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1:嫁撃-トツゲキ-
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時は明治。小さな集落にて、日照りが続き、作物が育たないなんてよくある話だ。それによって飢えに苦しむのは常である。
縋り付く藁も無く、あるのは目にも見えない山神への信仰。
雨乞いが無駄に終わり、とうとう時代錯誤な『嫁入り』の儀式が行われる。
そして今年、『山神様の花嫁』が選ばれ、山神を祀る祠がある山の洞窟へ、手足を縛り付けられた花嫁が捧げられる事になった。
自分に捧げられた哀れな人間を、山神は新緑の瞳で見下ろしていた。
人の姿を模っているが、息を呑むような神聖さは人ならざる存在感を放つ。青みがかった長髪を揺らし、土塊の洞窟で汚れの一つもない狩衣を揺蕩わせながら山神は嫁いできた人間の側に降り立った。
「哀れな娘よ……風習に囚われた愚かな人の子よ。私の嫁になってまで、村を守る価値はあるのか?」
「……ありますとも」
「!?」
山神は、のそりと起き上がる白無垢を纏った花嫁に驚愕した。
その人間は、三十路半ばの男だったからだ。
「山神様……俺を嫁にもらってくれ!」
「…………」
今まで生娘を捧げられていた山神は、初めての展開に言葉を無くした。
農夫と思われるゴツく豆だらけの手。あまり手入れのされていない伸びっぱなしのハネ放題の髪に無精髭。
「男手一つで育ててきた俺の娘はそりゃ~もう可愛い! 貴方様の花嫁候補ダントツの一位でしたから! けれど、俺の娘は、俺に似ています! つまり、俺も可愛いって事です!」
「は、はぁ……」
「如何でしょう! ココは味変とでも思って俺で妥協しては!? 俺! 可愛いですよ!」
男も必死なようで、頓珍漢な猛烈自己アピールを山神へ行なっている。
味変どころか、ショートケーキだと思ったら味噌煮込みうどんが来た勢いの変化だ。どうしたら良いのか神にさえわからない。
山神は、白無垢男の有無を言わせぬ真剣な視線にたじろいだ。
今までの花嫁とは何もかもが違う。
自分の姿を見た花嫁達は一様に命乞いや悲鳴、恐怖に怯えを見せていた。
山神は別に人を喰らう必要もない為、娘達を解放して山と周囲に実りを与えるだけ。花嫁を出されるという事は信仰が途絶えていない証拠の目安とされ、山神は信仰心に応えて自然の豊かさを提供している。山神様に嫁がせれば飢饉は凌げるという風習の全てが間違っているわけではなかった。
『バツン』
「!」
「……さっさと出て行くとよい」
男の手足の縄を切り、自由を与えた。
「お主が逃げたとて、実りは与えてやる」
「……いえ! いえ、絶対嫁ぎます! 要らないなんて言わせません!」
「はぁ??」
山神は、困惑から発せられる自分の声に動揺していた。
今まで一度も出したことのない間抜けな発声音だった。
「いや、いい。今までの花嫁も山向こうへ全員逃げておる」
「俺は逃げません!」
「(ダメだ此奴、話が通じん)」
男の執拗な嫁入りの意思に呆れる山神は、腕を組んでどうしたものかと思案する。
『ぐぅぅぅ……』
「…………失礼」
「……腹が減っているのか」
「三日間水しか飲んでなくて……」
男をよく見れば、顔色が悪く目の下に隈も出来ていた。
その状態の男に山神の眉間にシワが寄る。
「仕方ない、此方へ来い」
「ぇ、あ」
『ガクン』
「……立てぬのか?」
「す、すみません。すぐに」
焦った様子の男が身体に力を込めているようだが、相当弱っているのか不安定ですぐに膝をついてしまう。
飢饉の深刻性を体現したような男の姿に、山神は少々同情した。
「どれ、抱えてやろう」
「!?」
フラフラの男を両腕の中に抱きかかえた山神は、そのまま祠のある洞窟の奥へと移動しする。
「あの……えっと……自分で歩けます」
「そうか?」
「はい……うわ!?」
男は地面に足をつけると、また倒れそうになった。それを山神が支える。
「やはりな。私に抱えられておれ。その方が早い」
「……はい」
観念したように返事をした男は、大人しく山神の腕に収まりポテっと頭を肩に寄りかけた。
山神は、小さな祠の前に立つと扉に手を向けた。
次の瞬間には、立派な檜造りの和風な一室が現れていた。
「……ココは、祠の中?」
「私の神域だ。人間を招くのは二百年振りになる」
「に、にひゃく!」
そんな貴重な体験を自分にさせてくれている山神へまたも熱烈な視線を送る男に、山神は少し居心地の悪さを感じた。
「ほれ、食事だ」
『ポン』
「わ!」
椅子に座らされたと思いきや、山神の手の中に桃が握られていた。
それをズイっと男の前へ差し出した。
「さぁ食せ」
「……」
「どうした、毒など入っておらんぞ」
「……ありがとうございます。いただきます」
先程まで威勢よく自分を売り込んでいた男が、手の中の桃を見つめたまま動かない事に山神は首を傾げた。
