巻き込まれ転移者の特殊スキルはエロいだけではないようです。

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おまけ②

おまけ②・腹底から這い上がる性

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 ベッドの上でモモと子作りの事を話し合う。

「前とは違って今は、子どもが五人だからな。だが、ヒカリとアカリの手も借りれば問題無いだろう」
「……俺も動けるよ」
「ダメだ。懐妊したらむやみに動くな。それが嫌なら子作りはしない」
「わかった、わかったよ」

 上二人が立派な家事戦力となっている事もあり、子作りはすんなり了承された。
 しかし、妊娠中はベッドから出られないのが俺にはちょっとキツい。
 家の事全部任せちゃう罪悪感が凄い。
 
「……次の子の名前は子ども達とも考えよう」
「ああ、それがいい……ジュン、私の産卵期までそれほど時間も無い」
「…………」

 顎を掴まれてクイっと顔を上げさせられる。有無を言わせるつもりの無い沈黙。有無を言う気もない。

「俺も同じ気持ちだよ。子作りの前に、いっぱいシよ」
「……ああ」

 唇が重なり合う。背に通っていた芯が溶けるように脱力する。
 衣服を捲り、素肌を重ねて、欲に溺れる。

「最近、香りが、濃くなってきている……そろそろ、搾精のレベルが……う、上がる、かもしれない」
「あっ、うぁ……んん、れべる、あがったら……ああ! どう、なる?」
「…………今、以上に、身体が、搾精に特化して、私でも耐えられな……んぁっ」

 ビクンと腰が大きく揺れ動き、モモが俺の中で絶頂を迎える。
 目を瞑って快感に耐えるその様子に、俺はごくりと唾を呑む。

「(あ、ああ、ああ、っ……モモ、好き、好き)」

 身を蝕む愛しさに脳の処理が追い付かない。与えられるモモからの愛を受け止めて、俺からも精一杯与える。
 対位を変えて、俺が上になり腰を振る。

「あ、ああ、んっ」
「う、はぁ……がっ、う……く、ジュン!」

 獣じみた息遣いで、俺を睨むように見つめるモモ。

「も、も……へぁ、あッ……ン」

 身体が蹂躙を求める。支配されたがっている。モモに征服されたい。身体も心も。もっと。

「好き、好き、モモ……愛してる」
「私もだ。ジュン……はぁ……堪らないな」

 上で動く俺の胸筋に手を伸ばして、掌全体で円を描く様に揉み込まれる。

「胸、大きくなったな」
「いわ、ないれ」

 子ども達と共に抱き上げるのに必要な筋肉が育てられていく。
 五人の子どもを抱き上げ続けたのだから、筋肉もそれなりにつくものだ。
 
『シュル』
「!」

 モモの指が見覚えのある形へと変形した。触手に生えた粒々のブラシが吸盤ような円と窪みを作り、食むように収縮している。
 前は素肌では無かったが……今、直接……こんなのに乳首を責められたら──

「はっ……はっ……」
「ジュン、そんな期待の眼差しで見られては焦らしたくなる」
「へぁ、そんな……風に」
「見てるだろ? 胸をこんなに突き出して」

 無意識にモモの指へ自ら胸を差し出していた。呼吸と鼓動で大きく動く胸の先にある極悪な責め苦。

「もも、俺、それ苦手……絶対、すごいイき方、する」
「……嫌では無いんだな。大丈夫だ……ゆっくり、優しく喰ってやる」
「んぅ……」

 ゆっくり。本当にゆっくりと触手がぷっくりと膨れた乳首全体を包み、吸い付かれる。そして、隙間を埋め尽くす粒が配置された吸盤が一斉に稼働した。

「~~~!!」

 唇を震わせ、声も出さずに身体をしならせる。
 脳に電流が走る様に、身体から快楽の波が駆け巡る。
 宣言通り優しい動きだが、それでも許容範囲を容易に飛び越えていく。

「ぁ、う、はぁ……イ、くぅ」
「っ……中の締め付けが、凄い……ぐっ……ジュン」
「ま、って、ぁ、ああ……イってる、か、ら」

 メスイキの最中でも胸を責め続けられ、徐々に動きが大きくなるその強烈な刺激から逃れられず何度も絶頂へと達して痙攣を繰り返す。
 モモの腹に精を散らした俺のモノは刺激に合わせて震え、また精を吐き出している。

「逃げられはしない、からっ……観念してイき続けるといい」
『ドチュ!』
「ふぁ、動かにゃッ! が、ああ゛ッ!」

 突き上げられ、視界がぼやける。快楽に恐怖すら覚え始める。
 気持ち良すぎて、辛い。死んでしまう。

「っ、ぁ─────!!」

 上体を仰け反らせ、後ろに倒れそうになる俺を抱き寄せながら、モモが力強く俺に口付ける。
 のしかかり、潰すような姿勢でどぷどぷと繋がっている結合部から爆ぜるように熱が勢いよく吐き出される。
 
