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3・はじめの一歩でベッドイン!
しおりを挟む「え……それ、本当?」
「ああ。同行した連中に聞いたからガチだと思うぜ」
「そんな……」
冒険者達が屯する酒場である話を聞いた。
勇者召喚された学生さん達が、魔王と戦い重傷を負ったそうだ。
レベル50の特殊スキル持ちの勇者達が瀕死状態になるような魔王って一体……なんなんだ。
「勇者達が負傷した話しは国内に留めないと危ないから、ココ以外で言うなよ」
「なんで?」
「勇者は国の武力を象徴する存在だからな。この二年で魔王級の魔物を五体も討伐するぐれえ強い。歴代最強だって専らの噂だ」
「武力の、象徴?」
なんだ? 急に話がキナ臭くなったぞ?
歴代って事は、彼らの前に何人も勇者が居たんだ。勇者召喚も初めてじゃないのなら、前の勇者は何処へ行ったんだ?
「先代の勇者って、どうなったの?」
「あー……ジュンイチローは他所から来たから知らないのか。十年前の戦争で戦死したんだ」
「せんっ…!?」
「まだ若かったが……国に従属する勇者に拒否権は無い。可哀想だが、頑張ってくれたおかげでこの国は今も平和なんだ。他の勇者も同じだな」
勇者の魔王討伐は他国へ対するデモンストレーションであり、抑止力だ。
もし、戦争が起きたら、若い勇者達が矢面に立たされる事になる。
「(……あの子達は、普通の学生さんだった。魔王討伐が如何に困難な事で国がどれほど助かるか熱弁してたのに……あれは建前だったのか)」
勇者の負傷で国の雲行きが危うくなるかもしれないし、魔王が生きているとなれば交易の妨げになるのは間違いない。
勇者もポーションが効きにくい。レベルが高い分、俺よりは効くだろうが重傷は治せないはずだ。
戦争が起きなくても、帰還方法が無い以上、魔王と戦わなければならない。
二年も魔王討伐を続ければ、既に使命感を抱いている筈だ。
「(……胸がモヤモヤする)」
これは俺のエゴだ。
けど……なんとかしたい。
彼等の為にも……俺が出来る事があるなら、やってあげたい。
そんな事を考えていると、モモが声をかけてきた。
『ジュンイチロー、何を考えている』
「……ちょっとな。やるせない気分だ」
自分よりずっと裕福な生活をしているが、国の所有物として生きている彼等を思うとドッと気が重くなる。
次の日、ギルドに行ってみると、依頼が張り出されている掲示板の前に人集りが出来ていた。
「魔王の討伐だってよ……」
「勇者様の負傷は本当だったんだな」
「えーー魔王討伐がこっちに来るって事は報酬は国から? やべぇ」
「てか、魔王が居る場所って魔力充満してるんだろ? 耐性無いと無謀だ」
魔王討伐依頼が貼り出されており、最上級ランクのS級か、A級パーティのみ受け付けていた。魔王の居場所や容姿も書き出されている。
レベル70相当の竜種の魔王で、全身を漆黒の鱗で覆っているらしい。
「やっべぇ……こんなの勝てるわけねぇじゃん」
「でも、魔王を倒したら一生遊んで暮らせる金が手に入るんだろ?」
「いやいやいや、無理だって! これ上級冒険者でも全滅必至だぜ!」
確かに、こんなの相手にしたら、命がいくつあっても足りない。
魔王を討伐していた勇者様の異常性がわかる。
「そういえば、勇者達の容態は?」
「意識不明の重症らしい。けど聖女様が治療にあたってるから大丈夫じゃないか?」
「そうだな……どっちにしろ俺達じゃ、餌になるだけだ」
関心が薄れたのか、冒険者達はその場から離れていった。
「……魔王か」
『そういえば、私がこの地に連れて来られた時に、人間が私を魔王と呼んだ事があったな』
「へ?」
モモの話を伺えば、モモは元々海辺近くの林に住んでいたらしいが、人間に捕まって高濃度の魔力で満たされた森に投石機で放り投げられたらしい。
なんとか生き延びたが、姿が大きく変わってしまったと言う。
『ジュンイチローに助けられた時には身体の八割を失っていたが、あの人間達に会うまでは私は体格の良い魔物だったんだぞ』
「……それ、って」
そうだ。そもそも、魔王って自然界で条件が重ねって稀に生まれる突然強化体だよな? 二年に五体……今回合わせて六体も出るのは少し頻度高過ぎじゃね?
嫌な考えが頭をぐるぐると回る。
モモが以前の魔王体格を自慢気に話すのを聞く限り、どうも人為的に魔王を誕生させている。
偶然じゃないのなら、このままずっと勇者は魔王を討伐し続けないといけないのか?
