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ジュリアンの逆襲①
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「ジュリアン嬢、君に出逢えて良かった。
娘の気持ちに向き合えたし本当に感謝してる。」
「そんな、ランディー様には私の方こそお世話になりました。そしてこれから計画を実行する為にもお力を借りしますので感謝するのは私の方ですわ!」
そう、私はランディー様とある計画を準備している。
今までみたいにやられっぱなしじゃないんだから!!
これからギャフンって言わせてやる!
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーー
「お母様、実は先日お父様を市井で見掛けたんですが綺麗な女性と一緒にいましたけど、どなたかご存知ですか?」
「えっ!?何を言っているのかしら?」
明らかに動揺してるけど・・・・
流石に愛人の存在は母親も認知してるけど、隠してるつもりなんだろうな・・・
そう父親にはお母様と結婚する前から愛人がいる、母親とは政略結婚だから両親に愛なんてものは存在しない。
まぁ、母は父を愛してるようだけど・・・
この事実は母のプライドの為か子供たちにひた隠しにしてるけど、バレバレなんだよね!
二重生活してるからかどこかで綻びが出てくるみたい
両親の関係は冷めてるんだけど、辛うじてアンナの存在が2人を繋げてるのだ!
母親にちゃんと聞いたことはないけど、私は父の子ではないのでは?と疑ってる。
アンナは正真正銘、父の子だけど・・・
瞳の色がアンナと父は同じだけど、私だけが父とは違う色をしている。
だから父親も疑ってるのかもしれない
アンナへの重度の溺愛ぶりなのは私の出生の秘密が一役かってる気がするんだよね。
「ジュリアン、貴方はお父様を見ていない!いい?分かったかしら?」
念を押すように無理矢理承諾させられる。
「は、はい、分かりました。」
私の言葉に安心したようにホッとした顔を浮かべる。
母親は私の意図に全然気づいてないみたいだけど・・・
私は故意に母親の心に火種を落としたのよ
うまく機能してね!
それから数日、そこまで仲良くも悪くもなかった両親の仲は決定的に亀裂が入り始める。
最初から小さな亀裂が入っていたのに放ったらかしだったから綻びが広がったんだよ!
今まではアンナというクッションがあったけど爆発するのも時間の問題かも
そんな中、私の婚約の裏で内密に動いていた事が露天する。
いきなり寛いでいたリビングに怒り心頭の母親が発狂しながら現れる。
「貴方、どういう事ですか?確かジュリアンが嫁いだらポーツ家の家督は貴方の親戚筋から養子をという事で了承していましたけど・・・」
父親に食って掛かる母親の剣幕は凄い勢いで目が血走り般若のようだ
「な、何を言ってるんだ!?」
「私が知らないとでも?あの女の子供を養子に迎い入れるつもりなんでしょう?」
顔面蒼白の父親に畳み掛けるように・・
「私が絶対許しませんわ!!こうなれば家督はジュリアンに継いで貰います!」
今まで私は蚊帳の外だったのに・・・
いきなり私に矛先が向いた!
「だ、駄目だ!!
ジュリアンはランディー伯爵に嫁ぐんだ!そうしたら支援金が手に入る!」
父親の本音に含み笑いを溢す母親
「前から思ってたけど、貴方のアンナとジュリアンの態度が違いすぎますわよね?
もしかして本気で貴方の子じゃないと疑ってますの?」
「ふん、お前の不貞などどうでもいいわ」
母親は意味ありげに父親を見ながら笑い出す。
「馬鹿な人よね・・・」
娘の気持ちに向き合えたし本当に感謝してる。」
「そんな、ランディー様には私の方こそお世話になりました。そしてこれから計画を実行する為にもお力を借りしますので感謝するのは私の方ですわ!」
そう、私はランディー様とある計画を準備している。
今までみたいにやられっぱなしじゃないんだから!!
これからギャフンって言わせてやる!
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「お母様、実は先日お父様を市井で見掛けたんですが綺麗な女性と一緒にいましたけど、どなたかご存知ですか?」
「えっ!?何を言っているのかしら?」
明らかに動揺してるけど・・・・
流石に愛人の存在は母親も認知してるけど、隠してるつもりなんだろうな・・・
そう父親にはお母様と結婚する前から愛人がいる、母親とは政略結婚だから両親に愛なんてものは存在しない。
まぁ、母は父を愛してるようだけど・・・
この事実は母のプライドの為か子供たちにひた隠しにしてるけど、バレバレなんだよね!
二重生活してるからかどこかで綻びが出てくるみたい
両親の関係は冷めてるんだけど、辛うじてアンナの存在が2人を繋げてるのだ!
母親にちゃんと聞いたことはないけど、私は父の子ではないのでは?と疑ってる。
アンナは正真正銘、父の子だけど・・・
瞳の色がアンナと父は同じだけど、私だけが父とは違う色をしている。
だから父親も疑ってるのかもしれない
アンナへの重度の溺愛ぶりなのは私の出生の秘密が一役かってる気がするんだよね。
「ジュリアン、貴方はお父様を見ていない!いい?分かったかしら?」
念を押すように無理矢理承諾させられる。
「は、はい、分かりました。」
私の言葉に安心したようにホッとした顔を浮かべる。
母親は私の意図に全然気づいてないみたいだけど・・・
私は故意に母親の心に火種を落としたのよ
うまく機能してね!
それから数日、そこまで仲良くも悪くもなかった両親の仲は決定的に亀裂が入り始める。
最初から小さな亀裂が入っていたのに放ったらかしだったから綻びが広がったんだよ!
今まではアンナというクッションがあったけど爆発するのも時間の問題かも
そんな中、私の婚約の裏で内密に動いていた事が露天する。
いきなり寛いでいたリビングに怒り心頭の母親が発狂しながら現れる。
「貴方、どういう事ですか?確かジュリアンが嫁いだらポーツ家の家督は貴方の親戚筋から養子をという事で了承していましたけど・・・」
父親に食って掛かる母親の剣幕は凄い勢いで目が血走り般若のようだ
「な、何を言ってるんだ!?」
「私が知らないとでも?あの女の子供を養子に迎い入れるつもりなんでしょう?」
顔面蒼白の父親に畳み掛けるように・・
「私が絶対許しませんわ!!こうなれば家督はジュリアンに継いで貰います!」
今まで私は蚊帳の外だったのに・・・
いきなり私に矛先が向いた!
「だ、駄目だ!!
ジュリアンはランディー伯爵に嫁ぐんだ!そうしたら支援金が手に入る!」
父親の本音に含み笑いを溢す母親
「前から思ってたけど、貴方のアンナとジュリアンの態度が違いすぎますわよね?
もしかして本気で貴方の子じゃないと疑ってますの?」
「ふん、お前の不貞などどうでもいいわ」
母親は意味ありげに父親を見ながら笑い出す。
「馬鹿な人よね・・・」
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