惑してるつもりか?
こんなアンナの姿を見たくはなかった・・・
「申し訳ない今日は仕事が沢山残っているからもう行かねばならない、また会おう婚約者殿」
片足を着いて片手に口付けを交わす
「私もお手伝い致します!側に・・・・」
新しい護衛に合図を送るとアンナを連れ出してくれた。
やっと一息つけるこれで少しは落ち着ける
ふと窓越しに外を眺めているとジュリアンがやってきた。
いきなりドレスをまくりあげると、両手両足を交互に動かしながら踊り始める。
貴族が踊るパーティーのダンスではなく独特なステップだ!
嬉しそうに変な歌も歌いながら体を動かしてる姿に魅入ってしまう
お、俺は今何をしたんだ
アンナを愛してるのに・・・。
息を切らしながら俺の方へ駆け寄ってくるアンナの姿に戸惑う
そこには何時もの様な可愛いらしい姿ではなく、髪は逆立ち、泣きはらしたのか化粧は剥げ落ち、見るに耐えない姿をしていた
「レン様、レン様、私を愛してらっしゃいますよね?」
カナ切り声でヒステリックに何度も確かめるように聞いてくる
「・・・・・・・・・。」
アンナの必死な叫びに、ある意味衝撃を受け直ぐに返答出来ないでいると
「もしや姉を、姉を、愛してるのですか?」
「いや、それはない。
俺が愛してるのはアンナだけだ!」
そ、そうだ。
俺はアンナを愛してる筈だ
だってそうだろう、先程までアンナとの婚約を夢見ていたのに・・・・
少し綺麗になったからと心変わりする筈がない
それよりも、あんなに好きだ好きだと付きまとわれていたのに呆気なく婚約者の椅子を放棄するから逆に気になっただけで・・・・・・
「それよりも婚約者が、ジュリアンからアンナに変わりやっと念願が叶い俺は心の底から安堵してる」
「本当でございますか?アンナも嬉しいです。」
アンナを抱き締める
アンナの事だけを考えよう・・・
アンナの事だけを愛そう・・・
そう思っても頭の片隅で先程の強引に口付けをした映像が消えてくれない
アンナを抱き締めながらジュリアンが消えないでいるなんて・・・・
ーーーーーーーーーーー・ーー・ーー
ーーーーーーー・ーー・ー
翌日学園に行くとケイゴとジュリアンが仲良さげに歩いているのを見かける
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本来は元が良かったのだろう、かなりの美人だ。
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ケイゴに向けられる笑顔は本来は婚約者だった俺の物だったのに・・・・
「レン様、おはようございます!」
何時ものように可愛らしい笑顔を振り撒くアンナ
確かに可愛い、先日まで彼女をみてるだけで幸せを実感していたのに、何故か心にぽっかり穴が空いたようで虚しさを感じてしまう・・・
「おはよう、俺のアンナ」
取り繕うように笑顔を向けると、グイグイ自分の胸に腕を強引に押し当ててくる
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ふと窓越しに外を眺めているとジュリアンがやってきた。
いきなりドレスをまくりあげると、両手両足を交互に動かしながら踊り始める。
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