悶々悶々と薄暗い靄が胸を渦巻く。
………………よし……決めた。
「腹を括るぞ」
『腹を括ってどうするんだ?』
「魔王を倒しに行くんだよ」
俺は、勇者になりたいわけではない。
でも、怪我から復帰した勇者は魔王討伐へ再び出向くのだろう。
放っておけば、俺の平和は保たれるんだが、俺の心の平穏は保てない。
「モモ、レベル70の魔物のステータスってどんぐらい?」
『……本気なのか? あんなに強化を嫌がっていたのに』
「ちょっとは勇者の手助けがしたくなっただけだ」
『………………そうか』
なんだか不服そうなモモだが、家に帰ってから渋々レベル70のステータスを教えてくれた。
Lv:70
HP :15000
MP :10000
ATK:5500
EDF:5500
『大体だが、魔物のレベル70はこんな感じだな。竜種ならばもっと数値が高い可能性もある』
スキルを持っている可能性もあるらしく、単純な火力で押し切るのも難しいと言われた。
名:ハラノ ジュンイチロー
LV:15
HP:100(+500)
MP:0(+10)
ATK:5(+10)
EDF:5(+10)
スキル:搾精超強化Lv1、肉体性感度(高)
桁が違い過ぎる。ワンパンで死ぬ自信がある。
勇者達はどうやってこんな化け物と戦えているのか不思議だ。
いや、勇者達は俺と違ってレベル上げをしているし、スキルも戦闘に使える物だった筈だ。
「……モモ、手伝ってくれる?」
『ああ、だが私は連続で出来ないぞ?』
「え?」
『まだ体が完全に再生出来ていない。私の体を再構築するには膨大な魔力が必要だからな』
「そ、そっか。いや、大丈夫。一人でも頑張るよ」
モモが八割も身体を失っているのを思い出して、あまりモモに無理はさせられない。
「(……確か、男娼の娼館があったな。そこでバイトできるかな?)」
『ひとまず、今日は私を受け入れればいい』
「!」
肉肉しい雪兎のような見た目のモモの身体がモニュモニュと大きくなっていき、触手でうんしょと身体を立たせれば、俺と同じぐらいの背丈になった。
『これぐらいでいいか?』
「あ、うん」
『では、早速』
「え?」
『夜まで待つ必要は無い』
「はぇ? あ、ちょっ!?」
返事も待たずにモモは触手を伸ばして、俺を拘束するとベッドに押し倒した。
明るい場所で大きなモモを見ると、申し訳無いがイモムシに押し倒されているようで鳥肌が立ってしまった。
「ああ、モモごめん! 後ろからでいい?」
『むぅ……わかった』
あの夜と同じようにうつ伏せになり、腰を高く持ち上げてズボンと下着を下ろす。
そして、モモの触手が俺のヒクつくアナルに触れた。
「んっ……」
『力を抜け』
「わかってる……」
ぬぷっと先端が入ってくる感覚に思わず息が詰まる。
「ふっ……う、ぐ……ぁ!」
ゆっくりと侵入してくる質量感と圧迫感に呼吸が乱れていく。
『……少し、太くするぞ』
「んんッ!!」
中に入れられた触手が大きく太ましくなり、腸内がいっぱいになる。コレが恐らく、モモの生殖器なのだろう。
ジンジンと体の芯が熱を持ち、無意識に腰が揺れてしまう。
「はぁ、は、あっ」
『気持ちいいか?』
「ん……きもちぃ」
頭がボーッとしてきて思考が鈍っていく。
モモが与えてくれる快楽に身を預け、何も考えないように目を閉じた。
『グポン! ズプン、グチョン』
「ん、はぁ……ン、ぁあっ!」
『ジュンイチロー……』
「ひゃ、だめ、そんな、はげしくしたら、こわれちゃ……アッー!」
激しく出し入れされ、奥を突かれる度に意識が飛びそうになる。
「らめ、も、イっちゃ……!」
『……もう、少し……!』
モモの興奮した声が聞こえた瞬間、ビクンと体が跳ね上がり、シーツに白い染みが出来る。
同時に、腹の奥が熱い液体に満たされるのを感じる。
『ドプン、ゴポポ……』
「は、は……あつ……なか、すごい」
量が、やはり多い……身体にどんどんモモのが染み渡っていく。
『っ……』
「んん……」
ナカがきゅうきゅうと吸い付いて、モモのモノを離さない。
『……続けるぞ』
「あ、また、おっきくなって、ぁあッ!」
その後、何時間もモモとのセックスに耽り、気付けば日はとっくに落ちていた。
「はっ……はっ、ぁ……モモぉ、まだ、抜かないで、溢れちゃ、ぅ」
『……ジュンイチロー、そろそろ私も限界だ』
四回程中に出されて、事後なのに全く疲労感が無い。少し気怠いだけだ。
けど、俺が感じ過ぎているあまりシーツが大惨事になっている。
モモ以上にイってるし、コレで娼館のバイトが務まるのか不安だ。
『クポン』
「あっ!」
空気が抜けるようにモモは元のサイズに戻ってしまった。
『ふぅ……大丈夫か?』
「思ったより平気……でも、洗濯が憂鬱だ」
身体を拭ってから床に落ちて散らばった衣服を集めて着替えた。シーツを外して水に付けておき、新しいものをベッドへ被せる。
「さて、ステータスはどうなってるかな?」
名:ハラノ ジュンイチロー
LV:15
HP:100(+2500)
MP:0(+50)
ATK:5(+50)
EDF:5(+50)
スキル:搾精超強化Lv1、肉体性感度(高)
「おお! ちゃんと上がってる!」
『……私の体が回復していれば、もっと数値を稼げるが、コレが限界だ』
「充分充分。ありがとう。モモが居てくれてよかった」
小さくなったモモを撫でながら、食事の準備をする。
『バキ』
「……ん?」
今なんか変な音がした。
立ち上がろうと掴んだベッドの木枠に指がめり込んでいた。
『急に力が強くなった所為だな」
「…………わぁ……」
慣れるまでは、雑な事は出来ないなぁ。
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