悪役令嬢の逆襲

すけさん

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レンとの逢瀬

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「えっ!?このダンスを踊りたいのですか?」


「そうだ」


まさかの申し入れに戸惑ってると


「ジュリアンはどこで習ったんだ?」


まさか前世でとは言えないので黙ってると・・・


「もう、婚約破棄したからと俺と話さないつもりか?」


「そういう訳じゃないですけど・・・」


はっきり言って面倒くさいじゃん!
だって元とはいえ会うとなると問題が生じないかな?


「レン様、私たちは婚約破棄した間柄です、既にアンナという新しい婚約者がいらっしゃるのに私と逢瀬していると、あらぬ誤解を招いてしまわないかと」


「まだアンナと結婚すると決まった訳ではない!あくまで婚約者としているだけだ!
問題がないではないか?」


めっちゃ顔が必死すぎて上手く断りきれないでいると


「ジュリアンとは婚約破棄したが幼馴染みとしての縁は切れてないだろう?」


「わ、分かりました。
今日だけ一緒に踊りましょう!!」


私の言葉に嬉しそうに笑顔を浮かべてる。
そう私はこの笑顔が大好きだった・・・


私の中のレンとの思い出が溢れてくる
それと一緒に恋い焦がれていた頃の熱い思いが込み上げてきそうになった。

婚約している時は、こんな風に笑顔を交わす事も少なかった。
お互いの思いはボタンの掛け違いのようにズレてしまったのね・・・


「まずは右足を横に移動して次に左に移動して、右手は胸でグッパします!」


「グッパって何だ?」


あっ、グッパじゃ分からないか!
真剣な表情でグッパを聞くレンが笑いのツボにハマってしまう。



「クックックックッヤバイお腹が痛い!クックッ」


涙目で何時までも笑ってる私をキョトンとしながら見てる


「手を握るのがグーで、手を広げるのがパーです、ちなみにこれはチョキですけど」


「えっと握るのがグーで広げるのがパーこうやるのか?」


「クスクスそうです!」


「な、何が可笑しいのだ?」


ちょっとムッとしながら抗議するレンが可笑しすぎる!


「お、可笑しくないです!じゃぁ、次のステップいきますよ!ここはバッと後ろに腰を捻って」


見よう見真似で頑張って私についてこようと頑張ってる姿が面白い!
もう少し前から、もっとレンと交流していたら違った未来を築いていたのかもしれない


ふと昔の頑張ってる自分が虚しく淋しくなってきた。


「お前のその歌は何っていう歌なんだ?」


「イージー・〇・ダンスですか?うーん、何って説明すればいいのか・・・・」


まさかT〇Fの代表曲とは言えないしな
この際嘘も方便よ!


「内緒にしてほしいのですが、実は私が作りました。」


なんか一瞬空気が固まってない?


ご、ごめんなさい!嘘ついてしまいました!
神様に懺悔してると


「す、凄い才能だな?
ジュリアンは音楽の女神に愛されてるのだな・・・
それなのに俺はお前を蔑ろにしすぎていた
本当のお前を見ようとはしなかったから、これは罰なのかもしれないな」


淋しそうに私の髪に触れる
愛しそうに見つめるレンにドキドキと心臓が高鳴る!


おい!なんなんだこの空気!?
また接吻しそうな雰囲気だけど・・・


「レン、そろそろ私は戻らないと!
久し振りに昔の子供の頃に戻ったみたいで楽しかったわ!
でも、もうレンと2人で会う事は出来ない。」


そう言うとそのままその場を立ち去った。

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