男は意を決したようにパクリと桃に齧り付いた。
「……美味しいです」
男は山神を見上げて、それはそれは優しい微笑みを浮かべた。
「(……意味がわからん)」
「美味しい、今まで食べたものの中で一番美味しいです!」
「そ、そうか」
男の感激した様子に戸惑っていた山神だったが、男の笑顔につられるように自分も一つ手に取ると、クシャリと音を立てて果汁溢れる果実を口に含んだ。食べ慣れた何の変哲もない桃の味。
目の前の男は大事に大事に一口を噛み締めながら、ゆっくりと時間をかけて咀噛していた。
極度の空腹だと言うのに貪る事なく味わって食べる男を眺め、山神は己の口角が上がっていくのを自覚する。
恵みに対して、真摯に感謝している人間の姿に好印象を受けたからだ。
「……お主、名はなんと言う?」
「俺はコノハと言います」
「コノハ、腹が膨れたら出て行け。あそこの扉を開ければ洞窟へ戻れる」
「え? 嫌です。山神様と共に居ます。俺は花嫁なんですから」
「何故急に言葉が通じんくなるのだ??」
拒否内容が自分は山神の嫁だから離れる気はないというもので、再び山神は頭を抱える事となる。
男──コノハはその後もゆっくりと桃を食べ続け、丸々四個を平らげた。
「ご馳走様でした」
「……出て「嫌です」
白無垢姿で胡座をかいてプイっとそっぽを剥いて座る。
いくら説得しても、山神の出て行け発言を拒否し続けた。
日が暮れ、夜の山には追い出す事は出来ず、山神は仕方なくコノハを神域に泊まらせる事となった。
「寝室はココを使え」
「一緒に寝ましょう」
「何故?」
「え? 俺は貴方様の花嫁という事は、夫婦ですよ??」
まるでそっちがおかしいと言わんばかりの主張である。
山神はコノハを花嫁として迎え入れた気も無ければ夫婦などという関係になるつもりもなかった為、即刻反論する。
「お主を嫁にした覚えはないし、夫婦にもならん」
「では、俺が夫ですか!」
「だから……」
話が全く通じずまたも頭が重くなる。山神は、眉間を押さえながら溜息を吐いた。
「……嫁ではないにしても私は山神だ。人にとって崇める存在であり畏怖するべき対象だ。私に対し馴れ合う態度を取るお主のような人間は見たことがない」
「敬ってますよ?」
「何処がだ。私の言う事を全く聞かぬくせに」
「私は貴方様の僕ではなく、嫁ですので」
ああ言えばこう言う。埒があかない。
山神は疲れ果て、会話を切り上げてコノハに背を向けた。
「とにかく、今夜だけだ。ゆっくり眠って、さっさと出て行け」
「出て行きませんよ。けど、今日のところはおやすみなさい」
白無垢を脱いで薄手の衣一枚になると、コノハはさっさとベッドへ横になり直ぐに眠りへ落ちていった。
山神は自身の私室へ移動して椅子に腰掛けた。窓の外にある白い空間へ視線を向け、山神は椅子の背に体重をかけて脱力する。
「一体、何を考えているんだ」
自分の膝の上に肘を置き頬杖をついて思案に耽る。
自分を信仰している村人や、恐れ慄く歴代の花嫁達とはまるで違う。
その夜は、よくわからない面倒臭い男に思考を支配され続けた。
「(早く追い出さなければ……他の二人に見つかったらどうなるかわからん)」
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そして今年、『山神様の花嫁』が選ばれ、山神を祀る祠がある山の洞窟へ、手足を縛り付けられた花嫁が捧げられる事になった。
自分に捧げられた哀れな人間を、山神は新緑の瞳で見下ろしていた。
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「如何でしょう! ココは味変とでも思って俺で妥協しては!? 俺! 可愛いですよ!」
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山神は、白無垢男の有無を言わせぬ真剣な視線にたじろいだ。
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自分の姿を見た花嫁達は一様に命乞いや悲鳴、恐怖に怯えを見せていた。
山神は別に人を喰らう必要もない為、娘達を解放して山と周囲に実りを与えるだけ。花嫁を出されるという事は信仰が途絶えていない証拠の目安とされ、山神は信仰心に応えて自然の豊かさを提供している。山神様に嫁がせれば飢饉は凌げるという風習の全てが間違っているわけではなかった。
『バツン』
「!」
「……さっさと出て行くとよい」
男の手足の縄を切り、自由を与えた。
「お主が逃げたとて、実りは与えてやる」
「……いえ! いえ、絶対嫁ぎます! 要らないなんて言わせません!」
「はぁ??」
山神は、困惑から発せられる自分の声に動揺していた。
今まで一度も出したことのない間抜けな発声音だった。
「いや、いい。今までの花嫁も山向こうへ全員逃げておる」
「俺は逃げません!」
「(ダメだ此奴、話が通じん)」