「ぉ、ご……ひっ、んんん!」

 意識が飛ばないように歯を食い縛り、未だに続くモモの蹂躙に身を委ねる。
 愛おしげに微笑むモモはやっぱりかっこよくて、意地悪だけど優しくて……愛し気に揺れる赤い瞳が何より綺麗で……幻想でも見ているのかと、脳が蕩けていく。
 こんなにも貪欲な俺に同じ熱量で応えてくれるモモが好きだ。
 手と手を握り、柔らかな刺激に身体をびくつかせる。
 
「こわい、もも、きしゅ、ひへ……もっひょ、ちょうら……」
「……ふふ、愛らしい」

 望み通り舌を絡める深い口付けに歓喜で腰が震えた。
 唇が離れると、先程の熱で溶け合うような柔らかな接合に激しく腰を打ち付けられる。逞しい体に押しつぶされ、暴力的なまでの愛を叩き込まれ、俺はあられもない大声を上げて喘いだ。

「ひ、ぁああ、すき、っ、ああぁ! もも、すき!」

 返事を返すように目尻や顔中にキスをされ、最後に俺の唇をキツく吸う。
霞んだ瞳から雫が溢れる。

「も、あ……あぁッ! ん~~ッ!」

 何度イったのかも分からない。もしかしたら百回ぐらいイってるかもしれない。
 ボロボロと涙が流れ、瞬きをすると枕を濡らす。モモの身体に脚を巻き付け、腰にしがみついて首に口を寄せる。
 いつもの数倍高濃度な快楽に順応出来ずオーバーヒートを起こした頭がガンガンと警告を知らせる。
 酷い快楽の刺激。怖いのに、堪らない。愛おしい。支配されたい。

 ──ドクン

「!?」
「……ジュン?」

 まずい……何がまずいかわからないが……背筋に痛い程の悪寒が駆け上がる。
 俺の硬直にモモも何事かと動きを止めた。

「ぁ、なに?」
「ジュン、どうした?」
「わから、なっ、い……モモ、モモ……」

 快楽に対する怖さとは違う。正体不明の根源的な恐怖心にモモにしがみつく。
 ずっとずっと深く、暗い、腹の奥底から這い上がってくる“ナニ”か。
 俺の中に元から居たのか、それとも発生したのかわからない。

「ぅ……うう」
「ジュン……大丈夫だ。私は、ココにいる。どんなジュンでも命尽きるまで愛している。生涯ずっと、共にある」

 モモの言葉が悪寒を緩め、恐怖心を解いていく。

「もも……はなさない、で」
「一生離さない」

 這い上がってきたナニかが……俺の輪郭にリンクする。全身の神経に浸透し、筋肉、骨、臓器……何かが変わった。
 深く息を吐いたモモがゆっくりと体勢を起こす。結合は解かれていない。
 
「……レベルが上がったな」
「れ、べる?」

 ああ、忘れていた。
 搾精超強化が最大レベルに達していた。
 原因がわかりホッとしたが、何故あれほど恐怖を覚えたのかはわからない。

「もう怖くないか?」
「……うん、ありがとう。中断させて悪かった」
『ちゅぽん』
「んああ!」

 乳首に吸い付いていた触手を外される。
 ジンジンと熱を持つそこを覚ますようにふーっと息を吹きかけられる。
 拷問のような乳首責めから解放されたはずなのに、敏感になりすぎたそこに繊細な吐息ですらビクンと大袈裟に体が反応し、息にも艶が出てしまう。
 正常位でモモとのセックスを再開する。
 だが、全く違う感覚だった。

『ズグン!』
「んん!?」
「あッ……ぐ、これは!」

 感度が確実に上がっている。全身に鮮明に快感が届けられる。
 そして、内部構造もより、貪欲になっているようだった。
 奥をノックしていたモモの雄に、勢いよく肉壺全体がしゃぶりついては縋る様に絡みつく。
 淫らに奉仕するように蠢き、どこを突いても雄に媚びる。
 モモが顔を歪ませ、獣の様な声をあげながら夢中で俺を穿つ。

「ぐっ、がぁ……」
「ひゃんッ、ああぁあ!」

 深い絶頂から強い締め付けを繰り返す内壁にモモが射精しながらも動きを止めない。

『ジュン、ジュン……今夜は寝かせてやれない』
「んん、ぁ、ああ! いい、いいよ! いっぱい、ちょうら、い──~~!!」

 レベルが最大になった所為で搾精による強化数値が跳ね上がりベッドが壊れた事は、言うまでもない。




 翌朝

「んぁ……モモパパ、ジュンパパは?」
「今日は寝坊助さんだ」
「そっかぁ」
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