男の執拗な嫁入りの意思に呆れる山神は、腕を組んでどうしたものかと思案する。
『ぐぅぅぅ……』
「…………失礼」
「……腹が減っているのか」
「三日間水しか飲んでなくて……」
男をよく見れば、顔色が悪く目の下に隈も出来ていた。
その状態の男に山神の眉間にシワが寄る。
「仕方ない、此方へ来い」
「ぇ、あ」
『ガクン』
「……立てぬのか?」
「す、すみません。すぐに」
焦った様子の男が身体に力を込めているようだが、相当弱っているのか不安定ですぐに膝をついてしまう。
飢饉の深刻性を体現したような男の姿に、山神は少々同情した。
「どれ、抱えてやろう」
「!?」
フラフラの男を両腕の中に抱きかかえた山神は、そのまま祠のある洞窟の奥へと移動しする。
「あの……えっと……自分で歩けます」
「そうか?」
「はい……うわ!?」
男は地面に足をつけると、また倒れそうになった。それを山神が支える。
「やはりな。私に抱えられておれ。その方が早い」
「……はい」
観念したように返事をした男は、大人しく山神の腕に収まりポテっと頭を肩に寄りかけた。
山神は、小さな祠の前に立つと扉に手を向けた。
次の瞬間には、立派な檜造りの和風な一室が現れていた。
「……ココは、祠の中?」
「私の神域だ。人間を招くのは二百年振りになる」
「に、にひゃく!」
そんな貴重な体験を自分にさせてくれている山神へまたも熱烈な視線を送る男に、山神は少し居心地の悪さを感じた。
「ほれ、食事だ」
『ポン』
「わ!」
椅子に座らされたと思いきや、山神の手の中に桃が握られていた。
それをズイっと男の前へ差し出した。
「さぁ食せ」
「……」
「どうした、毒など入っておらんぞ」
「……ありがとうございます。いただきます」
先程まで威勢よく自分を売り込んでいた男が、手の中の桃を見つめたまま動かない事に山神は首を傾げた。
男は意を決したようにパクリと桃に齧り付いた。
「……美味しいです」
男は山神を見上げて、それはそれは優しい微笑みを浮かべた。
「(……意味がわからん)」
「美味しい、今まで食べたものの中で一番美味しいです!」
「そ、そうか」
男の感激した様子に戸惑っていた山神だったが、男の笑顔につられるように自分も一つ手に取ると、クシャリと音を立てて果汁溢れる果実を口に含んだ。食べ慣れた何の変哲もない桃の味。
目の前の男は大事に大事に一口を噛み締めながら、ゆっくりと時間をかけて咀噛していた。
極度の空腹だと言うのに貪る事なく味わって食べる男を眺め、山神は己の口角が上がっていくのを自覚する。
恵みに対して、真摯に感謝している人間の姿に好印象を受けたからだ。
「……お主、名はなんと言う?」
「俺はコノハと言います」
「コノハ、腹が膨れたら出て行け。あそこの扉を開ければ洞窟へ戻れる」
「え? 嫌です。山神様と共に居ます。俺は花嫁なんですから」
「何故急に言葉が通じんくなるのだ??」
拒否内容が自分は山神の嫁だから離れる気はないというもので、再び山神は頭を抱える事となる。
男──コノハはその後もゆっくりと桃を食べ続け、丸々四個を平らげた。
「ご馳走様でした」
「……出て「嫌です」
白無垢姿で胡座をかいてプイっとそっぽを剥いて座る。
いくら説得しても、山神の出て行け発言を拒否し続けた。
日が暮れ、夜の山には追い出す事は出来ず、山神は仕方なくコノハを神域に泊まらせる事となった。
「寝室はココを使え」
「一緒に寝ましょう」
「何故?」
「え? 俺は貴方様の花嫁という事は、夫婦ですよ??」
まるでそっちがおかしいと言わんばかりの主張である。
山神はコノハを花嫁として迎え入れた気も無ければ夫婦などという関係になるつもりもなかった為、即刻反論する。
「お主を嫁にした覚えはないし、夫婦にもならん」
「では、俺が夫ですか!」
「だから……」
話が全く通じずまたも頭が重くなる。山神は、眉間を押さえながら溜息を吐いた。
「……嫁ではないにしても私は山神だ。人にとって崇める存在であり畏怖するべき対象だ。私に対し馴れ合う態度を取るお主のような人間は見たことがない」
「敬ってますよ?」
「何処がだ。私の言う事を全く聞かぬくせに」
「私は貴方様の僕ではなく、嫁ですので」
ああ言えばこう言う。埒があかない。
山神は疲れ果て、会話を切り上げてコノハに背を向けた。
「とにかく、今夜だけだ。ゆっくり眠って、さっさと出て行け」
「出て行きませんよ。けど、今日のところはおやすみなさい」
白無垢を脱いで薄手の衣一枚になると、コノハはさっさとベッドへ横になり直ぐに眠りへ落ちていった。
山神は自身の私室へ移動して椅子に腰掛けた。窓の外にある白い空間へ視線を向け、山神は椅子の背に体重をかけて脱力する。
「一体、何を考えているんだ」
自分の膝の上に肘を置き頬杖をついて思案に耽る。
自分を信仰している村人や、恐れ慄く歴代の花嫁達とはまるで違う。
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